こちらは、ある国の古代遺跡。
ことし6月世界遺産に登録されました。
この国としては初めての出来事。
その国とは…神秘の国・ミャンマー。
日本の1.8倍ほどの国土におよそ5000万人が暮らしています。
あ、いた!いたいた、いたいた!そんなミャンマーを旅するのは女優の鶴田真由さん。
およそ1か月かけて150人ほどの尼の修行の様子や動物とともに生きる人々の暮らしを体感してきました。
象と一体化するイメージで。
不思議と驚きに満ちたミャンマーの旅。
きょうの「びぃコン」は鶴田真由さんにミャンマーの魅力をたっぷり伺います。
「BSコンシェルジュ」「びぃコン」。
始まりました。
本日のゲストは女優の鶴田真由さんです。
よろしくお願いします。
鶴田さんはあすと13日に放送されるザ・プレミアム「鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行」に出演されます。
およそ1か月かけてのミャンマーの旅、いかがでした?ものすごい暑かったんですよ。
でも、それにも勝る美しさとあと、人のよさというんですかねミャンマーといえば仏教国っていうふうにいわれていますけど本当に皆さん、信心深くてこんな国あるんだっていうぐらい穏やかな、すてきな国でしたね。
鶴田さんが出演される「鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行」は2回シリーズでお送りします。
まずは前編からどんな旅になったんでしょうか。
ご覧ください。
暑…。
東南アジアに来た感じがしますね。
この熱風感が。
旅の出発点はミャンマー最大の都市ヤンゴンです。
町ではたくさんのお坊さんの姿を目にします。
ちょうどたく鉢をしている最中でした国民の8割以上が仏教徒。
修行に励むお坊さんは厚く敬われています。
ヤンゴンを訪れた観光客の多くが足を運ぶという場所に向かいました。
圧巻ですね。
やっぱり、金って圧巻だな。
ミャンマーで最大の寺院黄金に輝くシュエダゴン・パゴダです。
仏像の周りに人だかりができていました。
何かを貼っています。
これ、金ぱくなんです。
ミャンマーでは仏像に金ぱくを貼ることは功徳を積むことだと考えられています。
寺院の近くにある市場を訪ねました。
その一画にある食堂です。
出てきたのは…シャン麺です。
米から作る麺。
そして野菜をたっぷり使ったミャンマーの料理です。
シャン族の料理の特徴はその辛さ。
ミャンマーでは広く親しまれている味です。
あ、おいしい。
おいしい、おいしい。
暑いから辛くて油っぽいものが体が必要としてるのかしらね。
鶴田さんは、今回鉄道を使って旅をします。
目的地はヤンゴンから北へ800km。
ミャンマー第2の都市マンダレーです。
ホームは列車に乗る人であふれていました。
あ、出た、出た、出た。
走った、走った。
列車が走り出すと乗客は夕食を食べ始めました。
何、食べてるの?8時間かけて最初の目的地タイエーキッタヤーに到着しました。
ここでのお目当ては…。
2世紀から9世紀にかけて栄えたピュー王朝時代の建物古代仏塔・ボーボージーです。
おっきくて、見上げるとこんなになりますね。
古代仏塔ボーボージーをはじめピュー王朝時代の古代都市群がことし6月ミャンマーで初めて世界遺産に登録されました。
近くを歩いていると…。
こんにちは。
あれ?何やってるんですか?マウンさんが採っていたのはタマリンド。
東南アジアで親しまれいてる豆の一種です。
マウンさんのお宅にお邪魔しました。
妻のマチョーさんがタマリンドを使った料理をふるまってくれました。
タマリンドにとうがらしや油などを加えすり潰していきます。
ミャンマーではよく食べられている料理です。
火にかけないの?これ。
ふーんこれ、相当おいしいですよ。
絶対、ビール飲みたくなる。
鶴田さん、鉄道旅を続けます。
私たちの列車、あれですって。
鶴田さんが乗る列車よく見るとカタカナや漢字があちこちに。
実はかつて北海道を走っていた日本製の車両なんです。
ここ数年、日本からミャンマーへ数多くの中古車両が輸出されているのです。
日本の車両は揺れが少ないと好評です。
一路、マンダレーを目指します。
マンダレーではおよそ150人が修行を続ける尼寺を訪ねました。
そして尼の道を志す少女に出会います。
大勢の尼さんが一緒に修行しているんですねああいう形で。
子どものころから一番下は7歳の子でしたね。
