BOSS #01 2014.12.02


(野立)怖いぐらいに男前。
あなたの野立信次郎です。
肩書は警視庁刑事部参事官。
2年前は参事官補でしたがこのたびめでたく「補」が取れました。
身長180cm。
背は高くて地位も高い野立です。
趣味は…。
うん?あっ。
それはいい?ああ。
2年前のあの事件。
あの話ねぇ。
あの警視総監と一緒にテロリストに誘拐された事件。
僕が大活躍した事件ね。
おかげで僕は出世したわけだけど。
あの事件には後日談があった。
それ聞きたい?どうしても?そう。
なら話しましょう。
話は2年前にさかのぼります。
(絵里子)はい。
えっ!?
(警察官)高倉が逃げたぞ!
(警察官)高倉が脱走した!
(銃声)
(一同)おい撃たれたぞ!屋田が撃たれた!どこだ!どこだ!国家公安委員長が危ない。
どういうこと?黒い月にまだそんな力が残ってたの!?犯行声明が出た。
やつらが次に狙うのは警察トップの国家公安委員長だ。
今日イベントに出席する。
そこが狙われる可能性が高い。
対策室のメンバーも向かわせた。
お前もすぐそっちに向かってくれ。
分かった。
警視総監救出で力を発揮した対策室のメンバーが式典に向かった。
(司会)初めにご来賓の方々をはじめ黒原国家公安委員長。
多数の関係者の皆さま。
そして市民の皆さまの…。
(山村)岩井は向こうのビルに行かせました。
(片桐)通常の警備態勢は取れてるようです。
花形。
会場の地図貸して。
(花形)はい。
あなたたちには狙撃手が構える可能性が高い場所を確認してきてもらう。
行って。
(一同)了解。
はい。
ボスである大澤絵里子には考えがあった。
それで対策室のメンバーをそれぞれ配置した。
ところが。
委員長に話があります。
(SP)委員長を止めても無駄だ。
わたしたちも散々進言した。
危険だと。
(SP)しかしこんなときだからこそやるんだというのが委員長の信念だ。

(警察官)この階の確認は完了しました。
(真実)了解。
6階の確認が取れたので5階へ移動します。
特別犯罪対策室の大澤です。
(黒原)知ってるよ。
委員長。
すぐわたしと一緒にこっから下りてください。
ここは危険過ぎます。
テロリストたちが今度は委員長を狙ってるんです。
それも知ってる。
(黒原)しかしここでひるむわけにはいかんだろ。
警察のトップが逃げたとあっては国民の皆さまに合わせる顔がなかろう。
カッコつけないでください委員長。
委員長の命はお一人のものではありません。
その命に国民の信頼が懸かってるんです。
(真実)B−212キロ爆弾発見しました。
(岩井)何っ!?
(片桐)すぐB−2ポイントに爆弾処理班を向かわせる。
携帯が組み込まれてます。
この携帯が鳴ったら時限装置が作動するようです。
ここで爆発したら少なくともビル全体に被害が及びます。
周辺の人たちを避難させてください。
わたしが処理します。
わたしが力ずくでも連れていきます。
(片桐)木元。
大丈夫か?わたしが一人でやります。
避難させてください。
(片桐)混乱を避けるためにビル内部より避難開始します。
(真実)携帯電話と起爆装置をつなぐ線が5本ある。
トラップ配線か。
(片桐)こっちです。
急いでください。
急いでください。
(真実)トラップ配線を遮断するには電流の回路をつくり…。
ハァ…。
(真実)爆発物解除。
(司会)黒原国家公安委員長からお言葉を頂きます。
(黒原)あいさつに行ってもいいですかね?はい。
どうぞ。
(真実)携帯からの起爆配線は解除したはずなのに。
なぜ?
(真実)これは逆極性の回路!?・
(銃声)
(悲鳴)上の階段!くそっ!・急げ!
(山村)あの爆弾はおとりだったのか。
木元さんのビルの警備を外して悠然と狙撃したということですか。
(真実)ボス。
あー。
うどん食べたい。

