柳家権太楼の演芸図鑑「江戸家猫八、桂あやめ、吉田類」 2014.11.30


おはようございます。
権太楼でございます。
「演芸図鑑」始まりました。
よくね昔…言葉としてなくなっちゃったのかな?「ここら辺でおつもりに」なんつってねお酒が全部しまるという事があるんでございますけどこのごろは若い人が「じゃあおつもりのつもりでさあとみんなで1杯ずつ」ってね。
何のためのつもりだか分かんなくなりますけどもね。
さあ今日の出演でございますけれども江戸家猫八師匠でございまして動物鳴きマネでございましてね猫八さんの前の猫八さん要するにお父っつぁん。
そして今の猫八さんの子どもが小猫さんというふうなお家芸でございます。
たっぷりどうぞ。
そして上方の方からでございますけれども桂あやめさんでございます。
上方のパワーというかおばさんパワーがあふれてまいります。
たっぷりどうぞ。

(出囃子)
(出囃子)
(拍手)
(拍手)え〜私どもが動物のモノマネをやる事になった。
これは親子代々ず〜っと続いておりましてね。
鶏の声なんかよく鳴いておりますけど。
鶏鳴く時一番肝心なのは鶏の気持ちにならないといけない。
やっぱりこうやって扇子なんか使いましてね。
こんな事やってるうちにだんだん鶏の心持ちになってまいります。
そうするとあの声が出るという…そういう順番でございます。
もうちょっとお待ち頂いて。
(鶏の鳴きマネで)ケ〜!コココココココクエ〜!すいません何人かあきれてる方がいらっしゃるようです。
あきれちゃいけませんよ。
ずっとやってんですから。
でもね皆さん方はね面白い事やってんなとお思いでしょうが私の方はそんな抵抗感何にもないんですね。
だって物心付いた頃おやじがやっておりました。
だから特別な事じゃないんです。
もうごくごく普通の事。
日常茶飯事というんですかね。
だって僕小学校行くまでほかのお父さんもやってると思ってたんですから。
誰もやってない。
やり始めると結構大変な事もありましてねこの声がね。
(鶏の鳴きマネで)ケ〜!コココココココケケケケケコケコッコ〜!…とまあこんな具合に出してる訳でございます。
とにかく思い切り声出さなきゃ鶏でもそうですけど動物のモノマネっていうのはできないんですね。
例えば犬の声だってそうでしょ。
皆さん「ワンワン」ってイメージなさるだろうけど犬は「ワンワン」なんて鳴いてないですからね。
あいつらどうやって鳴くかというと…。
(犬の鳴きマネで)ワンワン!ウ〜…ワンワンワンワン!これが犬の声なんです。
「ワンワン」って聞こえるけど実は「ワンワン」ではないんですね。
「ワン」じゃなくて…「ワン!」こっちの方。
これはどういう声かっていうとね悲鳴のちょっと低いやつなんです。
悲鳴はほら「キャ〜!」って言うじゃないですか。
この高い方じゃなくてもうちょっと低くして「ウオ〜」ってこの声が出たらこれを切るだけなんです。
(犬の鳴きマネで)ワンワン!ほらね。
(犬の鳴きマネで)ワンワンワンワン!というとこれが犬になっちゃう。
あといろいろ調べますと面白いもんでね。
かわいいのはねやっぱりチワワとかちっちゃい小犬はかわいいね。
(チワワの鳴きマネで)キャン!キャン!…なんて鳴いてるでしょ。
それでこれ調べたんですけどねチワワに限りましてねとても面白い鳴き方をするんですね。
よくおめでたいとこ行くと皆さんで「ヨ〜オシャシャシャン」なんてやるじゃないですか。
あの刻みで鳴くのがねチワワの特徴。
(チワワの鳴きマネで)キャキャキャン!キャキャキャン!キャキャキャンキャン!こうやって鳴いてるんですよ。
これ縁起いいじゃないですか。
あっそうだ今日ね朗らかな方お見えになってますんでねせっかくだからこれからもねご健康でね皆さんの弥栄お祈りしてねもう一回僕鳴きますからねせっかくだから今度僕のチワワに合わせて皆さんもちょっとお手拍子をしてみませんか?いきますよ1回だけね。
ヨ〜オ!
(チワワの鳴きマネで)キャキャキャン!キャキャキャン!
