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【大相撲】

白鵬、相撲を世界に広める 冠の小中学生大会を国際大会化

2014年12月21日 紙面から

常陸山の銅像前で土俵入りする白鵬=水戸市城東で(岸本隆撮影)

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 常陸(ひたち)山にならって相撲を世界に広げる!! 横綱白鵬(29)=宮城野=が20日、来年2月1日に東京・両国国技館で開催する小中学生の相撲大会「第5回白鵬杯」に、今年の第4回大会から倍増の8カ国の子どもたちを招待していることを明かした。

 水戸市にある第19代横綱常陸山の銅像前で奉納土俵入りをした横綱は「白鵬杯を8カ国(からの出場者)で開催する。国際大会ですね」。前回までは日本、モンゴル、中国、韓国の4カ国の選手で開催されていたが、第5回大会は米国、オーストラリア、ブルガリア、エストニア(予定)からも選手が出場するという。

 土俵入りで銅像に魂を入れた常陸山は、現役時代の1907年に欧米を訪問。当時のセオドア・ルーズベルト米大統領とも会い、ホワイトハウスで横綱土俵入りを披露している。白鵬も「明治(時代)の角聖ですよね。アメリカに行ったり、相撲を伝えるため世界中を回った。先人の思いを、平成で伝えるということは通じるものがある」。白鵬杯の大会規模拡大は、そんな常陸山の思いにも重なる。

 これまで熱心に招致していたアマ相撲の世界選手権も、15年に初めてモンゴルで開催されることになった。常陸山の思いを継ぎ、白鵬の活動範囲も世界に広がっていく。 (岸本隆)

 

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