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【格闘技】

王者ナルバエス、防衛に自信 挑戦者・井上を全ラウンドで圧倒と豪語

2014年12月25日 紙面から

鋭い目つきでシャドーボクシングを行うオマール・ナルバエス=横浜市の大橋ジムで(吉澤敬太撮影)

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 30日のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで同級8位の井上尚弥(21)=大橋=の挑戦を受ける王者オマール・ナルバエス(39)=アルゼンチン=が24日、横浜市内のジムで練習を公開。世界戦28勝の伝説王者は、プロ8戦目の井上に完勝宣言した。一方、大みそかに初防衛戦に臨むWBA世界スーパーフライ級王者河野公平(34)=ワタナベ=も東京都内のジムで練習を公開した。

 歴戦の王者ならではの独特のオーラ、大物感がナルバエスにはあった。井上が「若さとスピードで大差の判定で勝つ」と発言していることを知らされると不敵に笑い、こう続けた。

 「それは、とても難しいことだと思います。リングで戦えば、私に敬意を払わなければならなくなるでしょう。フルラウンドすべてで圧倒して、私が勝ちます」

 鉄壁の防御と連打が武器。KO宣言こそ出なかったが、自信満々の圧勝宣言だった。

 「井上は若くて才能あふれる未来のあるボクサー。ライトフライ級で6戦目で世界王者になったことは驚かない。私はフライ(級)で11戦目で世界を取った。私には頭脳と経験がある。それが私を助けてくれるでしょう」

 公開練習も、本気モードのそれは事前に済ませていたこともあり、報道陣の撮影用にわずか2分のシャドーボクシングを披露しただけだった。勝てるという揺るぎない自信があるから、相手を威圧することもない。俺の怖さは本番で見せる−と言わんばかりの静かなデモンストレーションだった。 (竹下陽二)

 

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