スタジオパークからこんにちは 前田吟 2014.11.17


生字幕放送でお伝えします伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!ありがとうございます。
きょうの司会は竹下景子さんです。
どうぞよろしくお願いします、こんにちは。
きょうのゲストでございます。
連続テレビ小説「マッサン」にご出演のこの方です。
おやじ…何で死んでしもうたんじゃ。
約束したじゃろうが。
わしが造った世界一のウイスキー飲んでくれる言うて…。
マッサン…。
何でわしが帰ってくるまで待ってくれんかったんじゃ!マッサン!何じゃ?見てみ。
おやじ?何で生きとるんじゃ!何で生きとるとはど…どういう意味じゃ?本日のゲスト、俳優の前田吟さんです。
ようこそ吟さん。
生きとったんかいと言われていました。
よかったです、お久しぶりです。
お会いできてうれしいです。
「マッサン」のお話もいろいろ伺っていきます。
「マッサン」ちょうど広島のシーンになりましたね。
前田⇒今週からね。
久しぶりの広島ですね。
忘れそうになりましたよ。
この間行ったときは実りの秋だったから。
前田さんは山口ご出身できょうは山口県の高校生がそうですか。
先輩だよ。
観光大使をやっているんだよ。
山口県を宣伝するからね。
前田さん、現在70歳。
全然お変わりない。
前田吟さんの独特の健康法についてもきょうは伺います。
前田吟さんへの質問メッセージお寄せください。
では前田さん、スタジオのお席へお願いします。
改めまして本日のゲスト俳優の前田吟さんです。
よろしくお願いします。
私は「お江戸でござる」でお目にかかって以来です。
そうですね。
久しぶりです。
舞台もやりましたね。
全然変わらないわ。
いえいえ、中身はがたがたです。
外見だけ。
前田さんに早速「マッサン」のイラストが届いております。
上手。
タイトルも。
そんな前田さんがご出演のドラマが連続テレビ小説「マッサン」。
造り酒屋の社長さんが前田吟さん政志ですが、その息子が造り酒屋を継ぐかと思いきや、ウイスキーの勉強のためにスコットランドに行ってエリーさんと結婚して帰ってきて継がなくなってウイスキー造りをすると大阪に行ってしまって今週、ウイスキー造りが暗礁に乗り上げてしまって勤めていた住吉酒造も辞め居酒屋さんでアルバイトしながら帰ってきちゃった。
壁にぶつかったというかねそういう感じでしょうけどね今。
とんでもない電報がきてしまって。
きょうの放送からです。
えかった〜おやじ生きとった〜!政春!やめって、離れって。
おやじ!離れって言うとるんじゃ。
離さん!あっ…離れ…。
あっ、ああ…。
腰をいわしてしもうた。
これ。
チチキトクスグカヘレ?何これ?何?イタタタ…。
うちが出したんじゃ。
お母ちゃんが?何で?こうでもせんにゃお前は帰ってこんじゃろう。
何でこがなでたらめを!でたらめは、そっちじゃろう。
わしのどこがでたらめなんじゃ!試験醸造?ああ。
新しい酒米試してくれ言うて頼まれとるんじゃ。
旦那様が立ち会えんようなら日延べしてもらいまひょうか?断ってきまひょう。
ええですね?ああ…。
俊夫、行こ。
ちょっと、待ちや、政春。
お前わしの代わりにやってみい。
何を?俊夫と一緒に試験醸造をやるんじゃ。
大阪へ帰ってもどうせ仕事はねえんじゃろ?いや、じゃって…。
そりゃ、ええ考えじゃ。
伊藤⇒マッサンが帰ってきてかえって、腰を悪くしまったという感じですけど。
最初からずっと寝っぱなしで申し訳ありません。
元気なご病人というかけが人ですねお父さん。
撮影の間があいてしまっているでしょ、ついつい力が入ってしまうものですね。
久々の朝ドラのね。
なんとなく毎日出ていたら疲れていやいややっているんだけどそんなわけないじゃないですか。
間が5か月ぐらい空いちゃったものだからおさえておさえてね。
あのセットを見ると懐かしくてね。
マッサンの部屋とか台所とか。
よくできているでしょ、すばらしい美術ですよ。
美術だけじゃないですよすばらしいのは。
政志さんとしてはマッサンは困った息子さんという感じじゃないですか父親を演じていらっしゃって。