(鬼塚)ハハハ…!
(鬼塚)最近は物騒だもんなぁ。
フフフ…。

(鬼塚)うっ!?・
(チャイム)おい開けろ!開け…。
おい出てこい。
てめえこの野郎。
抵抗しても無駄だ。
証拠は挙がってる。
久しぶり。
2年ぶりだ。
また何も着てないのか?着てるわよ一応。
隣は?飲んだのか?やっちゃった。
お前もう42だぞ。
バカボンのパパより1個上だぞ。
分かってる!逮捕だ。
見逃して。
好きなのか?ああ…。
ええ。
どこが?制服が。
近所の人から通報があった。
大柄の酔った女が真夜中にでっけえ声出して引きずって持って帰ったってな。
心神喪失状態だったの。
港区ガードマン人形持ち去り事件はやっぱりお前だったか。
酔うと人恋しくなってつい…。
すぐにちゃんと返すから。
お前これで3件目だぞ。
帰国してまだ1週間目だろう。
(作動音)あっ痛。
ちょっと。
何。
しょうがない。
俺が権力で握りつぶしてやる。
あんたの出世はわたしたちのおかげ。
お前らの手柄は俺の手柄。
というわけでまた対策室を復活させる。
もっと活躍して俺を出世させろ。
変わらないねぇあんた。
集めるぞあのメンバーを。
お前が解散させたあのメンバーだよ。
あっ痛。
やだ何よ。
やだ何?
(刑事)何発撃つつもりですか?
(片桐)ことしにちなんで2,011発。
不器用ですから。
(女性)片桐さん。
ほれ。

(岩井)おいっ!
(男性)うああっ。
(岩井)お前あんなこと…。
(男性)勘弁してくださいよ。
キスかムショ。
どっちや?
(男性)はっ?キスオアムショ?アンサーミー!・
(刑事)岩井。
辞令だ。
(岩井)ああ…。
今ええとこやし!
(花形)君たちよーく聞くんだ。
いいかい?人と人が支え合って「人」という字になるんだ。
君たちも決して一人じゃない。
それを忘れない…。
(学生)人と人が支え合ったら人人じゃん。
何言ってんの?ハハッ!ひょっとしてバカ?
(学生)ねえねえねえ。
ってかこれ本物?
(花形)えっ?こら!
(学生)帽子!
(花形)こら!駄目!こらっ。
お前ら…。
(学生)頑張ってね。
(警察官)おい。
大変だ…花形!花形!
(花形)えっ?
(警察官)ぱーっ。
(山村)よく吐いてくれたな。
(男性)あー。
やっと吐いたよ。
(刑事)さっすが落としの山さんっすね。
手ごわかった。
(刑事)すっげえ。
(山村)あっ参ったよ。
僕クラスになると引く手アタマで…。
あっ引く手あまたで。
(刑事)でホシは?
(男性)忘れ物!
(山村)あーっ。

