朝日:記事を追加取り消し 吉田証言、朝鮮人強制連行で

毎日新聞 2014年12月24日 20時34分

 朝日新聞社は、一連の慰安婦報道に関し、吉田清治氏(故人)の虚偽証言に基づく記事が新たに確認されたとして、2本の記事の全文と一部を取り消し、おわびするとの記事を23日朝刊に掲載した。8月の検証紙面で16本を取り消したが、その後、再調査で見つかったとしている。同社の「吉田証言」記事の取り消しは計18本になった。

 全文を取り消したのは、1980年3月7日朝刊(川崎・横浜東部版)に掲載した「連載 韓国・朝鮮人2(27) 命令忠実に実行 抵抗すれば木剣」。吉田氏への取材をもとに「2回ほど朝鮮半島に出かけ、“朝鮮人狩り”に携わった」などと記述している。一部を取り消したのは、84年1月17日夕刊(大阪本社版)掲載の「連載 うずく傷跡 朝鮮人強制連行の現在(1)」。「朝鮮人強制連行業務の一端に連なった」などとした、吉田氏の証言に関わる部分を取り消した。【青島顕】

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