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 維新の党の橋下徹代表(大阪市長)は23日の党執行役員会で、辞任を表明した。大阪都構想や来年4月の統一地方選の準備に専念するため。一時的に党の中枢から離れるもので、執行役員会で了承された。維新の代表は江田憲司衆院議員が1人で務める。

 松井一郎幹事長(大阪府知事)の辞任も決まった。執行役員会では橋下、松井両氏が「都構想の実現に専心したいので、いったん職をひきたい」と発言。「統一選後、すみやかに元の職に戻ってもらいたい」という意見が相次いだという。

 橋下氏は2012年9月に維新の党の前身の「日本維新の会」を結党。石原慎太郎氏らと合流した直後の一時期を除き、維新のトップを続けてきた。衆院選では公示前勢力から1減の41議席を獲得。執行部の責任を問う声はなく慰留もされたが、統一選優先という橋下氏の意向は強かった。

 役職を離れる期間について、松井氏は記者団に「当面の間」と説明。その上で「必要とされれば国のために戦い抜きたい」と、統一選後に復帰する可能性を示唆した。橋下氏は最高顧問、松井氏は顧問に就き、後任の幹事長は松野頼久国会議員団会長が兼務する。橋下代表、松井幹事長という地域政党「大阪維新の会」の体制は変わらない。

 橋下氏は対立する公務員労働組合が支援し、都構想に反対する民主党との連携に否定的だが、江田氏に党運営が委ねられることで当面は民主党との連携が深まりそうだ。