「雪囲い」を作ります。
この作業は今月24日頃まで続けられ、来年の春には園いっぱいにツバキが咲き誇る様子が見られます。
(絵里子)もう一杯。
(絵里子)痛っ。
ちょっと。
ぶつかったでしょ。
(絵里子)これは…。
(絵里子)やられた!うっ。
ううっ…。
(花形)ホントなんですか?うっ。
ボス…。
(山村)ボス…。
(岩井)ボス…。
(野立)手を合わせてやってくれ。
(野立)かわいそうにな。
苦しんだんですか?
(野立)ああ。
無念だったでしょうね。
(山村)でもいい顔で笑ってる。
(野立)今はもう安らかに眠ってるよあいつは。
星に。
でっかい星になってんな。
(片桐)でいつ退院なんですか?
(野立)おっ。
あしたには出れるらしい。
(岩井)退院!?
(野立)胆石だ。
胆石できて激痛で緊急入院。
(山村)胆石!?
(岩井)何や。
死んだんちゃうの。
(野立)隕石できても死なねえよ。
何ころっと引っ掛かってんだよ。
(花形)だましたんですか!?
(山村)何て無意味な。
じゃあな。
ちょっくら見舞いに行ってくるぞ。
あっ。
どっちにしろ当分は無理はさせられないから捜査はお前らでやってくれ。
(花形・山村・岩井)えー。
出来が良けりゃなそのままあいつの代わりってこともあるんだぞ。
(花形)ハッ。
代わり?うっ。
うう。
ああもう大丈夫かよ?でも何か悪いわねお花なんて。
フフフ。
お嬢さんどうぞ。
こいつが色々お世話になって。
カワイイね。
お前ここのナースレベル高いな。
ホント参った。
空揚げ食いながら焼酎2本。
そりゃ胆石にもなる。
見かねたバーテンがこっそり水に替えてたらしいじゃん。
4〜5回通って石を出さなきゃいけないらしいわ。
お前そりゃ絶対受けろ。
もう今日は休め。
もう捜査なんかさ二の次でいいから。
俺はお前のことがホント心配なんだよ。
野立…。
後は任せろ。
パトロール行ってくる。
なっ。
野立!・
(男性)王手!
(真田)嘘だろ?何でだよ!
(真田)やめろ。
冗談だろ?やめてくれー!
(森下)大変だ!人が殺された!あっ…。
事件かしら?
(花形)殺されたのは免許証から真田幸雄さん23歳。
昨日の夜11時千石町のガード下で殺されてるところを散歩中の老人が発見。
通報されました。
凶器は?
(花形)ボーガンです。
ボーガン?
(花形)左脇腹に1カ所。
左胸に3カ所ボーガンが撃ち込まれてました。
これが死因かと。
(片桐)猟奇殺人か。
よし。
捜査方針が決まった。
岩井は現場検証を。
花形と田所は猟奇殺人のリストアップ。
片桐は被害者の交友関係を。
僕は黒原理香と友好関係を深める。
以上。
行って。
(山村)あれ?
(片桐)花形はその目撃証言を。
岩井と山村さんは被害者の交友関係を洗って。
俺と田所は現場に。
以上。
(片桐・山村)はい行くぞ。
(花形)はい。
分かった。
頼んだ。
すいません。
えっとわたしからでしたね。
おっ。
(黒木)お嬢さん。
ええお嬢さん。
わたし!?
(黒木)さっきから仕事が気になってるな。
分かります?
(黒木)将棋は精神力の勝負だ。
(黒木)盤の上に全てが表れる。
さすが。
ずいぶん強いですもんねぇ。
(男性)頭の中に将棋盤が浮かんでるからねこの人は。
(黒木)お嬢さん。
悪いがもう詰んでるよ。
うわっ。
くーっ。
でも筋がいい。
また教えよう。
来るんだろ?胆石が出るまで通わなきゃいけないんです。
(黒木)ああ。
この病院待ち時間が長いからな。
ちょうどいい。
あの。
どこがお悪いんです?悪いところはいっぱいあるが強いて言えば頭かな。
黒木泰平だ。
大澤絵里子です。
(幸子)これ何のマークでしょう?はっ?
