おはようございます。
7時になりました。
対象はどこまで広がるのでしょうか。
自動車部品メーカー、タカタが製造したエアバッグの不具合を巡る問題。
3日、アメリカの議会下院で公聴会が開かれ、タカタは、リコールの対象を直ちに全米に拡大することに慎重な姿勢を示しました。
一方、ホンダは調査目的で全米でリコールに応じる方針を示しました。
先月の議会上院に続き、3日、下院で開かれた公聴会。
タカタの清水博品質保証本部シニアバイスプレジデントや、北米ホンダの上級副社長らが出席しました。
議員からは不満の声が。
タカタが製造したエアバッグに欠陥が見つかった問題。
リコールの対象は、全世界で1300万台以上に上っています。
問題のエアバッグは、作動した際に破裂し、部品が飛び散るおそれがあります。
被害を受けた女性。
エアバッグから金属片が飛び出し、目に大けがをしたということです。
原因についてタカタは、エアバッグを膨らませる火薬を管理する湿度が適切に調整されていなかったといった、製造工程などに問題があったとしています。
エアバッグの不具合について、当初、アメリカ運輸省の道路交通安全局は、気温や湿度の高い地域で作動した場合に限られると認識していました。
しかし、こうした地域のほかにも事故が起きていることが分かったなどとして、タカタなどに対し、リコールを全米に拡大するよう命令していました。
そして、今回の公聴会。
タカタは、自動車メーカーがリコールを全米に拡大すれば、タカタとしても協力していく立場を強調しました。
タカタは、当局の命令には最大限協力するとしながらも、直ちに全米にリコールを拡大することには、慎重な姿勢を示しました。
また、ホンダは。
調査のためのリコールという形で、全米規模で対応していく考えを示しました。
一方で、トヨタ自動車やホンダが中心になって、エアバッグの不具合の原因の調査を、第三者機関に依頼する方針を示すなど、事態の収拾を目指す動きも出ています。
今後、全米にリコールが拡大された場合、日本国内にもさらに影響が広がります。
現在、国内でリコールの対象になっているのは、自動車メーカー11社の260万台余り。
主に平成12年から15年にかけて、海外の工場で製造されたタカタのエアバッグを採用しています。
国土交通省は、リコールを全米に拡大した場合、日本国内でも同じ対応を取るよう、タカタなどに指示しています。
その場合、ほかの時期に製造された製品も含まれることになり、国内では新たに20万台ほどがリコールの対象になる見込みだということです。
次は、おととい公示された衆議院選挙についてです。
各党の党首は、今週の序盤戦、競り合いが予想される選挙区や、比例代表での得票に力を入れる地域に重点的に遊説に入るなど、支持の拡大を目指すことにしています。
このうち、自民党総裁の安倍総理大臣は、前回・2年前の衆議院選挙で議席を獲得できなかったり、今回、新人を擁立したりした選挙区を中心に、応援に入ることにしています。
来週8日には、谷垣幹事長らと情勢を分析して、競り合いが予想される選挙区を絞り込んで遊説を進める方針です。
民主党の海江田代表は、国会論戦で即戦力となる人材の確保を優先したいとして、前議員や元議員が立候補している選挙区を中心に、遊説活動を展開する方針です。
週末にかけて、北陸地方や北海道、九州などを回って、遊説を行う方向で調整を進めています。
維新の党は、幹部らが前議員の選挙区を中心に遊説活動を行う方針で、今週は江田共同代表が東京をはじめ、関東地方や東海地方などを訪れ、また、橋下共同代表が九州などを訪れて遊説を行う方向で調製しています。
公明党の山口代表は、きょう、党の常任役員会で、序盤の情勢を分析するとともに、選挙区に候補者を擁立した近畿地方や、比例代表で議席の上積みが見込めるとしている、関東地方や東海地方を訪れることにしています。
次世代の党の平沼党首は、週末にかけて、選挙区、比例代表ともに、候補者の多い東京をはじめとする関東地方のほか、長野県や愛媛県を訪れて、遊説を行うことにしています。
