スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC3】【その1】
- 2014年12月14日 08:40
- SS、FINAL FANTASY
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【前スレ】
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC2】
セルフィ「好きだよ・・・」
目の前の少女がそう俺にそう語りかけてくる。少し照れくさそうに、足をくねらせながら
しかし彼女は目を合わせようとせず、俺を見てはすぐ目を逸らし、また俺と一瞬だけ目線を合せる
閃光のような一瞬の見つめ合いが、段々と間をおくようになり、ついにお互いの視線はお互いを捕えた
セルフィ「・・・」ン
そして彼女は目を閉じた。視界を遮る為ではない。何か別の目的で。
その意味は言葉にせずともすぐさま伝わった。少し湿った唇がこちらに向かってやや突出している
身体は小刻みに震え、少し怯えたように瞼をひくひくとさせる
しかし彼女はその体制をやめようとしない。これをしてしまえば最後。理性など時空の彼方へ吹き飛んでしまう
わかっていた。それは俺だけじゃなく、彼女も
・・・柔らかい
その瞬間、何かが弾ける音が聞こえた気がした
か細い少女の体を力任せに柔らかい布の膨らみへと押しやる。胴を強く抑え、後頭部をきつく緊縛するように
セルフィ「ッ!」
彼女の体が一瞬痙攣した。口腔内に異物が入り込んでくるのを感じたからだ
それは生暖かく、ドロっとしたぬめりのあるやわらかい固体。その固体が粘り気のある液と共に奥へ奥へと侵入する
少し嫌がられた気がした。しかしもう止まらない。口の侵入者は全てを支配せんと口の中で暴れ回る
その暴れ方はぐちゅぐちゅと何かが混ざり合う音で表現された。
口の中で暴れる物はさらなる仲間を呼んだ。形のない、不定形の圧力。少し膨らんで一気に押し寄せてくる
少女の頭を両の手で固定し、髪が乱れるまで乱雑に抱きしめる。その力と同時に異物はさらに暴れ回り、圧が止めどなく喉へと押し寄せてくる
額にかいた汗が混じり合うのがわかる。口も、息も。いっその事体も一つになってしまいたい
そう思った矢先
リノア「そんなに興奮しちゃって、どんだけアタシが好きなの?ww」
えっ、あれ?セルフィたんは?
リノア「邪魔だから~、キスが出来ないようにしてあげた」
・・・おい、まさか
ふと横を見るとそこには
顔面の焼けただれた少女が床に伏せていた
リノア”ア”ア”
ア”ア”ア”
ア”ア”ア”----
--------・・・・・・
・バラムガーデン ブリッジ
ゼル「なぁ、スコールしらね?」
シュウ「スコール?ここ最近見てないわねえ」
ゼル「あの野郎どこほっつき回ってんだ・・・まま先生が石の家で待ってるっつーのによ」
シュウ「何あいつ。またバックレたの?」
ゼル「みんな集まらなきゃ話が始まらねーってのによ・・・」
ニーダ「スコールなら訓練所じゃないかなぁ」
ゼル「あ?訓練所?」
ニーダ「訓練所に入っていく所見たよ。といっても数日前の話だけど」
ゼル「数日前・・・?」
ニーダ「それを最後に姿を見た者は誰もいないんだ」
シュウ「なにそれ不気味」
ゼル「訓練所に籠ってるのか・・・?なにしてんだあいつ」
ニーダ「修行かな?よくわかんないけど、とりあえず行ってみたら?」
ゼル「はぁ・・・まま先生ほったらかしにして何やってんだよ」
・バラムガーデン 訓練所
ゼル「うわっ!」
ベチャァ・・・・・
ゼル「なんだこりゃ・・・血・・・?」ピチャ
ゼル「おいおい・・・一体何が起こってるんだよ!」ダッ
ガツガツ・・・モグモグ・・・ペチャペチャ・・・
ゼル「そこかしこ血だらけじゃねえか・・・なんだこの大惨事・・・」
ゴリュゴリュッ ベリベリベリ・・・・ムシャァッ ムシャァッ
ゼル「・・・さっきからこの気味悪い音はなんだよ」
ゼル「スコール・・・いるのか?」
ガサッ
ゼル「 う わ っ ! 」
【たべる】アルケオダイノス
ガツガツ・・・モグモグ・・・ペチャペチャ・・・
ゴックンッ
スコール「よっ」
ゼル「よっ!じゃねーよ!一体ここで何やってんだよ!」
スコール「何って、食事してんだけど」クチャクチャ
ゼル「まさかこれ・・・お前の仕業か?」
スコール「ん?・・・ぬおっ!」ブッ
スコール「なんだこりゃ!辺り一面血まみれじゃねえか!」
アルティミシア(お前が無差別に噛り付くからだろ)
ゼル「・・・アルケオダイノス、食ってんのか?」
スコール「そうそう。これ食うと力が上がるんだよ。知ってた?」
ゼル「食おうと思わねーよそんなもん」
ゼル「つかまま先生ほったらかしにしてそんな事やってたのかよ。一体後何日待たすつもりだよ」
スコール「あっ忘れてた」
ゼル「忘れてたじゃねーよ・・・ほら、行くぞ!」
スコール「まあ待てよ。折角来たんだからほら、これ食っとけ」ベチャア
ゼル「それアルケオダイノスの肉だろ!?やだよそんなもん!いらねーよ!」
スコール「いいからいいから。力が上がるから食っとけって」ガシ
ゼル「ちょ、やめろよ!やめろよ!?ヤダよそんなもん食べたくねーよ!!」ジタバタ
スコール「好き嫌いはいけませんってまま先生が言ってたろ。抵抗すんな」ググ
スコール「はい、あ~ん」メキメキメキ
ゼル「むごごごっ!ヤダヤダヤダ!肉よりパンがいい!そんなの食べたくねえ!」
ゼル「イヤだァーーーーーーーーーッ!」
『ゼルはちからが1あがった』
スコール「ほら、力上がったろ」
ゼル「お、おええ・・・食っちまった」ペッペッ
スコール「お前も格闘家の端くれなら基礎ステあげとけって」
ゼル「鉄の味がする・・・せめて焼けよ・・・」
スコール「ごめんお前なら生でいいかって思って」ジュウー
ゼル「どこで・・・焼肉してんだよ・・・」ガク
スコール「気絶しちまいやがった」モシャモシャ
アルティミシア(ゼルを片手で押さえつけるとは、随分力が上がったな)
スコール「その代わり訓練所のダイノスほっとんどいなくなっちまった」
アルティミシア(やりすぎだろ・・・)
スコール「まぁいいじゃん。グラッドを着色してミニダイノスっつっとけば」
アルティミシア(グラッドがかわいそうだからやめろ)
スコール「で、こいつ何しに来たの?」
アルティミシア(話聞けよ・・・お前がイデアをほったらかしにして何日もここに籠るからだろ)
スコール「修行の邪魔すんなっての」
アルティミシア(というよりどうしたんだよ急にやる気出して)
スコール「・・・すっげー気分わりぃ夢みた」
アルティミシア(ほぉ・・・どんな夢だ?)