(森下)いや。
だからおっきな男なんだよほら。
このくらいの背丈の。
(花形)180cmぐらいの大男が走って逃げていったと。
(森下)そうそうそう。
(花形)顔は?
(相田)目ははっきりとした二重で鋭かったな。
あっそうそう。
鼻は高くてみけんにしわ寄ってた。
なっ?
(森下)そうそう。
しわしわ。
偽名?
(山村)そうなんだよ。
被害者の免許証を調べたら顔写真を入れ替えて極めて精巧に作られた偽物だった。
(花形)偽の免許証。
(片桐)じゃあ被害者はどこの誰かも分からない。
つまりはそういうことになるな。
(花形)それと目撃証言から黒原さんに犯人のモンタージュを作ってもらいました。
細かい所までよく覚えておられます。
信ぴょう性はかなり高いと思います。
(片桐)犯人への足掛かりはこれだけか。
(岩井)ちょっといいかな。
何かさっきから片桐がリーダーっぽくなってるけどそれは違うと思うぞ。
(片桐)あっ?対策室は今下克上なんだよ。
手柄を取った者がボスだよ。
だったら僕も!目撃証言といえばこの花形です!何言ってんの?あんたら。
(岩井)あっ初代ボス。
バカじゃない?バカなの!?わたしはただ治療に通ってるだけ。
きっちり捜査進めなさい。
いや。
お前ら正しいぞ。
手柄イコール二代目。
おいサッチー。
頑張れよ。
ちょっと!誰?これやったの。
ちょびひげ!ったくもう。
で何かほかに手掛かりになりそうなものは?
(片桐)それがよく分からないんですが。
こんなものが現場に。
(岩井)何やこれ。
何かの模様か?
(片桐)この半分だけの足跡は被害者のものではありませんでした。
犯人のものだったとしても何かのメッセージでしょうか?とにかく被害者の身元割り出しに全力を注いで。
どこの誰とも分からなきゃ探りようがない。
はい行って。
よし行け!
(一同)はい。
身元不明か。
(蹴る音)
(犬の吠える声)
(女性)大丈夫大丈夫…。
大丈夫よ。
(犬の吠える声)
(石田)やめてくれ。
ああっああ…。
(石田)やめろ。
や…。
あっ…。
(片桐)殺されたのは自称石田光彦24歳。
自称?
(片桐)ええ。
持ってた免許証はまたも偽造でした。
同じようにボーガンで撃たれています。
また何かのメッセージが。
(片桐)あと一万円札が落ちていました。
これも何かのメッセージでしょうか?被害者の身元が分かるものは?財布ん中に現金5万円だけ。
ポケットの中にはクラブのライター。
あと被害者が捨てた菓子パンの袋が。
奇妙ねぇ。
普通ならもう少し身元が分かるものが入ってそうなものなのに。
(片桐)現金5万円は手付かず。
犯人が抜き取ったとは思えません。
何としても身元を割り出す。
(花形)えっ?
(女性)目ははっきりとした二重で鋭かったわ。
太郎が怖がっちゃって。
太郎?
(女性)うん。
あっ犬ね。
(女性)犬!?失礼な。
太郎よ太郎。
すいません。
それでほかに特徴は何かありません?お願いします。
思い出してくださいよ。
僕の出世が懸かってるんです。
やる気元気必死!
(女性)あっ!
(花形)はっ?蛇。
(花形)蛇?
(理香)出世?
(山村)ああ。
対策室を僕が牛耳ることになるかもしれない。
(理香)山村さんって刑事なの?
(山村)ええっ。
そっから?まあいいや。
そう。
刑事。
そしたらもっと理香ちゃんのことも優遇するよ。
お給料も100万ぐらい出してあげる。
それで僕…。
何だよ。
(山村)はい。
・
(女性)もしもし。
うちうち。
母さん?・
(女性)そうや。
久しぶりやな。
あんた元気してんの?
