<トヨタ>14年世界販売、初の1000万台へ
毎日新聞 12月24日(水)19時36分配信
トヨタ自動車の2014年世界販売実績(グループのダイハツ工業と日野自動車を含む)が1000万台を上回る見通しとなった。北米や中国など主要な海外市場で販売が伸びているため。年度ベースでは13年度に1013万台を販売し世界の自動車大手で初の年間1000万台超えとなったが、暦年でも初の大台超えとなる。ただ、独フォルクスワーゲン(VW)と米ゼネラル・モーターズ(GM)も14年は初の1000万台をうかがう勢いで、新たな「ビッグ3」による首位争いが激化している。
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トヨタが24日発表した14年1〜11月の世界販売実績は、前年同期比2.3%増の930万4000台。国内や東南アジアの回復が鈍く、11月単月は前年同月比1.4%減の84万8000台だった。しかし、堅調な米中などが下支えして12月も前年同月(88万6000台)並みを維持する公算が大きく、1000万台の達成は、ほぼ確実となった。
トヨタ単体の1〜11月の海外販売は、景気回復や自動車ローンの低金利、ガソリン安が続く北米でスポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」などがけん引し、前年同期比5・3%増の234万7000台。夏に主力小型車「カローラ」などの新型を投入しテコ入れを図った中国も同12.2%増の90万7000台と伸びた。
国内販売は消費税率が引き上げられた4月から8カ月連続で前年割れが続くが、1〜3月には駆け込み需要で販売が増えたため、1〜11月で見れば同1.3%減の145万6000台と微減にとどまった。
一方、13年にトヨタに次ぐ973万台を販売したVWの今年1〜11月の世界販売は、前年同期比4.6%増の908万台(商用車の子会社を除く)。1〜11月としては初めて900万台を上回り、14年年間の1000万台を射程にとらえた。13年に971万台を販売した米ゼネラル・モーターズも、主力の北米や中国で販売を伸ばしており、14年1〜9月は同2%増の737万台。7〜9月は245万台と7〜9月として1980年以来の高水準だ。トヨタは13年まで2年連続して世界販売で首位に立ったが、3強が1000万台規模で並ぶ中、14年も首位を維持できるかは予断を許さない状況となっている。【和田憲二】
最終更新:12月24日(水)23時15分
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