(山村)おはようございます。
あー何だ。
一番乗りか。
よっしゃよっしゃ。
よいしょ。
(岩井)おう。
ほい。
(山村)おっ。
おっさん忘れとるがな。
(山村)あーっ!あっ久しぶり。
お久しぶりです。
岩井さん山村さん。
(岩井)おー。
やる気元気モト冬樹の花形やないか。
おいで。
おはよう!
(片桐)キモい。
(花形)片桐さんも。
ってことは久しぶりにあのチームが復活ですね!
(片桐)いや。
それは無理だろう。
(山村)木元さん今は新島西署でしたっけ。
(片桐)問題はそこじゃない。
じゃあ本当なんですか?あの噂。
(花形)2年前委員長狙撃の責任を感じて精神的に追い詰められて。
(岩井)アホか!そんなもんネットに流れとる都市伝説や。
(花形)じゃあ誰か連絡取ってます?何しんみりしてんの。
ぼけっとしてる暇ないよ。
事件だから。
(花形)ボス!ボス!
(片桐)ボス。
おすっ!男が殺された。
概要話すよ。
・ちょっと待て。
集まったな有象無象。
(一同)野立さん。
下々の憧れ。
野立参事官だ。
まあ聞いてくれ。
科捜研の玲子ちゃんが玉のこしに乗った。
えっ。
今日付で寿退社だ。
(玲子)皆さんお久しぶり。
僕の奈良橋さんが!?
(岩井)声でかっ。
どうも。
お世話になりました。
いいえ。
大したお構いもできませんで。
ホントこき使われたわ。
これで清々。
お互いにねアハッ。
うーんと年下なのに先にいってごめんなさいね。
いいのよ。
うーんとしたたかだからあなたの方が。
アハッ!アハハッ!オホホッ!で後任が…。
(花形)奈良橋さん!いや玲子さん。
僕は…。
(玲子)沼田良美さん。
どうぞ。
(良美)よろしくお願いします。
(花形)花形です。
やる気元気いつでも本気。
(岩井)おーおー。
盛っとんなぁ。
じゃわたしはこれで。
『ハガネの女』になりますんで。
じゃまた。
何て?何て?お幸せにー。
あっ。
離婚と不倫の相談にはいつでも乗るからね。
で木元の代わりは?んっ?ああ。
さっきからそこにいるよ。
(岩井)誰かおる!座敷わらし?
(花形)なっ…何してるんですか!?
(幸子)あー。
今度科警研から来ました田所幸子と申します。
(山村)さっきからいたの?
(幸子)はい。
皆さん楽しそうにされてたんでお邪魔しちゃ悪いかなと…。
(山村)いや。
僕らまだ作ってないのに。
おい。
(片桐)なぜおにぎりを?わたしおなかがすくとグーッと鳴るのでご迷惑かなと思って。
あれ?何かたくあん臭い…。
すみません気付かなくて。
これはおかかです。
あっ。
焼きタラコだったかな。
何だろう?いらいらする?すっごくいらいらする。
年のせいだ。
あれが刑事?科警研の所長から頼まれたんだ。
使い物にならないから引き取ってくれって。
はあ?相手は警視監だぞ。
貸しをつくれば俺のポイントはぐいーんと上がる。
泣いてくれ。
あんたね。
さあ始まるぞ!楽しい捜査会議。
俺がお前らに持ってきた特別な案件だ。
(花形)あっ。
誰かが弔いを。
(片桐)おい行くぞ。
(花形)はい。
(山村)これが殺された鬼塚に恨みを持ってる人のリスト。
(岩井)こんなにおんのか。
憎んでも憎みきれん人が山ほどおんねんな。
でどっから当たるか?
(山村)木元さんもボスのこと恨んでんのかな?
(岩井)えっ?木元だけちゃう。
結局対策室解散させたんあの女や。
あの女も結局自分の保身しか考えてへんのやろ。
(花形)結局ボスも自分のことしか…。
(片桐)どうかな?まあ何か考えがあるんだろう。
あの人のことだから。
考えなんかあるかい!あんな女に。
(良美)怖ーい。
仲悪いんですか?ここの方たちって。
(岩井)いやいや。
まあ別にそういうわけやないんやけどな。
(良美)あっ。
これ科捜研に残ってた過去の事件の資料です。
(岩井)へーい。
(良美)あれっ。
何してるんです?いやっいや…。
あーいや。
今はやりのツブヤイター。
アホ。
捜査中に何つぶやいとんねん。
(山村)いや。
これで花形君と連絡を。
みんなでやってんだよ。
クローズにしてるから外部からは見れない。
片桐もやってるの?
(山村)うん。
僕が勧めてね。
ちょっとやり方教えてもらえますか。