(山村)いや。
元気も元気だよ。
近々出世するからさ。
アハハ。
えっ何?どうしたの?黒木さん。
黒木さん?ああ。
また30分待ち。
1局見てもらえます?いいですよ。
(黒木)ハァー。
また仕事がうまくいってないのかお嬢さん。
熱くなったら将棋は指せないよ。
どう攻めていいのか分からないんですよね。
(黒木)プロの将棋指しは止まっている盤なら2,000手先まで読むことができる。
だが相手がいるとなると10手先を読むのも難しい。
つまり相手の出方で形勢は刻々と変わる。
注意深く構えていればおのずと答えは出るよ。
・
(駒を打つ音)
(黒木)王手だ。
(岩井)おっさん。
(山村)うん?あーっああ。
(岩井)何をそわそわしとんねん。
気色の悪い。
(山村)ハハッ。
ごめん。
(岩井)くそ。
それにしても被害者の身元分からなかったら捜査のしようがないがな。
せっかくボス昇進のチャンスやのに。
(山村)あのさちょっと銀行寄っていい?振り込みしなきゃいけないんだ。
(岩井)今捜査中やぞ。
(山村)いや。
あのそれがさ。
うちのおふくろが大ケガしちゃってさ。
ちょっと。
ちょっとだけ。
(岩井)おい。
どこ振り込むねん?
(山村)いや病院だよ。
決まってんだろ。
(岩井)お前諸星隼人って個人名義やないか。
(山村)いや知らないけどおふくろがそう言ってんだよ。
(岩井)おい。
何て言ってた?おふくろさん。
(山村)えっ。
「うちやけどあの腰の骨折る大ケガしたからお金振り込んでくれへん?」って。
(岩井)何ちゅう下手な関西弁や。
おかん関西人か?
(山村)いや生粋の東京。
えーと…。
(岩井)おい!それウチウチ詐欺ちゃうんか?何言ってんだよ。
バカバカしい。
あっ!これ。
第一の被害者。
出し子?
(山村)ええ。
一番最初に殺された真田は出し子でした。
振り込め詐欺で振り込まれたお金を引き出す一番下っ端の係です。
(花形)振り込め詐欺。
まっいわゆるオレオレ詐欺や。
最近は引っ掛かりにくくなってる分ずいぶん巧妙になってきとる。
まあでも中には親からの電話や思て治療費を振り込もうとした前代未聞のアホアホお豆さん中年もおるけどな。
全然分からなかった。
(岩井)アホか!息子が引っ掛かるなんか聞いたことないわ。
振り込め詐欺か。
(山村)基本的には名簿などから情報を仕入れて…。
(木下)《あっ母さん。
俺俺》
(山村)携帯が変わったと事前に電話を入れ安心させ後日…。
(伊達)《母さん?俺俺》
(山村)あらためて電話を入れすっかり信用されたところでATMにお金を払い込ませる。
やつらの手口は実に巧妙。
僕もう4回やられてます。
(岩井)あれ5回目やったんかい!でその金を引き出すのが出し子といわれる連中。
振り込め詐欺は完全に組織化されていて場所も転々とするためなかなか実体がつかめず出し子といわれる末端の連中は組織に誰がいるのかも知らされていない。
つまり末端を捕まえてもトカゲのしっぽ切り。
中核には届かんという仕組みになっとる。
(山村)このうち自称真田の持っていた偽造免許証からこの自称石田の指紋が見つかりました。
(花形)仲間なのか。
じゃあその詐欺でだまされた人が復讐を?いや。
誰にだまされたかはまず分からない。
それに殺し方の手が込んでる。
(片桐)犯人はプロの殺し屋か。
振り込め詐欺は最近はまったくの犯罪の素人がやってるケースも多い。
暴力団などが苦々しい思いをしてるに違いない。
彼らが手を下しても不思議はない。
(木下)今日の売り上げですけど…。
(織田)どうでもいい。
(木下)えっ?
(織田)ここ引き揚げるぞ。
(木下)えっ!?
(伊達)バカお前。
新聞見てねえのかよ!石田がやられた。
(伊達)龍千会のやつらかぎつけたんだ。
(織田)よし。
掃除だ掃除。
髪の毛一本残すなよ。
(一同)はい。
(木下)それより徳川さんはまだ帰ってこないんですか?