共産党の志位委員長は、比例代表の各ブロックでの議席を上積みを重視して、有権者の多い都市部を中心に遊説を続ける方針です。
生活の党の小沢代表は、前議員が立候補している選挙区を中心に、遊説活動を続けていくことにしています。
社民党の吉田党首は、選挙区に候補者を擁立した九州のほか、東北地方で街頭演説を行う方針です。
新党改革の荒井代表は、東京都内を中心に街頭演説などを行うことにしています。
衆議院選挙は今月14日の投票日に向けて、論戦が熱を帯びています。
きょうとあすの2日間は、選挙の注目点について見ていきます。
きょうは経済・財政政策です。
政治部の日置記者です。
日置さん、選挙戦が始まりましたが、やはり、安倍政権が進める経済政策、アベノミクスが最大の争点になっていますね。
そうですね。
安倍総理大臣は、今回の解散・総選挙をアベノミクス解散と銘打っています。
各党もアベノミクスの是非を正面から論じていまして、その評価が選挙の最大の争点であることは確かです。
与党側は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略という3本の矢を柱にした、アベノミクスのさらなる推進を掲げています。
一方、野党の立場は政党によって異なります。
アベノミクスは失敗だったとして、政策転換を迫る政党がある一方で、一定の評価をしたうえで、軌道修正を求める政党もあります。
ではここで、アベノミクスで日本経済はどのように変化したのか、見ていきます。
今回の選挙で最大の争点となっているアベノミクス。
去年4月、デフレ脱却を目指して、日銀が異次元ともいわれる大規模な金融緩和を実行。
物価が上昇に転じました。
その結果、大きく動いたのは株価と為替です。
この2年間で、株価は1万7000円台まで上昇。
大幅に円安も進みました。
円安を追い風に、業績が改善する企業が相次ぎました。
しかし、円安を巡っては、期待されたほどは輸出が伸びないうえに、原材料などの輸入価格が上昇。
中小企業などからは、経営に打撃だという声も出ています。
雇用の面では、働く人の数はこの2年でおよそ100万人増加。
内容を見ると、非正規で働く人の割合が増加傾向にあります。
頑張ろう!
賃金にも変化が。
ことしの春闘での大手企業の賃金の増加率は、15年ぶりに2%を超えました。
名目の賃金は、8か月連続で増加。
一方、物価の上昇分を差し引いた実質賃金は、16か月連続で前年を下回っています。
さらに、4月の消費税率の引き上げ後、消費の回復が遅れ、先月発表されたGDP・国内総生産の伸び率は、2期連続のマイナスに。
安倍総理大臣は、消費税率10%への引き上げを、平成29年4月まで1年半延期することを決めました。
消費税率引き上げの延期には、消費の回復を図るねらいがあるということですね。
そうですね。
こちらに図にしましたけれども、アベノミクスの根底には、企業の収益が増えれば、雇用が拡大し、賃金も上がると。
それによって消費が拡大し、企業の収益がさらに増えていくという経済の好循環を生み出すという考え方があります。
このアベノミクスへの各党の評価は分かれているんですが、具体的にはどうでしょうか。
自民党と公明党は、アベノミクスの継続を訴えています。
次世代の党と新党改革は、軌道修正や補強が必要だとしながらも、基本的に評価しています。
維新の党は、金融政策、財政政策は一定の評価をしていますけれども、第3の矢の成長戦略は、掛け声だけに終わっているとしています。
一方、民主党はアベノミクスを批判しています。
金融政策は急激な円安と物価高を招いているほか、成長戦略は一握りの企業を優遇しているとしています。
共産党、生活の党、社民党は格差が拡大したとして、政策転換を迫っています。
では、各党は具体的にどのようなことを公約に掲げているのか見ていきます。
まずは自民党ですが、景気回復、この道しかないとしていますね。
ようやくつかんだデフレ脱却のチャンスを今、手放すわけにはいかないとしています。
