ボンボボンボボンボボンボ〜ン。
トゥトゥトゥトゥ…トゥトゥトゥトゥチ〜。
まあいいか。
これでいこう。
これでいくの?分かんないと思うけどな。
いいいいいい。
こんにちはKIKIです。
今回のテーマは彫刻。
頭の中で想像した形が実際に手に持てる形になるって魅力的ですよね。
今日は彫刻の中でも木を彫って作る木彫に挑戦したいと思います。
こんにちは。
(三沢)こんにちは。
三沢先生今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日の講師は…2001年日本彫刻界最高の賞の一つ平櫛田中賞を受賞。
代表作は「ANIMALS」シリーズです。
作品と周りの空間を生かした展示も大きな魅力です。
文学雑誌の表紙で作品を目にした人も多いかもしれません。
縫いぐるみのようなかわいらしさも野生のどう猛さも全てのイメージを含んだ不思議な「ANIMALS」です。
展示による独特の空間作りは「ANIMALS」をきっかけに始めたといいます。
それが展示っていうんじゃないですけど結構…僕の場合は…展示の中に…今私たちも一員になってるような感じなんですけど。
どうですか?どんな感じですか?外から見ると。
今日の会場は…参加してくれるのは5人の皆さん。
木彫の始まりは木材選びから。
木の種類や大きさ形は作品に大きく影響します。
今回使うのは…。
これ楠っていって…。
楠は飛鳥時代日本で初めて木彫の仏像に使われた木です。
匂いが独特でしょ。
ルーツというかそういうふうな性質があって。
僕もこの木使ってるんですけどすごい好きなんですよね。
それで今日のお題なんですけれどもお題は特にないんです。
皆さんそれぞれに考えて下さい。
お題は木の形から自分で考えるんですね。
何でもいいですよ。
モチーフは決まったかな?
(たまちゃん)バオバブっていう木が好きなんで。
面白い形してるんで…。
(マリノス)ペットボトルとか好きなんですけど。
作るモチーフが決まったらデッサンです。
直接木に描いている人もいますね。
鳥がモチーフのようです。
デッサンを基に切り取る部分に印を入れてのこぎりで切り落としていきます。
更にノミと彫刻刀を使い分けて少しずつ彫っていきます。
感情を形に表したいというみっさん。
妊婦をモチーフに最近けんかしてしまった母への気持ちを込めます。
湧き上がる水をモチーフにしているももこちゃん。
デッサンどおりには進みません。
一か所一か所彫る部分を三沢さんと確認しながら切り出していきます。
失敗できない作業。
真剣勝負の連続です。
バオバブを作っているたまちゃん。
ここにきて大胆なプランチェンジです。
長すぎて気持ち悪くなってきたなと…。
で切り始めました。
デッサンでは気付かなかった事がたくさん見えてきましたね。
これから2週間余り各自彫り進めてもらいます。
どうなるかな?木彫ノミにはさまざまな種類がありますが今日は丸ノミが作られているところを見てみましょう。
まず熱した地金に接合剤をつけてその上に鋼を載せます。
そして1,000度を超える高温で再び熱します。
これをたたいてしっかり接合します。
更にスプリングハンマーという機械でたたいて軸の部分を整え刃の形を丸くしていきます。
次にやすりで磨きながら形を整えます。
そして焼き入れの工程です。
焼き入れをする事で鋼の硬さが増すのです。
最後に刃を研ぎます。
出来た刃に柄を付けて木彫ノミが完成します。
今日は…参加してくれるのは…。
(生徒たち)芝浦工大柏高校!今日鑑賞するのはこちら。
見覚えのある姿ですね。
全身至る所に立体的な文様が施されています。
頭部には飾りと大きな目。
片方の足はありません。
これ率直に感想。
ファーストインプレッションを聞いていきたい。
(生徒)それが初めて見て衝撃受けました。
(伊藤)ああ。
そうすると祭壇みたいなものがあってそこに置かれるっていう。
(伊藤)守護神って事かな。
そういう事かな。
(伊藤)アハハハハ。
昔一家に一台あったかも?中に昔の人の神様が入る事を信仰としてやったとか。
(伊藤)お〜なるほど。
足がないってとこがあるよね。
これはどういう理由があるんだと思う?時代の流れで損傷したってのが大きいと思うんですよね。
足で……みたいな話を作ってこれがちゃんと機能してるというか守りになってるっていう証明じゃないですけど。
(伊藤)なるほどね。
それも面白い考え方ですね。
取り外せるようにして持っていく事で…
(伊藤)なるほど…青森県から出土した…祭りなど宗教的な儀式に使われたと考えられています。
片足がないのはわざと壊して災難の身代わりにした再生と復活のシンボルとしたなどさまざまな解釈がありますがまだまだ謎解きの真っ最中です。
およそ2週間。
形が出来ました。
次は彩色です。
どんな色に仕上げるんでしょうか。
絵の具を滴らせて彩色しています。
焼き物の釉薬からヒントを得たんだとか。
工夫してますね。
ついに完成。
同じ木から五人五様の作品が出来上がりました。
どうもお疲れさんでしたと言いたいところなんですけどこれからあと一仕事やってもらいたいんですね。
なんと新しい課題です。
内容は学校のどこかに展示する事。
(ももこ)おぉ〜。