そんなに年配の人はいなくてやっぱり、あそこは学ぶところなので子どものころから入って勉強してちゃんと立派な尼さんになっていくっていう育ての場なんですよね。
ミャンマー最大の寺院も訪れてましたけどいかがでした?ものすごい大きい金の仏塔があってその周りにもちっちゃい仏塔があってたくさん仏陀がいて仏陀だらけなんですよ。
みんなも土日になるとお弁当を持ってまるで公園で過ごすかのようにあそこでお弁当広げて食べて一日、みんなでしゃべりながら過ごしたりとかしてて憩いの場になってる。
鶴田さん今回鉄道を使って旅されてましたよね。
結構スピードって出るんですか?あんまり出ないです。
ただものすごい揺れるんですよね。
映像もちょっと揺れてましたね。
寝らんないぐらい揺れてました。
だって結構、長旅でしたよね。
長旅でしたね。
腰、痛くなっちゃうんじゃないですか?なりました、なりました。
しかも、あの時点で2〜3時間遅れてるんですよ、列車が。
みんな、そんなに、なんでだ?っていうふうにもなんなくて「なんか遅れてるね」みたいな。
「どのぐらい遅れるんだろう?」「分かんない」みたいな。
私たちの撮影クルーだけ東京時間で動くじゃないですか。
ちゃんとスケジュール守ってね。
何時から、どうすんだとか。
でも、基本的には流れてる空気と人たちが穏やかなのでなんか、こっちもあくせくしてもしょうがないなみたいな気持ちになるし。
日本製の車両も走ってるんですね。
今、出てきたけど日本の列車の中古のものが結構、向こうに流れていって。
今、電車ってあんな窓、開かないでしょ。
みんな開けてましたよね。
首、出してましたね。
私、子どものころはねがって、窓、開けて風、浴びながら乗ってましたよね。
あれは、やっぱりものすごく気持ちよくてこんなに開放的な感じいいなっていう。
2回シリーズでお送りする「鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行」後編は、前編の目的地だったマンダレーから始まります。
どんな旅なんでしょうかご覧ください。
いっぱい船、泊まってますね。
マンダレーはエーヤワディー川という大きな川に面しています。
朝の水浴びしてるよ、みんなが。
お風呂、お風呂。
この町は水上交通の要。
岸辺には大小さまざまな船が並んでいます。
最初に向かったのは…川の中州にある村です。
ここには、およそ1500人が暮らしています。
到着です。
この青年が案内役を買って出てくれました。
訪ねたのはちょうど、雨季が終わったころ。
歩いているこの場所は雨季には水に浸かってしまいます。
どこのおうちも高床式ですね。
あ、そうなんですか。
川の水がきちゃうの?ココさんの家族は20人ほど。
きょうだい5人で漁をして暮らしています。
ココさんたちの漁に連れて行ってもらいました。
その漁はとても変わったものだといいます。
あ、いた!いたいた、いたいた!イルカです。
このイルカと協力して漁をするというのですが…。
(イルカを呼ぶ声)クルルルってやってる。
どんな漁なのか。
詳しくは番組をご覧ください。
漁のあと、鶴田さんは定番の魚料理を作ってもらいました。
魚を丸ごと入れそこにタマネギやニンニク、ナンプラーなどを加え煮立てていきます。
いただきます。
うん、すごいやわらかい。
口の中でとろって溶けちゃうぐらい。
全長およそ2170kmのエーヤワディー川。
鶴田さんの旅、後編はミャンマーを南北に貫くこの大河を下っていきます。
どこ、行くんですか?何しに?毎日、乗ってるんですか?これ。
旅の途中、船を降りてある村へ向かいました。
ところが、道路の状況がとても悪いようです。
車での移動は諦めることにしました。
そこへやってきたのは象。
たまらん。
かわいすぎる。
鶴田さんが象に乗って向かったのはこの旅で最も楽しみにしていた場所です。
そこには、たくさんの象が。
ここは一体どういう場所なのでしょうか。
後編は打って変わっての船の旅。
船から見る景色ってどんな感じでした?なんかエーヤワディー川がものすごい大きな大河なのでどこ行っても、そんなに川が狭くならないんですよね。
穏やかな水辺ががーって広がってるっていう景色が延々と続いててそんなに流れもね、ないから優雅な感じはしますけどね。
訪ねた中州にある村では人々は、どんな生活を…。
人々は、やっぱり漁業とあと畑をやってましたね。