お坊ちゃんですものね。
そうなんですよ。
僕は家族の中で賛成派だったでしょう。
夢をかなえさせて。
本来は、造り酒屋だから継いでほしいんだけどどうぞ旅立って行けという。
お母さんは大反対だったからね。
途中で挫折して帰ってこられるとやっぱり男としてちょっとね嫌だなというか残念だなって。
何やっているんだと半分怒って半分は、もしかしたらこいつに継がせるかなというのが出てきてね。
これからどんどんおもしろくなってくるんですけど。
ここで質問です。
前田吟さんの息子さんが、マッサンみたいだったら、前田吟さんはどういうふうにするか視聴者の皆さんお考えください。
メールも届いています。
東京都の20代の女性の方です。
吟さんが本当に大好きです。
穏やかで誠実で、そうめいな吟さんが理想のタイプです。
吟さんのような人を探しているんですが周りにいません。
なのでずっと彼氏ができません。
吟さんのような演技は穏やかで優しい空気がにじみ出ていて本当にすてきです。
やまだぎんさんという方からいただきました。
ペンネームですね。
岡山県の方からです。
「マッサン」父危篤の電報に驚いておりましたがまさかのぎっくり腰という展開笑ってしまいました。
ところで前田さんといえば「男はつらいよ」の博さん確か博さんは岡山県高梁市出身の設定。
設定はちょっと違うんだけどお父さんがそこに住んでいたという。
一方の前田さんは長州人ですがやりやすいお国ことば、難しいお国ことばは何ですか。
今回は広島が舞台じゃないですか。
広島弁は?広島の「仁義なき闘い」とかね。
「父と暮らせば」の舞台とかいろいろやったんですよ。
でも意外と自分の国のことばって忘れているんですよ。
忘れるという言い方は変ですけど標準語に直すことのほうが、ものすごい時間がかかったものですからすっかり忘れちゃってるの。
私も名古屋弁もそう。
今回、広島は近いでしょう?だけど改めていっぺん標準語で戻して、それから広島弁でいくという感じですよね。
変な言い方ですけど。
山口でのことばから、広島のことばに変えていくのではなくて。
いったん標準語に戻しますね。
たまたまですけど僕の政志という役はずっと亀山酒造で修業していて山口県から出てきて修業をしていてそこで先代の社長さんに見初められてピン子さんの婿養子になったという設定にしてくれとプロデューサーさんに言ったんですよ。
吟さんみずからね。
やさしいと思った、広島弁は山口だから近いとところが全然違うんだ。
どこかが違うんだ。
ご苦労が分かります。
視聴者の皆さんの答えが出ました。
応援するが多いです。
前田さんだったらどうしますか。
やっぱり応援しますね。
多くの方が正解。
ただ、それがいいか悪いかは別問題として話し合ったりしたほうがいいのかもしれませんけど。
僕は必ず、息子が4人いますけど応援しましたね。
奥様が反対されたとしてもお父様としては応援してやりたい息子を。
それにわが家はどういうわけか僕と女房がわりと似ていてね考え方が女房も、応援するほうですね。
必ず、だめだよと思っても息子が何かをやりたいと言ったらちょっと無理だなと俺なんか思うんだけど女房がえらく応援するものだから僕もついつい応援しちゃう。
前田さんの息子さんもそれぞれの道を進んでいて、もう皆さん独立していらっしゃるんですね。
今度は役柄で言いますと息子さんがマッサン。
前田さん自身が、マッサンとのシーン、印象的なシーンがあったということです。
送り出すシーンですね。
相撲をとったシーンがありました。
このときはぎっくり腰にならなかった。
私もとても印象的でした。
いいシーン。
息子の意思を確かめるシーンです。
自分でもよう分からんのじゃ。
わしはもしかしたら、おやじから逃げとるんと違うかって。
わしはウイスキーに逃げとるんと違うんかって。
そがな泣き言言うんじゃったらやめてしまえ!世界一うまいウイスキーを造って新しい時代を作ってみい!わしは命懸けでやる!世界一うまいウイスキー造ってのおやじに飲んでもらうけん!汗をかきながらの。
相撲5番ぐらいとりましたからね。
撮影ですからね。
1回では収録できませんからね。
