高校教師が女子生徒に「抱かせろ」メール

12月24日 20時39分

東京都教育委員会は、勤務している都立高校の女子生徒に対して「抱かせろ」などとメールを送りつけた３０歳の男の教員を懲戒免職にするなど、教員合わせて５人を懲戒処分にしました。

懲戒免職になったのは、２３区内の都立高校に勤める３０歳の男の教員です。
都教育委員会によりますと、去年４月から５月にかけて、自分が勤務している高校の女子生徒に対して、「抱かせろ」とか「別の生徒とつきあうので嫉妬するな」などといった不適切な内容のメールを送りつけたほか、別の女子生徒に対しても脅迫するような内容のメールを送りつけていたということです。
この教員は「立場をわきまえず、友だちのように接してしまったことを反省している」などと話しているということです。
さらに、ことし６月、女子生徒のスカートの中を盗撮したとして、２３区内の中学校に勤める２９歳の男の教員を懲戒免職にしたほか、過去にセクハラで懲戒処分を受けているにもかかわらず、ことし５月、教育実習中の女子大学生の膝や手を５０分間にわたって触るなどしたとして多摩地域の中学校に勤務する５４歳の男の教員を停職３か月の懲戒処分にしました。
また、児童や生徒への体罰でも２３区内の小学校に勤務する３９歳の男性教員と、多摩地域の中学校に勤務する２９歳の男性教員をそれぞれ停職１か月と戒告の処分にしました。