(伊達)中国出張行ってるんですよね。
(徳川)うっ…。
お願いだ。
もうみんなしゃべっただろ。
俺とあいつで2人で始めたんだ。
後のやつらはお互い偽名だ。
会社からここまで拉致してきてあんたもう気が済んだろ?ううっ…。
(木下)織田さんってここでの売り上げを元に正業やってるらしいっすね。
IT関係の。
(伊達)絶対名前も場所も教えてくんねえけどな。
ハッ。
織田さんの本名知ってんのってさ徳川さんだけじゃねえか?
(木下)まあそこまで徹底してっから今までパクられずにきたんですよ。
(伊達)すげえよな織田さん。
(銃声)
(片桐)今度は拳銃ですね。
2人とも胸を撃たれて死んでます。
2人いたから凶器を変えた?おそらく。
(花形)首に蛇の入れ墨。
後は?
(男性)あっ。
耳のここに光るやつ。
(花形)ピアス?
(男性)ああそうそう!うん。
そいで黒い車に乗っていきましたよ。
(花形)まさかナンバーとかは覚えてないですよね?
(男性)あっ。
静岡ナンバーでしたよ。
おやっと思ったんですよね。
(花形)静岡…。
(岩井)犯人は龍千会の木嶋や。
龍千会は常々素人の振り込め詐欺に頭痛めてた。
幹部会で今後徹底的につぶしていくと宣言。
で組長が静岡から呼び出したんがこの木嶋や。
特徴は?
(岩井)首に蛇の入れ墨。
前科7犯。
指紋データに照合は?例の一万円札に付いていた指紋の一つがヒットしました。
OK。
令状取って。
すぐ身柄押さえて。
(岩井)了解。
(花形)僕も行きます。
(山村)僕も行く。
(幸子)わたしも帰ります。
家に。
こらっ。
まだ勤務時間中。
(幸子)いいじゃないですか。
あっさり一件落着なんだし。
いいじゃないですかの意味が分からない。
資料の整理とかしなさい。
あっさり一件落着?
(男性)王手!銀取り。
お嬢さんは攻めてるときは強いが守りに入ると弱いな。
かもしれません。
うーん。
難しい。
(黒木)先入観にとらわれるな。
定跡。
つまり決まりきった手を1回捨てないと新しい発想はできない。
定跡…。
すいません。
ちょっと失礼。
片桐?ちょっと頼みたいことがあるんだけど。
(木嶋)俺は何もやってねえよ!
(岩井)ふざけんなこら!指紋も目撃証言も一致しとんねん。
そんなもん証拠になんのかよ。
(岩井)ほんなら何がなんねん!こら!誰かが財布から抜き取ったんだよ!木嶋じゃない。
全ての証言証拠が整い過ぎてる。
全部の証言が寸分たがわず木嶋であることを示してる。
あり得ない。
現場は街灯が壊れてる場所もあった。
夜ピアスまで見えるとはとうてい思えない。
ミスリードされてた。
誰に?最も善意を信じて疑わない人たちに。
(片桐)間違いありません。
住所は全員ばらばらですが同じ趣味の俳句の会に入っていました。
(相田)八重子さん。
すぐ終わるからね。
・
(足音)
(森下)あああの…。
(相田)いやいいんだ。
警察が来た場合は話していいと言われてる。
言われている?誰に?部下が調べました。
尾上八重子さんのこと。
(相田)八重子さんは独り暮らしでね。
うちら俳句の会に入ったのはちょうど2年前だ。
明るい性格で優しくてね。
すぐ会の人気者になった。
それが1本の電話が八重子さんを変えた。
・
(八重子)《もしもし。
尾上ですが》・
(男性)《ああもしもし。
母さん?俺俺》《聡?》・
(男性)《うん。
そう俺》典型的なオレオレ詐欺。
(相田)ああ。
最初は200万取られた。
最初?
(相田)200万取られた後で弁護士を名乗る人物が詐欺に遭ったお金を取り返すという名目で100万。
裁判の費用として100万。
合計400万。
いつか息子と暮らすときのためにとためていた全財産を奪ったんだ。
警察にいっても犯人の手掛かりすらない。
八重子さんはバカな詐欺に遭った自分を責め人間不信になってだんだん俳句の会から足も遠のいた。
それで?
