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中国初の海外“脱出”選手が当時を振り返る、「日本人選手が白米を分けてくれた」―香港メディア

FOCUS-ASIA.COM 12月23日(火)3時27分配信

中国人として初めて海外に“脱出”した特殊な人物として、中国スポーツ界の歴史にその名を刻んだ元女子テニスプレーヤー、胡娜(フー・ナー)さんが21日、香港フェニックステレビの取材に応じた。鳳凰体育が伝えた。

たった1人で海を渡った胡娜さんは、ウィンブルドンの舞台に上がるまで3年の月日を費やした。中国のナショナルチームを飛び出した女子テニスプレーヤーとしては、李娜(リー・ナー)が「裏切り者」として批判されているが、胡娜さんは「李娜は少なくもチームの後ろ盾がある。私は本当に1人ぼっちだった。大きな荷物を1人で持って欧州中を転戦した」と振り返る。

食べ物にも苦労した。好きな食べ物が食べられず、「日本人の選手たちは一人ではなくチームとして動き、スポンサーがたくさん付いて、お金もたくさ んあった。私の境遇に同情して炊飯器で炊いた白米を分けてくれた」とのエピソードを 語った。現在は引退し、画家として活動。11月に北京で個展を開くために、画家として祖国に戻ってきた。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

最終更新:12月23日(火)3時27分

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