カンブリア宮殿【世界で400万本 大ヒット包丁の秘密!刃物の町から挑む100年企業】 2014.12.04


世界中の人々が集まるアメリカ
今この街である日本の商品がとんでもない売れ方をしているという
輸入雑貨の店だが
しかもあるブランドが引っ張りだこ
こちらのメキシコからきた夫婦もその包丁の前から離れられなくなった
超人気の包丁の名前は…
日本では見かけないブランドだが世界でなんと400万本が売れた大ヒット包丁だ。
小さなものでも…
決して安くはない。
ひと目見たら忘れない日本刀を思わせる波紋。
サムライと言っていたのもわかる
この高級包丁が飛ぶように売れているのだ
三徳なんてさらりと言ったこの女性はブラジルからの観光客。
なんと8本もまとめ買いしていった
合計は10万円超え
そこまで言う。
旬の尋常じゃない人気はこの店でも…
ここは味にうるさいニューヨークっ子が席を埋める人気のフレンチレストラン
この店のシェフも惚れ込んで毎日使い続けているのが…
そう旬だ
プロもベタ褒めする日本の包丁。
作っているのはこのマークの会社
所在地は日本最大の刃物の町
鎌倉時代の刀鍛冶に起源を持つ伝統工芸の町では今も日本刀づくりが続けられている
刀の焼き入れに欠かせない良質な水や炭粘土に恵まれ栄えてきた
そんな町のなかであのマークを発見
会社の名前は関市最大の刃物メーカーだ
製造現場を覗いてみると…
高級包丁が一本一本手作業で仕上げられていた。
アメリカで大人気になっていた旬だ
日本刀のような波紋を浮かび上がらせる工程は残念ながらトップシークレットと見せてもらえなかった
1日1万本の包丁が作られシェアは40%とトップ
一方すごい勢いで作られていたのはT字型の使い切り
トップに君臨している
そういえばホテルや旅館で貝印よく見ますよね
パイオニアとして80年にわたりこの業界をリードしてきた
ここは貝印のカミソリの刃すべてを作っているいわば心臓部。
そこではフィルムのようなものがウネウネ。
これがカミソリになるという
長いラインに入るとあとは一直線で加工。
この中で熱処理や研磨などカミソリの重要な工程が行われる。
まだ行く!およそ30mでようやくカミソリに。
へぇ〜こんなふうに作るんですね!
刃物のなかでも極めて薄く切れ味と耐久性を併せ持つカミソリは貝印の
それだけにこだわりはハンパじゃない。
工場の片隅で作っていたのはカミソリの製造機械
ここにしかない門外不出の貝印
更にこだわるあまりこんなものまで開発
こちらにありますのが
ヒゲの本数を測定?
特殊な機械を皮膚にあてるとその場所1平方センチメートルあたりのヒゲの本数を数えてくれる。
この人はほぼ平均の…
なんと社員全員のヒゲ情報はファイリング済み。
ちなみにいちばん濃い人は?
あの人!
うわっ本当に濃い。
1平方センチメートルあたり87本で平均のおよそ2倍
更に貝印の知られざるすごさをホームセンターで発見
ここに並ぶハサミ全部貝印!実は貝印の商品数はなんと
ありとあらゆる刃物を作る貝印。
美容小物にも力を入れている。
クシ付のマユ切りハサミは貝印が最初
片手で眉毛が整えられると1,100万本を超える大ヒットを記録した
かと思えばこんな意外なものも
こんな感じで。
なに?どこ?どこに書いてあるの?
そう気づかない間に貝印。
買ったり使ったりしているんです
伝統の刃物メーカーはしなやかに姿を変えて成長。
そのトップはここに
大ヒット包丁旬を世に送り出した男
貝印3代目…
月の3分の1は海外を飛びまわっているという遠藤。
刃物の会社の社長さんさぞ堅物なのかと思ったらこれが大違い
ホテルで披露してくれたのは…
更にマスクとアイマスク全部つければ…
これで完了です。
いきなり他社の商品をお勧め。
こんな社長初めてかも
この日遠藤が向かった先は貝印のアメリカ工場。
こうした生産拠点を世界4か国に持っている
アメリカ工場では日本ではお目にかかれないものを作っている
遠藤が手にしたのは何だ?
薪割りなどアウトドアで使うという。
それは?
このアーミーナイフはアメリカ海軍に卸しているという
アメリカで貝印はカーショウなどの独自ブランドを展開
ナイフの分野では最高の
ポケットナイフで全米シェアナンバーワンを獲得している
その愛用者のなかにはこんな人も
常にナイフを携帯しているグレッグ警部補は…
アメリカ工場で作られている貝印のナイフだ
岐阜の刃物の町関から世界に打って出た貝印。
いまや…
更に医療分野への挑戦も始まっていた
そこには不思議な形のメスが
