憧れの生マグロ
近海でとれるため生の状態で水揚げされる
だからピカピカの鮮度
当たり前だと思うでしょ
でもこの生マグロ
実はとってから20日もたっていた
鮮度の秘密はこの細かすぎる泡
とってから20日もたった生マグロ
見た目でわかる鮮度のよさ
それじゃあ味はどうなのか?
鮮度が命の生マグロは高級品の代表
おいしく保存できれば
ずっと手軽にお安く食べられる
魚の鮮度を保つ不思議な泡
作ったのは魚市場で仲卸を行う会社の会長だった
漁師さんがとった魚を
そのまま食べられる夢の時代へ
最上賢一鮮度にこだわる魚のプロ
Ihaveadream
マグロといえばおなじみの…
遠い海でとったマグロを冷凍し持ち帰る
一方こちらでは
日本近海でとれたマグロが水揚げされていた
一度も冷凍していない生マグロだ
生じゃけな生を水そのまま持って帰るけん
近海とはいっても船で5日
この海で黒潮を北上するマグロを狙う
一度船が出たら…
生マグロの鮮度が気になる
今は防腐剤は一切使わないという
マグロを甲板にあげると1本ずつ水槽に入れる
もちろんこのままでは腐ってしまう
何が起きるのか様子を見ていると…
漁師さんがいかつい装置を水槽の中に入れた
たちまち泡が発生する
ただの空気ではない
この泡が…
驚きの新技術だ
丸福水産は魚を小売に卸す仲卸
今も現場を仕切る
塩釜漁港から生マグロが届いた
20日前にとったという生マグロだが
不思議な泡のおかげで鮮度は
漁師さんがとったときとほぼ同じ
おいしいですおいしいうんむちゃおいしい脂がのってくさみがないですね色がすごくてすばらしいですね食感もモチモチしておいしいですね生独特の
最上が作った不思議な泡
あらゆる魚に絶大な効果を発揮する
まいどおはようございま〜すおはようございま〜す
この日泡で保存した魚を試食してもらった
お寿司にするのは生の…
サバは「生き腐れ」といわれ
とったその日から腐敗が進む
ところがこのサバ
生で食べられるわけがない
それが常識
信じられないですねサバなんて5日たったら食べれないですからねへえ〜5日目ですかそれでこれはすごいですねこれならもう間違いなく出していけると思います
泡につけるだけで驚きの鮮度おいしさ
不思議な泡の正体を知りたいと最上の会社を訪ねた
魚市場の仲卸のはずが
そこはまるで実験室
これが泡を発生させる装置
どんな仕組みになっているんだろうか?
とった魚が傷む原因は
水中の酸素が酸化を進め
細菌を増殖させるため
それなら簡単だ
でもどうやって?
最上のひらめきが天才的だった
水中を…
ただ大きな泡をいくら出しても
ブクブクと水面に上昇するばかりで意味がない
この装置は限りなく細かい泡を作り
水に混ぜ込んでしまう
装置の筒状の部分には
ハニカム構造の板が入っている
これを何層にも重ね
微妙にずらすことでわずかな隙間を作る
そこに窒素を通すことで
…という小さな泡
…を生み出すのだ
ナノバブル化した窒素は酸素と合体し
水の外に追い出す力がある
こうして水中の酸素が減り
その代わりに窒素で満たされてゆく
この大きな水槽もほんの30分で
酸素が限りなくゼロに近づくという
もうほとんど無酸素状態ですね
水中に溶け込んだ酸素は
通常の10分の1以下に減っていた
最上のアイデアは魚の鮮度を保つ技術に
革命を起こそうとしていた
この装置の開発に力を入れたのは
若い頃の苦い体験があったからだ
この頃…
そりゃむなしいんです朝はよからですね眠たいのに朝3時から起きてですね魚河岸へ行ってですねよかれと思って仕入れてくるその魚をですね少したくさん買うたためにね半分は売れたけど半分は最後まで残る値段値引きをして売っても売れないときはもう廃棄ですつらいですよつらいですいやホントにねつらい
廃棄する魚を減らすことができれば
今よりもっと手ごろな値段で提供できる
何より…
がむしゃらに働き会社経営にもゆとりができた…
最上のアイデアを聞いて
一人の発明家がスラスラと語りだした
「最上さん…」
あのNASAからもオファーが来たという
スゴ腕のエンジニア新美富男さんとの出会いだった
