を打ち出すことにしています。
牛乳や乳製品を安定的に供給するためにはその中でどれだけ酪農家が安心して規模拡大に取り組むことができるのかその対策を打ち出せる
(テーマ音楽)着物を着る機会が増え布や染めに興味が湧いています。
布にちなんだ名は布地デザイナーの母親が付けました。
(女性)これで普通に回して。
(川上)普通に回して…。
この2人がにっぽん各地に訪ねるのは今も輝きを失わずに人々の心を捉え続けるにっぽんの布。
昔ながらの方法で手間を惜しまず生み出される布には肌ざわり色柄など独特な味わいがありおしゃれなアイテムとして最近注目されています。
2人の女優が布のふるさとで魅力の秘密を探ります。
案内するのは…京都で江戸時代から続く染色家の5代目でにっぽんに伝わる布や染め物の研究に取り組んでいます。
麻の魅力は見た目と肌ざわりの軽やかさにあります。
私たちがふだんの暮らしでよく使っている麻は「リネン」と呼ばれるものが多いのですがリネンとはひと味違うにっぽんの麻が静かにファンを増やしています。
ここでは伝統を受け継いだにっぽんの麻が守られています。
麻をつくる最盛期の7月。
白石さんが吉岡さんと共に昭和村を訪れました。
麻って長く日本人が着てきたんですけどその植物…もとになるものって見た事あります?え〜ないです。
あっそうですか。
この辺りにたくさんそういう栽培してるとこがあるんで見に行きましょう。
あっ見たい。
あっこれ麻の材料を刈ってられる…。
あれですか?えっこれ麻ですか?これは苧麻という麻なんですね。
えっすごい背が高い!できるだけ高く伸びるように工夫されてるわけですけどね。
へえ〜!この苧麻がにっぽんでは古くから布に使われてきました。
人類は身近に生えている植物で身にまとう布を生み出したのです。
科という木の皮の部分藤のツルとさまざまな木や草が使われましたが中でもこの苧麻でつくった麻の布は加工がしやすく肌にもなじむ事から16世紀ごろに木綿が広まるまで長く人々の暮らしを支えていました。
これ今我々は夏の衣料と思って着てますけどね…。
日本人っていうのは木綿を着る機会が多いでしょ。
木綿まだ300〜350年ぐらいなんですよね。
麻の方が全然歴史が長い…。
麻はもう2,000年あるわけで。
2,000年も。
だから冬になっても麻を何枚も着てたわけです。
重ねて。
そう。
そういうふうにこれは日本人の衣類の原点みたいなものなんですね。
はぁ〜知らなかった〜。
一口で「麻」っていうんですけど麻でも大体世界中でいうと3種類ほど植物を選んでるんですよね。
いくつかある中で総称して言ってるもの…。
もう一つ日本では大麻というのがあるんです。
それからヨーロッパエジプトから…あるいはアイルランドのアイリッシュリネンとかってあるでしょ。
そういう所…ヨーロッパの方は亜麻というものを使ってるんです。
あっまた違うんですね。
麻といっても。
やっぱりその風土に合ったものを使ってるわけなんです。
他の人が見切りをつける中でずっと苧麻を守ってきました。
おとうさん何年ぐらいこの畑やってらっしゃるんですか?えっ今おいくつなんですか?80歳!?アハハ!お若いですよ。
いやいや…。
お手伝いさせて頂いてもいいですか?どうぞどうぞ。
刈ってみて下さいよ。
じゃあいきます。
これぐらい?
