ひょうたんからコトバ「書く」 2014.12.05


わっ長い手!えっ何がはじまるの?ふむふむふむよく書けてる。
あちゃ〜おしい!ぎゃくになっちゃったね。
書くときに使おう。
「ぼくはミワちゃんが大すきです」。
よ〜し。
ぼくがころんでリレーにまけちゃったときミワちゃんは何も言わずにばんそうこうをさし出してくれた。
これで大すきだってことつたわるかな?どれ読み直すか。
「ぼくはばんそうこうをもらったときミワちゃんはやさしいなあと思いました」。
まてよ…。
やさしいだけじゃないんだな。
そうだ!「ミワちゃんはかっこいいいなあと思いました」。
うん!「かっこいい」のほうがだまってばんそうこうをくれたミワちゃんにぴったり。
でも「やさしい」のほうがなぐさめてくれたミワちゃんにぴったり。
いや「かっこいい」のほうがあこがれのそんざいってかんじがつたわるな。
でもやっぱり「やさしい」いや「かっこいい」。
「やさしい」「かっこいい」「やさしい」う〜ん…。
ミワちゃんの心にひびくのはどっちなんだ〜?う〜ん。
う〜んう〜ん…。
これぞまさしく…。
「推敲」のはじまり。
それは今からおよそ1,200年前唐の時代の中国。
唐のみやこ長安にやって来た詩人の賈島。
ロバにのりながら詩を作っていた。
うんできた!「僧は推す月下の門」。
僧りょが月にてらされた門を推す。
なかなかいいな。
ところが…。
まてよ。
「門を推す」より「敲く」のほうがいい気がする。
「推す」それとも「敲く」。
音がしたほうがしずけさがきわだつかな…どうかな?賈島はロバにのっていることもわすれて「推す」か「敲く」か考えつづけた。
「推す」「敲く」「推す」「敲く」どっちがいいんだ?う〜ん…う〜ん…。
ここからよりよいことばをさがしもとめることを「推敲する」と言うようになった。
ずっとなやみつづけていた賈島。
なんとえらいやく人の行れつに出くわしてしまった。
おいおい何やってるんだ!
(賈島)ごめんなさいおゆるしください。
(韓愈)何があったのじゃ?そのえらいやく人とは韓愈。
ゆう名な詩人でもあった。
賈島は「推す」か「敲く」かなやんでいたことをせつ明した。
すると…。
なるほど。
それは「敲く」のほうがよいであろう。
韓愈さまありがとうございます。
せつ明しよう。
「推敲」とは…。
よい文章にし上げるためには細かい点までちゅういをはらおう。
こんなときにも「推敲」。
読書感想文を書いているテツロウくんの場合。
(先生)書けた人は推敲してください。
間違いがないかよく見直すんですよ。
(テツロウ)推敲推敲っと…うん?「竜宮城にカメに連れられました」。
何かへんだぞ。
あれ?「太郎が行ったのでおひめさまはよろこんだのでみんな楽しんだので…」。
「ので」がつづいてわかりにくい。
あっかん字が間違ってる!気づいてよかった〜。
おかしな文章読みにくいところ字の間違い。
もっとわかりやすくしないと。
う〜ん。
「推す」「敲く」「推す」「敲く」どっちがいいのか?う〜ん…う〜ん…。
よい文章を書くためには推敲。
書くことわざ「弘法筆を選ばず」。
弘法とは今からおよそ1,200年前にいたおぼうさん弘法大師空海のこと。
書道の達人だったんだブー。
筆のよしあしにこだわらず文字を書いたことから「弘法筆を選ばず」。
本当に上手な人はどんな道具を使ってもよい仕事をするといういみのことわざができたんだ。
それをじっせんしているのがこの人。
こんにちは書家の柿沼康二です。
おっす!書家柿沼康二さん。
柿沼さんは文字を書いて作ひんを作り出す書家です。
日本だけじゃなく海外でも作ひんをはっぴょうしているせかいてきにゆう名な人なんだよ。
柿沼さんなんと麻ヒモで作った筆でもりっぱに文字が書けるんだって。
まさに「弘法筆を選ばず」だブー。
でもなんで麻ヒモで書きはじめたんだろう?じつはこんなきっかけがあったんだ。
ある日のこと。
