ひうらさとるのアジアで花咲け!なでしこたち「タイ 食育アドバイザー 大和亜基」 2014.11.30


東南アジアの食の宝庫タイ。
町なかには所狭しと屋台が並びます。
タイの人々は甘い物が大好き。
ラーメンに入れるのはなんと砂糖。
今タイでは4人に1人が肥満。
大きな社会問題になっています。
経済発展に伴う食生活の変化が原因です。
おはようございます。
ここで肥満対策に取り組むなでしこがいます。
大和さんは今3万人が働く会社で社員食堂の改革に乗り出しています。
しかしタイの人々の食生活を改善するのは大変。
タイの人々の健康を支えたい。
大和さんの挑戦を追いました。
タイの首都バンコク。
人口およそ840万。
東南アジアを代表する一大拠点です。
バンコクから車で1時間。
漫画家のひうらさとるさんがまず向かったのは…。
タイの経済成長を支える工業団地です。
ここは24時間フル稼働の電子機器メーカーの工場。
社員数3万。
朝晩2回通勤バスで出社します。
働く9割が女性です。
工場内にある24時間営業の社員食堂。
(ひうら)すごいですね。
タイ各地の料理が100種類以上そろえられています。
1皿およそ60円と市場の半額。
ボリューム満点です。
食堂ではなんとごはんが無料で食べ放題。
ふだんごはんってどれぐらい盛るんですか?オンリーワン?イエス。
本当ですか?1杯って言ってましたがお皿にてんこ盛り。
えっそれ333…アハハハ!この女性入社後40キロも太ってしまったそうです。
3食社食という人も多く食べ過ぎによる従業員の肥満が問題になっています。
(大和)サワディーカー。
(一同)サワディーカー。
この会社で肥満対策を任されているのが今回のなでしこ。
月に1度この会社で食育セミナーを開いています。
この日のテーマは健康な体作り。
講義のあとに食事量や運動量についてアンケートをとり肥満防止につながる食事バランスなどを個別に指導しています。
大和さんは最近新たな仕事を任されました。
社員食堂の改革です。
肥満防止には食生活の改善が欠かせません。
食堂に生野菜が不足していると考え新たにサラダコーナーを作る事にしました。
何となくただ野菜を売ってる場所じゃなくて健康の情報がいっぱいあるスペースにしたいなと思ってはいるんですけどどうなるか…。
サラダコーナーのオープンは1週間後です。
バンコク市内の自宅が大和さんのオフィス。
あ〜こんにちは。
お邪魔します。
どうぞ〜。
あっあ〜すごいすてき。
わ〜広いですね。
向こう側がオフィスっていう感じで…。
オフィスには健康グッズがたくさん。
フフフッやりたい。
あっ痛い痛い!でも青竹踏みみたい。
そうなんです。
それよりも更にとんがってるっていう…。
痛い痛い。
食育セミナーや企業の肥満対策を手がける大和さんの会社。
スタッフは栄養士やリハビリの専門家など8名です。
設立から僅か1年で担当する企業はなんと10社に増えました。
タイでは今4人に1人が肥満といわれ深刻な社会問題になっています。
えっお坊さんまで!?国も肥満対策に乗り出しています。
各地で毎日無料のエアロビ教室を開催。
でもなかなか成果が上がりません。
肥満が引き起こす病気は急増。
専門の外来まで出来ました。
大和さんが1年前から減量の指導を行っている日系企業があります。
肥満が原因で一時働けなくなった人もいます。
大和さんは毎週栄養士のスタッフと健康チェックに訪れます。
1週間で1キロ増えてしまいました。
そりゃ太るわ。
配っているのは大和さんお手製のカード。
ふだんの食事でどれくらいのカロリーをとっているかが分かるよう工夫されています。
表には社員がよく食べる料理の写真。
裏にはカロリー表示。
1食600カロリーが目安ですが中には3倍の1,800カロリー近くとってしまう人も。
日本人ってダイエットになるとすごいストイックになるじゃないですか。
でもタイの方たちに合わせて厳しくしない?ちょっと時間かかるかもしれないですけどもう本当に彼らにとって応援団であるっていう…あり続けるっていうふうにしないと…。
もうだから「食べちゃったんだけどどうしよう?」って言われた時に「う〜ん」って一緒にやっぱり考える立場でないと…。
マイペースなタイの人々。
減量は根気が勝負です。
でも大和さんなぜこの仕事をしようと思ったんでしょう?実は大和さん大学卒業後テレビ局で報道カメラマンをしていました。
生真面目で完璧主義。
仕事に没頭していたといいます。
ごはんは3食コンビニ弁当。
激務がたたり大腸疾患を発症。
緊急入院しました。
食生活改善のため栄養学の本を読みあさり食事を毎日記録。
専門家の勉強会にも参加し健康を取り戻しました。
その後サラリーマンだった夫の茂さんと結婚。
7年前茂さんの転勤に伴いタイへ一緒にやって来ました。
そこで目にしたのは…。
肥満に悩むタイの人々。
食育を通してタイの人を健康にしたい。
夫の茂さんと共に去年会社を立ち上げたのです。
そこまでの大変な事をやろうっていう一番強い思いっていうのはどこら辺から来てるんですかね?実際にもう会ってしまうんですよね。
その…痩せたいんだけど痩せられない人とか。
だからもう本人を目の前にしてしまうとやっぱりその人の人生の一部に触れちゃったのでだからもうそこをどうにかしてやっぱりやっていきたいっていうところにつながっていったり…。
