(テーマ音楽)今は美しく再生を遂げた広島であの日から時を止めた残骸が平和の尊さを訴えます。
世界で初めての被爆都市広島。
それを証明する世界遺産原爆ドーム。
被爆者の原廣司さんは27年前から原爆ドームを描き続けています。
作品の数は3,000枚以上になりました。
原さんがこれだけの数を描いてきた原動力は自らの被爆体験です。
(原)まぁ私はドームを描く事によってあの日あの時を忘れないと。
こういう恐ろしい事があったという証人ですからねこの建物は。
原爆ドームはかつてドーム型の屋根が特徴の洋館広島県産業奨励館でした。
モダンな建物は市民の誇り。
展示会や美術展が開かれていました。
しかし1945年8月6日。
その僅か160mしか離れていない場所に原子爆弾が投下されます。
建物は全焼しました。
しかし爆風が上からほぼ垂直に働いたため奇跡的に倒壊を免れたのです。
その日親戚の家にいた原さんは無事でした。
翌日市街地に戻り被曝しました。
元安川には水を求めて亡くなった遺体があふれていました。
逃げたいうんが正しいでしょうね。
足早に去ったじゃない逃げたやな。
この世の地獄じゃこの世の地獄じゃいう表現をされるが私は表現する言葉がないね。
原爆ドームの傍らを流れる…原さんは絵の具を溶く水をこの川でくみます。
たくさんの人が亡くなった川の水でドームを描く事。
それはあの日を忘れないという決意の表れなのです。
戦後残骸となり崩壊の危険もあった原爆ドーム。
悲しい記憶とともに消えてほしいという声もありました。
しかし原爆の恐ろしさを忘れてはならないと市民の間で保存運動が起こります。
被爆から21年目。
原爆ドームの永久保存が正式に決定。
その後3度にわたる大規模な工事が行われました。
被爆した当時のまま建つ原爆ドームは原さんにとってあの日の悲劇を伝える同志なのです。
私はねドームに励まされとる。
生き続けよというメッセージを今日も頂いて描くというようなね。
私にはまだ次代へ伝えなければならない大きな責務が残っとる。
広島では今もドームを守る努力が続けられています。
そこには原爆の悲劇を風化させない強い思いが込められています。
2014/12/05(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「広島・原爆ドーム〜日本〜」[字]
あの日の記憶 ▽文化遺産 ▽3000枚もの原爆ドームの絵を描き続けている、被爆者の原廣司さん。ドームには、原爆の悲劇を風化させない強い思いが込められている。
詳細情報
番組内容
「原爆ドーム」は、1996年に文化遺産登録。世界で初めての被爆都市、広島。原爆の悲惨さを伝える原爆ドームは、広島県産業奨励館というモダンな建物だった。爆心地近くの元安川には、水を求めて亡くなった人たちの遺体があふれた。被爆者の原廣司さんは、この川の水で絵の具を溶き、原爆ドームを描き続けている。「あの日を忘れない」という決意の表れだ。永久保存の道を歩んだ原爆ドームは、今も守る努力が続けられている。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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