名探偵コナン「意外な結果の恋愛小説(後編)」 2014.11.29


(コナン)
世良が住むホテルへ遊びに行った蘭園子と俺…
その帰り際下の階で殺人事件が発生した!
(編集者)ももしかしたらあのFAXの件かも…。
(火浦)んっ?今朝編集部に届いたんです。
「助手を辞めさせないとただじゃ済ませない」って。
どうしてそれを私に伝えなかった!?ええっ!いくらでも言う機会はあっただろ?《ふ〜ん…》
(世良)《なるほどな…》ううっ…ううう…。
《犯人は…》《こいつか…》
隠した手相は導火線。
推理に火がつけ感情線
小説の中身が事件に迫る。
世良に似た少女は誰だ?
たった1つの真実見抜く見た目は子供頭脳は大人
その名は名探偵コナン!

(ノック)
(高木)あ〜高木だけど…ちょっと君たちに確かめたいことがあって…。
ええ?シャンプーとリンスのキャップがなくなってる?被害者の部屋のか?
(高木)ああ…バスルームに備え付けられているアメニティなんだけど…排水口の中を調べても見つからなくて。
僕たちが入ったのは玄関口だけだよ?じゃあテーブルを倒したのも君たちじゃあ…。
テーブル?部屋はほとんど荒らされていないのに何故かテーブルだけ倒れていたんだ。
でその上にのってたと思われる缶ビールが被害者のトランクに落ちていてトランクに入っていた被害者の服とかがビールまみれになっていたから…。
そのトランクってどんなの?結構大きいサイズだったよ…の割には中身はたいして入ってなかったけど。
何が入ってたんだ?衣類の他は化粧道具やタブレット型端末やデイパックとか。
あそうそうそのデイパックの内ポケットに古いハガキも入ってたよ。
古い…。
ハガキ…。
ああ。
消印は20年前。
差出人は火浦先生で「なかなかかわいい話だね僕がこんな話を書く時はヒロインに君の名前を使わせてもらおうかな」って書いてあったよ。
でも宛名が水無月千秋じゃなく大田純だったんだよなぁ。
(毛利蘭)お大田純!そそれって今火浦先生が連載してる『電話と海と私』のヒロインの名前です!
(鈴木園子)そうなの?うん!それってどんなお話なの?あのねある日ヒロインが浜辺で古ぼけた傷だらけの携帯電話を拾うの。
でも不思議なことにその携帯は来週自分が買うつもりだったまだ発売されてない新機種で変だなぁってその携帯を見つめてたら突然メールが届くのよ。
「君、歳いくつ?」って。
危ないヤツね。
そう。
ヒロインもそう思って「個人情報を教えるわけないでしょバーカ!」って返信したら「その言葉遣いは君が高校生になった頃だねなつかしい」って返ってきてその後いろいろ言い当てるの。
その日のサッカーやプロ野球の試合結果をズバズバと…。
そそれってまさか…。
そうよ。
未来のヒロインの携帯電話を誰かが時間転移装置で送ってきたの!じ時間転移装置…?ええわかりやすく言えばタイムマシンです。
そして数年後に世界が大変なことになっちゃうって聞かされたヒロインがそうならないように未来を少しずつ変えるって話なの!へえちょっと面白そうだな。
でしょでしょ〜!でね事あるごとにヒロインが聞くのよ。
「あなたは何者なの?私とどういう関係なの?」って。
でも答えはいつも決まって「電話と海と俺」…。
ん?…何それ?どういう意味?ヒロインもチンプンカンプンだったんだけど最近やっと意味がわかったみたいでその答えにこう返すの。
「電話と海と私」って。
はぁ?その答えが来週載る最終話でやっと明かされるのよ!もう待ちきれなくってさ〜!ううん…。
しかしあの先生も大胆だよなぁ。
切羽詰ったあの状況で自分を見張ってた編集者を逆に部屋に招き入れてご馳走し手なずけるだなんて。
僕が同じ状況なら頭を丸めて謝っちゃうかも…。
もう少し時間くださいって。
まあ先生の場合は丸めようにも元々スキンヘッドだけどね。
ハハハハハ…!ねえあの先生って自分の部屋にもう戻った?いや一応容疑者の1人だから鑑識さんが調べ終わるまで自分の部屋の前で待機してもらってるよ。
じゃあまだ手の中にあるはずだね…。
