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元同級生家族襲撃、「目の前にナイフが・・・」緊迫の現場

TBS系(JNN) 12月24日(水)19時15分配信

 「目の前をナイフが走った」。広島の高校3年生による元同級生家族への襲撃事件で、少年を取り押さえた男性が犯行の生々しい様子を証言しました。

 「犯人が『わしの顔忘れたんかー』みたいなことを叫んでいた」(取り押さえた男性)

 広島市で23日、高校3年生の少年(18)が家族3人を切りつけ、殺人未遂で逮捕された事件。少年を取り押さえた男性が緊迫の現場を話しました。

 「目の前にナイフがびゅっと走ったんで、これは普通じゃないと思って、引き離して階段の方へ、羽交い締めにしたまま倒れ込んだ」(取り押さえた男性)

 少年の手には、刃渡り12.5センチのサバイバルナイフ。少年は現場で金銭トラブルを示唆する発言を繰り返していたといいます。

 「『こいつが小学校のときに1万円取った』と。『俺から取ったんじゃ』みたいなことをわめいた。『金を取った』と。刺された子が『誰、誰くん?』みたいに確かめるように聞き返していた」(取り押さえた男性)

 警察によりますと、少年と男子高校生は小学校時代の同級生で、現在は別々の高校に通っています。取り調べに対して少年は・・・。

 「小学校時代に金の貸し借りがあった。金を取られたから取り返しに行った」(逮捕された少年)

 これに対し、けがをした男子高校生は、金のやり取りを否定しているということです。

 一方、逮捕された少年は、中学校時代は不登校だったとの証言もあります。また、隣に住む住民によりますと、物音もほとんど聞こえず、姿も一度しか見たことがないといいます。

 犯行の動機は金銭トラブルだったのでしょうか。警察は慎重に調べを進めています。(24日17:43)

最終更新:12月25日(木)0時21分

TBS News i

 

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