具体的には、円安対策などを盛り込んだ経済対策を選挙後、速やかに実行するとしています。
また、法人税の実効税率を引き下げる一方で、財政健全化の目標は堅持しまして、経済の再生と財政再建を両立させるとしています。
そして民主党は、厚く豊かな中間層の復活としていますね。
子育て支援など人への投資で、厚く豊かな中間層を復活させるとしています。
また、非正規労働者が同じ仕事であれば、正社員と同じ賃金を得られる、同一労働・同一賃金を法制化することを挙げています。
そして維新の党は、身を切る改革を掲げています。
徹底した行政改革で財源を生み出し、経済対策を実施するとしています。
既得権益とたたかう成長戦略で、実体経済を成長させるほか、徹底した競争政策によって稼げる国を実現すると訴えています。
公明党が掲げているのが、景気回復の実感を家計へですね。
家計を支援するための緊急経済対策の速やかな実施や、消費税率10%への引き上げと同時に、食料品などを対象にした軽減税率の導入を目指すとしています。
そして次世代の党は、既得権益の打破を掲げていますね。
規制改革によって、経済成長を実現し、未来に向けた大規模な投資を行うため、200兆円規模の基金の創設を主張しています。
続いて共産党です。
アベノミクスの暴走をストップさせ、暮らし第一への転換を訴えています。
富裕層や大企業への課税の強化、非正規労働者の労働条件の改善を打ち出しています。
生活の党です。
内需拡大による国民生活の向上を訴えています。
可処分所得を増やすとともに、地方の特徴を生かした産業を創出し、地域経済の発展と雇用の拡大を図るとしています。
続いて社民党です。
家計を温める経済対策で、賃上げと所得の増加を実現し、消費と内需を拡大させるとしています。
また最低賃金を当面、時給1000円に引き上げるとしています。
新党改革です。
家庭を重視した政策、家庭ノミクスによって、成長戦略を補強するとしています。
各党の公約を見てきましたが、景気・経済は有権者の関心も高い問題ですよね。
そうですね。
各党ともデフレからの脱却と、景気の回復を目指しながらも、実現を目指す手法やプロセスには違いがあります。
一方で、来年10月の消費税率引き上げは行わないという点では、各党の立場は一致しています。
しかし、国の借金の総額は1000兆円を超えていますので、財政再建は避けて通れない課題です。
投票日まであと10日です。
各党が経済や財政の課題の解決に向けた道筋を有権者に説得力を持って示すことができるのかどうか、これが問われていると思います。
衆院選の注目点、あすは外交と安全保障についてお伝えします。
さて、4年前、世界で初めて小惑星の微粒子を地球に持ち帰った日本の探査機はやぶさの後継機はやぶさ2。
2度の延期を経て、きのう、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
日本中から注目が集まった、はやぶさ2の打ち上げ。
はやぶさ2を載せたH2Aロケット26号機が、宇宙を目指して飛び立ちました。
そして、午後3時10分ごろ、画面奥のはやぶさ2が、ロケットを離れていきます。
予定の軌道に投入され、打ち上げは成功。
日本各地が喜びに沸きました。
今回、はやぶさ2に課せられた任務は、小惑星の石や砂を地球に持ち帰り、生命の起源を探ること。
そのために開発されたのが、インパクタと呼ばれる装置です。
小惑星の上空から、金属の弾丸を秒速2キロという高速で発射。
表面にじんこうのくれーたーをつくります。
風化が起きていない小惑星内部の石や砂を採取することで、太陽系が誕生した当時の姿を探ることを目指します。
インパクタを開発した福島県西郷村の企業です。
開発にかかった歳月はおよそ3年。
きのうは格別な思いで打ち上げを見守りました。
はやぶさ2が目的の小惑星に到着するのは、3年半後の2018年6月ごろ。
そして、2020年12月ごろに、小惑星の石や砂が入ったカプセルを、地球に持ち帰る予定です。
