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【朝日慰安婦報道検証会見・詳報】(1)一連の検証報道「自己防衛的な側面強い。果たして読者のための紙面なのか」 朝日の姿勢に厳しい提言

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【朝日慰安婦報道検証会見・詳報】
(1)一連の検証報道「自己防衛的な側面強い。果たして読者のための紙面なのか」 朝日の姿勢に厳しい提言

記者会見する第三者委員会の中込秀樹委員長=22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)

 中込秀樹委員長「それでは、社長にお渡し致しました内容を説明致します」

 《報告書の内容は午後3時、事前にマスコミに公開された。このため中込委員長は、簡単に報告書の内容を説明する。池上氏の連載中止では、現場とこれまでの幹部らの説明と食い違う部分などもあったとすることなどに触れていく》

 《こうした報告書の骨子を説明した上で、中込委員長は一番言いたかったこととして提言を力を込めて読み上げる》

 中込委員長「先入観が事実の選択が誤らせる。記事がいかに大きな効果を与えるかの自覚が必要だ」

 《中込委員長は、誤った報道が与える影響について苦言を呈した後、一連の検証記事についても言及していく》

 中込委員長「今回の検証記事(特集記事)は、読者に説明するために出したというより、さまざまな朝日新聞に対する慰安婦問題での攻撃を受ける中で出した自己防衛的な側面が大きい」

 「検証記事の内容にもそれがにじみ出ている。果たして読者のための紙面なのか」

 《中込委員長は、厳しい意見を述べ続ける》

 「誤報であったときの取り扱いを確立すべきだ。訂正なのか、謝罪なのか。きちんとした方針もないまま対応してきた」

 「(記者は)広い取材源、情報源を持つ必要がある。自らの専門的知識を積み研鑽(けんさん)する必要がある」

 《社としてのあり方や記者の姿勢について、次々と苦言を呈した後、中込委員長は冒頭の説明を終えた》

=(2)に続く

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