(手拍子)
(チワワの鳴きマネで)キャキャキャンキャン!あ〜結構でございますね。
あれはいいもんなんですよ。
こうやっていろいろ鳥の声を聞いておりますといろんな事がさまざま分かってくる。
また鳴き方の方もいろいろございまして喉を使うだけじゃなくていわゆる指笛とかですね口笛とかいろいろなもの使うんですけど。
例えばウグイスの声皆さんご存じの「ホーホケキョ」なんて鳴いてますけど。
こちらはね高いです音色がね。
ですから喉で鳴く訳にいきませんのでこれこそおじいちゃんの代から代々やっております指笛で鳴くウグイスの声というのがございます。
じゃあね犬だの鶏だのいろいろ笑って頂きましたんで今度はひとつ気の利いたところで我が家の伝統芸でございますウグイスの声を皆様に聞いて頂く事に致します。
すいませんそんなシーンとならないで。
(笑い)何か今場内の雰囲気がすごかったですね。
中には息止めてる人がいた。
(笑い)気楽に聞いて頂きたいと思います。
ではいま一度。
(指笛で)ホーホケキョ。
ピピピピピピ…。
(拍手)
(指笛で)ホケキョホケキョホケキョホケキョホケキョホケキョ。
ホーホケキョ。
(拍手)もうね自分でやってて実に見事なもんだと思いますよ。
秋の虫なんかは口笛使って鳴くんですけどこの場合はやっぱり吸い込んだ口笛の音を転がすというか…。
(口笛で)リリリリリリリリリリリリリリリ…。
こんな感じで鳴くんですね。
そうすると羽音の感じが出る。
今鳴いてたのはコオロギなんですけどもこれを波を打つように鳴きますとスズムシの音色になるんですね。
(口笛で)リーリーリー。
(拍手)それでね皆さん今じわじわと拍手の音が大きくなってきました。
このスズムシでは僕はいい思い出がありましてね。
ある番組でね本物のスズムシとね私の鳴きマネしたスズムシとどのくらい違うかね比較をしたいっていうんですよ。
それは自信がありますから「結構ですよ」と。
それで出向いていきましたらね鳴き比べじゃなかったんですね。
音をグラフにする事ができるんですよ。
そのグラフを両方作って比較をしたいという。
行った所が日本音響研究所というとこがありましてね。
その所長の先生がね本物のグラフ見してくれたんですけどその「リーリー」って鳴く所がちゃんとね…。
(口笛で)リーリーリーリー。
…というふうにね「リー」というとこだけ強くなってる訳。
じゃあ鳴きマネだったらどうなりましょうかねって。
じゃあ早速やってみましょうと。
それで装置のとこ行きまして私の鳴きマネで…。
(口笛で)リーリーリーリーリーリー。
鳴いたんですよ。
そしたらすぐ出来るの表が。
先生が本物のグラフと僕のグラフと両方手に持ちましてね飛んでくるんですよ。
「すごいよすごいよ!」ってね。
「先生何がすごいんですか?」って聞いたら「あなたのスズムシね本物よりもうまいよ」と言うんです。
(笑い)結構な話でございます。
動物のモノマネでおつきあい頂きました。
どうもありがとうございました。
失礼致します。
(拍手)
(出囃子)
(拍手)え〜桂あやめでございますが。
女の落語家というのも珍しいといわれておりましたが最近は随分増えてきまして大阪の方で15人ぐらいになるんですけどもね。
もう私入った頃は女が落語やるなんてありえへんといわれてたんですけれどもね大阪の方に8年ほど前に寄席が出来ましてね落語専門の寄席は大阪では戦後ずっとなかったんですよ。
それが8年前に出来ましてその時にちょうどですねNHKの朝の「連続テレビ小説」で「ちりとてちん」といいましてね貫地谷しほりさん主演で女の子が落語家になるドラマやってたんですね。
それといつでも落語家に会える見られる場所が出来たのが重なりましてそれまでは10年に1人ぐらいしか女の落語家入ってこなかったのがなんとその寄席が出来てからは1〜2年で10人以上増えまして。
一気に増えてですね。
それまで楽屋に私以外に女がいるって事なかったんですけどね最近はバッと開けますと東京の前座さん大阪では楽屋番というんですけどね用事してる子は2人とも女の子やったりしまして。
そして私が入っていってまた女の子が入ってきてと。
楽屋パッと見たらAKBさんの部屋ですか?…って間違うような女は一人もおりませんけどね。
男女の判別すら難しい人間ばっかりですけども。