自信満々の新美さん
泡を作るハニカム構造のパーツも考案した
「これならいける!」
最上は新美さんを信じ…
だが失敗を繰り返すこと数百回
そして5年開発…
そこで最上は貯金をつぎ込んだ
妻が家族のために貯めたもの
これには妻の怒りが爆発
味方は一人息子の賢治さんだけだった
「残す財産がなくなるかもしれないけど」「それでもいいか?」って聞かれて僕はもう「いいよ」って親父が大好きやからですね親父のすることは何でも今まで見てきたし賛成やったですよね
何と言われようと最上は開発をやめなかった
魚に関わる全ての人を助けたかったからだ
人を助けることって尊いじゃないですか価値があるじゃないですか私はどっちかといえばそっちがやりたい
しかしさらに最上に試練が
共同研究者の新美さんが
数ヵ月後
相棒を失った最上は大学の研究室に飛び込み
共同開発を持ちかけた
5年で数十校ほとんど相手にされなかった
どんなに冷たくあしらわれても諦めるつもりは微塵もなかった
根が負けず嫌いで人の倍働けばいいと失敗すると必ず私は姑息な要領よく儲けようとも思わない自分たちが体張って倍働けばいいとやっぱりね余分に働いたらね筋力になる筋肉になる根性になる
追い詰められ悩んだときほど最上は燃えた
そして最上は
新たな共同開発者とともに
ところがこの装置…
当時100万分の1ミリの泡を
正確に測定する技術がなかったのだ
ただの水にしか見えないだから私がいくら言っても大企業の人たちあるいは大学の先生たちは何もわからないわけですねもう歯がゆいもどかしいバカにされたわかってくれないというそういうことの連続でしたですね
それから…
それで測定してみると…
わずか…
7億を超える泡が存在することが判明したのだ
普通4000だ多くても1億しかないとそれが7億とか7億2000万というのは驚きだといまだかってこんなの見たことがないといや〜ホントなんだなとすごいんだなと思いましたやったーと思いましたね
装置の評価は一変
その後魚の保存法を変える大発明と絶賛された
東京で行われた…
水産業界食品業界などから700社以上が出展した
最上の会社はナノバブル発生装置を持ち込み
魚の鮮度を来場者に体感してもらった
まず魚を見ていただいて東京の売り場でこんな魚がないよねと新鮮というのはコリコリ感だよといったらそれをアピールしたいと思ってる今試食をやっておりますどうぞ食べてみてくださいとにかくおいしい生臭いとかそういう感じが全然しないですね
ところでご自宅でも魚をおいしく保存できる方法
知ってますか?
家庭でも魚の鮮度を保ちおいしく保存する
とっておきの方法があるんです
プロの魚屋さんに教えてもらいましょう
まず買ってきた魚を水道水で洗います
次に菌の繁殖を抑えるため…
大事なのは酸素と触れさせないように
最後にフリーザーバッグで…
切り身の場合は軽く水洗いした後に水分ふき取って1切れずつラップするといいです
ぜひ皆さんの家でも試してみてください
最上のナノバブルは鮮度だけじゃない
泡を使えば魚が…
(娘)《父さん覚えてる?》
(父)《なぁ覚えてるか?》《小さい頃あたし泣き虫で…》《お前いつもコロコロ笑ってて…》《父さんをしょっちゅう困らせた…》《毎日元気もらってた…》《生意気で憎たらしい子だった…》《オシャマで可愛らしい子だった…》《全然口利かない時期もあったね…》《お前のおしゃべりで家中明るくなった…》《でも父さんはいつも見守ってくれてた…》《なのに俺は仕事にかまけてた…》《あの頃のこと謝りたいよ…》《寂しい思いをさせてすまなかった…》《もっと素直に伝えられてたら…》《もっと素直に伝えられてたら…》これから親孝行するから。
もう一生分親孝行してくれた。
ライフステージに寄り添って
長く安心して使ってもらえるようにドコモは家族を応援し続けます
最上がやってきたのは広島にある養殖場
今ネットがかぶってるところ全部ヒラメなんです
1年前から最上のナノバブルを活用している
ここにいるのは生きた魚
窒素の泡で満たせば死んでしまうはずだが
元気に泳いでいる
