民主・田城議員 元秘書横領容疑で告訴状

12月24日 14時36分

民主党の田城郁参議院議員は２４日、記者会見し、元秘書が政治団体の政治資金から１１００万円余りを私的に流用していたとして、業務上横領の疑いで東京地検に告訴状を提出したことを明らかにしました。

田城氏によりますと、みずからが代表を務める「民主党参議院比例区第７８総支部」で、先月、１万円以下の少額の領収書を開示するよう第三者から請求があり、調べたところ、領収書の額面を上回る支出が見つかり、政治資金が流用されていたことが分かったということです。
資金の流用は平成２３年から去年までの３年間に合わせて１１００万円に上り、政治団体の事務担当者だった５０代の男性の元公設秘書に確認したところ、私的に使っていたことを認めたということです。
元秘書はことし８月にすでに退職していたということです。
田城氏は２２日、政治資金収支報告書の訂正を総務省に届け出るとともに、元秘書について業務上横領の疑いで東京地検に告訴状を提出したということです。
田城氏は、記者会見で「皆様の信頼を損ねる事態となったことを心より深くおわびし、再発防止に徹底的に取り組みたい」と述べました。