それでも女が増えてくるとね仲間が増えてうれしいもんで。
そうなるとですね結構女流ウィークなんかもありますから女同士で飲み会とかあるんですよね。
女ばっかりの打ち上げですよ。
まあこうなりましたらねありがたいのがどこのお店にも最近は女子会プランというのがありましてこれが使えるんですね。
この女子会プランというのは料理数も多くってデザートもついててですねしかも飲み放題でいくらって結構安いんですね。
言うたらお店の方は女の人やからそない飲まへんやろうなってちょっとなめてるみたいな。
ところが私どもですね芸人女子というのはみんなむちゃくちゃ飲みますからね。
まずね生ビール中とか注文しますよね。
それが来るまでの間にちっちゃな乾杯するんですね。
あらかじめコンビニさんか薬局さんで肝臓を守る某ウコンドリンクとかそういうものを買っていっててそれをバリバリッと開けまして。
よし!ちっちゃく乾杯ピュ〜ッとしまして。
アウアウアウアウア〜!「飲もか」みたいなですからね。
女子会プランを目いっぱい利用する人間ばっかりなんですけども。
そうやってやっぱり女同士で飲むというのは楽しいもんでしかもどっかの家に集まるとくつろげていいですよね。
さてここにございました女3人組。
カルチャースクールで知り合った3人気の合うもん同士ですが年の頃ならみんな40代後半というね。
何と言いますか微妙なお年頃なんですね。
ちょうど私ぐらいという感じなんですけれども。
その3人一人の料理上手なチヨコちゃんの家にねサキさんとキヨミさんと集まりまして…。
「うわ〜おいしそう!うれしい!チヨコさんの料理大好きやねん!うわ〜!もう色とりどりでうれしい!やっぱり女子会は料理がおいしいと盛り上がるもんな!」。
「あん?女子会?これあんた女子会?」。
「そやろ?女3人で飲み食いすんねんから」。
「アハハ!いくつまで女子って言ってええんかな?」。
「いやいやええねんてチヨコさん最近はないくつでもええのよ。
ちょっと前まではほら女子高生とか女子大生とか学生でないと女子って使ったらあかんみたいやったやん。
最近ちゃうで。
雑誌の表紙でもな『30代女子の着回しテクニック』。
『40代女子の秋のおしゃれ』。
40代女子オッケーやったら私ら一応ギリギリ40代やんな。
…って事はこれは女子会でええんちゃうの」。
「アハハ!ほなあれやねこれいわゆる妙齢女子会ってとこ」。
「あっあかんでその言い方!」。
「えっ何でやの?サキちゃん」。
「いやな私この前なほらちょっと雑誌に書いたりとかする仕事してるやんか。
新聞のコラムでやな書いたんよ。
『私らみたいな40代の妙齢な女たちが』と書いたんよ。
抗議殺到やで。
書いてあんで『妙齢というのは結婚適齢期を迎えながらもいまだ独身の女性の事であって年の頃なら20代前半のうら若き女性の事を言うのであります』いうてな。
あれやで辞典のコピーまで添えてんのあんねんで。
そういう決まりあんねんて」。
「いやそれはおかしいわ!それは結婚適齢期が24〜25やった頃やろ?今適齢期ど〜んと上がってるやんか。
適齢なんてないで今。
30代になってからやっと結婚考えようかとか40代でもバリバリ仕事して独身の人もいっぱいおるやんか。
それを妙齢20代前半それはおかしい」。
「そやな私の知り合いもみんな50代でも60代でも『私ら妙齢やし』とか言うてるよ」。
「そやなほら皆使うてるで」。
「あっそう。
ほな妙齢の範囲が広が…。
分かった!ああそうかそうかほら妙齢ってな女偏に少ない年齢な女偏に少ないって書くやろ。
…って事はもう女の部分が少うなってる女でもええんちゃう?」。
「あ〜いわゆるあがりかけ?」。
「誰があがりかけや!」。
「いやいやあんたに言ってへんやん」。
「ごめん。
そういうお話に微妙なお年頃やから」。
「あ〜ほな微妙の『妙』も入れて私ら妙齢にしとこか。
そやけどあれやなこの40代後半の女が寄ったら着てるもん似てくるよな。
何となく3人とも絶対腰が隠れる長さやねん上着が。
30代の頃ってピタピタTシャツにジーパンとかはいてたのに絶対だんだん裾に向かって広がるようないわゆるAラインの腰が隠れる長さになってくる」。
「そうやな下はこうな足細く見せたいから絶対スパッツとかはくねんな。
こういうの楽やし。
あんた偉いやんか〜。