(そんなに好きならゾンビになっても愛せるよね?ww)
スコール「・・・言いたくない」
アルティミシア(よくわからんがよっぽど恐ろしかったんだな)
スコール「エンハーの斬撃回数増えてたりして」ブンブン
アルティミシア(いやお前、ただアルケオダイノス食ってただけだろ)
スコール「ちょっと太ったかも」ブニ
アルティミシア(もう・・・いいから石の家行けよ)
・食堂
スコール「パンうめー」ダラダラ
アルティミシア( 石 の 家 行 け よ ! )
スコール「うるせえ肉ばっか食ってたからお口直しがいるんだよ」
スコール「な?」
ボヤキ三人組「俺達これからどうなっちまうんだろうなぁ・・・」
スコール「この4人で赤い翼ってチーム作ろうぜ」
ボヤキ三人組「なにそれ・・・」
スコール「俺暗黒騎士な。お前等はガリ」
ボヤキ三人組「ガリってなんだよ・・・」
スコール「パンうめー」ダラダラ
ボヤキ三人組「赤い翼よりSeedになりたい・・・・トホホホホホ・・・」
スコール「無理」
アルティミシア(応援しろよ)
・保健室
スコール「一休みひとやすみっと」ゴロン
アルティミシア(・・・行く気がないのか?)
スコール「食後は急激な運動はしない方が体にいいんだぞ。知らなかったのかババア」
アルティミシア(じゃあせめて自室で休めよ)
スコール「あ~、たまにはここで寝るのも新鮮だな」
アルティミシア(どれだけマイペースなんだよお前は)
カドワキ先生「おやスコール、まだここにいたのかい?」
スコール「ちゃっす」
カドワキ先生「イデアが呼んでるんだろ?行かなくていいのかい?」
スコール「俺貝殻アレルギーなんで早退してきました」
アルティミシア(なんだよそれは・・・)
カドワキ先生「まぁ、別に何でもいいけど、そこは怪我人優先だからね」
カドワキ先生「怪我人が来たらどいとくれよ」
スコール「・・・」
アルティミシア(返事しろよ)
ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・
アルティミシア(リノアは・・・一体何を企んでいるのだろうな)
スコール「・・・」
(そう、俺は確かに聞いた。リノアがエスタに向かう事。アデルの封印を解く事
そしてエクスデスとかいうウド巨人を完全復活させ、世界を消滅させる。その手伝いをする事・・・
あいつは完全に敵。それはわかる。じゃあいちいち回りくどく俺らを強化させたりヒントを出して来たりするのはなぜだ?
いつもの電波なのか?昔っからあいつの考えている事はサッパリわからん)
スコール「・・・そういえば」
アルティミシア(なんだ?)
スコール「前回はあいつ、ここに寝てたんだよな」
アルティミシア(・・・ん?)
スコール「イデア戦の後お前がしゃしゃり出てきただろ。その後死んでたんだよ」
アルティミシア(ああ・・・そうだ思い出した。確か前回はあいつを操って・・・)
スコール「なんであんなんになったんだよ。起こすの大変だったんだぞ」
アルティミシア(魔女の継承と言うのはな。それはそれはすごいものなのだ)
アルティミシア(太古の昔から受け継がれてきた意志。それが一気に押し寄せてくるのだ)
アルティミシア(ただのパワーアップだと思うなよ?結構しんどいんだぞ)
スコール「生理みたいなもんか」
アルティミシア(・・・もっとましな例えはないのか)
スコール「こうやって手を上に置いてさあ」ス
スコール「ってこれエアリスじゃん。何あいつ?パクったの?」
アルティミシア(パクリじゃなくてみんなそうだろ)
スコール「あのまま湖に沈めとけばよかった・・・」
アルティミシア(白マテリア持ってないだろ)
スコール「こうすればリノアの考えてる事、ちょっとはわかるかな・・・」
アルティミシア(何か企んでいるのは間違いないが・・・どれ、私もやってみるか)ス
スコール・アルティミシア(・・・)ボケー
(生きてる価値のないゴミ!有害物質!産業廃棄物!役立たず!使い捨て!ゾンビ!奇形!バイ○ハザード!)
(お前の存在そのものがグロ画像なんだよ!!カス!ゴミ!クズ!外でんな公共の汚物が!)
(アンデット転生おめでとぉございまーーーーーーーーーーーす!)
(キャーーーーーハハハハ!おいそこのバス!邪魔だ!どけよオラァ!!!)
(彼方と過ごした素敵な思いでがァァァァァ見当たらないよォォォォォォ!?)
(聞こえねーーーんだよカスがァーーーーーー!まともにしゃべれよオラァーーーーーー!!)
アルティミシア(ロクな思い出がないな・・・)
スコール「・・・」
(お前如きにやられるわけねーだろ・・・チンカス野郎)
(教えて欲しければ力付くで聞けってなんど言わせれば理解するんだよ、包茎野郎)
(えーなにー全然聞こえなーい)
スコール「・・・」ピキピキ
(強盗はスコールって事にしとこうかな?)
(グズグズと煩わしいんだよ・・・中古ジャンパー野郎)
(ライブラ縦回転はできないって何回言ったらわかんだコノヤロー!)
スコール「・・・」ビキビキビキィ
(かかってこいよ。チンカス共)
スコール「うるッせええええええアアアアアアボケえええええええッッッ!!」ガバッ!
アルティミシア(ぬおっ!?)
スコール「やれるもんならやってみろ!!殺ォす!やっぱりあいつは殺ォーーーーーす!!」
アルティミシア(な、何を今更)
スコール「グルルルルル・・・コノウラミ、ハラサデ、オクベキカ・・・」ワナワナ
スコール「うがあああああああ!ガッデム!ファック!デス!リノア!リノア殺るDEeeeeTH!!」ギャオー
スコール「キエエエエエエエエエエ!!」ダダダダダダダダダ
アルティミシア(あ、おい!どこへ行く!?)
・ブリッジ
スコール「出発だ。行くぞ」
ニーダ「えっ、石の家は?」
スコール「んなもんどうでもイイ。FHに行け」
ニーダ「いやゼル達がまだ・・・」
スコール「いいからはやく行けよゴルァ!」バシバシ
ニーダ「いてっ!ちょ、わかったよ!行くから!行くって!」
アルティミシア(あいつらまだ石の家にいるんだぞ!?置き去りにする気か!?)
スコール「リノアァァァァァァ!待ってやがれェーーーーーーーーー!!」ビキビキ
アルティミシア(おい待て!せめてメンバー拾ってからにしろよ!オイ!?)
スコール「 発 ☆ 進 ! 」
アルティミシア( オ イ ー ー ー ー ー ッ ! ! )
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
~移動中~
ニーダ「・・・知らないぞ。後でみんなに怒られても」
スコール「返り討ちにしてくれるわ」キリ
アルティミシア(味方をやるなよ)
ニーダ「はぁ・・・何でそんなにマイペースなんだか」
スコール「で、今どこ?」
ニーダ「ガルバディア大陸の南の海岸に乗った所」
スコール「ああ、ウィンヒルの近くね」
アルティミシア(UFO出るんだろ?ここから見えないのか?)
