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【朝日慰安婦報道検証会見・詳報】(2)慰安婦問題の海外への波及 「朝日新聞が主導的役割果たした」

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【朝日慰安婦報道検証会見・詳報】
(2)慰安婦問題の海外への波及 「朝日新聞が主導的役割果たした」

記者会見する朝日新聞の慰安婦報道に関する第三者委員会の委員7人=22日午後、東京都港区のホテル(大西史朗撮影)

 《波多野委員も岡本委員と同じく、朝日新聞の慰安婦報道が世界的にどのような影響を与えたかについて言及していく》

 波多野委員「朝日新聞は(慰安婦)問題の最終的な解決のためには国家補償という立場を取るべきだという報道をしていたように思う。95年にできたアジア女性基金に対し、(朝日新聞の報道は)韓国に否定的な影響を与えたと思います。吉田清治氏を長きにわたって強制連行の実行者として取り上げてきたと」

 《波多野委員は朝日新聞の慰安婦報道の責任についてさらに述べていく》

 波多野委員「全体として朝日新聞は90年代から突出して戦後補償という問題を取り上げてきた。平和条約、日韓条約で解決できなかった個人補償を国家補償という立場をとって救済すべきだと主張してきたといえると思う」

 《波多野委員は淡々と続ける》

 波多野委員「強制連行は80~90年代初めまで、労働者の強制連行という意味だったが、慰安婦も強制労働の一環という意味で議論されてきた。吉田清治氏を持ち上げ続けたといえると思う。強制労働の実行者としての吉田は90年代、2000年代にも国会で取り上げられる。2000年代になっても政治勢力の中に影響力持っており、国際社会に影響を与えてきたといえると思う」

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