ちゃんとスリムのジーパンはいて」。
「ちゃうねんちゃうねん。
これはなジーパンに見せかけてウエストゴムで楽々伸び伸びやねん」。
「そういうの便利やな手放されへんよな。
それにみんな首の辺だけちょっとラインストーンとかビーズとかスパンコール…3人ともちょっとこのキラキラついてるよね。
これも何か40代の女好き」。
「そやねん!私30代の頃こんなキラキラしてんの嫌やってん。
ところが最近はなキラキラついてへんとあかんねん。
逆にちょっとキラキラついてたら買うてまんねん得な感じして。
これ何でやろうな?」。
「アハハそんなんあんた自分に輝きがなくなってきたからや」。
「やめてもう!分かってるよ!分かってるけど言葉に出して言われんの嫌やねん!」。
「分かる分かるそやねんな。
自分で自覚してんねんけど人から言われると腹立つんよな。
それ分かるわ。
この前私休みの日にな全部用事片づけよう思てまず皮膚科へ行って予約しててな皮膚科で塗り薬もうてついでに『すいません先生。
最近ちょっとね首にポツポツ出てきたような気ぃすんですけどこれ何ですかね?』。
『ああそのポツポツね。
それはまあいわゆる老化ですわ』。
『ろ…老化…。
これ別に病気やないんですね?何か病名みたいなのあるんですか?』。
『あっそれ?老人性いぼ』。
救いないやろ?医者やったら学術用語とかドイツ語ないんかっちゅうねん。
老人性いぼ!優しさのかけらもないで。
次美容院行ってな若いおにいちゃんに頭やってもらいながら『最近何かな頭皮がカサカサしてな抜け毛が増えてきた』。
『ああどうしてもね髪も老化…あ…シャンプー入ります!』。
何か知らんけどごまかされて。
今度ネイルサロン行ってな爪やってもうてて若い女の子に『最近何かな爪すぐ縦じわ増えてきてんけど何かな?』。
『あっどうしてもね爪も老化しちゃう…あっ大丈夫です!やすりでこすって無くします〜!』。
もうな爪熱うなってきたわ。
こすり過ぎて。
それからピカピカしてくれたけどな。
お任せで何か柄描いて言うたら嫌みやでその女。
横じまに描いてくれたわ。
横じまに模様。
一日3回立て続けに老化老化老化言われたら落ち込むで」。
「いやそやな〜腹立つな。
そやけどやっぱり老化を感じる事っていろいろあるよな。
最近ちょっとやっぱりトイレ近なったと思わへん?」。
「近なった。
近なったっていうか行きたいなと思ってからほんまのピークまでが近いねん」。
「そやねん。
油断したらあかんな。
うち駅から徒歩10分やろ?駅の辺で行きたくなかったからまあええわと思ってなそのまま家へ帰りかけたら5分ほど歩いたらパ〜ッピーク来てうわ〜あかんあかん思ってな。
小学校3年の娘がついてきてたから『ママ急ぐから後から走って帰っておいでや!』ってダ〜ッて家まで走ってなけど急いでる時に限って何で鍵出てけえへんの鍵。
鍵ないねやんかもうハンドバッグバ〜ッ逆さまにしてあったあったあった!またハンドバッグの中身入れて持って鍵開けて家入ってやなお手洗い飛び込むわな。
ところがそん時に限ってなスエットパンツみたいなので内側でひもで結ぶいうのあるやんか。
何で急いでる時に引っ張ったらだんご結びになりおんの?ちゃんと私ちょうちょに結んだっちゅうのにそれがだんご結び。
あ〜あかんあかんあかん!なんとかそれ解いてなんとか間に合うた。
『よかった間に合うて』と思いきや洋式トイレの蓋開けんの忘れてた」。
「ええ〜!?どうなったん?」。
「洪水やんか。
ギャ〜って叫んだら娘が飛び込んできて『ママ大丈夫!?』。
バ〜ッ開けた瞬間にその状態を察知して『あと自分で掃除しぃや!』言われて。
もうそれからというものは娘が駅でいつも『ママ大丈夫?おしっこないか?またちびるで』。
やめてよほんまにもう!こんなはよ向こうにな言われるようになるとは思わへんかったわ」。
「腹立つな〜。
けどいろんな微妙な問題出てくるわ。
あとな服着た時にな前は似合ってたけど何か似合わへんとかあるよな。
会社の若い女の子がなふわ〜っとしたワンピースにな毛皮のチョッキ着ててなかわいかった…」。
「ちょっとあかん。
その言い方あかん。
毛皮のチョッキて。
今なそういうのファーのベストいうねん」。
「あ〜ファーファーファー!ファーのベストや。
