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【プロ野球】

金子、オリックス残留表明 V逸の悔しさ晴らしたい

2014年12月25日 紙面から

オリックス残留が決まり、記者会見で汗をぬぐう金子=大阪市内で(潟沼義樹撮影)

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 エースの残留は、オリックスファンへの最高のクリスマスプレゼントだ。悩んだ末、金子が決め手にしたのは今季V逸の悔しさだった。球団との契約を終え「優勝へ、強い意志で取り組んでいきたい」と、晴れやかに西名弘明社長と握手した。

 FA宣言から1カ月半の交渉期間をへて、前夜(23日)ようやく決断した。中日、阪神、楽天、DeNAなどが獲得に名乗りを上げるなか、オリックスの提示は4年総額20億円プラス出来高払い。それ以上の好条件を出した球団も「なくはない」と話した。

 メジャーへのポスティング移籍を条件に加える球団もあったという。「最近になってオファーをくれる球団もあった」と、19日に提示された阪神の条件なども含め吟味した。

 「フラットな状況で、すべてのオファーを聞いた。条件だけでないというのもあった」。優勝への本気度を重視し、契約内容だけでなくチーム状況もポイントにした。

 オリックスは今オフ、中島、小谷野、ブランコ、バリントンらと契約。金子を含めて総額41億5000万円という球団史上最高の大型補強に、金子は「残ってプレーしたいという気持ちになった要因のひとつ」と明かした。

 オリックスとの交渉では、ポスティング移籍の話は出ていない。瀬戸山隆三本部長(61)は「うちは認めない。(4年契約の)途中破棄、自由契約などもない」とあらためて否定。金子も「挑戦したい気持ちは持っているが、それより日本球界を盛り上げる力になれれば」と話した。

 海外FA権取得は早くて2018年。メジャーへの思いは、ひとまず封印する。 (中野裕美子)

(金額は推定)

 

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