スコール(あれはエンカウント限定だからな・・・)
スコール(・・・あれ)
アルティミシア(どうした?)
スコール「ちょちょちょ、待て。ちょっとストップ」
ニーダ「はぁ?なんだよ行けって言ったり止めろって言ったり」
スコール「イイから止めろ!はよ!」
ニーダ「はいはい、全く人使いが荒いな・・・」ググ
・ウィンヒル丘陵 上空
アルティミシア(一体どうしたんだよ・・・)
スコール「・・・ない」
ニーダ「何が?」
スコール「ウィンヒルが・・・ない・・・」
アルティミシア( え え ! ? )
スコール「な、なんで・・・」
アルティミシア(ウィンヒルって、あのラグナやレインがいたウィンヒルだろ!?)
スコール「いやそうだけど・・・あれ~?なんで~?」
ニーダ「あれ、お前知らなかったの?」
ニーダ「ウィンヒルは最近火事があって村が全焼したんだよ」
スコール「 は ぁ ! ? 」
アルティミシア(全焼・・・?)
ニーダ「原因は火災らしいけどね。どこかのボヤが丘の強風で村まで届いちまったらしい」
スコール「い、いつの話だよそれ!?」
ニーダ「結構最近だぞ。え~っと、Seed試験から何週間か前くらいだったかなぁ」
ニーダ「つかニュースでやってたろ。知らなかったのか?」
スコール「・・・」
アルティミシア(寄り道・・・するか?)
スコール「・・・ちょっと降ろせ」
・ウィンヒル(のあった場所)
スコール「・・・」
『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』
スコール「・・・」
アルティミシア(どういう事だ・・・)
ダッ
スコール「~~~~~~」ガサガサ
アルティミシア(何を探している?)
スコール「パブ!パブはどこだ!?」
アルティミシア(パブ・・・?レインの?)
スコール「ちっくしょーーーー!痕跡ぐらいあるだろ!!」ガサガサ!
カランッ
スコール「!?」
アルティミシア(これは!)
【チョコボ注意の看板(黒焦げ)】
アルティミシア(あの花畑にあった・・・)
スコール「花畑なんて・・・ねーよ・・・」カラン
スコール「・・・」
『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』
『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』
『・・・ここにはただ、がれきが草の合間に眠っているだけだ・・・』
アルティミシア(一体どうなっている・・・?)
スコール「・・・」
ダッ
アルティミシア(あ、おい!どこへ!?)
スコール「UFOだ!この近くにUFOが出るんだよ!」ダダダ
スコール「アイツなら何か知ってるかもしれない!どこだコヨコヨゴルァ!出てこい!」ダダダ
ピロリロピロリロ・・・・・・・
アルティミシア(うわっ!)
【エンカウント】???
ピロリロピロリロ・・・・・・・
アルティミシア(もしかして・・・あれか?)
ピロリロピロリロ・・・・・・・
アルティミシア(おい、通り過ぎてしまうぞ!?)
スコール「チェストーーーーーーーーーー!!」
ズバァッ!
ガガガガガガビビビビビ・・・・
ヒュゥゥゥゥン・・・・チュドーーーン!
アルティミシア(UFO・・・ホントにいたんだな・・・)
スコール「オルァッ!」ガシ
スコール「おいコヨコヨいるんだろ!?エリクサーやるから出てこい!」ガンガンガン!
コヨコヨ「いててて・・・なんだよもう、乱暴な人だなぁ・・・」クォクォ
スコール「おいコヨコヨ!お前この辺にいただろ!ウィンヒルに何があった!?」
コヨコヨ「えっウインヒル?・・・ああ、ここにあった村ね」
スコール「なーーーにーーーがーーーあったんだよーーーー!」ユサユサ
アルティミシア(とりあえず落ち着け)
コヨコヨ「あてて・・・もう、本当に乱暴な人だ」クォクォ
スコール「はやく言えゴルァ!エリクサーやらねーぞ!」
コヨコヨ「この村ねえ・・・ちょっと前に火事になったの」クォクォ
スコール「火事だぁ・・・?」
コヨコヨ「誰かが僕を呼んでいるのかなって思って見に行ったけど、全然関係なかったや」クォクォ
スコール「・・・」
コヨコヨ「結構激しく燃えたようだね。建物が全然残ってないや」クォクォ
アルティミシア(事故・・・?)
コヨコヨ「それ以外は何も知らないよ。さ、エリクサーちょうだいっ」ペ
スコール「・・・」
【たたかう】コヨコヨ
コヨコヨ「ぎえええええええーーーー!」ボォン
アルティミシア(ウォォォォォォィ!!)
スコール「加速装置ゲット」
テッテレレテーテーレーテッテレー♪
【入手】加速装置
アルティミシア(倒す必要なかっただろ!?)
スコール「いやだってコヨコヨのカードもう持ってるし・・・」
アルティミシア(折角の宇宙人が・・・くそ、もっと話をしたかったぞ・・・)
スコール「それは次週に持ち越しで」
アルティミシア(ないだろそんなもの・・・)ガックシ
・ブリッジ
ニーダ「で、、どうだった?」
スコール「・・・察せ」
ニーダ「何もなかったのね」
アルティミシア(しかし一体どういうわけだ・・・?)
スコール「・・・村人はどうなったんだよ」
ニーダ「村人?さぁ・・・そこまではニュースで言ってなかったなぁ」
ニーダ「多分ティンバー辺りに避難したんじゃないかな?まぁ大丈夫でしょ」
スコール「・・・」
ニーダ「ところでさっきUFOっぽい物みたんだけど、スコール何か知らない?」
アルティミシア(それはこいつが・・・)
スコール「UFO?そんなもんいるわけねーじゃん。幻覚でも見たのかお前」
ニーダ「だよなぁ・・・」
スコール「エリクサー?何それ。それでどうやって修理すんのって」
アルティミシア(もう・・・勿体ないな)
スコール「とりまFHいけな」
ニーダ「はいはい、発進しますよ」ググ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
~移動中~
スコール「うう・・・」ガクーン
アルティミシア(どうしたんだよテンション落として)
スコール「だってさぁ・・・ウィンヒルが・・・」
アルティミシア(お前、そこまであの村に思い入れあったのか?ラグナじゃあるまいし)
スコール「・・・」ショボーン
アルティミシア(なぁスコール、あくまで仮定の話なんだが)
スコール「・・・なんだよ」
アルティミシア(もしかして・・・あのなんとかデスが関係してるのでは?)
