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メタンハイドレート 日本海側で初採取
12月25日 12時12分

メタンハイドレート 日本海側で初採取
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経済産業省は、新潟県の上越沖と秋田・山形の沖合で、将来の国産の天然ガス資源として期待される「メタンハイドレート」の採掘調査を行った結果、メタンハイドレートを含む地質サンプルを、日本海側では初めて採取したと発表しました。

メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶になった氷状の物質で、経済産業省はメタンハイドレートがある可能性を示す地質構造が確認されていた新潟県の上越沖と秋田・山形の沖合で、ことしの6月下旬からおよそ3週間かけて、本格的な採掘調査を行いました。
発表によりますと、海底をドリルでおよそ100メートルの深さまで掘った結果、2つの海域の合わせて3か所で、メタンハイドレートを含む地質サンプルを最大でおよそ1メートルの厚さで採取したということです。
経済産業省の調査では、メタンハイドレートは、太平洋側ではすでに去年3月、愛知・三重の沖合で海底からガスの採取に成功していますが、日本海側で地質サンプルが採取されたのは、今回が初めてです。
また、今回の2つの海域に加え、島根県の隠岐周辺や北海道日高沖で、地質調査を行った結果、メタンハイドレートがある可能性を示す地質構造が、新たに746か所で確認され、この2年間で確認された地点は合わせて971か所になりました。
経済産業省は、日本海側のメタンハイドレートの商業生産に向けては、資源量の把握が必要だとして調査を続ける予定で、将来の国産のエネルギー資源の可能性を追求したいとしています。

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