情報まるごと 2014.12.25


まずは、こちらの実験映像からです。
洗濯物をこたつの中へ。
乾かすためにやっている方、いるのではないでしょうか。
でもこれは危険です。
こたつに接触した所から火がつき、あっという間に燃え広がります。
本格的な冬を迎え、私たちが体を温めるために使う製品での事故が多くなります。
注意してください。
NITE・製品評価技術基盤機構によりますと、ストーブやこたつなど、電気暖房機による事故の報告は、この5年間に1135件寄せられ、このうち死亡事故は32件に上ったということです。
特に多いのは、電気ストーブに布団が接触して火がつき、火災になるケース。
そしてこちら、電源コードの上に、こたつの足がたびたび乗って断線。
そのままにして使い、出火するケースです。
電気を使っていない製品にも注意が必要です。
湯たんぽや懐炉による低温やけどなどの事故も、この5年間に80件余り寄せられています。
NITEは、電気暖房機についてはストーブの周りに布団や衣類など、燃えやすいものは置かず、電源コードの上にはものを乗せないように、湯たんぽや懐炉では体の同じ場所を長時間温めることはしないよう呼びかけています。
こんにちは。
情報まるごとです。
冬ならではの事故、ご注意ください。
続いてはこちら、お正月の食卓に欠かせない餅。
こちらも事故に注意してください。
こちらのグラフは、不慮の窒息による死亡者の数です。
厚生労働省の人口動態統計からまとめたものです。
餅を食べる機会が多い冬には、窒息事故が大きく増えているんです。
このように65歳以上の高齢者が、80%から90%ほどを占めているということです。
こうした餅による窒息事故が起きる理由や対策について、専門家に聞きます。
歯科医師で昭和大学歯学部で講師を務める石川健太郎さんと電話がつながっています。
石川さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
この時期、食べる機会が多いということがあるとは思うんですけれども、その餅による窒息事故が冬に多い理由、なんでなんでしょうか。
高齢者のお餅による窒息事故については、お餅という食品の特性と高齢者の特有の、お口の機能低下という2つの観点から考える必要があると思います。
まず、お餅の特性についてなんですが、ここには温度の変化が大きく影響しています。
温度ですか?
はい。
温かいお餅がお皿のうえで、もしくは口の中に入っていくことで、徐々に徐々に冷めていきます。
特に冬場はこの冷めるスピードが速いんですね。
そしてお餅は温度が低くなると硬くなり、そしてくっつきやすくなるという特性があります。
そのために、のどにくっつき、剥がれにくくなることで窒息を起こすと考えられています。
冷めることでくっつきやすくなるというのが1つの理由なんですね。
先ほどの2つ目ありましたね、お年寄りに多いという、この理由はどうしてですか?
やはり高齢になりますと、歯がなくなったり、もしくはあごの周りの筋肉や、べろの筋肉が低下していきます。
そうすることで、食べ物をそしゃくする力というのがどんどん衰えていき、そのために十分に処理されないまま、飲み込んでしまうケースがあります。
そしてさらに高齢者では、のどの飲み込む力も弱くなっていきますので、どうしても詰まりやすくなってしまうということなんですね。
では、お餅を食べるときにはどういった対策が必要なんでしょうか?