それを着ててかわいかったから私も同じようなのバーゲンで買うてなこうふわ〜っとしたワンピースに毛皮の…あっちゃう!ファーのか。
ファーのチョッキ着てな鏡見たらやっぱり何かちゃうねん」。
「似合わへんの?」。
「ちゃうねん似合い過ぎんねん。
パッと見たら『マタギ?』みたいな感じで。
『山猟師さん?』みたいな。
自分でしとめましたみたいな。
あまりにも毛皮が似合い過ぎてんのやんか」。
「あ〜分かるな。
いろいろ違うよな。
私もこの前な友達の結婚式に無地の着物にキュッと帯締めていってなほんでそのホテルの廊下歩いてたらイケメンに声かけられて」。
「声かけられて!?」。
「何て言われるのか思たら『すいません金剛の間はどこですか?』。
私仲居さんと間違われてたわ!」。
「微妙やな〜!そうやねいろんな微妙な問題出てくるわ。
娘も私の顔見てはな微妙言いよんで。
『この服似合うかな?』。
『微妙』。
『この髪形どう?』。
『微妙』。
何や言うたら微妙言いよんね。
あんなん言わせんようにとにかくみんなで若さを保とう。
この前テレビでやってたけどな顔を引っ張り上げるのは顔の皮膚上げてもあかんねんて。
汽車ポッポ運動いうてな肩甲骨動かすねんて。
こうやってシュッポッポあシュッポッポ!肩甲骨シュッポッポ動かすねんて」。
「分かった分かった。
シュッポッポシュッポッポシュッポッポ!」。
「ただいま…うわ〜!ママもお友達もみんな何やってんの?」。
「シュッポッポシュッポッポあシュッポッポシュッポッポ!」。
「3人つながって何してんの?」。
「シュッポッポシュッポッポ!」。
「あんたまた私ら見て微妙言おう思てるやろ?」。
「思ってない。
微妙じゃない。
妙な人ばっかりやみんな。
もう妙な霊が取りついてるみたい」。
「妙な霊!やっぱり私ら妙齢女子やん」。
(拍手)すごく朝早起きなんですよ。
大体4時台にはもう起きます。
いくら遅くても。
それで朝時間があれば東京だと多摩川沿いを走って。
高尾山東京にございますけど…。
しょっちゅう行ってます。
いらっしゃるそうで。
健康法ですか?健康法というか…。
お酒を飲むだけじゃ絶対駄目だと思うんですよ。
それでまず高尾の尾根まで登ってそこから例の天狗さんのいるお寺を越えて頂上まで行くとほぼこれで全部抜けますねお酒は。
一応スポーツドリンク飲みながらなんで。
高尾山の頂上まで行くともう絶好調というか。
それで次の峰を目指して城山というとこなんですがそこの茶屋を目指しまして行くとそこでまた缶ビールが冷えて待ってくれてる訳ですよ。
またああいう所のね酒がうめえんですね。
空気がうまいから余計に酒がス〜ッとしみわたるって気がするね。
もうありがたく頂いて。
いいですね。
それで下山するとまた冷めてますんで今度はJRの高尾の駅の方に回りますとそこでおすしを頂きながらまた頂くという。
酒飲んだら失敗します?いっぱいします。
いっぱいします。
私も随分してます酒の上でのしくじりは。
忘れるんですね僕は。
何たって。
ハンチングの帽子とかマフラーというんですか…。
一番ひどい時は月に2つセットで忘れた事があって結構こたえましたね。
あれですよね酒飲んで何軒か行っちゃうと冬の寒さの時にふっと店出た時に1軒目ぐらい覚えてるじゃないですか。
「おっと寒いなああ帽子忘れた」。
3軒目過ぎるとその寒さがなくなっちゃう。
なくなっちゃうんですよね。
寒さも忘れちゃった。
5軒くらい調子よく飲んじゃったらせいぜい覚えてるのは最初の2軒という。
あと3軒目の事次の日聞かれても分かりませんというそんな事ですね。
でもそれがね多分いいんではないかと思うんですよ。
そういう忘れる一つの能力といいますかそこがあるのでここまで生き長らえてきてるんではないか。
それ全部覚えてたら負担で生きられなかったかもしれませんね。
そういうふうなんでもって今後…今後類さんが理想とするような酒の飲み方というのがございますか?美学。
美学というかやっぱりそうですね…今までどおり飲み続けられるという事と今度もう少しちゃんと覚えておきたいなという。
せっかく出会った人を忘れちゃう訳ですよね。
次の日にね何かの都合で電話番号とか言っちゃっててかかってきた時にあれ?誰だっけというのでえらい怒られた事ありますんでそれがないようにしたいですかね。
でもそんだけ飲んだら無理じゃないですか。