(黒原)そうかい。
あれからもう2年かい。
ええ。
(黒原)ハハッ。
わたしの方は相変わらずだよ。
これで何度目の手術だったかな。

(理香)4回目。
(黒原)おうそうか。
(理香)自分の手術くらい覚えといてよね。
はーい。
すいません。
今度は脊髄の手術らしいんだけどね。
でもずいぶん良くなられて。
ああ。
そりゃまあ撃たれたときに比べたらな。
コンビニ行ってくる。
(黒原)はーい。
大きくなられましたね。
ハハッ。
母親を早くに亡くしてまあわたしにとっちゃ遅い子だったからね。
ずいぶん甘やかして育てたからなぁ。
ハハハ。
生意気で困るよ。
そんな。
留学中だとか?ああ。
わたしの手術に合わせて日本に戻ってきたらしい。
2年前の事件いまだ犯人を検挙できずでホントに申し訳ありません。
いや。
ありがとう。
黒い月か。
相手はテロ組織だ。
そう簡単にはいかんさ。
木元真実か?君の部下は。
はい。
今新島の方にいるらしいね。
ええ。
君が飛ばしたのか?本人の希望です。
これ。
(岩井)誰かが花束置いたんやろう?人が殺されたと聞いて。
(花形)これが何か?日付をよく見なさい。
(花形)4月14日夜8時32分。
鑑識から上がってきた死亡推定時刻は?
(花形)死後硬直の状態から見て夜9時半から10時半の間。
つまりこの花束は死亡時刻より前に置かれてる。
この花束を置いたのが犯人である可能性が高い。
(山村)あーっ!
(片桐)どうした?
(山村)ツブヤイターです。
(片桐)それはもういい。
いや違うんです。
この大澤絵里子のツブヤイターにまた新たなつぶやきが。
(片桐)「品川区でまた一人処刑した…」まさか…。
第一の被害者鬼塚さんが起こした殺人事件を5年前に担当したのは捜査1課3係。
3係?
(片桐)第二の被害者田中さんが起こした事件を担当したのも捜査1課3係。
刑事の名前は…。
(森岡)ハァ。
(森岡)お嬢ちゃん。
おじちゃんちょっと頼みがあるんだけど。
・森岡博!元警視庁捜査1課刑事。
2件の殺人事件を担当。
しかし被疑者はいずれも心神喪失を盾に釈放された。
その後警察を辞めた。
絵里子のこともよく知ってる。
(森岡)見逃してくれ。
(森岡)14日は先生の講演で札幌のホテルグラント。
16日も同じく講演で那覇の市民センター。
裏取りしたけりゃ番号教える。
ああ。
そんな暇じゃねえよ政治家の秘書は。
だよなぁ。
後援会長の孫のためにガチャガチャ2時間か。
激レアの「ゴールデンちくわくん」ごときで。
しかも俺が2万使って出なかったものをあのがき一撃で出しやがった。
持ってんの!?持ってるよ。
持ってんの!?まあまあまあまあ。
ついてないのは昔からだろ?忘れたのか?俺たち…。
ピーポー!ピーパー!ピーピー!…ってやめろ。
それが嫌だから警察辞めたんだから。
捜査1課で無茶な捜査するたびに広報に飛ばされて。
そこでお前らと一緒になって。
ああ…。
この屈辱。
一生忘れん。
(森岡)また戻ってきたのか?組織に。
えっ?2年前組織が嫌でアメリカに行ったんだろ?俺と一緒だ。
またやり直すつもりか?あそこで。
まあ別に人ごとだからいいんだけど。
あんまり飲んだくれんなよ。
赤坂かいわいじゃ有名だぞ。
赤坂?行ってないよ。
そんなことよりも何か気付いたことはない?ピーピー。
ピーピー。
この写真が使われてるんだよ。
何かあんだろ?ピーピー。
ピーピー。
ピーピー。
ずいぶん詳しいな絵里子のことが。
お前ホントにブログとかやってないの?刑事がブログやってどうすん…。
どうした?わたしがアメリカの警察事情について書いた論文。
日本の雑誌に掲載された。
それが?その中で刑法39条の安易な適用反対について書いてる。
日本も犯罪者に対してもっと厳しくあるべきだと。
犯人はこれを読んで犯行を?
(良美)ツブヤイターに使用されていた写真の解析結果です。
5万部出回っている広報誌からスキャンしたもので間違いなさそうです。
(片桐)言われたとおりネットマスメディアそのほか対策室がらみで出ている記事を集められるだけ集めてみました。
(岩井)2年前の事件でクローズアップされた分ぎょうさん集まった。
中には嘘八百のデマから対策室の人間関係まで。
どこで調べとんねん。
(山村)これらを時間をかけて集めれば例のツブヤイターぐらいの情報は書けますね。
(岩井)やっぱりあんたに恨みのあるやつの犯行ちゃうか?だったらここにいる全員だろ。
(岩井)そのとおり。
うるさいよ。
出来の悪い部下と上司に囲まれて殺意を感じてるのはわたしの方。
そんなこと言ってる暇があったら捜査する。
岩井はこれまでに刑法39条で無罪になった人を洗って。
彼らが次の犠牲者になるかもしれない。
田所は今ある情報で犯人の動きを分析してみて。
はい。
解散。
(一同)はい。
ホント皆さん口悪いですね。
しょうがないよね?ったく。
あれ?すてきなコート。
どこで買ったんですか?それニューヨークで買ったの。
それよりも例の花の分析をお願い。
おしゃれよりそっちを気にしてね。
はい。
すぐに分析結果をお持ちします。
はーい。
どう?
(花形)ああ。
(幸子)無理です。
ツブヤイターの発信場所を探ってもばらばらでとても特定できません。
だいたいわたしコンピューター方面は得意じゃなくて。
簡単に音を上げない!
(良美)被害者の家に置かれていた花束ですが特に手掛かりになるようなものは出てきませんでした。
あら?元素分析はしたの?
(良美)えっ?
(幸子)元素分析すれば産地から売ってる店ぐらい特定できるわよ。
だから科捜研は駄目なのよ。
科警研の落ちこぼれに言われたくないわ。
科警研は警察庁にしかない。
科捜研は各都道府県にある。
言うならキャリアとノンキャリアぐらいの違いがあるの。
(花形)言いますね意外と。
(良美)キャリアとノンキャリア!?まあまあまあまあ。
だったらあなたがやりなさい。
女の子は優しい方がいいな。
なーんて。
何言ってんの?わたしへの恨み?だとしたら犯人は女の可能性もある。