(相田)1年前の今日自宅で首をつった。
警察はね元気出してとか言ったけど年寄りが全財産と生きる希望をなくしてどうやって生きていけるんだ!あんなもんは詐欺じゃない。
殺人だよ。
年寄りから金奪うなんてのは人殺しも一緒なんだよ。
それで協力することにした。
やったのはプロですね。
あなた方は目撃者として嘘の証言をすることで捜査をミスリードした。
詐欺グループを殺したのは八重子さんの死を悼む別の人物。
八重子さんには同郷の幼なじみがいた。
その人は堅気じゃない。
ご存じですよね?話していただかないと殺人ほう助で刑務所行きになります。
(相田)怖くありませんよ。
友達を失うことに比べればね。
わたしらね。
あのとき何にもしてやれなかった。
それが悔しいんです。
1局お願いします。
将棋の世界では師匠と弟子が対戦するのは2回だけだ。
知ってます。
入門するときと卒業のとき。
(黒木)お嬢さんあんたデカだね。
どうしてです?分かるよ。
独特の目つきしぐさ。
一流になればなるほど洋服みたいにまとわりつくさ雰囲気が。
あなたは…。
元やくざだ。
分かるか?ええ。
最初お会いしたときから。
雰囲気。
そしてとてもきちょうめんに整理整頓されてるところ。
懲役が長いと刑務所の習慣でそうなるって。
ムショ出てきたらすっかり世の中変わってたよ。
でも今の世の中何だ?素人がやくざまがい。
いや。
やくざのやらないようなことやって平気な顔でのさばってる。
金さえ稼げば何やったって許される。
いつからこんな日本になった?後期高齢者?前期後期。
いつから国が年寄りの寿命まで決めるようになった?そう言われてる人たちはな敗戦から今の日本をつくってきた人たちだよ。
その年寄りを敬わないで何を敬う?金か?えっ?熱くなったら将棋は指せませんよ。
俺にも友人がいた。
俺なんかと違ってぜいたく一つせず身の丈を知り家族を大切にし文句一つ言わずに生きてきた人だ。
そんな人が詐欺に遭った。
絶望して誰にも言わず自分で首をつった。
殺されたんだ。
若くて最低なやつらに。
俺は俺のルールで裁く。
日本は法治国家です。
われわれに任せてください。
任せた結果がこれか?逮捕することになります。
証拠は?何一つない。
若いやつらからひとつ学んだよ。
王手。
卒業だなこれで。
わざと負けましたね。
今度手合わせするときはお互い手加減なしだ。
(岩井)黒木泰平。
元龍千会組員。
いわゆる武闘派で組を裏切った組長を射殺して懲役20年。
去年の暮れに出所してる。
昔ながらのやくざっちゅう評判や。
(片桐)八重子さんの家から見つけたアルバムの1枚。
これ以外確たるものは何もありません。
はい。
保護しろ!?振り込め詐欺の主犯を?ああ。
(丹波)自分から出頭してきたんだ。
守ってくれとな。
守ってくれも何も。
詐欺犯なら刑務所行きでしょ。
それがあの男は自分の友人が振り込め詐欺をやったと。
それで友人4人が誰かに殺された。
(丹波)もう1人徳川と名乗る友人が行方不明だそうだ。
殺されてるかもしれない。
それでその友人の僕も狙われてるようだから保護してくれとな。
バカバカしい。
だけど証拠がないんだ。
今50人態勢でやつの友達のオフィスを捜索している。
尾上八重子さんの名前と連絡先は出てきたがやつと犯罪を関連づける証拠は何一つ出てきてない。
そんなバカな!証拠がなければ一般市民だ。
これで保護しなくてもし殺されでもしたらマスコミが大騒ぎする。
(片桐)ずいぶんうまくやってたようだな。
(織田)そうですね。
うまくやってたようですね。
友達は。
捕まるのはバカですからね。
友達はそれを元手に会社をつくるって言ってましたよ。
今度は正業。
まともな仕事。
僕みたいにね。
(片桐)で今はIT会社を経営してる。
(織田)もうかってます。
おかげさまで。
心配じゃないのか?その友達は。
心配ですよ。
早く捕まえてくださいよ。
警察の怠慢ですよ。
(織田)よう!あんたが偉いさん?ちょっと10人ばっかSP付けてくれない?今から会社行くからさ。
お宅らと違って民間人は働かないと食ってけないのよ。
分かった。
じゃあわたしがついていく。
はあ?みんな忙しい。
あなた一人に割いてるわけにはいかない。
ハハハ。
大丈夫なの?あんたで。
心配なら一人で行けば。
チッ。
まあ誰もいないよりはましか。
・
(片桐)はい。
(黒木)お嬢さんは?