柿沼さんは大ぜいの前で文字を書くことになった。
ところが直前に大じな筆が折れてしまった。
そのとき柿沼さんはこう思った。
そういうときには筆じゃなきゃいけないのかって考えるわけですよね。
このことがきっかけで柿沼さんは水鉄砲や毛糸タワシなどさまざまな道具で文字を書くようになったんだブー。
書くことにたいするぼうけん心。
それは同じ書家であるお父さんのえいきょうもあった。
心にのこっているのはある日家で見た光けい。
たとえばこういう大きい筆を父親がうわ〜ってやって「生きる」って字書いてたんですけど…。
…って書いてるのをぼくはこうやって見て「うちのとうちゃんクレイジー!うちのおとうちゃんかみさまにとりつかれてる〜」とか。
それを見ていたわたしは…「文字を書くには道具よりたいせつなものがある」。
柿沼さんはそう考えています。
自分で作った麻ヒモの筆で書いてくれました。
気もちの「気」。
書くためにかかせないことなんです。
みんな書くということは道具もたいせつなんだけれどもいちばんたいせつなのは…みんなどんどん書道にチャレンジしてみよう。
おっす!書道の達人弘法大師空海もたまには間違えてしまうことも。
どんな名人でもたまには間違えるといういみのことわざ。
クラス一なわとびの上手なケンタくんが一回でつまずいた。
「弘法も筆のあやまり」だね。
これはおよそ1,300年前に持統天皇がよんだ歌です。
夏になると白い衣をほすふうしゅうのあった香具山。
新しいきせつにおどる心を歌ったといわれています。
書くときに使う手。
今日はその手にかんすることばを見てみよう。
「つかむ」と「にぎる」。
にていることばだけどちがいがわかるかな?ヒントは手の形。
つかむは手でしっかりとらえてもつ。
にぎるは手のひらをとじてたもちもつ。
あるところにふたりの男がいた。
つかむ男とにぎる男。
つかむ男はつかんでばかり。
にぎる男はにぎってばかり。
つかむ?にぎる?つかむ?にぎる?どっちが当てはまるのかみんなでいっしょに考えてみよう。
「溺れるものは藁をもつかむ」。
せっぱつまったときには藁みたいにたよりないものにもすがりたいということわざ。
ハラハラドキドキするテレビドラマを見ていたら手に汗をにぎっちゃった。
彼女の心をつかむのはきみのやさしさなんだね。
じゃあこれは?おっとっと…つかめないつかめない。
う〜ん。
じゃあこれは?つかむ男はめしをつかもうとした。
ああ〜ボロボロ。
めしはつかめない。
手にくっつくだけ。
ああ〜もうベッタベタ!にぎる男はにぎにぎ…にぎにぎ。
おいしそうな三角形があらわれた。
にぎりめしができた。
「つかむ」と「にぎる」。
どんなときに使うのかな?みんなもさがしてみてね!2014/12/05(金) 01:20〜01:35
NHKEテレ1大阪
ひょうたんからコトバ「書く」[字]

小学3〜6年生国語番組。ことわざや故事成語、古典などをとりあげ、子どもたちが「豊かな言葉の使い手」になることをめざす。出演:が〜まるちょば

詳細情報
番組内容
ことわざ・慣用句・故事成語・古典などを取り上げ、これらの言葉の生まれた歴史や使い方をさまざまな形で紹介する番組。今回のテーマは「書く」。作文を書く時に役立つ心得や、歴史に残る書の達人を紹介する。今回取り上げる言葉は「弘法は筆を選ばず」「推敲」ほか。似ている言葉「つかむ」「にぎる」の区別や、著名な短歌も紹介する。【ナビゲーター】が〜まるちょば(サイレントコメディー・デュオ)【ゲスト】柿沼康二(書家)
出演者
【ゲスト】柿沼康二,【司会】が〜まるちょば,【声】うえだゆうじ,加賀美幸子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:20537(0x5039)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: