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「経済界は覚悟示せ」 財務相、内部留保取り崩しなど協力を要請
麻生太郎財務相は24日の閣議後の記者会見で、「経済界に覚悟なり決意を示してもらわないと(アベノミクスは)成功しない。民間が内部留保だけを増やしていくのでは景気が良くなることはない」と述べ、賃上げや設備投資を通じて景気回復に協力するよう企業側に求めた。
政府の財政健全化目標に関しては「きっちり形を示さないと、財政再建を無視するとの批判を招きかねない」と指摘し、国と地方の基礎的財政収支の赤字を2015年度に10年度から半減する目標の達成に強い意欲を示した。