そうですね、基本的には一口の量を少なめに、ひと口の量を注意して、よくかんで食べていただくということが基本になると考えています。
それ以外にも、朝方、やはりお口の渇きやすい方々も多いかと思いますので、いきなりお餅を食べるのではなく、お茶などで、お口やのどを少し潤してから食べるということも有効な対策なんではないでしょうか。
なるほど。
まずはとにかく、少しずつ、そして口を潤してから、のどを潤してから頂くということですね。
石川さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
歯科医師で昭和大学歯学部で講師を務める石川健太郎さんに伺いました。
では、もし、餅を詰まらせた場合、どうすればよいのでしょうか。
まずはですね、直ちに119番通報してください。
救急車が来るまでの応急手当ての方法、こちらでお伝えしていきます。
餅を吐き出しやすいように、あごを支えてうつむかせたり、こうして横向きにして、寝かせたりして、肩甲骨の間を、手の付け根で力強く、連続してたたきます。
せきをすることが可能でしたら、できるだけせきを続けさせます。
せきができれば、詰まったものを取り除くのに、最も効果的だからです。
119番通報の前に、餅が取れた場合も、念のため、医師の診断を受けてください。
事故に気をつけて、お正月にはおいしいお餅を食べてください。
では続いてこちらです。
きょうはクリスマスです。
ことしも、ランドセルが児童養護施設や里親のもとで暮らす子どもたちにと、届けられました。
送り主は漫画、タイガーマスクの主人公、伊達直人を名乗っていました。
このような寄付は、4年前に、全国各地で相次ぎ、善意の輪として広がりましたが、一時期と比べて、数は減っているということです。
一方で、毎年少しずつお金を送り続ける人や、ボランティアの形で支援を続ける人もいます。
地域の人たちの協力で、先日、クリスマス会が開かれた、神奈川県相模原市の児童養護施設を取材しました。
相模原市にある児童養護施設、中心子どもの家です。
3歳から18歳までの45人が、親と離れて暮らしています。
親からの虐待や経済的な理由で親が育てられないなど、入所の理由はさまざまです。
クリスマスを迎えたこの時期、毎年、子どもたちに善意の贈り物が届きます。
こちらの袋詰めのお菓子は、地元の企業から贈られました。
子どもたちの枕元に置いて渡してくださいというメッセージが添えられています。
小さな袋に小分けした現金を届けて、名乗らず立ち去った、年配の男性もいました。
子どもたちを支援したいという申し出は、一年を通じてさまざまな形で寄せられています。
NPO法人が開いている学習教室。
宿に通えない子どもに、大学生などが勉強を教えます。
理容院を営む女性は、毎月、子どもたちの散髪に訪れています。
この日、施設では、クリスマス会の準備が進められていました。
地元のラジオ局を中心に活動するパーソナリティや歌手などで作るグループが、10年以上前から支援を続けています。
活動の中心になっているのは、歌手のミカさん。
母子家庭で育ち、子どもの時期に父親から愛情を注いでもらえなかったという経験から、活動に参加するようになりました。
子どもたちが待ちに待ったクリスマス会。
出し物や司会には、子どもたちも参加し、ボランティアと一緒になって会を盛り上げました。
周囲の人たちの温かい思いに支えられて、子どもたちは楽しいひとときを過ごしました。
地域の人たちの思いも合わさって、楽しいクリスマスになったようですね。
ゲストにお越しいただきました。
全国児童養護施設協議会の副会長で、東京の児童養護施設で、長年、園長を務めてこられました武藤素明さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
VTRご覧になって、どんなことを感じられましたか?
とても、地域の方々が出入りをされていまして、いろんな支援をしているということで、ちょっと、とてもいいなと思いました。
わりと子どもたちのことを考えて、やもすればちょっと閉鎖的になりがちな児童養護施設の傾向があるんですけれども、この施設はすごく、そういう点ではいろいろな方々に支えられながらやってるってこと、とても感動しました。
そうしたことが、周囲の方々の関心にもつながるでしょうか。
そうですね。
先ほども言いましたように、ややもすればちょっと閉鎖的になりがちな傾向があるので、地域との関係をずいぶんつけながら、地域の人たちがいろんな関心を寄せてらっしゃるってことは、やっぱり子どもたちにとっても、それからそこで働く職員にとっても、支えとなると思うんですよね。
そういう意味からすると、とてもいいことなんじゃないかなと思いました。
武藤さんに児童養護施設の今の状況と、何が課題なのかから、伺っていきます。
児童養護施設で暮らす子どもたちというのは、今、全国でどのぐらいいるんですか?
約3万人、生活をしています、施設で。
施設の数としては、どのくらいありますか?
きょう現在、ちょうど600施設があります。
児童養護施設にいる子どもたちの生活、主には経済的な部分ですけれども、どんな状況なんですか?
