これは、irof Advent Calender 23日目の記事です*1
やや大きめな会社では、所謂「社内政治」というのが重要になってきます。基本的に絶望しかないんですけど。
でもまぁ、そんな絶望も、「どうしてこんなことに…」を理解できると、少しだけ気持ちの余裕ができるんじゃないかな、という気がします。
それでは、そんな法則をirofさんの珠玉のツイートから振り返ってみましょう。
ピーターの法則: 『人は無能になるまで出世する』
まずは、ド定番、ピーターの法則です。
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これは単純な話で、
- 優れた働き手は、現在の仕事のさらに上流へと出世する
- 出世が止まるときは、現在の仕事がうまく行っていない時である
- したがって、十分な時間が立った後には、組織には現在の仕事において無能な人間しか残っていない。
という話です。こえー。まぁ基本的には「中間管理職の無能さ」を嘆くときに使う言葉ですね。*2
詰めが甘いって言葉は、そのままの時と、単にその人のポイントを外しただけって時とがあるよなーと思いつつ、詰め切ったら「何もしません」となった何某を思い出した。
— irof: Javarista; (@irof) 2014, 12月 18
大変ですね。
やべ、やるきなくなった!
— irof: Javarista; (@irof) 2014, 12月 14
がんばってください。
コンウェイの法則: 『ソフトウェアの構造は組織構造に従う』
これ、日本だと特に顕著だと思うんですよね。
名前空間に部署名はいってるとか、会社名ソリューション名に会社名入ってるとか、みたことあります。契約上必要なのかもしれないけど、やっぱなんというか、構造の分断を意図的におこしていて好きではない。
コードの共同所有ってなんなんだろ?と思うわけです。
これをぶっ壊すのは、意外に社内SNS的なコミュニケーションかなー、とも思うわけですけどね。
#scrumdokan の忘年会に参加。誘ってくれた @e_yamane 氏が居ない。 @kawakawa 氏には「(殆ど来たこと無いのに)チャレンジャーですね」と言われるなど、散々だわ。
— irof: Javarista; (@irof) 2014, 12月 11
飲み会の席構造が組織構造に依存する、のは仕方ないんですかね・・・?がんばれよScrum道関西。
パーキンソンの法則: 『仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する』
別名「夏休みの宿題症候群」とも言いますが、本来の意味は「ギリギリになるまで手を付けない」ではないんですよね。
僕の中では、短いイテレーションを回す系の手法は、この法則の最大の回避策かなーとおもっています。パーキンソンの法則の影響って、時間がながければ長いほど顕著に出ちゃいますからね。
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もう一つの有効っぽい対策は、強制的に時間を切り詰めるCCPMかなーとも思います。CCPMは超乱暴に言うと、見積もりを強制的に半分にして、それに完成させるようにみんなで頑張りつつ、予め設けておいたバッファを管理する、という手法ですね。
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人の経験に自分の経験かぶせて、足りないとこは素振りして。やってりゃ30ヶ月で300人月くらいの仮想経験はできんじゃないかと。机上の空論でもないし、実践でも意外と使える。意外とって落とし穴はあるけど、見えてる落とし穴にははまらんもんだし。見えない落とし穴を勘で避けるのは厳しいけど。
— irof: Javarista; (@irof) 2014, 12月 14
とはいえまぁこのように、与えられた時間を最大限学習や経験に打ち込む御仁もいらっしゃるので、そこまで悪くもないかなー、と思っていたり。ちゃんとリスクヘッジできてれば、ね。
やる気と復縁したい。
— irof: Javarista; (@irof) 2014, 12月 18
かっこいいツイート見つけたのに台無しだよ!
さてさて
最終日は本人が書く、はず。