もっととったかなリハーサルを考えるとね。
あれって、力を抜くとどっちかがけがしちゃうんですよ。
真剣勝負ですね。
力を抜けと言われるんだけど本当にやっていないとどこかがねけがしちゃうんですよね。
父親の厳しい愛情をすごく感じて感動しました。
お芝居を、いいせりふをしゃべるときは、わりとどっちかというと海辺とか静かな公園とかでしゃべりたいじゃないですか。
相撲を取りながらだから大変ですよ。
動きもあるし。
せりふも言わなきゃいけない。
へとへとでね。
転んで、コンクリートのかたいところで。
とても70歳と思えない。
もう最後ですね、これ最後のアクションですよ。
息子さんだけではなくてこちらの家族は娘が2人いて娘2人はピン子さんがちゃんとね指導と、いろんな意味で面倒を見ていらっしゃるから家族みたいでね。
ロケ時間が短いとおっしゃってましたね。
撮影期間がねほんの1週間でしたからね。
どっちかというと女性が強い家族のように見えますね。
それはピン子さんのイメージかな。
女性がしっかりしている。
当時、造り酒屋の娘として生まれたらやっぱりそれぐらいじゃないとお店は潰れるでしょうね。
ピン子さんみたいなぐっとして、本当は自分が男としてやりたかったんだけどみたいな力強さ、どっしり感がないと。
造り酒屋ですからね。
あっと言う間に家族としての形がうまくできて。
初日からです。
最初の本読み初日にみんなであたったときにいらっしゃい、あんたが私の娘よって。
僕は彼女が初めての主役の手ごろな女というときに夫婦役をやらせてもらって30年も40年も前ですけど。
その中でエリーさんを演じていらっしゃるシャーロットさんは初めてでしょ、来日。
これはびっくりしたな、初めての顔合わせのときに第1週目の本読みをやったんですよ。
そのときにね全部入っているんだ自分のせりふじゃないですよ。
1冊分全部?そうです。
1週分ね。
6回分ですね。
そしてすぱっと会ったときにこんな清純な方はいないと思いましたね。
これは、絶対売れると思ったな。
本人も売れるだろうしドラマが当たると思った。
皆さんね、清純さに飢えているというか、変な言い方ですけど今そういう意味で清潔な方って求めているでしょ。
嫁としゅうとめの関係とかねいろんな見どころがありますよねこの広島。
これからまたおもしろくなります。
そんな撮影現場、チーム広島でやっています。
現場では前田さんがどうだったか玉山鉄二さんに聞きました。
ものすごく器用な方で何でもできるようなイメージだったんですけれどもちろんそうなんですけれどでも、その裏側にはなんかこうテストを終わって本番行く前にずっと1人でせりふの練習をしてたりとかやっぱり努力を惜しまないというか本当にすごく、僕から見てると吟さんが頑張っている姿をたくさんたくさん見る機会があるので、だから自分も現場もそうですしすごく締まるというか。
基本的に、お芝居するときは吟さんって何も食べない方なんですよ。
なんでなんですかと聞いたらやっぱり集中力であったりとかそういった部分で食べないようにしているんだって言っててうわあすごいなと思って僕もちょっとまねしようかなと思ったんですけどでもある日、吟さんが芝居中におなかがすごく鳴っちゃって何度も何度もおなかが鳴っててそれを、お茶でお茶をたくさんたくさん飲んで鳴らないようにしてたっていうのを見たんですけどちょっとおもしろかったです。
拍手
よく見ているな。
また、しーんとしたときに、そういうものってすごく響いちゃう。
私も経験があるのでよく分かりますよ。
ピン子さんですよ。
やっぱりピン子さんが現場の雰囲気を和ませるのと同時にすごくピリピリさせる。
緩まないように。
いい意味での緊張感。
全員が緊張感を持って芝居に臨める基本をピン子さんがいつも作るから。
本番中は召し上がらないんですか。
僕はなるべく食べないようにしています。
一日中、長いでしょう。
果物とかバナナとかそういったものを持っていったり自分なりのおやつをねチョコレートとか持っていったりするよ、大丈夫。
よかったちょっと心配しちゃった。
前田吟さん政志さんのシーンを今週楽しんでいただければと思います。