そうですね。
経済的な理由もあるんですけれども、今はどちらかというと、虐待を受けて、入ってくる子どもたちっていう、虐待ということが、入所理由になる子どもたちが非常に多くなってきています、最近は。
最近は虐待が理由で入所する子が多いということですね。
そうです。
今は児童養護施設という名前ですけれども、これまでの時代とともに、変遷というのは、どういうふうにたどっていったんでしょうか?
ちょうど児童養護施設ということで、施設で認定されたのは、ちょうど戦後なんですね。
戦前までは孤児院というようないわれ方をして、親のいない子どもたちというのを保護しているというのが、児童養護施設の始まりだったんですけれども、戦後、戦災孤児で家をなくした子どもたち、親を亡くした子どもたちのために、出来た施設が多いんですね、大半がそういう形で出来ております。
今は先ほど言いましたように、虐待を受けた子どもたちが多くなってきているということで、そういう時代とともに、入所の理由っていうんですかね、また児童養護施設の役割っていうのが変わってきます。
その変化をグラフで見ていきたいと思うんですけれども、まずこちらです。
左側、里親などのもとで育つ子どもたち、増える傾向にあります。
一方のこちらは、児童養護施設の入所児童の数ですが、ここ数年でいいますと、減る傾向にあるということなんですね。
武藤さん、このグラフから、何を見て取れますか?
そうですね。
全体的には、社会的擁護、児童養護施設を必要とする子どもたちというのは、若干増えてるんですね。
今はどちらかというと、施設養護から、こういう里親養護の方に少し切り替えをしようということで、国のほうも方針を出して、この家庭的な養護っていうんですかね、家庭の養護というか、そういう部分を施設養護からこの里親養護のほうに転換しようという動きで今、進めてることが、こういうような傾向に表れているんじゃないかなと思います。
ですから児童養護施設ですとか、なんらかのケアが必要な子どもたちは、変わらない、いるということですね。
ーふえてますね、確実に。
子どもたちは一般的には少子化で、人数は少なくなってきてますけれども、社会的養護を必要とする子どもたちというのが増えて、だんだん、年々増えているってことなんですね。
それだけ家庭の養育基盤が、非常に弱くなってきているということで、産んでもなかなか育てられないというようなご家庭といいますか、そういうものがやっぱり増えてることが、こういうような現状に表れているんじゃないかなと思ってますけど。
先ほど、虐待で入所する子どもたちが多いというお話しがありましたが、こちらのグラフでも分かります。
入所児童、虐待を受けた経験、あるかないかということで、その答えですけれども、あると答えた児童が半数以上ということになっているんですね。
やはりもう皆さん、この虐待が非常に大きな問題となっているんですね。
そうですね。
このデータがちょっと20年で、6年ぐらい前のデータで、ちょっと古いんですけども、今はもう、たぶん6割ぐらい、60%ぐらいに上がってるんじゃないかなと思います。
今はもっと増えている?
そうですね。
都市部、私、東京の児童養護施設なんですけれども、東京なんかは、約70%ぐらいということになってきてますね。
そして、その虐待でも多いのがこちらということで、ネグレクト・育児放棄ですね。
複数回答ですが、7割を超えています。
ここからはどんなことが分かるんでしょうか。
そうですね、虐待も当初はこの身体的虐待っていうのが非常に多かったんですね。
今はどちらかというと、やっぱりこのネグレクト・育児放棄という虐待が、非常に今、多くなってきてまして、精神的に病んでしまったお母さんとか多くて、なかなか育てられないということで、育て方が、なかなかできないのでということで、入所するっていうことになると、このネグレクトという分類に入ってしまうんですね。
先ほど、昔と違って今、親がいる状況で、入所してくる子たちが多いということですけれども、そしてやはりネグレクトが一番多くの理由になってくるということで、そういう中で、武藤さんたち、児童養護施設の皆さんっていうのは、何を目指して、子どもたちと生活しているんでしょうか?