え?何が?《この犯罪小説で修正を入れ損ねた…》《アリバイトリックの誤植がな…》
(火浦)おい!いい加減にしてくれ。
いつまで私の部屋を調べる気だ!?何も出てきやしないよ!遺体が見つかったのはここの真下の彼女の部屋で殺害された時間は午後3時半前後だったんだろ!?その時間私はずっとこの部屋にいたしそれを証明する証人もいるって言ってるじゃないか!!君からも説明してくれ!ええぇ…。
3時過ぎから4時半頃まで火浦先生の部屋で食事をしていたのは本当です。
その間先生は風呂に入っておられて一緒に食事はなさいませんでしたけどこの部屋から出られていないのは間違いありません。
食事をしていたのは玄関に面したそのテーブルでしたので。
(目暮)フムしかし真下の部屋ならロープを使えばベランダから…。
ハハハ…バカを言うな。
ここは地上30階だぞ?007じゃあるまいしただの小説家の私にそんな芸当出来るわけなかろう。
それにベランダも食事のテーブルから丸見えじゃないか!た確かに。
これ以上私のプライベートな時間を奪いたいなら説明してくれ!!犯行時刻に私がどうやってここから抜け出しどうやって戻って来たかをな!フム…。
(世良)抜け出す必要も戻る必要もないさ!
(2人)ん?あんたはこの部屋に被害者を招きいれこの部屋で殺害したんだからな。
ひ被害者自身を部屋に?な何を言ってるんだ!?この部屋に水無月君が来たら編集の誰かが気づくだろ?顔だって知ってるし!君彼女は来なかったよな!?ええぇ…。
でもさ…。
えっ?デリバリーを持ってきた人はいっぱいいたんだよね?ああぁ…。
もしも水無月さんが配達人の格好をして髪型とかを変えてたら僕だったらごまかされちゃうと思うけどなぁ〜。
そそれはそうかもしれないけどみんな代金を受け取ったらそのまま帰ったよ。
フーンじゃあさ〜。
机の上に置いてあるあのワインは?デキャンタっていうのを頼めば部屋の奥に入っても変じゃないよね?そそう言えばワインを届けに来て先生にデキャンタを頼まれた人がいたよ。
確か眼鏡をかけて髪を後ろでまとめたベルガールが…。
ベルガール?あなたはそのベルガールが部屋から出るところは見てないのかね?あはい…。
食べるのに必死でしたので。
そう…それが狙いだったんだよ。
(3人)えっ?部屋の外で見張っていた時は誰が何人入って何人出て行ったかは念入りにチェックしてたんだろ?火浦先生が配達人に化けて逃げるかもしれないから。
でもその見張りが部屋の中に招き入れられたら人数チェックが甘くなる。
誰が何人来ようが火浦先生が玄関から外に出ないことだけを注意していればOKだから。
だからベルガールがワインを持って来て部屋の奥へ行き戻って来なくても特に気にならなかったのさ!じゃあやはりそのベルガールが水無月さんだったのかね?ああ!編集さんたちがリビングで料理を食べてる間に風呂に入っておけと命じておいた被害者を殺害したんだよ。
バスルームでな。
恐らくバスルームにしたのはベルガールの服を自分で脱いでくれるからだろうな。
遺体は着せやすいバスローブ姿だったしね。
ししかしなんで被害者はベルガールに扮したんだね?助手なら堂々と来れば…。
愛人疑惑で騒がれていたからさ。
部屋に入るところを見張りの編集者たちに見られたら今度は何て書かれるか分からないからそうしてくれって彼女に頼んだんだよ。
フンなかなか面白いトリックだ。
ん?今後私がミステリーを書くことになった際には参考にさせてもらいたいぐらいだが…。
ひとつ教えてくれないか?私はその遺体をどうやってこの部屋から下の部屋に運んだと言うんだね?私が部屋から出たのは午後5時半頃。
下の部屋でベルボーイが遺体を発見する30分前だ。
その時私は遺体を抱えていたか!?いいや…手にされていたのは財布ぐらいで。
私が出て行った後ベルボーイが叫び声をあげるまで君はどこで何をしていた?せ先生の部屋の前で出来上がった所までの原稿を読んでました。
フフフ。
残念ながら君のミステリーは私には書けんよ。
(火浦)穴が多過ぎてな。
ハハハ…!あっうんそろそろいいってさ!高木刑事やっちゃって。
た高木?