(五十嵐)うん。
そんなに力は要らないですね。
うまく鎌を引くように。
うまいうまい。
上手だ。
サクサク刈れますねこれ。
一日どのぐらいですか?そうか。
この葉っぱも取らなきゃいけないんですね。
そうなんです。
苧麻で布に使うのは長い茎の部分だけ。
葉は取り除きます。
これで合ってますかね?おとうさん大丈夫ですか?上手上手。
ハハハ…。
やってくとかなり腰にきますねおとうさん。
アハハ!だから曲がっちゃった…。
おっなんかこれ…。
きれいな糸でしょ?きれいですね。
こうちょっと裂いてみたら分かると思うんだけどこうしてってもほらず〜っと続いてくでしょ。
葉を取ったら茎を水に浸します。
へえ〜これは何のためにお水につけるんですか?水をたっぷり含ませる事によって皮がきれいにむきやすく…。
水分が含まれるとむきやすくなる。
へえ〜。
ちょっとしたコツなんですねこれが。
ふ〜ん。
水で軟らかくなった皮を手で剥いでいきます。
こうして剥がした皮をもう一度水に浸し善信さんの妻玲子さんにバトンタッチされます。
先生これは何の作業なんですか?「苧引き」っていってまた水につけておかれて水を十分吸ったやつを今度は外側の皮は繊維にならないから外側の皮を削り取ってられる…。
はあ〜。
きれいな糸が出てきて。
きれいな…。
色が透き通ってますね。
糸分かれていくの分かります?分かります分かります。
やっぱり難しいですか?毎回ものが違うと。
え〜!?あっちょっと残ったりすると…。
全く違う姿を見せてくれますね。
この状態からこちらの…。
あれ青苧っていうけど「青い」っていう字を書きますけど何となく青さを秘めてるような色でしょ?重なってる所ね。
何ともいえない美しさがありますね。
白石さん糸の出来を左右する苧引きに挑戦です。
おお〜。
どうですか?上手ですか?ほんと?いやでもちょっと道のりは長いですね。
あっこれは難しい。
この皮の付いてる方を処理するのがちょっと力のかけ方がまた変わりますね。
先生難しいです。
アハハ!取り出された繊維青苧は少しずつ束ねて大切に陰干しされます。
これがどうやって麻の布になっていくんだろう。
昭和村でこのからむしづくりが盛んになったのはどうしてなのでしょうか?昭和村は冬すごく雪が積もります。
今でも2m近く積もってかつてはもっとたくさん積もったそうなんですね。
気温でいったら青森県とか函館と同じくらいの寒い所なんです。
で雪が多いので水が豊富なんですけれども水が大変冷たいという事でお米とか農作物が十分育たなかったんですけれども冷たいきれいな水が豊富にあるっていう事がからむしにとってはいい条件だったので昭和村でずっと続いてきています。
とても品質のいいからむしの繊維をつくっていましたので携わっている方たちが自分たちの仕事に誇りと自信を持っているんですね。
そうすると自分たちの高い技術を途絶えさせたくないっていう気持ちも強くって「からむしだけはなくすなよ」と遺言して亡くなる方とかもいらっしゃってみんな昭和村では大事に大事に今まで伝えてきているんですね。
江戸時代から昭和村の青苧は新潟に送られ重要無形文化財の高級麻織物「越後上布」に織り上げられます。
毎年2月〜3月の晴れ間布を白く仕上げるために雪の上でさらす風景は雪国の春を呼ぶ風物詩となっています。
苧麻の繊維青苧。
これがどのように麻の布になっていくのでしょうか。
白石さんと吉岡さんが昭和村にある一軒のお宅を訪ねました。
これは何をされてるところなんですか?青苧を糸にするためまず細く裂きます。
この作業は何ですか?裂かれて細くされた糸を…。
長さ決まってますよね。
植物の長さがね。
その長さをつないで一本の糸に長くしなきゃいけないから…。
これ「績む」というんですね。
これを「績む」っていうんですか。
簡単に言えばつないでるわけですね。
だからよく繊維の会社の事を「○○紡績」っていうでしょ。
「紡ぐ」というのと「績」というのは今のこの事なのね。
紡ぐというとこういう綿状のものをこう取ってこれを手で細くしてこういうふうに糸にしていく…これが「紡ぐ」なんです。
機械でこれ出来ますから大量生産には向く。
こちらの苧麻は「績」の方ですから糸をつないでられるわけ。
これが今残ってるのは中国と韓国の一部とそれから日本と。
だから「紡績」の会社の中で「紡」が残って「績」が衰退しかかってるわけだね。
ところがここはこういうお仕事が伝わって残ってるわけですからね。
そうですね。
白石さんどうやって糸を績むか教えてもらいました。
あ〜!とれちゃうこれ。
見えますか?ハハハハハ!そうなんですか?私これ行けないタイプになっちゃう…。
績むという文化がなかなかしんどい事分かったでしょ?はい。
もう一気に汗が噴き出しました。
績んだ糸に撚りをかけて丈夫にしこれでやっと織れる糸になります。
にっぽんの布麻。
美しく透き通る感じや爽やかな肌ざわりは伝統に培われた地道な手作業から生まれていたのですね。
福島県昭和村ではにっぽん古来の麻づくりを後世に末永く伝えようと「織姫制度」という無料の研修制度を21年前に設けました。
麻づくりに関心のある人を全国から受け入れています。
こちらの方はまだ今年研修に入られた人ばっかりです。
あっそうなんですか。
ええ。