外務省の伊原アジア大洋州局長は、来週、防衛省の担当者らと共に、モンゴルを訪れることになりました。
モンゴル側の高官らと、安全保障分野の協力を確認するとともに、北朝鮮による拉致問題の解決に向けても意見を交わしたいとしています。
外務省の伊原アジア大洋州局長は、モンゴルの首都ウランバートルで行われる、両国の外務・防衛当局の高官による協議に出席するため、来週9日から3日間、防衛省の担当者らと共に、モンゴルを訪れることになりました。
この協議は、去年1月に東京で行われて以来、およそ2年ぶりで、モンゴルが国境を接する中国の最近の動向など、アジア地域の情勢について話し合うほか、自衛隊とモンゴル軍との交流の強化など、両国の安全保障分野での協力を確認することにしています。
また伊原局長は、モンゴルが北朝鮮の伝統的な友好国で国交があることを踏まえ、拉致問題の解決に向けても意見を交わしたいとしていて、拉致被害者らの調査を巡って、ピョンヤンで行われた、北朝鮮の特別調査委員会との協議の内容についても説明し、協力を求める方針です。
沖縄に駐留する海兵隊の一部を、グアムに移転する計画を巡り、アメリカ議会が関連予算の凍結を解除することで合意しました。
日本政府は、沖縄の基地負担軽減の早期実現につながると歓迎しており、2020年代前半の移転開始に向けた取り組みを、加速させていくことにしています。
沖縄に駐留する海兵隊の一部およそ9000人を、グアムなど国外に移転する計画を巡り、アメリカ議会は、全体像が明確でないなどとして、これまで、グアム移転の関連予算の大部分を凍結してきましたが、上下両院の軍事委員会は2日、国防総省から施設整備の全体計画書が提出されたことを踏まえ、凍結を解除することで合意しました。
関連予算87億ドルのうち、日本政府は28億ドルを負担することになっており、防衛省の担当者はこれまで例外として認められてきた事業しか実施できなかったが、解除によって計画の事業すべてを進めることができ、沖縄の基地負担軽減の早期実現につながると、歓迎しています。
日米両政府は、2020年代前半に移転を開始するとしており、日本政府は、今月行う予定の日米の実務者協議で、凍結解除後の計画の進め方について意見を交わし、取り組みを加速させていくことにしています。
では続いて、気象情報です。
今の東京・渋谷の様子、どうでしょうか?渡辺さん、おはようございます。
おはようございます。
全国的にけさは雨の朝を迎えています。
こちらもきょうは傘の出番。
今、雨は降っていないんですが、ぜひ傘、お持ちください。
この雨、冷たい雨です。
防寒対策もばっちりしてください。
上空、見てみてください。
今、雲がだんだんと厚みを増してきています。
このあと次第に雨となります。
予報です。
きょうは九州から関東の太平洋側でも冷たい雨でしょう。
日本海側も雨の所が多いですが、山沿いや北日本は雪が降るでしょう。
沖縄は午前中、激しい雷雨に気をつけてください。
2014/12/04(木) 07:00〜07:25
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
衆院選の注目点、経済・財政政策について各党の訴えは▼タカタ製のエアバッグをめぐり、アメリカ議会下院で公聴会▼はやぶさ2打ち上げ成功に沸いた日本列島の様子を
詳細情報
番組内容
衆院選の注目点、経済・財政政策について各党の訴えをわかりやすく解説します▼米南部を中心にリコールされている、タカタ製のエアバッグを巡り、アメリカ議会の下院で公聴会が開かれます。タカタ、ホンダに加えて北米トヨタの幹部も出席する予定です。リコールへの対応は?▼探査機「はやぶさ2」打ち上げ成功で喜びに沸いた日本列島の様子をお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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