見逃した方はNHKオンデマンドで1回から見られます。
今度は前田吟さんに竹下さんにぐぐっと迫っていただきましょう。
プロフィール紹介です。
前田さんは1944年山口県で生まれました。
子どものころからクラスの中心的存在だった吟さん。
小学6年生のとき学芸会で褒められたことで俳優を夢みるようになりました。
かわいい。
この笑顔のままですね。
本当に変わらない。
家庭の都合で高校を中退した吟さんは俳優の勉強をするため牛乳の配達、大工見習いなどいろいろな職業を経験。
これが高校時代ですね。
その後、俳優を目指して上京。
俳優座養成所の十五期生になりました。
入られたばかりのころですか?養成所在籍当時にドラマ主演を果たした吟さんですが注目を集めたのがなんといってもこちらの作品。
懐かしい。
山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズ。
48作すべてに出演。
国民的人気者になりました。
私も共演させていただきましたがマドンナをされていましたね。
渥美さんとの共演いかがでしたか?いい人と出会ったなと思いますね。
48作全部やれたのも渥美さんと一緒だったからだと思いますね。
若気の至りのときは最初の10本目ぐらいのときもしかしたら降ろされるんじゃないかと思うぐらい悪いことしたんですけどほかの作品に目がいっちゃってほかの監督さんの作品にたくさん出るようにしちゃったんですよ。
どうしても博のイメージがあるから正直言って悪役とかあまりやらないほうがいいじゃないですか。
ずいぶん苦労しましたけど。
でも渥美さんは、そういうところも特にうるさいことはおっしゃらずに?ずっと変わらない感じでしたものね。
穏やかで。
その前のテレビドラマ「泣いてたまるか」でごいっしょしたんです、それが縁だったのか男はつらい、という題でした。
山田監督が本を書かれた作品で。
きっかけになるものですね「男はつらいよ」。
そのころから変わらなかったですね、最後まで渥美さんは。
撮影所では確実に寅さんになりきってお入りになってきて渥美清がどこにいるのか分からない。
ずっとそばでご覧になっていたんですね。
勉強になりましたね。
その後、大河ドラマからバラエティー番組まで幅広く出演。
本当にたくさんですね。
「コメディーお江戸でござる」でまた竹下さんと共演されたんですね。
楽しかったです。
70歳のことしも多くの作品に出演されています。
本当に幅広くやってらっしゃる前田さんですが、その中で俳優人生50年の中で転機になった作品があるそうです。
銀河テレビ小説、NHKでも放送しました「となりの芝生」。
私も見ていました。
橋田壽賀子先生のドラマですね。
嫁しゅうとめの問題を描いたドラマでした。
ご出演のシーンからご覧ください。
君はいったい、お袋をなんだと思っているんだよ。
邪魔者扱いにできた義理か?今夜、客を接待したのは誰なんだうちは何も用意してなかったそうじゃないか。
それをお袋が乏しい材料をやりくりして何とか格好をつけてくれたんだよ。
それだって君が作るものよりよっぽどうまかったぞ。
そんなにお母さんのなさることがいいんだったらこれから何もかもお母さんにしてもらったらいいでしょ。
私はだめな女ですから、この家やりくりしていく自信ありません。
お好きなようになさったらいいでしょ。
待て!お前は俺の言うことが分からんのか。
厳しい旦那様。
博とは全然違いますね。
これが転機になったんですか?今までない役柄でしたか?どちらかというと、おとなしいといいますか真面目といいますか、無骨といいますか、せりふも少なくて、こんな早口でしゃべるのではなくどうしても、せりふを飲んでいました。
気持ちを出すためにせりふは飲んでどちらかというとうっせきする役が多かったものですからここでは大河ドラマの「竜馬がゆく」で岡田以蔵役をやらせていただきました。
暗いタイプが多かったですね。
違うドラマになると打って変わってマシンガントーク。
気持ちを入れている暇がないですから、せりふがたくさんあるから。
実際の現場は大変でしたね。
沢村貞子さんがお母さん役で3シリーズで、坂上君もいますね。
