日銀総裁「原油安は景気や物価押し上げる」12月22日 19時42分
日銀の黒田総裁はNHKの国際放送のインタビューに応じ、最近の原油価格の大幅な下落について、短期的に物価を下押しするものの、今後、景気や物価を押し上げるとして、原油安が日本経済に与える効果を強調しました。
日銀の黒田総裁は22日午後、東京・渋谷のNHKを訪れて国際放送のインタビューに英語で答え、国内の景気について、雇用や所得の改善などを背景に緩やかな景気の回復は今後も続くという認識を示しました。
また、ことし10月に決めた追加の金融緩和について、「個人消費や生産の弱さ、さらに原油価格の下落が続けば、今後、物価が上がっていくという人々の予想が影響を受けるおそれがあったため実施した」と説明しました。
そのうえで、黒田総裁は「追加緩和のあと、人々の物価予想は落ち着いており、金融市場も好意的に受け止めている。原油価格の下落はこの先、日本経済にとってよい影響をもたらす」と述べ、今後、原油安の効果が日本の景気を押し上げ、物価面でもプラスに働くという認識を強調しました。
また、海外では一部から、日銀の金融緩和が意図的に円安に誘導する政策だという懸念が示されていることについては、「円相場の誘導や国際競争力を高めるねらいは全くない。2%の物価上昇率の達成のために引き続き政策運営していくことを約束できる」として、そうした懸念を否定しました。
黒田総裁のインタビューは、NHKの国際放送「ニュースライン」で詳しく放送されるほか、ホームページにも掲載されています。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/201412221807.html