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「日本製が一番」訪日中国人のおみやげ、次はランドセル… 自宅用で「転売」は無し?
販売を始めると、1店で月約100本も売れるヒット商品になった。「正直ここまで売れるとは全く思っていなかった」と大村さん。中国の建国記念の日にあたる10月1日の「国慶節」から7日までの大型連休中はランドセルを買い求める中国人であふれ、1日だけで10本以上売れた日もあった。
日本製品をめぐっては紙おむつなどを大量購入して中国で転売するケースが目立っているが、ランドセルは親や祖父母らが子供用に購入。通学のほか、ピクニックなどでリュックサック代わりに利用しているという。
欧米人は「機能的。必須アイテム。大人のファッション」
一方、欧米人の場合、20~30代の男女が自分用の土産として買い求めているという。つまり自らのファッショングッズとして購入しているのだ。
米CNN(電子版)によると、今年春、ハリウッド女優で歌手のズーイー・デシャネルさんが赤いランドセルを背負ってニューヨークを歩く姿が米メディアで報じられた。CNNは、「いまやランドセルは日本旅行の土産物として“マスト・バイ”のアイテム」と紹介するほどだ。
そうした動きは、日本国内にも波及している。
大手ランドセル製造会社「セイバン」(兵庫県たつの市)が5月末にオープンさせた東京・表参道の直営店には、9月末ごろから外国人観光客の来店が増え始めた。
デザイン性のほか、カラフルで華やかなところが外国人にとって新鮮に映るらしいが、特に欧米人には、ランドセルの底にカギがあることでスリ対策に効果が高いと思われていることや、ノートパソコンがすっぽりと収まるなど機能性の高さも実用的と評価されているようだ。
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