スコール「ウド巨人が・・・?」
アルティミシア(あいつは世界を消すのが目的だろ?だったら手始めに小さい村から。と言うのもあるかもしれん)
アルティミシア(まぁ、本当に火事の可能性もあるかもしれんがな。あの周辺は確かに風が強い)
スコール「ウド巨人め・・・」ギリ
アルティミシア(リノアを見つけたらその辺も聞いてみるといい。何か知ってるだろ。あいつなら)
スコール「・・・リノアめ!」
スコール「おいネーヨ!FHはまだか!」
スコール「全速全身!スピード違反上等だ!体当たりする勢いで突っ込め!!」
ニーダ「また体当たりしたらまずいだろ・・・てかネーヨってなんだよ。ニーダだよ」
・フィッシャーマンズホライズン
アルティミシア(相変わらず魔力が強いな・・・)ピリピリ
スコール「キエエエエエエエエエエ!」ダッ
アルティミシア(凹んだり張りきったり、情緒不安定な奴だな)
ダダダダダダダダダッ!
釣りじいさん「おやおや、おぬしはいつぞやの」
釣りじいさん「わしのやったアイテムはどうぢゃ?ちゃんと役に立っとるかの」ホッホッホ
スコール「 ど け ! 」
ドッッパーーーーーーンッ!
アルティミシア(おおおおおおおい!落ちた!落ちたぞあいつ!)
スコール「海だから大丈夫だよ!そこで大好きな魚と戯れてろ!」
スコール「うぬおおおおおおおおおお!」ダダダダダダ
アルティミシア(じいさんだろ・・・ほんとに大丈夫か?)
・フィッシャーマンズホライズン 橋
スコール「この先がエスタだ・・・」ゼエゼエ
アルティミシア(ついにここまできたか)
スコール「リノアめ・・・待ってやがれ・・・」ワナワナ
スコール「キエエエエエエエエエエエエエエ!」ダダダダダダダ
アルティミシア(は、走っていくのか!?)
スコール「おおおおおおおおおおおおお!」
ダダダダダダダダダ・・・・・・・・・・・
○数分後
スコール「ちょっと休憩」ゴロン
アルティミシア(はやいな!?)
スコール「なんで線路敷いてるのに電車通ってないんだよ・・・なんの為の橋だよ」
スコール「はーあ、しんど」ゴロン
アルティミシア(だから走っていくのかと聞いたんだ)
スコール「あ?俺前回はリノア担いで渡りきったからな?」
アルティミシア(す、すごいなそれは)
スコール「朝のはよから出たのに着いたの夕方だったわ。24時間ランナーかよ」
アルティミシア(そのやる気を何故今見せないんだよ)
スコール「だってもう・・・まじめんどくせえよ・・・」ゴロン
スコール「俺は単にセルフィたんとちゅっちゅしに来ただけなのに・・・俺の知らない事がいっぱい巻き起こってるし・・・」
スコール「リノアは暴走するし・・・ウド巨人がなんかちょっかいかけてくるし・・・」
スコール「セルフィたんのポイントは全然上がらないし・・・」ハァ
アルティミシア(好き勝手やってるからだろ)
スコール「しまいにはウィンヒルが無くなってるだ?もう・・・まじ何なんだよ~~~!」
スコール「めんどくせえよ~~!なんで俺がこんな目に合わないといけないんだぁ~~~~!」ジタバタ
アルティミシア(またか・・・)
スコール「大体ガルバディアとエスタを結ぶ橋の癖になんでなんの移動設備がないんだよ!何のために作ったんだよこれ!」
アルティミシア(そういえばこれ、大昔からあったんだよな)
スコール「この地図・・・リノアに貰った奴」ペラ
スコール「・・・マジ意味わかんねえ」
アルティミシア(さすがにこの時代に電車はないだろ)
スコール「じゃあ当時の人間はどうやって移動してたんだよ」
アルティミシア(魔法が普通に売ってるくらいだからな・・・移動魔法、もしくはそれに準ずる物)
スコール「どうせモンスターの背中に乗ってたとかそんなんだろ。チョコボみたいな感じで」
アルティミシア(今知る事か?それ?)
スコール「どうでもいいわ・・・もう・・・」ゴロン
スコール「はーあ、めんどくせえ・・・」
アルティミシア(そればっかだなお前は)
○数分後
スコール(俺・・・何やってんだ)
スコール(エスタに行って・・・リノア探して・・・リノアに会って・・・)
スコール(リノアに会えば何もかも解決するとは限らないんだぞ?)
アルティミシア(お前、変わったな。いや、元に戻ったと言うべきか)
スコール「は・・・」
アルティミシア(形は違うが。またリノアの事ばかり考えている。あれだけセルフィセルフィ言ってたのに)
スコール(イヤ今でもセルフィたんラブだよ?それは譲れない)
スコール(でもさぁ・・・あいつほっといたら俺とセルフィたんがらびゅらびゅできないじゃん)
アルティミシア(らびゅらびゅって・・・でもまぁ、消すと言ってるからそうか)
スコール(もうディスク3だよ・・・どうすんだよこれ・・・)
アルティミシア(ここで進展させればいいだろ)
スコール(どうやってだよ・・・お前全然協力しないじゃん・・・)
アルティミシア(自分でやれよ。惚れた女を口説くなど)
アルティミシア(私もはやく時間圧縮を完成させたいのに・・・なんでこんな事に・・・)
スコール(つかなんで時間圧縮しようと思ったんだよ)
アルティミシア(全ての時間を一つにして・・・そこで永遠を生きようと・・・)
スコール(だからそれはなんでだっつってんだよ)
アルティミシア(・・・忘れた)
スコール(はぁ!?これだけ大掛かりな事やっといて!?)
アルティミシア(仕方ないだろ色々あったんだから!・・・ええと、確か)
アルティミシア(ああ、そうだ。人間共が私を迫害するんだ。魔女だなんだと勝手な被害妄想で)
スコール(ああ、それにキレた感じね)
アルティミシア(キレたと言うか、ウザいに近い。コソコソと陰で、いちいちうっとうしいんだよ)
アルティミシア(一人や二人ならともかく、人間は大勢いるだろ?もう黙れよ!って思ったな)
アルティミシア(一人じゃ何もできない癖に、ごちゃごちゃと・・・)ピキピキ
スコール(ちょっとだけわかるかも)
アルティミシア(ん?)
スコール(スコールはああだった。こうだった。いつもムスっとしてる。何考えてるのかわからない)
スコール(しまいにゃメタボにお前の運命は決まっているとか言われたからな。巨大化してバラムにエンハーかましたいと思ったわ)
スコール(黙れよカス。お前等に俺の何がわかんだよ。その他大勢の分際で)
スコール(思い出したらなんかイライラしてきた・・・戻ってバラム壊滅させてやろうか・・・)
アルティミシア(思うだけにしておけよ)
スコール「はぁ・・・そろそろ行くか・・・」スタスタスタ
○数時間後
スコール「とお・・・」フラフラ
アルティミシア(ほんと人担いでよく渡りきったな)
スコール「なんであんなに頑張れたんだっけかな・・・しんどかったのは覚えてるけど、その辺が思い出せない」
アルティミシア(とりあえず歩きっぱなしだ。休め)
スコール「もう夕方じゃん・・・」ゴロン
アルティミシア(まだまだ先は長そうだな)
スコール「存在意義ねーだろ・・・この橋・・・」
アルティミシア(エスタは沈黙してるからだろ)
スコール(やまびこ草の種とかないの?大量に植え付けてやりたい)
アルティミシア(その沈黙じゃない)
スコール「ああ・・・めんどい・・・」ゴロン
スコール「歩きっぱなしだったからかな・・・なんか眠気が・・・」
アルティミシア(ここで寝るなよ。風邪引くぞ)
スコール「いやマジで・・・あ・・・やば・・・」フニャァ
アルティミシア(よくこんな所で寝れるな・・・ん?)