こんな坊やのときがあったんだね。
かわいいですね。
作品として来る役柄が、この作品から変わりましたか?これは銀河テレビ小説ですけれど朝のテレビ小説、これで7本目なんですけれども全部、明るい役でねわりとしゃべる役で。
実は、明るい役も吟さんにはお似合いなんですね。
沢村さんがお芝居というのは前に全部出して、いいも悪いも分かるから、あまり引っ込んで抑えるよりは全部、前に出しなさいと。
面倒見がいいんですね。
今みたいに、女房に対して怒れないじゃないですか、普通。
もうちょっと優しくご主人は言いますよね。
反対に思い切りやってみたんですそしたら演出家の方もおもしろいんじゃないのということでそれから芝居が少し前に出せるようになったんです。
転機の作品だったんですが今度は俳優生活50年の中で支え合ってきたお仲間がいらっしゃいます。
プロフィールでもご紹介しましたけれども俳優座養成所同期の十五期生が。
よく目にしますよね。
本当に活躍されていますよね。
赤座美代子さんから太地喜和子さん原田芳雄さんそうそうたるメンバーの皆さんですね。
同じ事務所だったので。
十五期生どうしで、実際に共演されることは多いんですか?ほとんどないですね。
だけど誰がこの仕事をしているとか刺激し合ったりしています。
ライバル心はすごかったですよ。
さっそうとしてらっしゃいますね。
夏八木さんとかはライバルみたいな感じ?劇のうえでは、芝居のうえでは、ライバルですよね。
俳優のうえでは。
だけど仲間としてしていくというのかなすごく尊敬していましたし、僕は彼のことを年も上でしたし生き方とか、物の考え方とかすばらしかったですよ。
彼はいつも道を歩くときにウィンドウを見ながら歩くんです。
荷物を持ってね。
必ず横目でウィンドウを見て、カメラだと思って毎日過ごしていると。
だから必ず信号は人よりちょっと遅れるんですよ。
自分の姿を?どこかでチェックしているんです。
ガラスに映るじゃないですか。
夏八木のパパと、われわれは呼んでいるんですけど歩くのがいつも遅いんですよ。
ウインドウを見ながら、自分を見ているんです。
品物を見ているわけじゃないんです。
俳優として客観視していたんですね。
大事なことなんですよね。
自分の姿をどんな姿形しているのかをチェックするというのはよく遊びに行ったりするんですか。
彼とはもちろん養成所時代ですけど海で泳いだりどちらが長く泳げるとか千葉の半島でやったことがあるんですよ。
岩場からずっと砂浜まで1時間ぐらいで歩いたかな。
遠泳ですよね。
どちらが長く泳げるのか。
夏八木パパがどんどん離れていっちゃうんですよ。
しょうがないから僕も大変だからということで自分も泳いだら山の中腹で小野武彦がずっと見ていたんです。
小野武彦さんは、泳がずに見ていたんですね。
万が一、何かあったら危険な状態だったら、村の人に知らせて船で助けに行こうとか思っていたり。
自分が飛び込むんじゃないんですね。
でも見ているわけね。
着いたら30分後ぐらいに夏八木が着いてきて足がこむら返り、つってしまってお前のことをつかみに行こうと思っちゃったんでそんなことはできないと思って変な言い方だけどくたばるなら、1人でくたばりたいということでずっと離れたと言っていました。
巻き込まないようにしていたんですね。
俺が助けるよと言ったんですけど信用してなかったんですね。
結局、最後までそうでしたね。
そのときに小野さんはずっと見ていたんですね。
見ていました。
見ているキャラクターだったんですね。
立ち位置はそうですね。
それぞれに個性があるんですね。
今出てきましたが小野武彦さんに前田さんについて伺ってきました。
吟ちゃん、しばらくでした。
小野武彦です。
当時からもうお子さんがいてこれから俳優として絶対に生きていかないと家族を支えていかなきゃというファイトがみなぎってたので俳優座の映画放送室の前でわざとベンチを置いてバーベルなんかがあって売り込んでマネージャーさんなんかがプロデューサーなんかが行き来する前で、わざとベンチプレスなんかをやって売り込むとか、具体的な行動でアピールしてましたね。
演技のことで相談はお互いにしなかったですね。
