閲覧すると別ページに誘導 日経新聞も被害
インターネットのアドレスを管理するシステムがサイバー攻撃を受け、国内の一部の企業のホームページを閲覧しようとすると、一時、別の場所にあるページを表示するよう仕組まれていたことが分かりました。
こうしたホームページには、日本経済新聞電子版などが含まれ、セキュリティー機関によりますとページの利用者は、ウイルスが仕込まれたサイトに誘導されたおそれもあるということです。
インターネットのホームページを閲覧する際は、コンピューターが、アドレスを管理するサーバーに、そのページの在りかを問い合わせたうえで表示を行います。
問題が起きたサーバーはアメリカの会社が運営していて、アドレスの情報が登録されるまでのいずれかの段階でサイバー攻撃を受けたということです。
被害があったのは、日本経済新聞電子版など、国内の複数の企業のホームページで、いずれもアドレスに「.com」が含まれていたということです。
セキュリティー機関のJPCERTコーディネーションセンターによりますと、情報が書き換えられていたのは、ことし9月から先月までの間の数時間から数日とみられるということで、この間、利用者は、別の場所にあるページを閲覧していたことになり、ウイルスが仕込まれたページに誘導されたおそれもあるということです。
これについて日本経済新聞社広報グループは「今後も調査を継続するとともに、サービスの安全性を維持するため、引き続き、監視強化やセキュリティー対策を講じてまいります」とコメントしています。
JPCERTコーディネーションセンターの満永拓邦情報セキュリティアナリストは「こうした攻撃にユーザー側が気付くのは極めて困難だ。
企業側の担当者は気をつけてホームページのアドレスを管理するようにしてほしい」と呼びかけています。
投稿者:かぶん | 投稿時間:12:53
| カテゴリ:科学のニュース
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