(鑑識)目暮警部!ん?たった今上の階からベランダに何かが…。
何!?ベランダだと?ここれは…!?トランク!なんでこんな物が上から…。
(高木)あ警部!そこのトランクを開けてみて下さい!ったく何を勝手に…。
ん?こ米の袋が2つ…。
(世良)1袋30キロだから合わせて60キロ。
大体人間1人分の重さだよ。
ままさか遺体をトランクに入れて…。
ああロープを使って自分が降りるのは怖いけど遺体を入れたトランクの取っ手に紐を通してぶら下げるのは簡単だろ?反動をつければ下の部屋のベランダの内側にトランクを入れられるし取っ手に通した紐は結んでなきゃ片方を引っ張ったら回収できるしな。
となると被害者の部屋にあったあのトランクは…。
遺体運搬用に持ち込んだもの。
多分トランクに入ってたデイパックが本当の彼女の荷物でその中身を出してトランクに詰めたのさ。
なるほど。
つまり先生は部屋にこっそり招き入れた被害者をバスルームで絞殺し裸のままトランクに詰め編集者たちが料理を食べ終え部屋から出て行くのを待ってベランダから遺体入りのトランクを真下の彼女の部屋に降ろす。
そして自分の部屋を見張ってた編集者たちにすでに仕上がっていた原稿を次々に渡して5時半頃にラスト1ページをタバコを買いがてら散歩して考えると言いあとは被害者から奪ったルームキーで被害者の部屋に入りバスローブを着せて玄関口に転がしておけば6時ちょうどに被害者の部屋にシャンパンを届けるよう頼んでおいたベルボーイが遺体を発見してくれるというわけさ。
トランクの内側にビールをこぼしたのは濡れた跡と匂いをごまかすため。
遺体の髪がまだ乾いてないのに慌ててトランクに入れたから濡れてシャンプーの匂いも付いちゃったってところかな?だがなんで髪ぐらい乾かしてから入れなかったんだ?そのぐらいの時間は…。
乾かせるわけないじゃない。
ん?だってあのおじさんがヘアドライヤー使ってブォーって音出したらおかしいもん!なるほど…スキンヘッドか。
火浦先生が被害者の部屋のバスルームのシャンプーとリンスのフタを取ったのも同じ理由さ。
被害者が火浦先生の部屋のそれを使ってフタを排水溝にでも流してしまったから補充したかったんだろ?あんたがシャンプーとかを使うわけないからね。
だからまだ持ってるかも。
シャンプーとリンスのフタを…。
ここへ来る途中のどこかに捨ててなきゃね。
まぁ捨ててたとしても下のエレベーターホールのゴミ箱の中で袋に入ったベルガールの服も見つけたし。
え?どうやってそこに?部屋から出た時は手ぶらだったんじゃ…。
二重に着てたんだよ。
今着てる服の下にね。
それを階段の踊り場で脱いで袋に詰めて捨てたんだ。
遺体が発見される前に。
だから調べれば付着してるはずだよ。
被害者と火浦先生の汗や皮膚片や指紋がベルガールの服にね。
あっ…!いざとなったら捨てられないもんだな。
誰かが見ているかもしれないと思うと怖くて。
では犯行を認めるんですな?ああ脅迫FAXまで流して逃れようとしたんだかやはり私にはミステリーは畑違いだったようだ。
ででもなんで彼女を?優秀な助手で彼女のお陰で復活できたって言ってたじゃないですか!ああその通りだ。
彼女を失った私はもう一行も書けないかもしれないよ。
だだったらどうして!?まさか本当に愛人で離婚するように迫られたとか?それは逆だよ。
えっ?私が何度言い寄っても彼女の答えはいつも「奥様に怒られますよ」。
今回彼女が風呂に入ったのも私がベルガール姿の彼女に「君何か臭うぞ」って言ったからだし彼女が私の部屋に来たのは本当に小説の打ち合わせだったんだよ。
『電話と海と私』のラストシーンのね。
じゃじゃああの小説はやっぱり彼女が…。