経済のことはその代わりしましたけどね。
特に吟ちゃんはね吟が話すとお金の話がいやらしくないのが不思議なの。
夢ももちろんあるんだけど夢ばっかりは言ってられないということを、いちばん吟は強く感じててそれをまた実践していたところがありますね。
さすが小野さん、よく見ていらっしゃいます。
僕はずっと下で泳ぎっぱなしです。
当時は役をもらうために、それこそ、アピールをして。
そうですね。
具体的に、とにかく、この仕事だけで食っていこうと思っていましたからね。
家族もいますからね。
それはだから断らないで最初はいい役とか主役級の作品が来たんですけれども、僕はなるべく脇役、バイプレーヤーしかもテレビでは明るめの役をやらないと絶対次はないと思って。
出ている今が、あしたの仕事のもとになりますからあしたの仕事の試験になりますからこれを見て、あした頼みにくることもあるわけですから、今が大事です。
毎日ですよ。
たまたま僕の場合は19ぐらいですかねそれからわりとずっとお仕事だけはさせていただいています。
その代わり何でもやります。
体さえ空いていれば。
お互いに刺激し合ってやってらっしゃるんですね。
同期は。
大体バラエティーみたいなもの「お江戸でござる」旅ものはほとんど僕が最初ですよ。
そんなものをやるのとよく言われましたもの大体5年ぐらいたったらみんなやってますよ、ほかの人先鋒ですね。
まず先になんですね。
ことし俳優生活50年の前田吟さん健康を支える秘けつについて続いて伺っていきます。
前田さん流の健康法があるそうですね。
最初、フルーツで水分補給ということで。
水分は、あまりとらないほうがいいんですよ。
やっぱり。
夏は別ですよ。
汗をかいて水分をとらないとね。
それとこれは、まねしないでいただきたいんですけど、視聴者の方に。
あくまでも前田さんの健康法なんですね。
僕は40代、40、50、60、70に大病しているんです。
ものすごく弱いので先生と相談して水はなるべく少なめにしてあまり飲まないようにしてのどが渇いたら、みかんを食べるとか。
例えば梨はすごく水分が多いですよね。
夏だったら、すいかだったりなるべくそういうふうにはしています。
仕事場にパックにペティナイフと果物は詰めて。
なるべくならわれわれの現場はコーヒーやお茶がいっぱいありますよね。
なるべく、とらないようにしています。
フルーツはビタミンもありますからね。
僕なりの方法です。
移動は電車とかはてなが気になります。
なになにを一日5回以上されているのが秘けつということで視聴者の皆さんへの問題です、前田吟さんは一日あるものを5回以上されて健康を保っているそうです。
いったい何なのかお考えください。
移動は電車というのもありますね。
60歳過ぎて、なるべく都心に向かうときは時間も読めないし地下鉄は歩いて下を行ったりとかすごいじゃないですか。
地下鉄が多いんですね。
便利ですからね。
必ず電車で通うように60歳から10年間やっています。
歩く距離もだんだん伸びているんですね。
少しずつね。
声かけられませんか?あまりないですね、溶け込みやすいんですよ。
電車にすっかり溶け込んで。
違和感はないのかしら、つり革を持っていたら気付くんじゃないですか。
気づかないんです。
自分でメークをしてすぐ出られるようにして髪の毛も白髪も自分でぬって帽子をかぶってだいたい乗っているんですけど、ほとんど気づかれないですね。
愛犬パトというのも健康法なんですね。
かわいい、パトちゃん。
散歩するのと、一緒に遊んだり初めて飼ったんですよ、震災の年からですけど。
僕は2月21日の誕生日で2月20日生まれなんですよ孫が買ってきてくれて。
名前までつけてくれたんです。
サッカー選手の名前です。
ブラジルのね。
吟さんのことをパトちゃんはいちばん好き?向こうは迷っているみたいです。
僕は泊まり込みの撮影がありますでしょ1週間とか「マッサン」のとき大阪に行っていました。
だからちょっと迷っているみたいです。
ちゃんと待ってくれますか。
それは、尻尾を振って喜んでいます。
一緒に寝て同じ布団で寝ているんですか。
毛布でね。
