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加藤鮎子議員 父を“反面教師”「大木のような政治家目指す」

特別国会召集

加藤鮎子
初当選し、国会議事堂を背に立つ自民党・加藤鮎子議員。白いコートを脱ぎスーツ姿を披露=24日
Photo By スポニチ

 女性閣僚の相次ぐ不祥事による解散総選挙で当選した注目の新人議員43人が24日、初登院した。自民党の加藤紘一元幹事長の三女で山形3区の加藤鮎子議員(35)は「大木のような政治家を目指す」と決意を新たにした。議席倍増の共産党は、池内沙織議員(32)ら「Cガールズ」がそろって登院した。

 膝丈の白いコート姿の鮎子氏が正門を通り過ぎた瞬間、報道陣が一斉に群がった。注目度は新人議員No・1。大勢のカメラマンを引き連れての初登院。こわばった表情で「今は本当に一歩一歩、地に足を着けて頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 首相候補、自民党のプリンスと呼ばれた加藤元幹事長の三女。父に向けた決意の言葉を聞かれ「頑張りますの一言です」と答えた。「世襲への批判についてどう思うか?」と厳しい質問も。これには「しっかり仕事をしていくことでしか、応えられない」と返すのが精いっぱい。“ハト派”と呼ばれた父と自身を比較して「近いものはある。ただ国際環境の変化を見極めながら、先輩議員の指示を受けたり仰いだり…師事したいと思います」と言いよどむ初々しい回答も見られた。

 「父に似なくて良かった」との声も上がる美人議員。高い女子力は、女性閣僚の相次ぐ辞任で解散した安倍政権も期待を寄せている?主にパンツスーツ、ムートンブーツだった選挙戦と一変し、この日はスカートにパンプス姿。国会議事堂を背にした写真撮影では、自ら報道陣に「コート脱がなくていいですか?」と提案。この日のために新調した薄ピンクのスカートスーツ姿を披露した。

 「これからは地元・山形と、東京を往復することになります。どちらにも服をそろえないと」と笑顔。父の教えは「足元をしっかりと。引き続き地域をしっかり回ることを忘れるな」だという。地元では紘一氏に「国政の方が大事なのか」と長年にわたる不満があった。選挙区内にある根深い地区対立も絡み、紘一氏は12年の選挙で落選。その同じ轍(てつ)は踏みたくないと思っている。鮎子氏は目標とする政治家像を「地域に深く根を張り、その上で高く広く視点を持てる、大木のような政治家を目指したい」と口元を引き締めた。

[ 2014年12月25日 05:30 ]

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