(幸子)あのう。
おかげさまで何か勝手にパソコンが動いてくれてるんですけど。
あら。
それはよかった…。
何で!?
(花形)何だ?これ。
ハッキングされてるよこれ。
(花形)あっ。
「対策室のバカどもへ」「まだこんなことをやっているのか?」「これ以上被害者を増やしていいのか?」「また犠牲者が出たぞ」・
(山村)またつぶやきです。
大澤絵里子が目黒区西小山で処刑したと。
ガイ者はやはり殺人で以前逮捕されています。
同じく刑法39条心神喪失を主張し釈放されている。
ボスが言っていたとおりリストの中にその被害者が入ってました。
はい。
分かった。
誰ですか?次の犠牲者候補のリスト見せて。
はい。
40名もいますよ。
片桐に連絡して。
今すぐ品川駅に向かう。
(花形・山村)えっ?そこに必ず犯人が現れる。
次の犠牲者よ。
この4人のうち誰かが必ずこの周辺500m以内にいるはず。
ただ人命第一。
見つけたら直ちに保護して。
(岩井)あっ。
よし行こか。
(男性)あっ!?
(山村)ああー!ああー!すいません!すいません!
(岩井)見んといて。
(山村)もう!
(片桐)おい。
行くわよ。
(花形)ボス。
(片桐)動くな!
(花形)手に何か持ってます。
ゆっくり頭の上に手を上げろ。
振り向きなさい。
木元さん。
(片桐)お前。
木元?前方!
(片桐)岩井!そっちに犯人が向かった!木元。
その人お願い。
(真実)はい。
(岩井)止まれ!
(片桐)手を上げて膝を突け。
黒原理香。
(花形)知ってる人ですか?
(花形)でもどうやってあの場所だと分かったんですか?キム・ロスモの数学理論を応用した。
(幸子)応用?犯人が今までツブヤイターへアクセスした発信場所のデータを木元がコンピューターを使って解析してくれてた。
木元さんが?
(真実)《携帯の発信地をGISシステムによってマッピング》《ロスモの数式を使って拠点を割り出す》《さらに空間移動パターンと時系列変動パターンの確率分布を重ね合わせると…》《人間にランダムはつくれない》《人はかく乱してランダムに行動してるつもりでもある規則性を持ってしまうものなの》《その規則性を分析すれば次の殺人現場が分かる》《はい》
(真実)《次の犯行エリアを予測しました》《時間と場所のデータを今パソコンに送りました》《分かった。
向かう》そしてそこに彼女が現れた。
対策室のコンピューターにハッキングを仕掛けられるのは並のレベルじゃない。
そして対策室。
いいえ。
わたしへの恨み。
あなたアメリカのMITで応用数学を専攻してる。
コンピューターの操作はお手のもの。
アメリカのハッキングコンテストで優勝してる。
それが?ハッキングを悪いと思ってるのは日本だけ。
ハッカーとクラッカーの区別もつかない国だしね。
動機は…。
あなたはわたしを恨んでる。
なぜならお父さんを救えなかったから。
それなのにマスコミにもてはやされたり対策室が復活したことに我慢ならなかった。
だけどあなたは一連の殺人事件の犯人じゃない。
犯人じゃない!?
(幸子)どういうこと?確かにあなたは対策室のコンピューターをハッキングした。
あの場所に来たのも対策室わたしに恨みがあるのも事実。
だけど異常者じゃない。
ハッキングして3件目をリークした際「これ以上被害者を増やしていいのか」とあった。
連続殺人犯は殺す相手を被害者とは言わない。
なぜなら彼らの意識では殺す相手は人ではなく物だから。
(花形)じゃあ何で彼女はあの場所に現れたんだ?
(片桐)彼女はコンピューターのプロフェッショナル。
独自に犯人のツブヤイターの発信場所を割り出し同じくロスモの数学理論で次の犯行場所を予測したってことですか。
でも何だかんだいってもまだ子供ね。
実際に犯人が捕まえられるかどうか心配で自分も見に来た。
そこまで分かってて何でわたしに任意同行をかけたの?真実が分かれば対策室。
いや。
あんたが恥をかくのに。
公務執行妨害は事実!わたしはどんな小さな犯罪も許さない。
駅周辺に緊急配備かけてくまなく捜したけどそれらしいやつおらんかったで。
(山村)リストの男性今村さんほか3名も警護を付けて自宅に帰しました。
(花形)じゃあ犯人があの場所に来るはずだったのに現れなかったってことですか?そうなる。
(幸子)あのう。
犯人はホントに来るはずだったんですか?その木元さんの計算自体が間違いだったってことは?木元に限ってそれはない。
彼女は優秀よ。
この解析は98.75%の確率で特定できるはず。
(幸子)じゃあ何で?それで場所を割り出して君もここに来たってわけか。
相変わらず人使い荒いな。
絵里子も。
(真実)でも犯人は来ませんでした。
計算間違ってないはずなのに。
まあいいさ。
しばらく手伝ってくれ。
マミリンの力が必要だ。
(良美)木元。
どうしたの?
(真実)遺留品どこですか?
(良美)そこよ。
(岩井)ありがとうございます。
(片桐)岩井。
ホームセンターで5年前から売ってる商品。
販売ルート追うんは至難の業やな。
手袋とタオルは?両方年間10万個出てる。
こっちも不可能やな。
分かった。
何もつかめずか。
これだけ物証があるのに運がいい犯人ですね。
いや違う。
(花形)えっ?犯罪の素人は証拠を全部消そうとする。
でもプロは必要なものだけを消す。
たくさん物証があったんじゃない。
足のつかない物証しか残さなかった。
犯人は間違いなく犯罪に精通した人間よ。
(良美)期限付きで手伝うってわけか。
大変だね。
ボスに頼まれたんで。
これじゃ話にならないんで現場に行ってきます。
待って。
行くならわたしも行くわ。
すげえな。
お前と部下との対立まで書いてある記事があるぞ。
おいおい。
俺ともケンカしてることになってるよ。
ちょっと黙って!おおー怖っ。
怒鳴んなよ。
俺も徹夜でホントは休みなんだよ今日。
あのさ犯人ってお前のこと好きなんじゃないの?何言ってんの?だって有名人のツイッターの成り済ましとかって結局そいつに…。
わたしは有名人じゃな…。

