サブカル 語る。

サブカルチャーのどマイナーな話題などについて語る日記

そもそもサブカルとは何かを考える その2 -メインはどこにいった?-

こんにちは

 

世間はクリスマスで賑わっておりますけど、こちらではサブカル話の続きを。

 

そもそもサブカルとは何かを考える - サブカル 語る。

 

 

昨日のブログで「サブカルチャー」「サブカル」とは
社会生活に根付いていない風習や習慣であると僕は定義しました。

そうなってくるとサブカルチャーが僕らの行動や言動、思考などに

大きな影響を与えている現在をどう考るべきか?

つまりサブカルチャーメインカルチャーの役目を担っているとしたら、

「メイン」とされていたカルチャーはどうなったのだろうか?

 

これは僕の私見ですが、戦後においてそもそも日本に

メインカルチャーというものは存在などしていなかった。

もっとキツいことをいうと、本来日本にあったメインカルチャーは、

以前から消滅していたんじゃないだろうかと考えます

 

んなことはない!といって日本の伝統とされるステレオタイプな

文化や芸能を列挙する人もいる事でしょう

「歌舞伎」「落語」「柔道」「相撲」「日本食」「剣道」

他にもあるけどキリがないのでこの辺で。

 

確かに上述したこれらものは日本人の生活や習慣などと

密接だった文化ではあります。だけど、今はどうなのか?

 

歌舞伎を生で観にいく人たちはどれだけいるのか?

生の落語を聴きに寄席に通う人は?定期的に相撲の観戦を

趣味としている人は?柔道着を実際に着た事ある人は?

竹刀を実際に握った事のある人は?日本食を誇る文化といいながら

正しい日本食の作法を知っている人の割合は?節分に豆を撒いた?

冬至にゆず湯に入った?おせち料理ちゃんと食べた?

献立ひとつひとつの意味合いは?お正月に凧揚げで遊んだ?

 

これらはみんな昔の日本人の生活と密接につながりを持ち、

当たり前のものとして存在していたものですが、現代の僕らの生活は

見事にこれらとの接点を失っています。地域や学校などの催しで

この接点を復活させていこうといった動きを観る事もできるけど、

そういった働きかけがなかったらこれらはたぶん、跡形も残らないと思います。

 

僕らが伝統と考えていた文化は実際には日常生活との接点を失っており

ただ単に昔から存在するものだから伝統、というだけの観念的なものでしか

ないのではないだろうか。

 

昨日のブログで「社会の中心となる支配的な文化」=文化を

日常生活に根付いている振る舞い=風習や習慣と定義しました。

この定義に当てはめるとすると、観念的で日常に根付いていない文化は

サブカルチャーということになる。ややこしい話になってきましたけど。

 

僕らがメインと思っていた文化は、実は実態の無い観念であり

その観念を支えているのがアニメやマンガなどの「サブカルチャー」だとしたら

僕ら日本人の拠るべき根っことなる文化など初めからなかったのかも知れません。

この話、まだ続けるのでどうかよかったらお付き合いを

 

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