もう、なんといっても、子どもたちの状態からすると、虐待を受けてる子どもたちが多くなってきたりしておりますので、もう安心で安全な生活環境をちゃんと保障するっていうんですかね、施設に来る前の状態がやっぱり非常に虐待を受けてる状態ってことなので、やっぱり非常に、子どもたちが心が落ち着かない状態。
そういうところでやっぱり十分な養育が受けられなかったという子どもたちがいますから、そういう子どもたちが施設に入ってくるものですから、やっぱりここが安心して、安全で、伸び伸びと生活できるんですよということを、私たちがちゃんと保障しなきゃいけないということになるんですね。
親とお子さんたちとの関係というのは、どのように捉えてらっしゃいますか?
子どもにとって、親っていうのはものすごく大事な存在なんですね。
だから虐待をしている親であっても、子どもからすると、非常に親のことを慕うということもあります。
ですから、親の安定が子どもの安定に、非常につながるということになりますので、私たちの、子どもたちに直接支援をすると同時に、やっぱり親の支援をしながら、親の安定した生活を、私たちも援助しながら送ると、場合によっては、何年かしたら、またおうちに帰れるような状態を、ぜひ作りたいなと思って、そんな支援をしているところなんですけど。
武藤さんたちで、親の支援までするということなんですが、どうやって行うんですか?
そうですね、やはり親御さんがもういろんな問題を抱えてらっしゃったり、以前の自分の育ちが結構大変だった親御さん多いですから、その親御さんの思いを十分聞きながら、やっぱり親御さんの気持ちを十分聞いて、親御さんそのものが、やっぱり、この子のために頑張ろうというようなことも含めて、そういう気持ちを大切にしながら、親と子どもの関係をやっぱりしっかりつけていくということが、とても大事だと思ってるんですね。
そういう意味では、人手も必要なのではないかと感じるんですけれども、その点はどうなんでしょうか?
そうですね。
なかなか保育士、指導員が今、子どもたちの支援に当たっているんですけれども、直接担当の職員だけでは、親の支援ってできませんから、十数年前から、家庭支援を専門にする職員っていうんですかね、私たち通称、ファミリーソーシャルワーカーって言ってますけども、親をしっかり支援できるような、そういう専門職を各施設に配置をしながら、そのファミリーソーシャルワーカーの方を中心にしながら、親の支援をするということになります。
そのファミリーソーシャルワーカーの方たちは、親の支援専門で当たられるということなんですね。
そうですね。
もうそのために配置をしていただいたと。
ただ現場でいくと、人手がなかなか足りないので、時々、現場の手伝いに入ったりだとか、そういうことも、もちろんしますけれども。
非常に大変な力が必要だというふうに感じるんですけれども、その今、社会に求めたいことって、どういったことなんでしょうか?
そうですね。
やはりなんといっても、児童養護施設や社会的養護の施設の現状が、なかなか社会的認知が低いというんですかね、そういうような状況なので、まずはやっぱり、児童養護施設のことを十分周りの方々が理解をしていただきたい。
どういう子どもたちがいて、どんな生活をしてて、どんな支援が必要なのかということも含めて、ぜひ関心を持っていただきたいなと思っているんですね。
そういうことからすると、今、虐待を受けた子どもたち、多くなってきてますから、一人一人の支援、一人一人のケアを十分しなきゃいけないというと、やっぱり人手がなかなか足りないということになるんですね。
そういうときに手伝いに来ていただいたりだとか、そもそも人手が不足している部分があるから、その職員の配置を十分上げていって、一人一人の十分なケアができるような、そういう児童養護施設の制度にしていかなきゃいけないんですけれども、それがまだまだちょっと遅れているところがありまして、私たちはそこのところを社会に訴えながら、児童養護施設の状態を訴えて、それに対して、やっぱりこんな職員の配置が必要ですよだとか、こんな支援が必要ですよということを、私たち自身ももっと発信しなきゃいけないと思ってるんですけれども。
児童養護施設ですから、ずーっといられるわけではありませんよね。
そういう意味では、時間というのは、何歳ぐらいまで、それで時間としてはどれぐらい?