キィィィーーーーーーー・・・・・・ン
アルティミシア(いや、これは・・・)
スコール「・・・」zzz
アルティミシア(また呼んでいるのか・・・ラグナが・・・)
グニャアアアアア・・・・・・
・トラビア渓谷
ウォード「・・・」チラ
キロス「ん?頭がざわざわする?ああほんとだ、また来たのか」
ラグナ「ぐああああああああああ!」
キロス「やはりな。今度はなんだ」
ラグナ「バカ息子がめっちゃおとなしくしてるぅぅぅぅぅぅぅ!!」
キロス「ええっ!イイ事じゃないか・・・」
スコール(おいすー)
ラグナ「なんだそのいきつけの居酒屋みたいなノリは」
スコール(いやはや。ナイスタイミングだったわ。ちょうど歩き疲れててさぁ)
ラグナ「何してたんだよ」
スコール(FHの橋あるじゃん)
ラグナ「ああ」
スコール(あそこの橋、横断してた。歩きで)
ラグナ「お前すっげえな!」
スコール(もう足ががくがくだよ・・・)
ラグナ「はぇ~、よくやるわ」
アルティミシア(休憩ばっかしてたけどな)
ラグナ「そして出たなケダチク」
アルティミシア(お前、いい加減それ忘れろよ)
ラグナ「何お前等。冒険家になったの?」
スコール(パパさあ、エスタ行くんでしょ?)
ラグナ「相変わらず詳しいな・・・」
スコール(エスタ着いたら言っといてよ。エスタ側からもFHの移動設備作れって)
ラグナ「ん・・・アデルが来ちゃうだろそれだと」
スコール(いいじゃんどうせアデルはエスタから出ないって)
ラグナ「女の子狩りとか言ってエルオーネ誘拐してきたぞ」
アルティミシア(何!?みすみす攫われたのか!?)
ラグナ「うるせーな・・・だから今からこうやって助けに行こうとしてるんじゃねえか」
スコール(そしてパパが高級ホテルばっか泊まって金なくしてバイトしてんだよな)
ラグナ「どうでもいい事まで詳しいな・・・」
アルティミシア(全く、何をやっているのだお前は!)
ウォード「・・・・・・・」
キロス「今度は何があった?だとさ」
スコール(お、おっさん久しぶりだな)
アルティミシア(声が・・・)
キロス「悪魔くんの言う通り、本当に顔を見ただけでわかるようになったよ」
ラグナ「俺らも魔女になったんかなぁ」
アルティミシア(女じゃないだろお前等)
ラグナ「で、今度はなにやらかした?」
スコール(ババア・・・これどう説明するよ・・・)
アルティミシア(うむ・・・少し面倒だな)
ラグナ「?」
スコール(え~っと、じゃあ最近の話からするね)
スコール(ウィンヒルの事なんだけど)
ラグナ「レインの奴・・・怒ってるかなぁ」
スコール(なくなっちゃった・・・ウィンヒル)
ラグナ「 は ぁ ! ? 」
スコール(イヤマジで。ちょっと寄ろうとしたらなんか跡形もなく無くなってて・・・)
ラグナ「ウィンヒルが消えた!?なんだよそれ!?どういう事だよ!!」
スコール(これは俺らもわかんない。てっきりあるもんだと思ってた)
アルティミシア(火事か何かで全焼したらしい)
キロス「ウィンヒルが・・・」
ウォード「・・・・・・・・・・・」
ラグナ「れ、れれ、レインは!?」
スコール(やっぱ言わない方がよかったな・・・)
アルティミシア(だな・・・)
ラグナ「なんだよオイ!?気になるじゃねえか!」
スコール(ごめん、今の嘘。忘れてw)
ラグナ「ごまかす感じで言ってんじゃねえぞオイィィィィ!?言えよ!全部教えろ~~!」
監督「お~い、そろそろ本番頼むよ~!」
スコール(お仕事がんばってくださいね)ニッコリ
ラグナ「待て!話は終わってないぞ!オイ!オイ~~~~~~~~~~!!」
○数分後
アルティミシア(で、こいつは今何をしているのだ?)
スコール(映画の撮影)
アルティミシア(映画!?そんな悠長な事をやってる場合か・・・)
スコール(しゃあねえじゃんエスタ行きの駄賃がなくなったんだから)
監督「おっきたきた。似合うじゃないの」
『ラグナは よろいを そうびした!』
ラグナ「すっげー恥ずかしい」
アルティミシア(なんの映画だよ・・・)
スコール(魔女の騎士)
アルティミシア(なッ・・・!)
監督「こちら共演の魔女さん」
魔女役の女「よろしくお願いいたしますわ~~」
アルティミシア(全然魔女っぽくない・・・なんだこの低クオリティの魔女は)
スコール(まぁB級映画だし)
監督「後はドラゴン役なんだが・・・おお!ちょうどいいや。後ろの二人!」
キロス・ウォード「?」
監督「悪いんだけどさ、ちょっと着ぐるみの役者が風邪引いちゃってさ」
監督「ふたりが代わりにドラゴンの着ぐるみきてよ。バイト代は出すからさ」
キロス「ま、しょうがないか」
監督「はーいじゃあ役者は向こうでスタンバイね~」
キロス「う、うわーーーーー!」
スコール(わかりやすいフラグ立てやがって・・・)
アルティミシア(もう読めたわ)
監督「はいじゃあ行くよ、カット12『魔女絶対絶命』」
監督「よ~~~い・・・・・・アクションッ!」
魔女「おぉ~騎士殿~、邪悪なドラゴンより~私をお守りください~~~」
ラグナ「お、おぉ・・・わ、わた、くしが、お守りしませう」
アルティミシア(なんだこの茶番は・・・)
スコール(まぁ、B級だし)
監督「いいよいいよ~、そのまま行こう!」
アルティミシア(よくないだろ・・・即演技指導ものだろ)
スコール(まぁいいじゃん。所詮クソ映画だし)
監督「・・・おいちょっと!ドラゴンだよドラゴン!」
監督「ったくなにやってんだよ・・・ちょっと呼んでくるから役者さんはそこで待ってて」
スコール(いっちまった・・・)
アルティミシア(・・・おいラグナ、台本を見せろ)
ラグナ「えっ台本?え~っと。あったあった」ガサ
ラグナ「ほい」
【台本】
スコール(・・・ひっでえ映画)
アルティミシア(ふざけているのか・・・こんなもの・・・)ワナワナ
スコール(魔女のイメージ変わるかもな。悪い方に)
アルティミシア( や り 直 し だ ! )クワッ
ラグナ「え、ちょ、何?」
アルティミシア(こんなクソ台本で魔女の魅力が伝わるか!ダメだダメだ!こんなもの私は認めん!)