床暖房の上に畳とマットをしいて僕と一緒に、寝ているんですけど目が覚めると僕は、板で寝ているんです。
それが健康法の1つなんですね。
前田さんは一日5回健康のためにしていること視聴者の皆さんの答えです。
歯磨きが圧倒的に多いですね。
お答えは?睡眠です。
歯磨き4回。
なぜ、睡眠5回どういうことですか?きのうの今ごろからすると昼寝。
昼寝ですね。
夕食が終わって8時ごろから10時ごろまでうたた寝。
完全なる睡眠を12時くらいから取ります。
そうすると4時半から5時に目が覚めるんです。
そこで一度起きてせりふをやるんですよ。
そのまま横になるんですけど知らない間に寝ちゃったり女房が同じ部屋だったときには声を出したらまずいでしょ。
声を出さないとせりふが入らないんですよ、年だから。
しょうがないから、下に降りてパトちゃんと添い寝しながら。
そうしたらせりふを一生懸命覚えているうちに自然に寝ちゃっているんです。
5回目は、朝7時には、仏壇に線香をあげたり、パトちゃんにもごはんをあげたりして、水をあげたりして「マッサン」を見て、8時半から9時の間に読書睡眠です。
必ず僕は横になるんですよ。
横になって本を読んでいる間にきょうならスタジオパークからこんにちはでどういうことをしゃべろうかなとかいろいろ考えながら横になっている知らない間にうとうとと、寝ちゃっているんですよね。
現場に行ってもロケのときは、必ず寝るところを探しますね。
早めに行きますよ、1時間ぐらい寝られるところを探すんです。
横になられるとこですね。
必ず、リュックサックを枕にして毛布みたいなものをかけて出番を待ってそのためには早めにメークとかしていっちゃうんですよ。
まず行ったらすぐに、衣装に役の衣装に着替えて申し訳ないけど寝させていただくんです。
前田式健康法でございました。
おしまいに視聴者の皆さんがたくさん質問メッセージが届いていますのでお答えいただきます。
イラストが来ています。
相撲のシーンもありますね。
まず質問からです。
埼玉県の方からです。
「マッサン」楽しみに拝見しています。
ご家庭では、どんなお父さんですか?奥様との夫婦円満の秘けつを教えてください。
僕はせりふを覚えるだけですよ。
せりふを覚えるだけというのは、仕事を中心に生きさせてくれている。
円満の秘けつだと思います。
何年も前ですが事務所とかに所属しないで女房がマネージャーをやってスケジュールをやってくれているんですよ。
「マッサン」の話にしても彼女もよく見ているし、いろんな話がいろんな演技の話、仕事の話ができるでしょ共同作業ですね。
会話は大事ですからね。
千葉県の方からです。
前田さんの息子さんと、うちの主人は同級生です。
小学校のとき、夏休みのラジオ体操をだらだらやっていたら前田さんが近くを通ってちゃんと体操をやれ!と息子さんと主人のことを、えらく叱ったそうです、健康を大事にする前田さんだからこそですね。
東京都の方からです。
吟さん大好きな10代の女子です。
吟さんの演技はいつも自然でそれでいて思慮深さや温厚さ、優しさ強さが、しみ出ていていつも見ていてため息が出ます私もマッサンのお父さんのような正直なお父さんが欲しいなとつくづく思います。
広島県の方からです。
吟さんは、高校の大先輩です、俳優として長く活躍されていてすごいです。
これからも、長生きしてください。
まだ最後も出ますからね。
皆さん楽しみにしてください。
2014/11/17(月) 13:05〜13:52
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 前田吟[字][双]

“マッサン”父が語る、朝ドラ舞台裏&がむしゃら俳優人生!  ゲスト:前田吟 司会:伊藤雄彦アナ、竹下景子

詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】前田吟,【司会】竹下景子,伊藤雄彦

ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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