大体、児童福祉法という法律ですので、上限が18歳ということになってるんですね。
18歳では社会的自立をしなきゃいけない。
昨今、ちょっと20歳まで措置延長、子どもによっては、措置を延長できるという規定もあるんですけれども、原則からしますと、大体18歳までということになります。
児童養護施設の現状について、全国児童養護施設協議会の副会長、武藤素明さんに伺いました。
どうもありがとうございました。
こちらこそ。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次です。
きのう、島根県浜田市の沖合で、巻き網漁船が沈没し、2人が死亡、3人の行方が分からなくなっている事故です。
海上保安部は、捜索範囲を広げて捜索を続けています。
対策本部のある漁港には、行方が分からなくなっている人たちの親族なども訪れ、捜索の状況を見守っています。
中継でお伝えします。
対策本部のある、浜田市の浜田漁港です。
事故の発生から30時間以上がたちました。
現在も行方不明の乗組員の手がかりは見つかっていません。
この事故はきのう午前4時半ごろ、島根県浜田市沖およそ48キロの日本海で、長崎県の巻き網漁船、第1源福丸135トンが沈没したものです。
20人の乗組員のうち、長崎県平戸市の横山晶一さんと塚本圭司さんが死亡したほか、男性3人の行方が分からなくなっています。
海上保安部は、3人が東に流されたおそれもあると見て、捜索範囲を、東におよそ10キロ広げ、捜索を続けています。
浜田漁港では行方が分からなくなっている乗組員3人の親族や関係者が訪れていて、捜索の状況を見守っていました。
一方、事故で亡くなった横山さんと塚本さんの遺体は、きょう午前、遺族に引き渡されました。
以上、浜田漁港から中継でお伝えしました。
では、気象情報です。
クリスマスのきょう、外はどんな様子でしょうか?奈良岡さん。
こちらは北海道函館市内の今の様子です。
函館市内は真っ白です。
雪雲が広がっています。
つい先ほどまでは、雪で遠くが見渡せないほど、雪が強まりました。
午後2時現在の積雪は10センチとなっています。
朝よりも5センチ増えました。
きょうはこのあとも時折、雪が降りそうなので、また積雪も増えそうです。
そして気温は氷点下3度8分しかありませんが、夜は一段と冷えそうです。
では、雪や雨の様子、見てみましょう。
3時間前からです。
日本海側に雪雲がかかり続けています。
西日本の日本海側は雨の所もありますけれども、北日本は雪となっています。
そして日本海側の地域には、広く雷注意報が発表されています。
雪に加えて、落雷や突風などにもお気をつけください。
北日本や北陸では、引き続きあすにかけても雪が続きそうです。
風も強く、ふぶくこともありそうですから、注意をしてください。
では、きょうの天気図からです。
きょうは西高東低の冬型の気圧配置となっています。
このために天気分布も冬となっていまして、日本海側で雪、太平洋側では晴れている所が多くなっています。
ただ、今夜からはまた上空に寒気が流れ込んできますので、気温が今夜からまたぐんと冷えそうです。
太平洋側でも寒くなりそうです。
また、等圧線も込んでいますので、風も強く吹きそうです。
太平洋側の地域も、晴れても風が冷たいでしょう。
あすの予想天気図も見てみます。
あすも西高東低の冬型の気圧配置が続きます。
このために日本海側を中心に、雪が続きそうです。
風の強い状態も続いて、ふぶくこともありそうです。
太平洋側は晴れますが、こちらも風は冷たく感じられそうです。
では雪の見通しを詳しく見ていきましょう。
今夜からです。
今夜初め頃は北陸の平野部では雨という所もありそうですが、このあと、夜遅くになりますと、雪になりそうです。
そして夜遅くは北陸、そして北海道の日本海側、雪の降り方、強まる所もあるでしょう。
そのあと、あすにかけて見ていきましても、日本海側を中心に、雪が続きそうです。
大雪や吹雪に引き続きお気をつけください。
では全国のあすの天気です。
さてきのう、3か月予報が発表されました。
気温の予想について見ていきますと、まず1月は、北日本から沖縄・奄美にかけて、ほぼ平年並みとなりそうです。
ですから、1月はいつもどおりの寒さになりそうです。
2月と3月も北日本と東日本では、ほぼ平年並みとなりそうです。
ただ、西日本や沖縄・奄美、平年並みか高くなる予想となっています。