ああそうだ。
(火浦)ほとんど彼女が考えた物語だよ。
元ネタも古いファンレターからだからもはや私の作品とは…。
ファンレター?ああ掃除をしていたら小学生から届いた古い手紙が出てきてそれに同封されてた物語をアレンジしたんだ。
その手紙の差出人の大田純という名をヒロインに使ってね。
その話を彼女にした頃からだったよ。
タイトルは自分に決めさせてくれと言ってきたり私が書いた文章に事細かく修正を入れ始めたのは。
確かに彼女のお陰で小説は素晴らしい仕上がりになったが私には分からなかった。
彼女がどうしてそこまで入れ込んでいるのかが…。
何度彼女に問いただしても「そのうち分かりますよ」ってニヤニヤ笑うだけで。
そんなときに週刊誌にスクープされたあの愛人疑惑。
私は確信したよ。
この女は私から家族も地位も名誉も金も全て奪って私を破滅させる腹積もりだってな!ででもなんで彼女が…?さあな若い頃は派手に遊んでいたからどこかで恨みを買ってたんだろう。
まあ正直なところ捕まってホッとしてるんだ。
あの『電話と海と私』の意味をラストページで明かすつもりだったが彼女にそれを聞く前に手をかけてしまったから。
「愛してる」。
ん?「電話」・「海」・「私」を英語に直して下から順番に読むと…。
「I・SEA・TEL」になるじゃない?だからタイムマシンで未来から携帯電話を送ってきたのってヒロインの恋人か旦那さんだったんじゃないかな〜?そそんな子供が考えたような暗号なわけが…。
仕方ないじゃない。
元々子供が考えた暗号だったんだから。
同じように水無月千秋を読むと水無月は6月だから「JUNE」。
千秋の秋は「AUTUMN」。
逆さにするとオータム・ジューン…「大田純」になるよね?じゃじゃあまっまさか…!?なるほど…大田純は彼女のペンネーム。
『電話と海と私』の暗号が解けたらそれも分かるって寸法か。
(火浦)そそんな…そんな…!うっ…うぅ…。
だとしたら彼女はただ叶えて欲しかっただけだったのかもしれないな。
子供の頃あんたに託した夢を最高の形でね。
…抽選で素敵なプレゼントがもらえるよ!
今回のプレゼントはこちら!
「アイ・シー・テル」か…。
なるほどね〜メールの相手は未来の恋人だったんだね。
うん世良のねえちゃんがそう言ってたよ!でもストーカーだったって場合もあるんじゃない?ないわよ!も〜変なこと言ってぶち壊さないでよね!
(園子)へへへ。
(ザ…ザザッ…)
(ピキィーン!)いっ…!どうしたの?コナン君。
あいや…ななんでもないハハハ。
(女の子)盗聴器…ゴホ。
(世良)彼の眼鏡のツルの先っちょについてるヤツか。
アブないアブない。
見たことのないタイプ…ゴホ。
(女の子)バッテリーのサイズからすると駆動時間は極めて短そうだが…ゴホ。
このフォルムでこのパフォーマンス…。
なかなか興味深い…ゴホゴホ。
どう?彼のこと気に入った?まだ信用するには程遠いがもしも彼がしびれを切らして私のことを尋ねたらこう答えなさい。
領域外の妹だとな。
2014/11/29(土) 18:00〜18:30
読売テレビ1
名探偵コナン「意外な結果の恋愛小説(後編)」[字][デ]

コナン、世良は水無月の部屋の状況、トランクから見つかった20年前のハガキから事件の真相に近づく。そしてコナンたちは高木の何気ない一言からアリバイトリックを見破る

詳細情報
声の出演
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
鈴木園子:松井菜桜子
世良真純:日

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