幻解!超常ファイル「森の獣人・ビッグフットを追え!」(1) 2014.12.21


アメリカの森に潜むという巨大な獣人ビッグフット。
これがビッグフットなのか?伝説的映像の謎を…撮影現場に取材班が潜入。
森の奥で発見した新事実とは!?闇が誘う不可思議な謎。
光が導く検証と真相。
2人の栗山千明があなたと共に幻を解き明かしていきます。
ヒマラヤのイエティ中国の野人オーストラリアのヨーウィなど世界各地で目撃される人に似た獣人。
中でも北アメリカのロッキー山脈を中心に目撃されるのが…身長は2m〜3m。
全身が毛で覆われ人間と同じように二足歩行を行う。
その姿はこのようにはっきりと映像にも捉えられています。
この地球上にはあなたがまだ知らない巨大な怪物が潜んでいるのです。
でも映像に撮られたからといってその生き物が実在するとは限りません。
私たちが知っている動物が偶然未知の生物のように写っただけかもしれませんしひどい場合は着ぐるみを着た人のいたずらって事もありえますよね。
というわけで「ビッグフット」2週シリーズの前編は「これがビッグフットか〜!?」という衝撃映像をいろんな角度から分析してその正体に迫ります。
アメリカ最大手のテレビ局によって全米に報道されたビッグフットの映像だ。
謎の黒い影…。
腕を振りながら2本足で歩いているようにも見える。
撮影した高校生は「人間やクマヘラジカではなかった」と証言している。
更に…。
その近くでは巨大な足跡が。
まさに「ビッグフット」!高度1,300mの山頂で地元の登山家がこの峰からもう一つの峰を見たその時…。
最初は黒くて大きな岩だと思ってました。
ちょっと目を外してまた見るとWow!その岩が立ち上がったんです!
(シャッター音)2本足で立つ生き物。
明らかにクマなどではない。
(シャッター音)
(シャッター音)登山家が見ているうちにそれは歩いて視界から消えていった…。
アメリカを代表する正体が謎に包まれた未確認動物だ。
その名の由来ともなった足の大きさは…これまでの目撃情報は全米で3,800件以上。
足跡も200個以上見つかっている。
ビッグフット研究者の統計によるとその範囲は北米の森林や丘陵地帯のほぼ全域。
中でも100年以上前から生息が噂され最も目撃情報が集中しているのが西海岸に近いロッキー山脈周辺だ。
カリフォルニア州の森で撮影された映像が世界に衝撃を与えた。
鮮明に写されたビッグフットの歩く姿である。
開けた河原を2本足で悠々と歩く謎の生物。
途中で撮影者に気付いたのか一瞬振り向いている。
これは本当にビッグフットなのか?撮影したのは元カウボーイのロジャー・パターソンと相棒のボブ・ギムリン。
ビッグフットの目撃情報が相次ぐ森で1週間に及ぶ捜索を行っているさなか偶然遭遇したという。
「パターソン・ギムリン・フィルム」と呼ばれるこの映像については長年その真偽を巡り議論が繰り広げられた。
「サルやゴリラの着ぐるみを着たいたずらだ」。
「いや重い着ぐるみにしては動きが自然すぎる。
実際の動物だ」。
2004年に発表された暴露本ではついに「私が着ぐるみに入った」という人物が登場。
パターソン・ギムリン・フィルムは偽物という事で決着したかに思われた。
しかしその後この人物の証言内容がパターソンたちと食い違い着ぐるみの記憶も曖昧な事が判明。
映像の謎は再び持ち越されてしまった。
フィルムが撮影された森の最寄りの町ウィロウ・クリーク。
近年地元の研究者が謎の解明に新たな光を当てた。
取材班はその場所を検証するため研究者の案内で現場の森ブラフクリークへ向かった。
当時はまだ道路が整備されておらず…案内をしてくれた研究者たちは深い森の奥で撮影現場を特定するのに10年かかったという。
徒歩で谷を下り川沿いに森の奥深くへ分け入っていく。
生き物の痕跡を見つけた。
爪痕だ。
これはクマだね。
ほら見て下さい。
みんなクマのふんです。
たくさんあるよ。
まるでクマがキャンプをしていたみたいだな。
この一帯はアメリカクロクマの生息地。
人がめったに立ち入らない自然の中車を降りて5kmほど進んだ所に現場はあった。
当時広い河原だった風景は50年近い年月を経て洪水で地形が変わり樹木が成長したため大きく様変わりしていた。
そこで画面左手の巨大な樹木これを確認する事で撮影現場の位置を確定する事にした。
あった。
あの巨木だ。
これはカリフォルニア北部で恐竜クラスの木なんですよ。
一番大きくなってこれくらいです。
この巨木を基準にパターソンが撮影した位置を特定した。
パターソンはここで有名なビッグフットが振り返るシーンを撮ったんです。
その時ビッグフットはあそこで振り返ったんです。
風景は様変わりしているがおよそ50年前のあの日確かにここで歩く何かが撮影されたのだ。
場所が特定された事で新たな謎が浮かびました。
もしパターソンたちがでっち上げの映像を作るつもりなら重いサルの着ぐるみを持ってわざわざこんなに大変な森の奥まで来る必要はありません。
もっと手近に撮影しやすい森はあったはずです。
今も謎に包まれたフィルム。
近年画期的な手法でフィルムの検証に取り組んだ人物を訪ねた。
(ノック)Hello.Hello.ビル・マンズ。
映画の都ハリウッドで特殊メークの専門家として長年働きその経験と知識を基にフィルムの謎を解き明かそうとしている。