目先、年明けにかけては、まだ強い寒気が流れ込みやすい状況が続きますので、まずは寒さ対策をしっかりとして、年末年始を過ごすようにしてください。
気象情報でした。
次は東北です。
クリスマスイブの夜、東日本大震災の被災地に、こんな光がともりました。
仙台からお伝えします。
震災の津波で被害を受けた宮城県気仙沼市では、津波対策で土地を高くするかさ上げ工事が行われ、周辺の家や明かりが少なくなっているんです。
その工事現場に、鮮やかなイルミネーションがともり、被災地の夜を照らしています。
津波の被害を受けた気仙沼市。
かさ上げ工事が進んでいます。
イルミネーションは、工事に当たっている福岡県の業者が企画しました。
辺りが暗くなると、明かりが浮かび上がりました。
高さ40メートルの重機、およそ1万個のLEDで、クリスマスツリーに見立てました。
絆の文字も、近くの盛り土の斜面に、鮮やかに浮かび上がりました。
ことし初めての企画、その思いは。
このイルミネーションは、来月6日まで点灯するということです。
今、仙台からのニュースにもありましたが、東日本大震災から4度目の冬を迎える被災地は、さまざまなイルミネーションの光に包まれています。
そのイルミネーションに託す復興への願い、そして、大切な人との思い出。
一つ一つの光に、被災した人たちの思いが込められています。
3、2、1、0!
つくよ!
きれい!
センダイ光のページェント。
きれい。
ことしも夜の街を光が彩ります。
その光一つ一つが、訪れた人たち、それぞれの思い出を作ります。
トンネルだね。
光のトンネルだよ。
光のトンネルだね、歩いてみよう。
すごいねー。
多賀城駅前のイルミネーションです。
地元を明るく盛り上げたいと、9年前に市内の有志が始めました。
その中でひときわ目につくのが、震災後、新たに設置した高さ3メートルのツリーです。
有志の一人、加藤則博さんです。
加藤さんは、このツリーを多賀城の復興のシンボルにしたいと考えています。
震災で多賀城市の3分の1が浸水し、電球を保管していた倉庫も、津波に流されました。
1万5000球ぐらいは流されました。
ほとんど半分以上はもうメンバーが被災しまして、大変な思いをしましたね、あのときは。
加藤さんたちは、震災のよくとしから、地元の人たちが願いを書き込める、丸い飾りを用意しました。
希望のメッセージを書かれたオーナメントが掲げられれば、より一層、にぎわいが醸し出せるんじゃないかなと思いました。
3回目となることしも、新たなメッセージが書き込まれました。
取り付けました。
笑って暮らせますように。
復興に向けたさまざまな願いが、光とともに輝いていました。
ことしの春に完成した、仙台市宮城野区の災害公営住宅です。
初めての冬を迎えています。
大友みえ子さんです。
大友さんは、7年前に夫に先立たれ、1人暮らしをしていましたが、津波で自宅が流されてしまいました。
ほとんどけんかのなかったおしどり夫婦。
2人の一番の楽しみは、自宅をイルミネーションで飾ることでした。
あー、みんな寄せて飲んだり食ったりして、本当に、この家、なくなるのかなと思って、私も1人で、泣かされましたね。
災害公営住宅で暮らすようになって半年、夫への思いがだんだん募るようになってきています。
大好きだった夫を感じたい。
震災後、初めてイルミネーションの飾りつけをしました。
新たな暮らしの中で、ささやかな光が夫と過ごした日々をよみがえらせます。
この明かり見るとね、しみじみと思い出します。
お父さんが、12月になったら、光のページェントに連れていくからなと言って、1月に初めに入院しちゃって、とうとうかなわなかったね。
当時は父ちゃんも見たかったんだろうな、一緒に連れていくなんて言ったから。
夫への思いがこもった光。
静かな冬の夜に、輝き続けます。
宮城県多賀城市の多賀城駅前のイルミネーションは、ことしいっぱい、夕方5時から深夜0時まで点灯されます。
次は、一年を締めくくる縁日、終い天神です。
大阪からお伝えします。
京都市の北野天満宮では、きょうが終い天神です。
境内は朝早くから正月飾りや食品を買い求める多くの人でにぎわっています。
学問の神様、菅原道真を祭る、京都市上京区の北野天満宮では、道真の命日に当たる毎月25日に縁日が開かれています。
きょうは一年の最後の縁日、終い天神です。
いらっしゃい、どうぞ!