村自体は、歩いて端から端まで15分ぐらいの村なんですけどその周りに結構、畑があってそこで、みんないろんな作物を作って売ったりもしてるし自分たちが食べたりもしてるし。
あと、おうちには必ず牛がいて鶏がいて、犬たちがいて時々、猫もいて家の周りには動物がいっぱいいてみんなで、わいわいやりながら暮らしてるっていう感じのとこでしたね。
ココさんたちきょうだいのイルカと協力して行う漁ってどんなものなんですか?おもしろかったですよ。
なんで、ここまでできるんだろうっていうぐらい見てて本当に不思議だったんだけど動物とのコミュニケーション力がものすごく高いんですよ。
イルカが魚を取るのを手伝ってくれるんですよね。
ここはねあんまり言っちゃいけないって言われてるので番組を見ていただいて。
今回、およそ1か月間ミャンマーに滞在されてミャンマーの人たちに対してはどういう印象をお持ちになりました?穏やかっていうか心が静かっていうのかな。
あんまりわしゃわしゃしてる人はいない感じがしましたね。
あんまり、どなったりわめいたりしないんだろうなっていう感じでしたね。
続いて、びぃコン通信。
BSで放送される注目の番組を紹介します。
こちらも川の旅から。
埼玉県・奥秩父の山から東京湾へと注ぐ荒川。
東京出身のグッチ裕三さんが流域を旅します。
荒川とは思えないですね。
僕の知ってる荒川じゃない。
やってきたのは荒川の上流・長瀞。
お世話になります!急流を下ります。
おお…おおー、おおー!なんか、遊園地みたいだね。
すげえ楽しい。
誰もが知ってる京都の町に誰も知らない特別な場所があります。
そこは、多くの人でにぎわう南禅寺の界わい。
京都・東山を臨むこの辺りでは明治から昭和にかけて建てられた別荘が点在しています。
こちらはおよそ3000坪の敷地を誇る流響院。
紅葉の時期東山と庭がひとつながりに見えまるで山の中にいるかのようです。
すごいな。
うわあ…。
こんなところがあったのか。
極上の京都が凝縮した南禅寺界わい別荘群。
その秋と冬を訪ねます。
放送は、あす夜9時です。
神秘の国・ミャンマーを巡る鶴田真由さんの旅。
前編は、およそ150人の尼が暮らす寺に泊まりその生活を体験。
おやすみなさい。
後編は動物とともに生きる人々の暮らしを体感します。
象と一緒に、こうなってましたよ。
では、最後になりますが今回の旅を通して一番、感じたことってどんなことですか?お願いします。
仏教が、国の真ん中にやっぱりあるのでお坊さんを、みんな、ものすごくリスペクトするんですよね。
でも、周りに支えてる人たちがいてその人たちも、やっぱり仏教の心を持ってるからこそみんなが、きれいな目をして慈愛に満ちた瞳をみんな、してるんですよね。
誰が偉いとかっていうことじゃなくて全員が、そういう仏教を真ん中に役割を担っている感じがすばらしいなって思いましたね。
本日のゲストは女優の鶴田真由さんでした。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
2014/12/05(金) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
BSコンシェルジュ「ザ・プレミアム“鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行”」[字]
2週にわたって放送する「鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行」を紹介。ミャンマーを鉄道と船とで旅した鶴田真由さんをゲストに、番組の見どころなどをたっぷりと伺う。
詳細情報
番組内容
「鶴田真由のミャンマーふしぎ体感紀行」を紹介する。南北におよそ2000キロ、130もの少数民族が暮らし、豊かな自然が残る神秘の国・ミャンマー。民主化の動きが加速する中で、長い間、外国人の立ち入りを禁じてきたエリアが少しずつ開放されようとしている。番組では、女優の鶴田真由さんがミャンマーの大動脈である鉄道と川を巡り、その魅力に触れる様子を伝える。鶴田真由さんをゲストに迎え、番組の見どころなど伺う。
出演者
【ゲスト】鶴田真由,【司会】アンドレア・ポンピリオ,高橋さとみ,【語り】渡辺久美子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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