彼がまず行ったのが映像を見やすくする作業。
オリジナルに近い鮮明なフィルムをパターソンの遺族から借りてフィルムをデジタルデータ化。
カメラの揺れを1コマずつ補正して画面を安定させた。
これによって写っている生物の細かい動きを観察したり詳細な分析ができるようにしたのだ。
気になるのは何といっても身長だ。
目撃情報によれば2m〜3mというビッグフット。
フィルムに写る生き物はどのくらいの背の高さなのか。
マンズさんはフィルムの背景に写る木と木の間の距離を測定して正確な地図を作成。
パターソンが使用したカメラのレンズなどいくつものデータから当時の現場を3DのCGで再現した。
謎の生物を見つけカメラを回し始めたパターソンは近づこうと走り始める。
川を渡って更に追いかけ…。
立ち止まる。
振り返った生物との距離は30m。
このシミュレーションから割り出された生物の身長は?まだ検証の最中ですがこの存在仮にパティーと呼びますがパティーの身長は1m80cm〜2mという事になります。
3m近いという目撃情報よりかなり小さい。
アメリカ人男性なら着ぐるみを着せる人物探しに苦労するほどでもない。
しかし長年特殊メークの仕事をしてきたマンズ氏はこれが着ぐるみだとしたらおかしい点がいくつもあると言う。
人間の頭をゴリラのようにするには付け足さねばなりません。
でもパティーの頭はバランスが良くてとても小さいんです。
着ぐるみでこうした顔を作る場合人がかぶるために頭は一回り大きくなってしまう。
実際の着ぐるみの例と比較すると確かに体に対する顔のバランスは小さいようだ。
マンズさんによればハリウッドの着ぐるみは頭の部分を取り外せるように作るのが鉄則だという。
撮影の合間に中の俳優が少しでも涼めるようにとの配慮だ。
しかしつなぎ目があるため首回りの毛はちょっとした動きですぐに毛羽立ってしまう。
着ぐるみの撮影中は首回りが毛羽立つたびにカメラを止めて我々が毛をとかしてなじませねばなりません。
ですがパティーはこちらに振り返るような大きな動きのあとでさえ首の後ろがきれいなままです。
私の経験上もし着ぐるみであればこんなきれいな状態が続く事はありません。
フィルムが撮影された翌年1968年公開の映画「猿の惑星」。
サルの顔を再現した優れた特殊メークが話題となりこのスタッフがパターソン・フィルムに関わったという噂も流れた。
しかしこの推測は成り立たないとマンズさんは言う。
「猿の惑星」が作られた当時の技術ではあの映像は作れないと私は思います。
伸縮素材が出回り始めたのは1984年ですから。
「猿の惑星」では顔や手はリアルに作られているが体のほとんどは服で隠されている。
体つきも人間の体形をほぼそのまま生かし全身をリアルな野生動物のように再現してはいない。
一方パターソン・フィルムでは背中や太ももなど人間よりはるかに厚みのある体がむき出しになっている。
もし着ぐるみなら大きな動きをすれば表面にたるみやもたつきが起きるはずだがこの映像では体にしっかりとフィットしているように見える。
謎なのはこれがビッグフットだとも考えにくいし逆に着ぐるみだと考えるのも難しいという事なんです。
なぜなら着ぐるみであれば当然起きる事が起きないんですから。
もしあれが着ぐるみだとしたら今までで最もすごい着ぐるみである事は確かだと思います。
撮影から50年近く。
いまだ謎が残るパターソン・フィルム。
その真偽に完全決着がつく日は来るのだろうか?私も初めてパターソン・フィルムを見た時は「着ぐるみでしょ」と思いました。
でも撮影現場の検証や専門家の最新分析では「当時の技術からいって着ぐるみだとは考えにくい」との事。
先入観にとらわれずちゃんと調べると意外な事が分かるんだな〜と思う一方で謎はますます深まってしまいました。
そこで次回の後編ではビッグフットが生き物として存在する可能性があるのかどうか生物学の視点からその正体に迫ります。
お楽しみに!アメリカの未確認動物。
2014/12/21(日) 03:30〜03:50
NHK総合1・神戸
幻解!超常ファイル「森の獣人・ビッグフットを追え!」(1)[字][再]

身長3メートル?毛むくじゃらの巨大な獣人「ビッグフット」伝説の真相に迫る!第1回は、異様な姿をはっきり写した衝撃フィルムを、現場捜索やCG再現を駆使し検証する。

詳細情報
番組内容
身長3メートル?足の大きさ40センチ?森に住む毛むくじゃらの巨大な獣人「ビッグフット」。北アメリカで目撃証言が相次ぐ正体に迫る。第1回は、カリフォルニア州でその姿をはっきりと撮影に成功、世界に衝撃を与えた「パターソン・フィルム」を徹底検証!取材班は近年判明した撮影現場に潜入!森の奥で発見した新事実は?またハリウッドの特殊メイクの専門家が、着ぐるみ説を最新分析で検証、真実に迫る!【出演】栗山千明
出演者
【司会】栗山千明,【語り】中田譲治

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
アニメ/特撮 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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