商品も経営戦略も切れ味抜群!今夜は人知れず世界をとりこにする伝統メーカーの登場だ
今日はですねアメリカで大人気の包丁旬とそしてナイフを持ってきていただきました。
重いんだ結構。
開けるときにはここを押してもらうと…。
おお!ここをでしたっけ?こちら側…逆のほうです。
ここです。
あっここですね。
覚えが悪いな俺。
うわ〜怖い怖い。
ずっと見てられるんじゃないですか男の子ってこういうの。
これはすごいよ。
これはすごいなぁ。
全部ユニークなんです。
よく時代劇とかで見るんですけど加治屋さんが曲げてトントンやってこうやって見るときれいな波紋が出てる。
基本的にはそれと同じなんでしょうか。
反りが出るんですね。
そういった日本刀…。
刀剣が持つ特徴とかいい点を旬は取り入れてるんでしょうか?そうですね。
好きな人多いですもんね。
お高いといえばお高いですけどやはりいい物を持ってたほうが長く使えますしっていうのもありますよね。
100円ショップなんかでも包丁が売られてますけどもはじめは切れるけどああいったところの包丁は徐々に切れ味が悪くなっていくってことなんですか?はい貝印はどんなものを作っているかというと単品の商品としていちばん多いのがカミソリですね。
このように商品が多角化…多様化っていうか多商品化していったのはそれはどのような思いでそういうふうになっていったんですか?なるほど。
そうなってきてもですねやはりカミソリっていうのは貝印のなんていうんですかね芯の部分っていうかというふうに考えてもいいんでしょうか?そうです。
海外工場はいっぱいお持ちですけど刃だけは日本で作ってるんですか?
社名の由来は超意外。
更に大ヒット包丁旬の誕生の裏には遠藤の社運をかけた大決断があった
刃物の町岐阜県関市から世界に広がる貝印。
高級包丁旬は欧米で400万本の大ヒット
伝統を守りながらも鮮やかに成長を続ける
この100年企業の3代目遠藤にはこだわって作っているものがある
毎年出版している社内報だ
今年の創意工夫というスローガンありまして。
社員は家族という遠藤。
社内報には結婚や…。
はたまた出産報告まで載せている
更に貝印の社員はこんなプレゼントももらえる
その商品も2年ごとに変えるこだわりよう。
なぜここまで?
アットホームな社風を守り続ける貝印。
その始まりは…
下請けの下請けでポケットナイフを作っていた
飛躍のきっかけとなったのがカミソリの替え刃の製造。
試行錯誤の末日本で初めて商品化に成功すると圧倒的なシェアを勝ち取ったのだ
二代目が作ったのは長い柄のこんなカミソリ。
このとき初めて貝のマークをつけた。
でもなんで貝に?
やり手だった2代目はさまざまなアイディアも実践
組み立て式のカミソリまで開発。
販路を広げ現在の貝印の土台を作り上げたが…。
1989年64歳の若さで
現社長の遠藤だ。
後に高級包丁「旬」で大ヒットを生む遠藤。
だがそこに至るまでの道のりは厳しいものだった。
トップになってすぐに
不況のなか100円ショップなどが台頭し
更に日本から輸入した商品を売っていたアメリカの販売会社が円高の影響で
再建か撤退か。
崖っぷちで遠藤は決断を迫られる。
銀行に融資を断られるなか遠藤はあえて
新たに投資しアメリカに工場を作ることを決めたのだ
この決断に反対した社員もいた。
現在アメリカを任される五十嵐もその一人
社運をかけたアメリカへの投資だった。
だが現地での商品開発は難航する
ようやく完成した万能ナイフもまったく売れず総額
それでも遠藤は諦めなかった
社内に海外で売れる包丁の開発に乗り出したのだ
遠藤が目をつけたのが地元関の刀鍛冶の技だった
折り返して叩くことで何百万層にもなる刃
こうして生まれる日本刀の神秘的なハモンを包丁に生かせないか?そして一年後「旬」が完成
その味わい深い美しさが評判になり売り上げを急激に伸ばしていく
今では全米にファンが広がっている。
その一人
大きなキッチンには旬が10本も揃えられていた
彼女が旬を選んだいちばんの理由はこの切れ味。
デザインだけでなくこの切れ味も口コミで評判になったのだ
旬を発売した2002年以降アメリカでの売り上げはほぼ右肩上がり。
いまや全体の2割を超えるまでになった
撤退か否か。
ギリギリの決断から18年。
遠藤は見事勝利をもぎ取った
遠藤さんこうして見ていくと旬という商品は貝印の新しい象徴となっていっているわけですよね。
そうですね。
リスクもありやりがいもあったような…ってことがやっぱりアメリカでの現地生産だと思うんですけども目算っていうか勝算みたいなものはあったんですか?僕はやっぱりすごいなと思ったのは紀元前に戻ったような刀剣のほんとに…。