(片桐)大澤ですか?大澤なら出てますが。
(黒木)だったら彼女に伝えてくれ。
1人若造を預かってる。
(徳川)助けてくれ。
(片桐)徳川?
(黒木)そうだ。
エドガワ町4の12サクラダ荘だ。
来れば徳川を返す。
じゃあ。
分かった。
大至急急行して。
わなかもしれないから気を付けて。
すごいビルね。
(織田)家賃1,000万。
まあ普通でしょ。
本当に心痛まないの?
(織田)何が?今は正業だよ。
正業?
(織田)おっと。
ハハハ。
仮にだよ。
昔振り込め詐欺やったとしてもよ証拠ないけど何が悪いの?だまされる方がバカでしょ。
中には何回もだまされるやつもいる。
知ってます?そういうやつ。
お代わりっていうんだって。
ヘヘヘ。
僕らみたいにちゃんと一流大学出ていろんなこと勉強しなきゃ。
年金で食ってこうなんて甘いっつうの。
この中に入れる人間と外で指くわえて見てる人間。
世の中にはその2種類しかいないんですよ。
ちょっと機密事項なんで外にいてもらっていいですか?保護しろって言う割には余裕ね。
オフィスの中は大丈夫でしょ。
セキュリティーしっかりしてるし。
・
(銃声)
(山村)乱射してる。
(片桐)くそ。
はい。
(片桐)やられました。
徳川の死体があっただけで黒木はいません。
織田!こっから出るわよ。
あなたを狙ってる男がここに来る可能性がある。
すぐ出るわよ。
このファイルのコピーがまだだ。
今やめたらデータが壊れる。
あんた銃持ってんだろ?大丈夫だよ。
そんなじじいの1人や2人。
(電子音)早くしなさい。
おい。
ちょっと放せって。
もう終わっから。
(電子音)
(織田)ったく。
心配性だね。
SWATでも呼んでさ。
痛っ!?
(銃声)
(織田)うわ!?早く立って!
(織田)何なんだよ!?早く走れ!
(銃声)おい。
助けろよ。
助けてくれよ。
黙って!ここを動かないで。
絶対。
ああ。
(黒木)お嬢さん。
もうあきらめな。
あと1発だろ。
(黒木)何で命をさらしてまでそんなやつを守る?それが仕事だから。
(黒木)フッ。
何でそんなくずを!市民を守るのが警察の仕事。
市民?そのくずが市民か?
(黒木)まあいい。
俺も仕事はきっちりさせてもらうよ。
(黒木)出てきな。
往生際が悪いのはお嬢さんらしくない。
悪く思うな。
お互いプロだ。
悪く思わないでください。
もう詰んでます。
左側を見てください。
気付かなかったんですね。
ここに来るまで。
半側無視。
あなたはことしの初めに脳梗塞を起こした。
その後遺症で脳の一部の機能がまひし左半分だけ脳が認識できず見えない。
半側無視は脳が半分しか認識できないために起こる。
(真田)《やめろ。
やめてくれー!》だからあなたは自分の足跡も半分しか消せなかった。
最初は何かのメッセージかと思ったけど。
(黒木)どこで気付いた?将棋をしているときはあなたは頭の中に将棋盤をイメージすることができた。
慣れ親しんだものは問題ない。
だけどノートに文字を書いていたとき半側無視の人は片側に片寄って書くことになる。
それに左側から話し掛けても気付かなかった。
銃を下ろしてください。
あなたをここで死なすわけにはいかない。
どうして?犯罪者は逮捕するのがわたしの仕事だから。
プロだな。
お嬢さんも。
(黒木)逮捕されるのがワッパかけるのがお嬢さんなら納得だ。
後は頼んだ。
(片桐)では。
(織田)ああー。
驚いた驚いたと。
やっと捕まったか。
殺人鬼が。
おっ!ハハハ。
あんたらもご苦労さんね。
うっ!?何すんだよ!てめえ!