早速展示場所を探しに学校中を大捜索です。
みんなどんな場所を選ぶのかな?三沢さんに「展示」の課題を出した理由を聞いてみました。
そういうものを感じていくと…一つの事が一つで成立していないというか…彫刻っていうのも彫るだけじゃなくてもっといろんな関係性があるっていう事ですか?そうですね。
展示で生まれる関係性とは?例えば我が輩の場合。
ひなたに置けば…。
ひなたぼっこしてるみたい。
ひなたぼっこするネコ。
薄暗い廊下の先なら「何だろう?」と思わず近寄ってみたくなる。
廊下の長さも感じられる展示。
なるほど。
置く場所によって随分印象も変わるもんですな。
「創造の全ての過程は破壊の始まりである」パブロ・ピカソ。
えっ?どういう事よ。
創造の全ての過程は破壊…。
どういう事よ。
よりによって2軒も臨時休業だなんて。
こっちの方にもスーパーあったと思うんだけど。
もうやんなっちゃう。
あら知らない道来ちゃったわ。
何よこの道。
行けども行けどもずっと左回りじゃない。
いつまで続くのよまったく!おえ〜。
何だか酔ってきたわ。
あれっ?う…うっうっ。
え〜!?え〜!行き止まり!ちょっと〜!ここどこよ〜!実はこれアートなんです。
ロバート・スミッソンによる全長457mの堤。
石油開発が中止された土地の湖に造られました。
窮屈な都会を離れ広い土地で壮大なスケールの作品を作るアースワークの一つです。
どうです?「どうです?」じゃないわよ!アートは分かったけどここどこなのよ。
どこなのよ〜!
(いびき)いよいよ作品鑑賞ツアーに出発です。
楽しみ楽しみ。
まずはみっさん。
母親をモチーフにした作品が見つめているのはみっさん自身を表したという作りかけの卒業制作。
(みっさん)やっぱり親子そろっていた方がいいかなと思いました。
ももこいきます。
案内してくれたのはももこちゃんが所属する陶芸部の部室。
(ももこ)教室の中にあるんですけど探してみて下さい。
えっ探せっていうの?そういう展開か。
どこにあんのやろな?あっちの窯の中じゃないの?
(たまちゃん)あっいた!
(蒼生)おっいた。
見つけた。
発見です。
作品が置かれていたのは陶芸の窯の中。
…っていう思いがあって。
なかなかいい場所ですね。
ありがとうございます。
湧き出てきた感じが…。
全ての発想がそこで生まれてるんだなっていうのがね…。
ここはたまちゃんの作品が置かれている美術準備室。
あっ本当だ!作品を囲んでいるのは今まで作ってきたたまちゃんファミリーたち。
ここにしました。
居心地良さそうです違和感なくて。
続いては…。
(ももこ)あ〜そういう事か。
入れちゃったの?
(蒼生)入れちゃったよ。
何やら大騒ぎですね。
入れちゃった。
なんとゴミ箱の中に作品が!そうかこうきたか。
面白いなぁ。
「あれっ?」ってつい触って持ち上げてみたくなっちゃう。
いよいよラストの作品です。
結構ちっちゃいですけどね。
(みっさん)あっあった!あれ。
分かりますか?1つ下の階の手すり。
面白いね。
見下ろしても十分高い所にあるなっていう認識できるのがあそこなんであそこに置きました。
どうでした?今日。
びっくりしたと思うけど展示までやらされて。
作ったものが。
どうです?
(ももこ)しました。
自分で置いた場所なんですけど何かそこにいたいっていう…。
物は木で出来たものだから動かないんだけどすごくそういう動いていくっていう。
台の上にあって見るのもいいけどね…彫っていた時とはまた違う一面を見つけられたかな?今日のテーマは素材から形を彫り出す…段階によってのこぎりやノミ彫刻刀などいろんな道具を使うわよ。
日本刀から続く伝統の技がアートを支えているわ。
現代アートの世界には従来の彫刻の枠を飛び出した立体作品があるのね。
芸術の世界ってとどまるところを知らないわよね。
同じ素材でもモチーフが違えば大違い。
モチーフと展示場所の組み合わせで表現できる事はどんどん広がるわ。
おかんとパリコレなんてナイスじゃない?どう?どう?どうなのよ!2014/12/04(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「美術 彫刻〜やっぱり彫りたい〜」[字]
創作ワークショップのテーマは「木彫」。武蔵野美術大学教授の三沢厚彦さんの与えた課題に高校生たちが挑戦する。作品完成後に、さらに三沢さんが与えた意外な課題とは?
詳細情報
番組内容
創作ワークショップでは、国内最高の彫刻の賞の1つ、平櫛田中賞を受賞している蔵野野美術大学・三沢厚彦教授を講師に迎える。高校生へのお題は「木彫」。慣れないノコギリやノミを振るい、それぞれのイメージを形にしていく。2週間以上かけて、ようやく完成させた生徒に対し、三沢教授は新たな課題を用意していた…。三沢教授の生徒に与えるさまざまな課題を通じて、立体の芸術への向き合い方を学ぶ。
出演者
【講師】彫刻家…三沢厚彦,【司会】KIKI,【語り】落合弘治,【声】小宮和枝,雨蘭咲木子
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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