島康彦、中田絢子
2014年12月23日05時00分
天皇陛下は23日、81歳の誕生日を迎え、これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見に臨んだ。戦後70年を来年に控え、戦争や平和への考えを問う質問に、第2次世界大戦で300万を超える人たちが犠牲になったと言及。「常により良い日本をつくる努力を続けることが、残された私どもに課された義務であり、後に来る時代への責任であると思います」と語った。
さらに、今後の日本のあり方について、「世界の中で安定した平和で健全な国として、近隣諸国はもとより、できるだけ多くの世界の国々と共に支え合って歩んでいけるよう、切に願っています」と述べた。
今年8月、昭和天皇の生涯を記した「昭和天皇実録」が完成し、天皇、皇后両陛下に献上された。天皇陛下は折に触れて手に取っていくことになるとして、「大変に困難な時代を歩まれた昭和天皇を改めておしのびするよすがになろうと思っています」と話した。
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