TOP EBB 強ホップ修正方法

TOP EBBシリーズは(特にカートレスはホップが強くかかるようで顕著ですが)、ホップが強く0.20gでは浮いてしまいます。ノンホップ状態がなく、常にホップラグが突出している状態でした。

しかし、2014年12月現在のカートレスverのロットでは、ノンホップ状態があり、0.20g~0.25gまで適正ホップの調整が可能に改良されていました。TOPさんに問い合わせたところ、この現行仕様へのホップシステムの修正方法を教えていただけたのでここに公開します。ご参照いただければ幸いです。




~ホップアーム加工~




現行の改良ホップ仕様の新ロットでパーツが変わっているのはホップアームだけです(ホップパッキンについては後述)。

※新ロットのホップアームは1つ1つメーカー出荷時に手作業で加工されています。TOPさんでは、現在、ホップアームの在庫数が少ないそうでパーツ単品販売をしていませんが、いずれ再生産時に多めに作って一般販売するとのことです。そのときには加工不要の新形状パーツになっているかもしれませんね。





ホップが強かった旧ロットのホップアームと、ノンホップ状態が可能になった新ロットのホップアームの形状比較。旧ロットの場合は、この比較写真を参考にホップアームを加工していってください。







まず、ホップラバー側の背面を削り、ホップの突出量を減らします。








また、背面はチャンバーの形状に合わせて、背面を丸めて削って下さい。これでぎりぎりまでホップ突出量を減らすことが出来ます。







そして、調整ダイヤル側ですが、先端部を削ると同時に、基部を盛って写真のような形状にしてください。

この【基部を盛る】ことが大切で、ここを盛らないで削っただけでは、ノンホップ状態が出来るようになるまで削ると、今度はホップ突出量が足りなくなって、0.25gなどの重量弾で適正ホップが得られなくなります。新パーツでは瞬間接着剤で盛ってから削って形を整えてありました(写真で半透明に見える部分)。





~ホップパッキン修正~




当店在庫のカートレス旧ロットと新ロットのホップパッキンを比べると、明らかにホップラグ(でっぱり)の出方が違い、上記、ホップアームの加工をしても旧ロットはノンホップ状態にならなかったので、「ホップパッキンもパーツが変わっているのかな?」と思ったのですが、TOPさんに伺ったところ、「ホップパッキンは変わっておらず、修正している」とのことです。

なぜ、修正が必要かというと、旧ロットのホップアームは常に押している状態だったので(ノンホップ状態がなかった)、ホップパッキンに押されているクセが付いてしまっているとのことで、ホップラグの出方を修正する必要があります。







ホップパッキンの修正は、バレル先端部のほうにホップパッキンをハメてホップラグが逆に押し出される形にしておいてドライヤーで温めます。そして冷えれば、上記写真のようにホップラグがあまり飛び出さない形に修正されます。







また、ホップアームの加工とホップパッキンの修正でノンホップ状態が出来ると、ノンホップ状態では弾ポロするので、さらにひと手間加えます。上記、写真の太さににマスキングテープを切って、写真の位置に2周貼ります。

これは必ず2周までにしてください。3周貼るとテンションが強くなりすぎて弾詰まり・ノズル破損の原因になります。





以上が、メーカーが行っているTOP EBBのホップ修正方法です。それぞれ手作業ですので、少しずつ調整し、試射をして様子を見ながら、ベストな部分を探してください。








当店在庫(2014年12月)のTOP EBBカートレスVerは、メーカーでホップ改良後の新ロットと旧ロットがありますが、旧ロットは上記、ホップ修正を当店で施工してから出荷します(倉庫からMK18カートレスの在庫が1丁発掘されました (^^ゞ)

(※当店では中華エアガンは全丁調整済み&当店の保証付きですが、通常、TOPをはじめ国産エアガンはメーカー箱出しの販売でメーカーの保証とさせていただいております。今回のTOP EBBカートレスの旧ロットは当店でホップを改良してから出荷させていただきます)



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∩( ´∀`)∩ドウゾ (っ´∀`)っ))ヨロシク





















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中華エアガンチューニングショップ『Gunsmithバトン』、パーツ&エアガンブランド『BATON airsoft』、エアガンシューティングマッチ『JWCS』を擁する株式会社バトンTrading代表取締役。

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