(森岡)よう。
ピーパー。
どうした?ピーピー。
ごめん。
ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ。
(森岡)何?あんた言ってたわよね。
わたしが赤坂かいわいじゃ有名だって。
ああ。
(良美)どう?
(真実)沼田さん。
ナイフが捨てられたっていう場所知ってます?
(良美)うん。
行ってみる?
(花形)来た?
(店員)ええ。
確かにいらっしゃいましたよ。
(店員)だって間違えようないですよ名刺置いていかれましたから。
(岩井)名刺?
(店員)ええ。
(店員)これです。
まだ名刺は作ってない。
偽物だ。
(片桐)どんな外見でした?髪はこれくらいで紺色のシャツにグレーのジャケット着てました。
分かった。
(幸子)あのう。
何?例の現場に置かれていた花の元素解析をしたんですけど。
で?いや。
いいです。
たぶんどこかで間違えたんだと思います。
やり直します。
わたしの論文。
わたしの論文に賛同して犯行を行っていた。
どういうことです?わたしの論文。
わたしのツブヤイターの成り済まし。
犯人は正義に駆られたミッションタイプじゃない。
わたしのやることやりそうなことやりたいことを模倣しようとしてる。
大澤さんのストーカー。
いえ。
ファンってことですか?そう。
赤坂や六本木でわたしそっくりな女が現れてる。
単なるツブヤイターの成り済ましじゃない。
本気でわたしに成り済まそうとしてる。
ちょっと待って。
元素分析がどうしたって?ああ。
花の元素じゃない微細物質。
ごく小さな物質が付いてたんですけど。
それは犯人の服や手に付いていた繊維とかが花束に付くということはあるよね?そうなんです。
ですけどその物質がちょっと特殊なんです。
特殊?分析した結果バリスティックゲルなんです。
バリスティックゲル?火災実験などで使われるゲルです。
あー。
あと3時間は寝れるな。
野立参事官だけに。
(幸子)そんなの使うのは科捜研ぐらいしか…。
だから誰かが不注意で…。
違う。
不注意じゃない!あの場所に現れなかったのは情報が漏れてた。
えっ!?《出来の悪い部下と上司に囲まれて殺意を感じてるのはわたしの方》あの女だ。
ここでナイフが捨てられた。
こんな所でなぜ?
(銃声)2014/12/02(火) 15:53〜16:48
関西テレビ1
BOSS #01[再][字]