縁日は朝6時ごろから始まりました。
境内には、1000を超える露店が並び、威勢のいい掛け声が飛び交っています。
まっすぐに歩けないほど、多くの人が訪れ、しめ飾りや松飾りのほか、京都伝統の漬物、すぐき漬けやかずのこなどの食材を、次々と買い求めていました。
ええの入ってるよ、見ていってや。
北野天満宮の終い天神は、今夜9時ごろまで開かれ、きょう一日で、およそ15万人が訪れる見込みだということです。
毎週木曜日にお伝えしています、やす短歌なお短歌のコーナーです。
歌人の小島なおさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
このコーナー、きょうがことし最後の放送ということで、そこでことし一年、皆さんから応募していただきました作品の中から、小島さんが選んだ年間大賞をお伝えしてまいります。
いよいよ発表です。
銅賞、銀賞、そして金賞の順にまいります。
ではいきましょう。
まずは銅賞です。
鉄道好きな作者なんですね。
サンダーバードは、大阪と北陸との間を結ぶ特急列車のことです。
シンプルなことばと、31文字の中を流れるようなリズムに、作者の喜びがまっすぐに伝わってくるようです。
そのとき、お題は乗り物でしたね。
私の好きなカーブなんていう表現も、なかなか味わい深いですよね。
では次です。
次は銀賞です。
物思いをするのは人間だけではない、そんな秋の気分を、遊び心を持って伝えています。
目を伏すの表現を2回重ねることによって、1回目から2回目へ、思いが深まっていくような一首でした。
文鳥の小さな頭の中に広がる大きな世界に触れるような一首だと思います。
このときは思というお題だったんですが、秋思ということばが印象的でしたね。
秋の物思いですよね。
おめでとうございます。
さあ、ではいきましょうか。
次はことし一年のナンバー1です。
金賞は。
こちらです。
お題は道ということでした。
入院している人へのことばにし難い思い、そういういろいろなものが上の句の豊かな情感に昇華されているんですね。
地上に咲くハナミズキの白さが、空に浮かぶ雲の白さへと、心がふわっと運ばれていくような一首ですね。
寂しさを詠いながら、それと同時に美しさや、はるけさのほうも捉えたというすばらしい歌だったと思います。
片山さん、この一年のやす短歌なお短歌、金賞です。
おめでとうございます。
おめでとうございます。
小島さん、今回の選考で、大事にしたポイントっていうのはどんなことだったんですか?
本当に今回、選ぶの大変だったんです。
去年にも増して、すばらしい作品ぞろいでしたので、今回は作者の個性がより光っているものという基準で選ばせていただきました。
個性?
どの作品も、瞬間のひとときを詠ったものではあるんですけれども、例えば、その場面の前後の時間、過去の時間、未来の時間、そういったものを内包した、奥行きのある歌だったなと思います。
皆さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
また新年も皆さんの作品、お待ちしております。
そして今回は実は、私から発表がありまして。
発表が?
実はことしも人知れず、コンクールに挑戦しようというのを続けていたんです。
知らなかったでしょ?
知らなかった。
やってましたもんね。
ひそかにやってたんです。
成果をご報告できることになりました。
成果があったってことですね?
あったってことです。
それがね、こちらなんです、こちら。
歌を作品集に載せていただいたんですけれども、秋田県湯沢市の詩の街ゆざわ2014短歌会。
北海道から沖縄まで、2459首の応募があったコンクールです。
この中に載せていただいたということで、そちらを拡大しましたので、ちょっと拡大したもので。
右上にちょっと、右上を見てほしいんですけどね。
これ。
あっ、佳作。
そうそうそうそうそう!佳作に、なんと選んでいただいたんですよ。
すばらしい!