(山村)ああ大丈夫?大丈夫じゃねえよ。
何だよあいつ!いや。
君の会社。
(織田)えっ?会社を含めお前のこと徹底的に捜査するから。
どんなささいな罪でも見つかれば必ずしょっぴく。
証拠が見つからんか。
ほんならお前の情報怖い兄ちゃんらに流したろか?お前のしのぎ知ったら怒るやろな本職のやつら。
気ぃ付けや。
(織田)何だよ?あの態度。
お前ら警察だろ?市民にこんなことしていいのかよ?まったくどうしようもねえな。
お前の部下は。
ごめんなさいね。
荒っぽいのが多くて。
絶対忘れないからな。
あいつらの顔。
証拠がない?殺された徳川を洗えば必ず接点は見つかる。
あなたの顔はこのわたしが絶対に忘れないから。
あれ?まだいたの?もう帰っていいよ。
お疲れ。
(幸子)あのう。
わたしへの期待は分かるんですけどやっぱり二代目はまだ無理です。
そう野立さんにお伝えください。
もっと自信持ちなよ。
何びくびくしてんの?何があるの?いったい。
失礼します。
おい。
どうした?出た。
うん?石。
出た?出た。
ありがとう。
ありがとう。
よかったな。
よかったじゃん。
なあー。
じゃあ快気祝いだ快気祝い。
焼酎いこう。
あっ。
あと空揚げもね。
またできるだろうが。
いいんだよお前。
男できないんだからせめて胆石ぐらいできとけよ。
男できないんじゃない。
つくってないだけよ。
すいません。
焼酎お願いします。
空揚げもね。
空揚げはいらない。
フライドチキンプリーズ。
食べる?食べちゃう?・
(香苗の鼻歌)2014/12/04(木) 14:57〜15:53
関西テレビ1
BOSS #04[再][字]
絵里子が倒れた!対策室に緊張が走る。そんな中、発生する連続殺人事件。犯人が現場に残した奇妙なマークに隠された秘密とは!?そこには意外な犯人が…
詳細情報
番組内容
大澤絵里子(天海祐希)が、病気で通院することとなり「対策室」を留守にすることが増えた。野立信次郎(竹野内豊)は、片桐琢磨(玉山鉄二)ら対策室のメンバーに、捜査の出来がよければ絵里子に代わりボスの座につける可能性があると煽り、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)、田所幸子(長谷川京子)までもが、その気になる。
そんな折、真田幸雄という若い男がボーガンで射殺され
番組内容2
る事件が起こり、対策室のメンバーが捜査に乗り出した。
その頃、絵里子は、病院で顔見知りとなった黒木泰平(古谷一行)と将棋を指していた。洞察力の鋭い黒木は、絵里子が仕事が気になっているようだ、と言い当てる。
対策室に戻った絵里子は、事件の詳細とともに、真田は偽名で、実際は身元不明だと報告を受けた。さらに、石田光彦という男がボーガンで射殺されたが、石田も偽名で身元不明だった。
その後、黒原理香
番組内容3
(成海璃子)が行った遺留品の捜査から、あるコンビニが浮上。そこでの目撃証言から、石田の不可解な素顔が浮き彫りになった。
そんななか、山村に実家の母親から、大けがをしたから金を送ってほしいと連絡が入る。慌てた山村は振り込みのため銀行へ行くが、不審に思った岩井が制する。それを振り切ろうとした山村は、壁に貼られたポスターを見て凍りつく。振り込め詐欺の容疑者としてそこに載っていた男が、真田だったのだ。
出演者
天海祐希
竹野内豊
戸田恵梨香
玉山鉄二
温水洋一
溝端淳平
ケンドーコバヤシ
成海璃子
長谷川京子
古谷一行
原作・脚本
【脚本】
林宏司
監督・演出
【企画】
村瀬健
【プロデュース】
保原賢一郎
三竿玲子
【演出】
田中亮
音楽
【主題歌】
「Rollin’Days」Superfly(ワーナーミュージック・ジャパン)
制作
フジテレビドラマ制作センター
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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