こうして勉強する人には一番基本の「き」から始めてそして自分たちで糸の材料から触ってそして完成していくという方法なんですよね。
それは私なんかから言えば非常にいい事だと思ってるんですね。
もともとどういう希望があって…?私はもともと着物に興味があって和裁を勉強してたんですけどだんだん素材の方に興味がいくようになってちょっと来てみたいなと思って。
やっぱり自然のものから糸をつくっていくのでそういういろんな糸…からむしをはじめとして他の糸もいろいろ紡いで織りができたらいいなと思ってます。
織姫制度で村を訪れてそのまま昭和村に住み着いた人も25人ほどいます。
渡辺悦子さんもその一人。
昭和村の麻づくりに携わって10年余りになります。
渡辺さんは会社勤めをやめて2001年に昭和村にやって来ました。
どうしてこの「織姫」になられたんですか?もともとサラリーマン…普通に会社員をしてたんですけどなんか実感があんまりなくて。
ちゃんと自分がやって一生懸命取り組めて結果が見えるもので何かできないかなって。
昭和村の男性文弘さんと結婚し子どもも産みここに根を下ろしました。
今渡辺さんが取り組んでいるのは昭和村の麻の魅力をより多くの人に知ってもらう活動です。
昔村では畑仕事のできない冬の間に女性は糸を績み布を織っていました。
その時の習慣からお年寄りの中には今でも麻で布を織り続けている人がいます。
味わいのある手織りの麻布を世に出したいと渡辺さんは考えています。
渡辺さんはお年寄りの織った麻布で身近な生活用品を作り展示会などで販売しています。
多くの人に麻のすばらしさを知って使ってもらい昭和村伝統の麻づくりを守ろうと考えているのです。
そうですね。
(渡辺)一生ものみたいな感じで大事に身近に置いてもらえるものを作っていけたらいいなと思ってます。
麻の魅力で暮らしをおしゃれに彩っている人がいます。
こんにちは〜。
(石村)はい。
奈良で空間コーディネーターをしている石村由起子さんです。
麻の楽しみ方を教えてもらいました。
(石村)美帆さんどうぞ。
お邪魔しま〜す。
うわ〜すてきですね。
この今引いてるのも私が編んだんですけど。
これも麻!?麻なんですよ。
夏バージョンのリビング。
ソファーに掛かっているのは麻の糸で編んだカバーです。
座った感じがとてもひんやりとしますね。
わ〜不思議。
気持ちがいいです。
この間仕切りも麻なんですよ。
あっこれも。
そうですね!全部種類の違う麻ですね。
この間仕切りは石村さんが世界中を旅して集めた麻の布を縫い合わせています。
ほんとに空間がガラッと…。
変わりますでしょ。
この編み方であったり太さによって…。
不思議ですね。
あと麻って特徴があって透け感があるじゃないですか細いのも太いのも。
だから間仕切りにピッタリなのはそこなんですよね。
そうですね。
両方向から楽しむ事が…。
どちらかが裏になってしまったらもったいないですよね。
だからそれがまた麻の魅力のような気がしますね。
テーブルコーディネートも麻で一年中楽しめます。
食器をガラスや薄手の陶器でそろえて涼しげに。
ガラスの食器も厚手にして重みを演出します。
上に置くものとかそこに合わすものでまたどんどん四季変わりなく使えるっていう事ですよね。
そうですね。
麻というと夏のイメージがあったんですけどやっぱり使う素材合わせるものによって一年中楽しめますね。
せっかく気に入って買った麻だから一年中使いたいですよね。
はい。
1回目で「衣」の原点である麻を取り上げたんですけどいかがでしたか?日本人にこれだけ深く根づいて生活に取り入れてきたっていう事実を知らなかったので恥ずかしながら。
麻を見る目が変わりました。
これからいろんな技とそれから素材とを絡み合わせながら日本人がどんなものを着てきたのかいろんな種類が出てきますから楽しみにして。
これからどんな布との出会いがあるのかとっても楽しみです。
楽しみながら知りながら来てほしいですね。
そうですね。
(テーマ音楽)2014/12/04(木) 10:15〜10:40
NHK総合1・神戸
趣味Do楽 にっぽんの布を楽しむ〜訪ねて・ふれて・まとう〜[新]全9回 第1回麻[解][字]
見ているだけで心引かれる「にっぽんの布」。魅力の秘密を日本各地の産地に探る。今回は女優・白石美帆さんが麻作りが伝わる福島の昭和村へ。麻布を楽しむノウハウも伝授。
詳細情報
番組内容
見ているだけで心引かれる「にっぽんの布」。魅力の秘密を探りに、染織史家・吉岡幸雄さんの案内で、日本各地の産地を訪ねる。今回は女優・白石美帆さんが、麻作りが伝わる福島の昭和村へ。麻布は、江戸時代頃、木綿が普及するまで一般の人々がまとっていた、歴史のある布。さらっとした肌触りで、いまも愛好者が多い。一年を通して麻布を楽しむノウハウを、空間コーディネーター・石村由起子さんが伝授。
出演者
【講師】染織史家…吉岡幸雄,空間コーディネーター…石村由起子,【生徒】白石美帆,【出演】五十嵐善信,五十嵐玲子,吉田有子,栗城タケノ,渡辺悦子,【語り】一柳亜矢子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
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