実はここで発生させているのは
窒素ではなく…
これが養殖の世界に新風を巻き起こそうとしている
赤潮だとかそういうのはみんな酸素不足なんですよね酸素不足で魚がみんな死んでしまうわけですねだったらナノバブルで酸素を供給してやればいいじゃないかということですね
実は海水温度が上がる夏場は
水中の酸素濃度が低下する
魚はエサを食べるときに酸素を使うので
エサをやりすぎると魚が窒息死してしまう
そのため夏場はエサを減らすのが
養殖の世界では常識とされてきた
ところが水中を酸素の泡で満たせば
エサを豊富に与えられるため魚は早く大きく成長する
ナノバブル養殖の魚は
倍近いスピードで急成長する
ちょうど1年やってきましたけど全く病気の問題を起こさないし成長は促進するしこのシステム全体の酸素の量をコントロールできるようになりましたのでこれはもう今までになかった画期的なことですよね
魚市場に最上のナノバブルを一番喜んでいる人がいる
一人息子の賢治さん
装置の開発に家族の貯金までつぎ込んだ父を
ずっと応援していた
思いがまっすぐで朝も昼も夜も勉強して成し遂げる人なんでなのでその辺はものすごく尊敬してますね
貯金を持ち出す夫に激怒した…
その頃の思いを語り始めた
あなたのすることは間違いないと思ってましたけどねまあよくホントここまで来れたと思いますこんないい人をね神様が見捨てるんならね私はもう神様も仏様も信用せんと内心思ってたんですよホントにありがとうございましたまあ思い出しますけどね嬉しいといいますかねありがたいというかねホント感謝したいとそういう思いですやっぱりいつも安心・安全奥さんたちはですね自分の家族を安心・安全なものをしかも安価なものを求めて毎日努力してるわけですからそれに少しでも私たちは安心で安全な鮮度のいいものをこのようにして提供してますよと心の中でね大きな叫びをもってね売っていきたいとそう思ってます
最上の仕事は世界からも注目され始めた
大規模な…
酸素ナノバブルを取り入れる計画だという
多くの人においしく新鮮な海の恵みを
夢へ向かって働き続ける
震災後初めて行われた
…に密着
今まで誰も見たことのない
(一同)おお〜見入っちゃいました
漁師さんのために
豊かな海を取り戻したい
ナレーターは彼にバトンタッチ
今夜は2014/11/30(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【向井理▼美味しく新鮮!生マグロの鮮度を20日間保つ新技術】
“ミクロの泡”で冷凍いらず!フレッシュな魚を多くの人に届けたい
詳細情報
お知らせ
日本人が大好きなマグロ。
これを冷凍保存することなく、なんと20日間も新鮮なまま保つ技術がある。
そのカギとなるのは、100万分の1ミリという“極小の泡”。ただの空気の泡ではない。この『ナノバブル』で満たした水で保存すれば、足が早く数日で生で食べられなくなるサバも、5日間も鮮度が保てるという。
この新技術を開発したのが、魚一筋60年、北九州の水産会社会長、最上賢一、75歳。
番組内容
魚の鮮度を保つことに人生の全てをかけてきた最上は、今も現場に立ち続ける。
今、最上の“泡の技術”は、養殖業界にも新風を巻き起こそうとしている。
なんと、魚が通常の1.5〜2倍のスピードで成長するという。
この不思議な泡の正体は!?
※11月30日放送を予定していた「はやぶさ2」特集は、打ち上げ後放送致します
出演者
【ドリーム・メーカー】丸福水産 会長 最上賢一(75歳)
【ナレーター】向井理
音楽
小田和正「やさしい雨」
制作
■番組HP
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■twitter@yumetobiplus
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ドキュメンタリー/教養 – その他
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