日刊『シアワセな"個"金持ち』No.9 m (2014年12月25日木曜日発行)
by KEIICHI NISHIMURA DEC. 25, 2014
【ニュース逆さ読み】『コンビニ土下座事件』の対処法
【衝撃事件の核心】「誠意ってお金のことですわ」コンビニ土下座事件…モンスタークレーマーが法廷で言い放った信じがたき〝常識〟 ついに裁判官もキレた!?(1/5ページ) - 産経WEST
Even a thief has his reasons.
「盗人にも3分の理」とはよくいったもので、どんなに理不尽に思うことでも、自分にも1%くらいは責任があるものだ。
理不尽に耐えるのが仕事であるとおっしゃる御仁さえいるくらいだ。読者の中にも、仕事中に理不尽な出来事を経験した人は少なくないだろう。
私は遭遇した理不尽で今でも思い出すのは、職場で同僚から"殴られた"ことだ。
もっとも表に出ないだけで、工場勤務で暴力行為なんていうものは日常茶飯事なのだが、まさか自分が当事者になろうとは。
昔の西村がそうだったように、劣等感が強くなると、周りの人間を見下すことでしか自分の精神を保つことができなくなる。
3つ年上のその人も「オレはめちゃくちゃ仕事ができる。周りのやつらはバカばっかりで全然使えない」が口癖。いつもそんな話を聞かされるのにいい加減うんざりして、「別に怒らせてもいいや」くらいのキモチで適当にあしらっていたら「オレのことなめてんのか?態度がムカつくんだよ!」と殴られてしまった。
もちろん”殴る”という行為は暴行罪をいう立派な犯罪で、実際ケガをして病院にも行った。一瞬Twitterで拡散して損害賠償請求をしようかとも考えたが、自分にも非があると思いなおして止めた。
今回の「コンビニ土下座事件」もそうだが、どうして問題がここまで大きくなったのかという原因を探る必要がある。そしてよくよく考えていくと、問題を対処する側の器量の大きさの違いが、事後の明暗を分けていることに気づかされる。要は"器が小さい"のだ。
アタマが切れて、器の大きい人物が対処していれば、ここまで大きな問題に発展するはずがない。
西村が以前勤めていたコンビニは、都内でも屈指の売り上げを誇る店舗で、非常にアタマが切れて器の大きい敏腕オーナーが経営していた。
「もし強盗がきたら、どう対処するか?」
「もしヤンキーが駐車場にタムロしていたら、どう対処するか?」
と言ったケースメソッドを使って日々教育を受けた。その中で分かったことだが、そういった客や強盗に対しては(その場では)一言も抵抗してはいけない。相手が自ら迷惑行為を止めたくなるように誘導する。相手をコントロールできるかどうかがポイントなのだ。
例えば駐車場を占拠しているヤンキーを帰らせたいのであれば、まずは飲み物でも差し入れして世話話をしてカレらにうまく取り入る。
そして頃合いを見て慌てた様子でカレらに駆け寄り「いまケーサツから連絡があったんですけど、近くの住人から苦情が入ったらしくて、いまからケーサツきちゃうみたいなんで早く逃げてください!!」
とでも言えば、怒ることなく帰ってくれる上に感謝さえされる。
記事によれば
トラブルの発端について「お前らに商品を売る必要はない。頭悪いんか」という店長の発言に激怒したという女。
店長の発言が問題を大きくしている。仮にコトバに出さなくても、職場で殴られた西村のように相手をなめていれば、隠そうとしても態度に現れてしまう。人心掌握に長けた店長であればこのような発言は決してしないだろう。なめられないように虚勢をはるのは、弱い自分を隠しているに過ぎない。
公判での供述などによると、幹部の男は会社で16年間にわたって営業を担当。客からクレームが入ると菓子折りを持って訪問し、土下座をして謝った。過去には別のコンビニで妻の肩にぶつかった詫び料としてクオカードを受け取ったこともあった。「謝る際には土下座をし、財物を渡すのが普通だと思っていた」という。
という被告人の男の価値観も尋常じゃないが、まあ実際こういう考え方を持った人間もいるのだ。
冒頭で書いた通り、犯罪者でさえ自分の行為が間違っているとは思っていない。自分は正しいと思い込んでいる。まして一般の人であれば言わずもがな。相手を変えようと非難したり抵抗することには1分の理もない。
★★★
おはようございます!今日も一日、明るく楽しく元気よく、ジャンジャンバリバリはたらきましょー(^^)/
【ハッピー】元気の出るコトバ
(夫婦の)価値観の相違を問題にする人は、その相違を問題にしているというより、自分に合わせてもらいたいという自己中心的な考え方をしていることが多い。(しまずこういち) http://t.co/Qwidacp7lX #名言 #結婚
— 結婚と夫婦の名言@名言ナビ (@kekkon_meigen) December 19, 2014
相手に期待するからアタマにきたり、悲しくなったりするんです。自分を変えるのだって難しいのに、相手を変えようなんてとんでもない。相手の立場に立って、どうしてそういう言動をするのか深く考えれば、二人のキョリがいまより少しだけ縮まるはずです。
おやっとさぁ~(^^)/
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