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【格闘技】

MVPはウエルター級の別府 九州のタイソンが8連続KO勝利

2014年12月22日 紙面から

1回、松永宏信(左)のボディを攻める別府優樹=後楽園ホールで(七森祐也撮影)

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◇ボクシング全日本新人王決定戦

 東西の新人王が激突する第61回全日本新人王決定戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、ミニマム〜ミドル級の12人の全日本新人王が決まった。「九州のタイソン」こと、ウエルター級の別府優樹(23)=久留米櫛間=が、松永宏信(27)=横浜光=に2回32秒、KO勝ち。デビュー以来8連続KO勝ちでMVPに輝いた。

 すごい男が現れた。人呼んで「九州のタイソン」−。1回、ゴングと同時に猛突進すると、丸太のような豪腕を振るう。まるで野獣だ。東日本新人王で技能賞に輝いた松永をパワーで圧倒。左フックでなぎ倒すと、2回は右フックで2度目のダウン。立ち上がったところを連打で仕留めた。

 「自分にはパンチしかない。パンチを出し続けようと思っていた」。九州なまりでそう言った。

 筋トレおたくだ。小学校低学年から我流で筋トレ三昧。腕立て、懸垂、ロープ登りなどで豪腕を作り上げた。宮崎・都城東高時代はボクシング部に所属。3年時にインターハイ3位になった。専大進学後は腰を痛め、中退。地元で就職したが、夢を諦めきれず、つてを頼って、福岡県久留米市のジムの門をたたいた。

 「僕にはKOしかない。(連続)KO記録を2桁まで伸ばしたい」と別府。これからが楽しみな男だ。 (竹下陽二)

 

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