アルティミシア(私が全面的に加筆修正する!あの魔女役の女にもそう言っておけ!)
ラグナ「え・・・ちょ、ええ~」
アルティミシア(体とペンを貸せ!・・・・ぬおおおおおおおおおおおお!)カリカリカリ
スコール(ほぼ全部じゃねえか・・・)
アルティミシア(できた!)
ラグナ「はや」
アルティミシア(後は・・・こいつ)ギロ
魔女役の女「?」
アルティミシア(なんだそのやる気のない衣装は!そんなので魔女と言えるのか!)
ラグナ「なんかよくわかんないけど脚本家が怒ってるわ」
魔女役の女「そんな人いましたっけ~~~」
アルティミシア(ダメだダメだ!こんなもの私は魔女と認めん!)
アルティミシア(衣装チェンジだ・・・メイク道具を貸せ!)
ラグナ「え、ちょ、なんだよおい!」
魔女役の女「キャーーーーーーーー!」
スコール(あーあ、俺しらね)
○数分後
監督「いやぁごめんごめん、狭くて歩きにくかったみたいだ・・・ってうぉっ!」
監督「何その恰好!」
魔女役の女「シクシク・・・」
ラグナ「・・・誰が悪の魔女を描けっつったんだよ」
スコール(何これ・・・なんで体中水玉模様なんだよ)
アルティミシア(これぞ魔女だ!)キリ
ラグナ「本物の魔女ってこんなんなの?」
スコール(いやそれはこいつだけ)
監督「なんかよくわかんないけど、雰囲気出てるじゃん!いいねいいね~」
アルティミシア(中々センスあるなこいつ)ニヤ
スコール(適当なだけだと思うけど)
監督「その調子でいってみよ!はいじゃあカット12『魔女絶体絶命』リテイク!」
監督「よ~い・・・・アクションッ!」
魔女「・・・・私は魔女、野を焼き払い、残酷な儀式で人々を苦しめる・・・」
魔女「ふはははは!貴様も時間圧縮のアルゴリズムに取りこんでやろう・・・」
スコール( 悪 役 に な っ て ん じ ゃ ん ! )
ラグナ「・・・そ、そんな事はさせませんですぞ~!」
スコール(なんで敬語なんだよ・・・)
監督「こんな台本だったっけ・・・まぁいいか!おもしろそうだ!続けて!」
スコール(よかねーよ。根本から変わってるだろ)
魔女「お前の思う最も強い物を召喚してやろう・・・」
魔女「いでよ!ドラゴン!」
アルティミシア(はいそこでドラゴン登場ォーーーーー!)
スコール(・・・B級がC級になった)
「ギャオーーーーーー!」
ズドォォォォォン!!
ルブルムドラゴン「グルルルル・・・」
スコール(はいでた本物)
アルティミシア(演技ではない本当のリアクションができるぞ・・・)
スコール(役者を命の危険に晒してどうすんだよ)
監督「・・・じゃあ騎士君!後は頼んだよ!」ダッ
ラグナ「オイ!?」
魔女「ドラゴンよ、後は任せたぞ~~~!」ダッ
ラグナ「ええっ!?」
スコール(ラスボスがどっか行っちゃったよ・・・)
アルティミシア(シーン13、『Maybe I'm A Lion』よーい、アクションッ!)
スコール(ライオンじゃねーから)
ラグナ「参ったな・・・ガンブレードなんて研修以来だ」
ラグナ「こんな感じか?」
ブオンッ ブオンッ ブオンッ ジャキ!
アルティミシア(ん?この動きは・・・)
スコール(気づいたかババア。そう、このB級映画に唯一一人だけ夢中になっている少年がいるんだ)
ラグナ「きやがれドラゴン!」ジャキ
アルティミシア(サ、サイファーの構え!?)
スコール(魔女の騎士に拘る理由がただ映画見て憧れてただけっていう)
アルティミシア(な、なんて単純な奴だ・・・)
□ 防御 × 攻撃
ラグナ ■■■■■■
ドラゴン ■■■■■■■■■■■■
スコール(これ結構むずいんだよな)
アルティミシア(ほぉ・・・)
スコール(ドラゴンの攻撃が痛すぎるんだよ。防御ミスったらほぼ終わり)
ラグナ「オラァーーー!」×
■■■■■■■■■■■□
スコール(お、いい感じ。パパ、ちょっと聞いて)
ラグナ「なんだ?!」
スコール(そいつ攻撃は痛いけどモーションがでかいから、基本×連打で)
スコール(で、攻撃モーション入ったら□。これでいけるから)
ラグナ(おっしゃあ!わあったぜ!)
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
スコール(パパ来たよ!)
ラグナ「オラッ!」△
スコール( ボ タ ン ち げ ー だ ろ ! )
ラグナ「ぐああああああああ!」■■■□□
スコール(なんでそれ間違えるかな・・・)
ラグナ「うるせーな□だの△だの言われてもわかんねーよ!」
スコール(わかれよそこは。図形なんて幼稚園児でも知っとるわ)
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
アルティミシア(これは時間がかかりそうだな・・・)
スコール(まぁ、これはゲームオーバーないし・・・倒すまで何度もがんばれ)
ラグナ「オラァーーーー!」×
ラグナ「オラァーーーー!」×
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
ジャキンッ ジャキンッ ブォォォン! ブォォォン!
スコール(しっかしあれだな・・・)
アルティミシア(なんだ)
スコール(俺、なにやってんだろ)
アルティミシア(珍しく鬱モードだな)
スコール(いやもうだって・・・橋のど真ん中で爆睡してんだぜ)
スコール(パッと見どう見ても死体じゃん。リノアみたいになってんじゃん)
アルティミシア(リノアは元気だろ)
スコール(前回の、だよ。お前のせいで死んでたんだからな?)
アルティミシア(大体なんで一人であんな長い橋渡ろうと思ったんだよ。しかも人を担いで)
スコール(なんか・・・夢中だったわ)
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
ラグナ「おっしゃ!防御成功!」□
スコール(ちょうど前回も夕日が登って来たくらいで休憩したっけ)
アルティミシア(ほう)
スコール(リノアの死体にな、愚痴履いてたんだよ)
アルティミシア(そ、それは・・・)
スコール(どうせ聞いてねえだろって思って好き勝手言いまくってたわ)
アルティミシア(何を?)
(俺、本当は他人にどう思われてるのか気になって仕方がないんだ)
(今の、みんなには内緒だからな?)
スコール(・・・・)ハズカシー
アルティミシア(その反応で大体想像ついたよ)
スコール(まさか俺自身が壁に話す事になるとは、一体誰が思っただろうか)
アルティミシア(自分のやった事は自分に帰ってくる。因果応報という奴だ)
ラグナ「オラァーーーー!」×
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
ラグナ ■□□□□
ドラゴン ■■■■■■□□□□□
スコール(うおっ!大ピンチじゃん!)
