くらし☆解説「衆議院選挙と国民の視線」 2014.12.02


生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは10時5分です「くらしきらり解説」きょうのテーマはこちらです。
担当は島田敏男解説委員です。
安倍総理大臣が解散を決断してきょう公示された衆議院選挙ですが、これを国民の皆さんがどう見ているかということですね。
島田⇒衆議院議員の任期を2年近く残しての今回の解散総選挙に対して、野党側からは大義のない解散だと、こういう批判の声が出ています。
これに対して安倍総理はみずからが進める経済政策アベノミクスに対する信任を問う選挙だと位置づけています。
国民は今回の選挙をどう見ているのか、きのうまとまったNHK世論調査をもとに探っていきたいと思います。
こういう中での安倍内閣の支持率今回はどうなっていますか?衆議院が解散した先月21日以降そのあとの調査ではほぼ横ばいが続いています。
先月28日の金曜日からおとといの日曜日にかけて行った調査では安倍内閣を支持すると答えた人は46%支持しないのほうは36%でした。
安倍内閣の支持率、10月11月と2か月連続で低下の傾向を示していたんですが衆議院選挙の投票日の3週前2週前と2週連続の調査では横ばいでした。
これは第2次安倍内閣の支持率全体の中で見ると低い水準ですね。
以前と比べると低い水準ただ過去の歴代内閣と比べてみますとやはりこれは50%は割ってはいるけれども40%台の内閣支持率というのは高いほうなんです。
この辺りが今回、安倍総理が解散の判断に際して今ならば大負けすることはないだろうという見通しのよりどころをもたらしたそういうことも言えると思います。
安倍内閣の支持率を支えてきたのは緩やかなインフレを目指す経済政策です。
それに期待する声があったからだというふうにこの番組でも紹介してきました。
経済政策に対する評価はどうですか?10月から11月にかけてここでアベノミクスに対する評価が急速に一度下がりました。
しかし先月18日に消費税率の10%への引き上げ先送りを表明したあとは、その調査では横ばいになっている。
投票3週前、投票日から2週前この2回の調査では若干ですけれども評価するのほうが評価しないを上回っています。
消費税率の引き上げ先送りと同時に衆議院の解散を表明しましたよね。
GDP国内総生産の伸びが年率でマイナス1.6%という厳しい数字になったのを受けまして安倍総理は消費税率を引き上げを先送りすると同時に衆議院の解散を同時に表明しました。
このタイミングでの解散の判断に対しては評価するという答えは全体の29%にとどまりました。
評価しないが68%。
これは厳しい受け止めです。
野党の支持者、無党派層ここでは8割以上の人たちがこのタイミングの解散は評価しないと答えています。
安倍さんの足元の与党支持者でも52%半数以上が評価しないと答えています。
何を問う選挙なのかはっきりしないという戸惑いがあるんでしょうか。
安倍さんの解散決断のメッセージこれが消費税率10%への引き上げ、これを先送りしたから賛成してくれ増税の先送りだから賛成してくれという呼びかけに聞こえて、素直にそれに応じられないと受け止める人が多いようです。
消費税の引き上げを先送りすると社会保障を支えるための財源これが計画よりも不足してくるのは明らかです。
そういう副作用も考えると物事は単純ではないこういう考えの人がいるということです。
そうなるとこういう受け止めは投票率にも影響してきますか?その可能性はあります。
あなたは投票はどうなさいますかという質問に対して、必ず投票に行くと答える人の割合これが最終的な投票率に比較的近いといわれています。
最近2回の衆議院選挙のときの数字の変化と最終的な投票率過去2回と比べますと今回は投票日の3週前2週前と1週間の間で2ポイント落ち込んでいるんです。
これがこの先、選挙戦が激しくなる中でどうなるかこれは流動的な面があります。
今回はどういう人たちが投票に消極的ですか?選挙の際に大きな流れを決めるといわれる無党派層の人たちつまり特に支持している政党はないと答える人たちで、必ず投票に行くというのが減っています。
過去2回の衆議院選挙のときは全体の数字よりは低かったものの50%以上の無党派層の人が必ず投票に行くと言っていたんですが、今回は40%にとどまっているんです。
でも国政選挙というのは一人一人の声を政治に反映させる貴重な機会でもありますよね。
そのとおりです、全国各地の自治体の選挙管理委員の人たち民間で協力する明るい選挙推進協会の人たちこの皆さんがたが意思表示、国民としての意思表示の機会を大事にしてほしいと呼びかけています。
公示翌日のあすから行われる期日前投票、この制度を利用したりしまして今の政治状況に対する一人一人の考えを示す、これはとても大切なことだと思います。
その中で選挙結果にも影響する政党支持率、これはどうですか。
今回の調査での各政党の支持率はこちらです。
丸かっこの中の数字は1週前の調査のときの比較です。
自民党は1週前よりもポイントアップです。
一強に変わりありません。
続いて民主党。
1週前より僅かに下がりました。
ほかの野党と比べると水をあけています。
これに各党が続いて公明党、共産党、生活の党が1週前よりも上昇しています。
今度の選挙の結果、島田さんはどう見ていますか?私は先ほど見た無党派層の人たち、この人たちが最終的にどう動くかここにかかっていると思います。
ただ今回の調査でも自民・公明両党で過半数を獲得するのが望ましいと思いますかという質問に対し、望ましいという答えが53%。
半数を超えているのも事実です。
一方で野党に対してはどうですか。
国会の中に自民党に対抗できる勢力を持った野党ができることを期待しますか、という質問に対して期待するが69%。
こういう数字です。
3人に2人は野党の結集ということに期待しています。
しかし今回の選挙を見ますと、野党の結集、あるいは連携というのは大きく進んでいないというのが現状です。
このことが結果にどう影響するかです。
私たち有権者にとっても判断の難しい選挙ともいえますね。
唐突な解散総選挙ですので無理からぬ面というのはあります。
ただ判断すべき点はたくさんありますね。
安倍総理が進めるアベノミクスの信任ということだけではなくて社会保障の充実と先送りをどう見るのか。
集団的自衛権の行使を限定的に容認するとした7月の閣議決定これをどう見るかそしてこうした重い課題を議論する場である国会これを与野党の力関係というものがどうあるべきか。
こういった点も大きな判断の物差しになると思います。
島田敏男解説委員でした。
この番組では皆さんからのご意見・ご質問を募集しています。
NHK解説委員室のホームページ上、もしくは郵便でも受け付けています。
こちらまでお寄せください。
次回のテーマです。
通学路や住宅街の中の生活道路での交通事故が減らず今、車の規制速度や取締りが大きく見直されています。
事故をなくすにはどうすればいいか考えます。
担当は寒川由美子解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。
2014/12/02(火) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「衆議院選挙と国民の視線」[字]

NHK解説委員…島田敏男,【司会】岩渕梢

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出演者
【出演】NHK解説委員…島田敏男,【司会】岩渕梢

ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療

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