最強アラフォー女刑事が帰ってきた!事件は終わっていなかった。2年前の真相とは!?復活したTEAM最初にして最大のピンチ!犯人のターゲットは対策室・・・

詳細情報
番組内容
 2年前——。
 警視庁の裏金汚職問題に巻き込まれ、大澤絵里子(天海祐希)が室長を務めた捜査一課「特別犯罪対策室」は解散、責任を取った絵里子は渡米しようとしていた。と、そこへ、参事官補佐・野立信次郎(竹野内豊)から連絡が入った。反政府組織「黒い月」が、警察トップの国家公安委員長・黒原健蔵(西田敏行)を狙撃すると声明を出したというのだ。しかも、今日行われるイベントで狙われる可能性が高いという。
番組内容2
野立は、対策室のメンバーを会場に向かわせたから、絵里子にも急行しろ、と指示する。
 会場に着いた絵里子は、黒原に避難してほしいと告げるが、黒原は警察のトップは逃げられない、と拒否。
 一方、対策室の木元真実(戸田恵梨香)は会場横のビルで爆弾を発見し、処理を開始。片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)も、不審者の捜索をする。
番組内容3
真実は爆弾の処理を完了するが、よく見ると、爆弾はニセモノだった。と、そのとき、絵里子は、銃のスコープの反射を感知。とっさに、黒原に覆いかぶさるが、黒原は背中に被弾してしまう。しかも、犯人を確保することができなかった。
 黒原狙撃の責任を取らされ、対策室は再び解散、絵里子は渡米した。
 それから、2年——。参事官となった野立は、ある重要事件を引き受けることをキッカケに特別犯罪対策室を復活させる…。
出演者
天海祐希 

竹野内豊 

戸田恵梨香 

玉山鉄二 

温水洋一 

溝端淳平 

吉瀬美智子 

ケンドーコバヤシ 

成海璃子 

釈由美子 

大森南朋 

長谷川京子 

西田敏行
原作・脚本
【脚本】
林宏司
監督・演出
【企画】
村瀬健 

【プロデュース】
保原賢一郎 
三竿玲子 

【演出】
光野道夫
音楽
【主題歌】
「Rollin’Days」Superfly(ワーナーミュージック・ジャパン)

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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