アルティミシア(結構がんばってるな)
ラグナ「おいボンクラ息子!こいつ時たまノーモーションで攻撃してくるぞ!」
ラグナ「それやられると読めねえ!後一撃で死んじまうぞ!」
スコール(倒すまでリトライだな)
アルティミシア(時間がかかるだろ。なんとかしてやれ)
スコール(あーもう、しゃあねーな)
アルティミシア(ほら、防御のタイミングは私が指示するから)
スコール(パパちゃんとトリガー引いてる?それクリティカル出し放題だよ)
ラグナ「マジか!いやぁガンブレードなんてひっさびさだしよぉ・・・」
スコール(じゃあ攻撃は俺が、防御はババアが。パパはボタン間違えだけないようにして)
ラグナ「うっし!行くぜ!」
ルブルムドラゴン「グオオオオオオオオオ!」
○数十分後
ルブルムドラゴン「ギャーーーース!」
ラグナ「ちゃ~んす、今の内に逃げるぞ!」
スコール(めっちゃ時間かかったな・・・)
アルティミシア(無駄にタフな奴だ・・・)
ラグナ「にっげろ~!」ダッ
ダダダダダダダダッ!!
ラグナ「つ、疲れた・・・」ハァハァ
スコール(グダグダなのにちゃんと上映はされるんだよなぁ)
ラグナ「こんなもん・・・見る奴いるのかよ・・・」
スコール(大丈夫、約一名のみ釘付けで見てるから)
ラグナ「一人だけかよ・・・」
「ギャーーーーーーーーース!!」
アルティミシア(お疲れの所悪いが、また来るぞ)
ラグナ「だーーーー!キロスとウォードは何やってんんだよ!」
「とぉっ」
キロス「呼んだかい?」スタ
ウォード「・・・・・・・・」
ラグナ「よーし、反撃開始だ!」
スコール(まぁちょっと強いけど、ジャンクションしてて3人がかりなら、大丈夫だろ)
アルティミシア(火属性攻撃が多いぞ。属性防御を忘れるな)
ラグナ「うっし、いくか!」
ズドォォォォォォォォォン!!
ラグナ「・・・あれ」
ルブルムドラゴン「 」
スコール(死んでね?完全に)
ラグナ「いや、えっ?なんで?」
キロス「ラグナ・・・誰と戦ってた」
ラグナ「え!?」
ウォード「・・・・・・・」
キロス「我々が襲われたのはこのドラゴンじゃない・・・」
アルティミシア(なんだと!?)
ラグナ「じゃあこのドラゴンなんだよ!」
「 グ オ オ オ オ オ オ ! ! 」
キラキラキラキラキラ・・・・・・・
全員「げっ!」
アルティミシア(な、なぜここに・・・)ワナワナ
スコール(何こいつ!?)
ラグナ「なんかキラッキラだな・・・」
キロス「水晶で出来ているのだろうか・・・」
ウォード「・・・」
「 グ オ オ オ オ オ オ ! ! 」
【エンカウント】神竜
神竜「・・・」
アルティミシア(ま、まずい!こいつと戦ってはならない!)
アルティミシア( 逃 げ ろ ! )
ラグナ「えっ」
【タイダルウェイブ】
ラグナ・キロス「うおおおおおおおおおおおおお!!」
スコール(ちょ、パパ~~~~~!?)
ラグナ「 」(戦闘不能)
キロス「 」(戦闘不能)
ウォード「 」(戦闘不能)
スコール(ちょ、ええ!?開幕いきなり!?)
アルティミシア(なんて事だ・・・まさかこいつが出てくるとは・・・)
スコール(こいつなんなの!?古代シリーズ!?)
アルティミシア(古代の魔物の中でもっとも危険なドラゴン・・・いや、もやは魔物と言うのもおこがましい)
アルティミシア(あれは・・・神の使いに近い)
スコール( え え っ ! ? )
グニャアアア・・・・・・・・
スコール(え、ちょ、ここで終わり!?)
アルティミシア(あいつが相手では・・・人間程度では・・・)
スコール(いやいやいや、パパ達死んでんじゃん!戦闘不能ってるじゃん!)
アルティミシア(く、しかしこればっかりはエルオーネに言わないと・・・)
スコール(エルねえちゃ~~~~ん!ちょっとストップ!ストップ!)
スコール(延長して!5分延長!後ドリンクとサラダスティック追加で!)
アルティミシア(カラオケか)
グニャアアアアアアア・・・・・・
スコール(パパーーーーーーー!!)
神竜「グルルル・・・」
「オラァッ!!」
ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ン !
スコール(!?)
「テメーコンナトコマデオッテキヤガッテゴルァ!イイカゲンシツケーゾ!コノドキュソが!」
スコール(な、なんだ!?ババア!なんか来たぞ!)
アルティミシア(い、一体何が・・・!?)
神竜「グオオオオオオオオオ!!」
「ウルセーーーボケェーーーー!コンナハテマデギャーーギャーーヤカマシインダヨ!」
「テメーハチョットダマレヨ!イイカゲンシツケーヨ!」
「ソンナニオレトヤリタイナラ、ココデインドウヲワタシテクレルワ!」
アルティミシア(な、なんかガラ悪いな・・・)
スコール(ゆ、歪んでてよく見えねえ!)
「カカッテコイヤクソカスドキュソガァーーーーーーーーーーーー!!」
神竜「 オ オ オ オ オ オ ! ! 」
スコール(パパ!?大丈夫なの!?パパーーーーーーーー!!)
アルティミシア(ラグナァーーーーーーーーッ!!)
グヤアアアアアアアア!!
オラー・・・カカッテコイヤー…シニサラセ・・・シャラッ・・・
・・・・・・・・・・
スコール「ハッ!」
・フィッシャーマンズホライズン 橋
スコール「お、おお・・・」ゴロ
アルティミシア(ラグナ・・・大丈夫なのか?)