実はその忘れるという忘却という武器がですね多分ちゃんとその酒場での距離を間合いを保ってるんではないかなと勝手に思ってるんですね。
だからしつこいつきあいは絶対ありませんので。
いいですね今の。
忘却がその店との距離をちゃんと見せてくれて酒との距離も実は見せてくれてる。
…と思いますね。
その人との距離という。
それがなかったらなかなか生きられないでしょうね。
軽くは生きられないので。
だからやっぱり一句詠むというその自由さというのを持っていたいのでそのためにあんまり荷物を背負えないですね。
だからなるべく軽くして登山がもともと好きなので。
昔は荷物背負って平気だったんですけど今は駄目ですね。
もうなるべくなら軽荷で。
じゃないと登れなくなりました。
だからそういう意味では人生も同じかな。
まさにそれが人生なんでしょうね。
もういいよと。
その荷物は下ろしてと。
下ろしてそのままで肩の力抜いて今晩の酒でも飲みに行くかと。
ご自分のうちじゃなくしてぶらっと行く赤提灯だったり縄のれんは…。
いいですよね。
やっぱりそういう所で相当癒やされてるんですね。
俳句も…。
子どもの頃…。
田舎の方はですねもう普通にお百姓さんたちを含めいろんな方が俳句を詠むのが当たり前のような場所だったんですね。
それで耳から入る訳ですね。
ただそのころは僕あまり好きではなかったんですよね。
結構西洋かぶれの時代だったんですよ。
まず学校の先生がというか絵の先生が西洋かぶれでそのままこっちにも西洋の絵とか思想をどんどん注ぎ込む訳ですね。
ほかの情報がないだけに濃く純粋培養されちゃうんですね。
だからそのまんまそういう世界に行っちゃった。
山だとかそういう所を学校帰りでも何でも歩く。
歩くというのはすごくここを使うんですよね頭を使って。
それで要するに何が今咲いてるか何が匂ってるかどんな鳥が来てるのかというのがそれが全て…。
…だと思います。
そういう事をずっと繰り返してというか年を重ねても老け込む事はないような気しますね。
そうですよね。
お酒飲むのもいいですけどもちょっと散歩してそういう事でもって句を作るなんていう事もすごくね。
いい事だと思います。
楽しい事ですよね。
今日はとってもねお酒の飲み方から人生の終末までの話を伺ったような気がしましてね。
最後にすみませんけど色紙があるんですけれど俳句…。
一句よろしゅうござんすか?そうですかね。
じゃあ師匠も当然…。
私はねもう本当にそういう事は。
私本当に俳句って…。
俳句…えっ?ええっ?「居酒屋を帰るさぶさのもう半分」という…。
おっ!これはすごいじゃないですか。
川柳も全てを含んでますがそういう非常に詩的な世界を。
「もう半分」っていうのがいいですね。
そうでしょ?はい。
1杯と言わないとこが。
1杯と言わないその奥ゆかしいとこが。
先生。
僕は単純にですね。
子どもの頃からずっと旅を続けてます。
今これからもまたずっと旅を続けていきますので「グッバイをカバンにつめて冬の旅」という事で。
いや今日は本当にありがとうございました。
よろしかったらちょっと時間あったら行きませんか?是非お願いしたいと思います。
ありがとうございましたどうも。
こちらの方こそありがとうございました。
2014/11/30(日) 05:15〜05:45
NHK総合1・神戸
柳家権太楼の演芸図鑑「江戸家猫八、桂あやめ、吉田類」[字]

落語家・柳家権太楼が、演芸界のよりすぐりの至芸をナビゲートする。演芸は、江戸家猫八、桂あやめの落語「妙齢女子の微妙なところ」。対談のゲストは吉田類

詳細情報
番組内容
落語家・柳家権太楼が、演芸界のよりすぐりの至芸をナビゲートする。演芸は、江戸家猫八、桂あやめの落語「妙齢女子の微妙なところ」。対談のゲストは吉田類。
出演者
【出演】江戸家猫八,桂あやめ,吉田類,【ナビゲーター】柳家権太楼

ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
劇場/公演 – 落語・演芸
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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