アハハハ!すごく…。
3万人の社員食堂の改革を任された大和さん。
この日はサラダに使う野菜を仕入れるため農場に向かっていました。
訪ねたのは有機野菜を育てる農家。
最近タイでも健康志向が高まり注目されています。
大和さんここでタイの人にも親しまれそうな有機野菜を探します。
野菜の食物繊維は脂質の吸収を抑え食べ過ぎ防止にもつながります。
すごい甘い!ミネラルが多く自然な甘みがあります。
これ農薬ついてるとそのまま食べられないので。
ここは安心してるからもう採って食べて採って食べてって。
大和さんはさまざまな効能のある野菜を組み合わせた健康サラダを作ろうと考えています。
サラダコーナーのオープンまであと5日。
この日は生野菜に合わせるドレッシングの試食会。
一番力を入れたのはタイの調味料ナンプラーとお酢を使ったドレッシング。
油と砂糖は使っていません。
早速感想を聞きますが…。
厳しい評価です。
生野菜を食べるっていう習慣がやっぱりあんまりない中でいきなりサラダを提供するっていうのはすごい挑戦だなとは思っていて。
でも「あっここのこのサラダをいつも食べていたい」みたいな何かそういうところまで持っていけたらいいなとはすごく思いますね。
オフィスに戻り栄養士のスタッフとドレッシングの改良に取りかかります。
課題はタイの人が苦手な強い酸味。
お酢を減らして代わりに何を入れるか相談します。
柑橘系のマイルドな酸味を出す事にしました。
ハーブも入れダイエットのための工夫も凝らします。
これは胃腸に優しいので。
消化を促進するのでとりわけやっぱりお食事の前に野菜と一緒にこのドレッシングを食べてもらうといいなと思って。
ライムたっぷりのドレッシングが出来上がりました。
タイの人が健康で笑顔になるサラダを作りたい。
大和さんには強い思いがありました。
タイに来た当初…。
落ち込む毎日。
そんな時タイの人からかけられた言葉が大和さんを変えます。
それは…ここでやっていこう。
肩の力が抜けて笑顔が戻りました。
タイに来てから完全にスローペースというか動じないというか何かそういうふうになっていったような気がしますね。
本当恩返しって言うとおこがましいですけどでも何か自分にできる事があるならばやりたいなあっていう。
いよいよサラダコーナーオープンの日。
昼ごはんの時間に向けて朝から準備を進めます。
農場から取れたての有機野菜が届きました。
野菜不足を補いダイエットにもなるこのサラダには大和さんのアイデアがいっぱい。
農場で見つけた甘みのあるトゥア・ペップの花を彩りに加えます。
10種類の野菜が入った健康サラダです。
合わせるのは改良を加えたドレッシング。
タイの人のために作ったタイ風ドレッシングなので食べてもらえたらいいなあと。
お客さんがやって来ました。
タイの人のために作った大和さんのサラダ。
果たして受け入れられるのでしょうか。
ひうらさんも試食。
あっドレッシングがすごいおいしいです!すごいいろんな種類の野菜が入ってるから複雑な味が割とします。
うん。
おいしい。
開始から1時間半。
用意した100皿が完売。
よかったですね!社員食堂改革の第一歩です。
売れましたね〜!全部無くなりました。
よかったで〜す!あとちょっと今日は売るのにてんてこまいで情報発信基地としての役割は全く果たせなかったのでちょっとそこら辺をもう少し明日は…頑張りたいなと。
ひうらさんの目に大和さんはどう映ったのでしょうか。
ず〜っと天真爛漫だった訳じゃなくて挫折もあっただろうしお仕事を頑張り過ぎてきつかった時代もあっただろうしでもそういうのを全てを認めて前向きに一個一個クリアーしてきたんだなって印象があるんですね。
それが更にタイっていうリラックスできる場所自分の居場所が見つかって今こういう活動ができているんだなと思います。
大和さんのサラダは試行錯誤の中にタイへの愛情が感じられました。
これからも飛び切りの笑顔でパワフルに輝いて下さい。
社員の減量の成果も現れ始めました。
これからもタイに笑顔と健康を届けます。

(一同)ハッピーボディー。
イエ〜イ!
宮崎吾朗監督が送る2014/11/30(日) 13:05〜13:30
NHK総合1・神戸
ひうらさとるのアジアで花咲け!なでしこたち「タイ 食育アドバイザー 大和亜基」[字]

肥満が深刻な社会問題となっているタイで、人々の健康を取り戻そうと挑む食育アドバイザーの大和亜基さん。ひうらさとるの漫画を交えて、奮闘ぶりを描く。語り・小池徹平。

詳細情報
番組内容
アジアで活躍する日本人女性の挑戦を、大人気漫画「ホタルノヒカリ」の作者・ひうらさとるの、笑いと温かみある漫画を交えて描くシリーズ。今回のなでしこは、4人に1人が肥満のタイで、企業を相手に、様々な食育プログラムを展開する大和亜基さん(36)。社員3万人の食堂の改革を任され、サラダ・コーナーの立ち上げに挑むが、生野菜を食べる習慣があまりない社員に受け入れられるのか。奮闘する姿に密着する。語り:小池徹平
出演者
【出演】ひうらさとる,大和亜基,【語り】小池徹平,山口由里子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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