本当に光栄です。
作品こちらです。
こんな作品でした。
ほら、東京都、小澤康喬とあるんですよね。
本当だ、すごい。
短歌会のお題が、恋の歌ということで。
得意分野ですもんね。
全くそんなことないんですけれども、旅先、キリル文字はロシアで使われている文字ですけれども、旅先で妻と待ち合わせがうまくいかなくて、どきどきした時のことを、恋になぞらえて詠んでみたんです。
あらららら、恋、いいですね。
佳作を頂きました。
なんか大人な感じもしますね。
いいと思います。
ことし一年の成果が遺憾なく発揮されている一首なのではないかなと思います。
特に、何度もなぞる表現が、ロシアでの、異国での心細さはもちろんのことなんですけれども、キリル文字という見慣れない文字の形の異様さであったり、不思議さというものが、浮かび上がってくるようなんですね。
普通であれば、ついつい入れてしまいがちなロシアとか、待ち合わせとか、旅行っていうことばが入っていないんですよね。
それでも場面がよく分かる、自然な滑らかな歌だったと思います。
いやぁ、もうべた褒めで、どうもありがとうございました。
本当に報告できてほっとしました。
ではちょっと、次回ですね、次回もう年明けですけれども、皆さんからの短歌、募集いたします。
前回もお伝えしたんですが、お題はこちらでした。
年、ねんという字ですね。
小島さん、私への宿題をお願いします。
そうですね。
小澤さんへの宿題は、対句というものです。
ちょっと簡単に解説を。
そうですよね。
対句というのは、例えばなんですけれども、月にむら雲、そして花に風、これが、といったような感じで、表現の形も似ているし、意味も対応している2つ以上の語句、そういうものを並べた表現形式のことを対句といいます。
それを短歌に使って詠むということで、次回は、年明け、年、年という字で募集いたします。
皆さん、お待ちしております。
やす短歌なお短歌、小島なおさんとお伝えしました。
続いてはにじさんぽです。
今の空の様子はどうでしょう?
きょうは日本海側で雪、そして太平洋側では晴れという、冬の天気となっています。
それでは空の散歩に出かけましょう。
こちらは盛岡市の今の様子です。
高松の池です。
毎年、この時期に白鳥が飛来して、冬を越すということで、気持ちよさそうに泳いでますね。
そうですね。
いっぱいいますね。
きょうこのあとも、時々雪が降ることがありそうです。
あすも同じようなお天気が続きます。
きょう日中の気温、1度ぐらいあったんですが、あすはぐっと氷点下で、真冬日となりそうなんですね。
かわって富山市です。
富山城址公園が見えています。
こちらでは、真っ白なイルミネーションが楽しめるということで、来年2月15日まで行われる予定です。
真っ白な雪が、このあとも降り続きそうです。
今もちらちら舞っていたんですけれども、雷も鳴ることがありますので、落雷などにも気をつけながら、過ごすようにしてください。
あすも雪が続きます。
続いて神戸市です。
本州と淡路島を結ぶ、明石海峡大橋が見えています。
雲の切れ間から日ざしが見えて。
そうですね。
きれいですね。
このあとも雲の多い天気なんですが、時折、雨か雪が降る所もありそうですから、これからお出かけになるという場合、雨具は用意しておいたほうがよさそうです。
こちらは熊本県の人吉市です。
見えているのは球磨川です。
こたつ船が運航しているということですよ。
晴れていますね。
日ざしが届いていますからね、雨や雪の心配なく過ごすことが、このあともできそうです。
あすも傘の出番はなく過ごせそうですね。
では改めてあすのお天気どうでしょう。
あすも北陸から北の日本海側を中心に雪が降りそうです。
ふぶくこともありそうです。
太平洋側は晴れそうですが、風は、あすも冷たく感じられそうです。
気温の予想です。
あす朝の気温、けさよりも低くなりそうです。
冷え込み、強まるでしょう。
日中の最高気温も各地、真冬並みとなりそうです。
2014/12/25(木) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
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▽児童養護施設のクリスマス・必要な支援は 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子

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【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子

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ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気

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