あれ外人見たら刀と思いますからね。
そういう旬っていうのを作って更に貝印が進化したっていうのが僕はすごいと思いますね。
アイデンティティーを発見できますもんね。
再発見できますもんね。
野鍛冶の精神というかですねそれぞれに合ったニーズっていうことに聞こえてくる…。
そうだと思います。
そうやって簡単におっしゃると簡単に聞こえますけど結構難しいことですよね。
そうですね。
でも…。
私よく言うんですけど気配っていうことで気配りって言いますけども
このあとは最先端を行く世界シェアNo.1の刃物が登場
えっ?これなの?ただの筒のような…
しかしこれが医療現場で大活躍
もうなくてはならないものですね。
貝印は伝統的な刃物を作り続けながら新たな分野にも挑戦している
この工場で作っているのは医療用のメス
小さな市場も取りにいく。
その姿勢を象徴する商品が作られていた
しかし見た目はただの筒のようだが…
こっちはただのパイプですよね。
はぁでもこれって何に使うんでしょ?
そこで使っている病院を訪ねてみた
皮膚科の前田医師は貝印のトレパンを愛用
ここにあった
これからお尻にできたおできを手術して取るところ
おできの大きさに合わせたトレパンを使いすっぽりと切り込みを入れた
このやり方だと傷が小さく済むのだという
現在貝印の医療器の売り上げは…
柱の1本に成長しつつある
こういった医療分野への挑戦はどんなかたちで始まったものなんですか?もっといろんな可能性がありそうですね。
そうですね。
遠藤さんにとって刃物って切る道具ですがカミソリとかナイフとか包丁とかいろいろありますけども…。
衰退する刃物の町地盤沈下を止めろ!青息吐息だった町工場が奇跡の復活。
職人技のハサミが…。
海を渡りアメリカで絶賛の嵐。
これを仕掛けたのが…。
貝印だ
日本最大の刃物の町
実は衰退が止まらない。
中国を中心とした海外品との価格競争に敗れ多くの事業所が廃業。
今ではピーク時の10分の1。
100軒を切ってしまった
そんななかで貝印は地元の工場を守る役割も果たしている
中堅の会社鈴木刃物工業
ハサミの専門メーカーだ
高級品にはベテラン職人の技が吹き込まれる
技術力には自信があるという
しかし近年安い中国製品などにおされ売り上げが
そのピンチを救ったのが…
大ヒットとなったのだ。
他にも多数のハサミを貝印ブランドで作っている。
これはアメリカの美容師の間で大人気となっているプロ仕様。
このような形で貝印から受注生産している会社が関市だけで40社もあるのだ
この番組も結構400回も超えてていろんな傾向が見えてきたりするんですけど基本的には衰退傾向な地場産業の中で自分だけがなんとかサバイバルするぞっていうようなところでサバイバルしてるところないんですよね。
なんらかの協力とかっていうのがなければたぶん無理なような気がするんですけどそういった地場産業との。
そうですね。
そういったその地場産業っていうか地域がもってるある種のノウハウであるとか歴史とかいうのはもう完全な無形な資源っていうか貴重な資源ですもんね。
そうですね。
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2014/12/04(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【世界で400万本 大ヒット包丁の秘密!刃物の町から挑む100年企業】[字]

「刃物のまち」岐阜県関市から世界へ羽ばたき、成功を収めた貝印。世界で400万本を売る大ヒット包丁に、アメリカ海軍も使うナイフ…成長を続ける伝統企業の秘密とは?

詳細情報
番組内容
鎌倉時代からの刀鍛冶の伝統を持つ岐阜県関市。ここを創業の地とする100年企業の貝印は、実はグローバル展開で大成功を収めている刃物メーカーだ。「ポケットナイフ」や「カミソリの替え刃」から出発した貝印だが、今や世界で400万本を売る大ヒット包丁を生み出し、アメリカ海軍も御用達のナイフを生産、世界79カ国で展開している。
番組内容つづき
日本の刃物産業が衰退の一途をたどる中、創業から106年、見事に時代を生き抜いている秘密とは?
出演者
【ゲスト】貝印社長 遠藤宏治
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

【公式Facebook】

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