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 行政長官選挙の民主化を求めている香港の市民らがクリスマスイブの24日夜、街頭でデモを繰り広げた。一部が過激化するおそれがあるとみて、警察も数千人態勢で警戒にあたった。

 香港メディアによると、2カ月半にわたって占拠が続いた繁華街の旺角(モンコック)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)では、サンタクロースの帽子をかぶった市民が占拠運動のシンボルだった黄色い雨傘を持ち、「本当の普通選挙がほしい」と叫んだり、クリスマスソングの替え歌を歌ったりしながら街を歩いた。ゆっくり歩いて道をふさいだため、警察から警告を受ける場面もあった。

 また、中高生ら数百人も、金鐘(アドミラルティ)にある政府本部前に向けてデモ行進した。(広州=延与光貞)