スコール「いや・・・息子の俺がピンピンしてる時点で大丈夫なんだろうけどよ」
スコール「最後のあれなんだよ・・・よく見えなかったけどなんか来たぞ」
アルティミシア(えらくガラの悪い奴だったな・・・)
スコール「つかなんだよ神の使いって。GF?」
アルティミシア(いや・・・それくらいの力がある魔竜という事だ)
アルティミシア(わかりやすく神竜と呼ばれている。とある目的の為に現世へとやってきたそうだが)
スコール「目的ってなんだよ」
アルティミシア(さぁ・・・伝説上の生き物だしそこまでは)
スコール「・・・」
アルティミシア(気にしていても仕方がない。とりあえず行け)
スコール「またさらに混乱してきたよ・・・」スタスタ
○数分後
スコール「とお・・・」フラフラ
アルティミシア(この分だと夕日どころか夜が明けるな)
スコール「もういいって・・・どんだけ長いんだよこの橋」
アルティミシア(一回経験済みだろ。さっさと行けよ)
スコール「無茶言うなよ・・・あともうちょい進んだらもっかい休憩するからな」
アルティミシア(お前はここに住みつくつもりか)
スコール「欠陥建築だろ・・・完全に・・・」グチグチ
「あいや待たれいッ!」
スコール「・・・?」
「ここでずっと待っていたぞ!」
「来なかったらどうしようかと不安になっていた所だ!」
スコール「あっ」
アルティミシア(お前・・・)
ギルガメッシュ「さあ、行くぞ!」
【エンカウント】ギルガメッシュ
アルティミシア(どこに行ったと思いきや・・・)
ギルガメッシュ「ハッハッハ!やっぱここに来るとテンション上がるな!」
ギエルガメッシュ「果たして・・・貴様に俺が倒せるかな!?」
スコール「・・・」
ギルガメッシュ「俺が悪かった・・・」
【ヘイスト】
ギルガメッシュ「4人でこられちゃ・・・」
アルティミシア(一人なのだが)
【プロテス】
ギルガメッシュ「手も足も出ないぜ」
【シェル】
ギルガメッシュ「ってのはウソだけどな!」
ギルバメッシュ「なーんつってw」
スコール「・・・」イラ
【特殊技】エンド・オブ・ハート
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
9999
ギルガメッシュ「ぎにゃあああああああ!!」
スコール「イラつかせんじゃねえぞゴルァ!」
テッテテレレーレーレーテッテレー♪
ギルガメッシュ「調子に乗ってすいませんでした」ボロ
スコール「帰ってきた途端これかよお前」
アルティミシア(どこへ行ってた?)
ギルガメッシュ「いや、久々に解放されたんでちょっと世界中を旅行しに・・・」
スコール(乱入型はこれだから・・・)
アルティミシア(我々を襲うとは少し調子に乗りすぎじゃないか?)
ギルガメッシュ「いや、その辺はちょっととある人にお願いされて・・・」
スコール「ん?」
イデア「ギルガメッシュ、ご苦労様でした」
スコール「まま先生!」
イデア「スコール・・・私達を置いていくとは・・・」
スコール「え、いや、その・・・」
ギルガメッシュ「お前も大概だな」
ゼル「だからはやくこいっつったろ」
スコール「ゼル!」
キスティス「全く、スタンドプレーも大概にして頂戴」
スコール「モルボル!」
アーヴァイン「スコールがガーデン持ってっちゃうから~僕ら後を追うの大変だったんだよ~」
スコール「ホモ!」
セルフィ「ひっどい~!」
スコール「 セ ル フ ィ た ん ! 」
アルティミシア(イデアにジャンクションしていたのか?)
ギルガメッシュ「ええ、まぁ・・・一時的にっすけど」
イデア「石の家で全て話すと言ったでしょう・・・」
スコール「セルフィたぁ~ん!会いたかったよ~~~!」
セルフィ「ずっと待ってたんだからねっ!」プク
スコール(怒ったセルフィもかわいい・・・)
スコール(はぁ・・・まじかわいい・・・)
セルフィ「ほえ?」
スコール(駄目だよセルフィたん・・・そんなむちむちな太もも見せられたら・・・俺・・・もう!)バッ
【まさむね】
スコール「ひぎゃああああああ!」
ギルガメッシュ「とまぁ、こんな感じで」チャキ
イデア「なるほど・・・」
ゼル「すっげー」
キスティス「さすが伝説の武器ね」
アーヴァイン「銃がないのが惜しいね~」
アルティミシア(ん?どういう事だ?)
ギルガメッシュ「なんか俺の剣見せてくれっつって言われて、試し切りの機会うかがってたんす」
アルティミシア(ああ、こいつならいくら試しても構わんぞ)
スコール「ひぐぅ・・・パンツ見せて・・・」ピクピク
イデア「私たちは知りました。伝説の武器の内2本をギルガメッシュが所持している事を彼から聞きました」
ギルガメッシュ「いいだろ」ニヤ
ゼル「なんでお前が持ってんの?」
ギルガメッシュ「こっち来たとき拾ったんだよね。なんかあったから」
ゼル「ふーん」
ギルガメッシュ「で、今使ったこれは「まさむね」つって、必ず先に攻撃できる「さきがけ」って効果があんの」
キスティス「必ず何か効果があるのね」
セルフィ「なんで剣を探してるの~?」
ギルガメッシュ「俺、こう見えて剣コレクターなんだよ」キリ
アーヴァイン「じゃあ他にも持ってるんだ」
ギルガメッシュ「もちろんさ!見る?なあ?見る?」
アルティミシア(見せたいんだろ)
ギルガメッシュ「しゃあねえな~そこまで言うなら・・・」ニヤニヤ
アルティミシア(いいからはやくしろ)
ギルガメッシュ「じゃーん、まずこれ!」
【バスターソード】
ゼル「でか!」
キスティス「剣と言うより鉄塊ね・・・」
ギルガメッシュ「これは見た目のインパクトは強いんだけど重くて使いにくいんだよな・・・」
ギルガメッシュ「斬るっていうより叩き潰すに近いし、個人的にイマイチ」
アーヴァイン「なんか無粋~」
ギルガメッシュ「観賞用ならこっちだな」
【フラタニティ】
セルフィ「キレイ~~!」
キスティス「アクアリウムみたい・・・」
ギルガメッシュ「実戦には使えないけど、観賞用としてはピカイチだろ!」
ギルガメッシュ「こうやって珍しい剣を探すのが趣味なのさ、俺は」
全員「はえ~・・・」
スコール「ガ、ガガ、ガンブレードはやらねえぞ!?」ガシ
ギルガメッシュ「いや、いらんよ。そんな使いにくいもん・・・」
スコール「なんかイラっとくるな・・・」
アーヴァイン「銃コレクターなら話は通じたんだけどね・・・ん?」
【偽】
アーヴァイン(これ偽者じゃん!)ガビーン
ギルガメッシュ「ああそうだ。伝説の武器だっけ?それはこっち」
【エクスカリバー】
ギルガメッシュ「これが俺の探し求めていた剣、エクスカリバーだ!」キリ
セルフィ「なんで2本あるの~?」
ギルガメッシュ「1本は偽者なんだよ・・・エクスカリ「パー」とか言うくっそややこいの・・・」
ギルガメッシュ「これを掴まされた時はもう・・・どれだけ絶望したか・・・」フルフル
イデア「伝説の武器ですか・・・なるほど、それらがあの暗黒魔導士に対抗する為生み出された物なのですね」
アルティミシア(暗黒魔導士・・・?)
スコール「あのウド巨人か!」
イデア「そうです。私を支配していたは【暗黒魔導士エクスデス】。世界を無にせんが為、時を超え蘇った・・・」
スコール「・・・」
ゼル「その話をしてたんだけどよ、お前が俺らほっぽりだしてどっか行っちまうから・・・」
イデア「イイでしょう。彼らが何の目的でこの時代にやってきたか、お教えしましょう」
全員「・・・」
イデア「エクスデスは古代の魔物です。私達の何代も何代も前の遠い過去の魔導士です」
イデア「エクスデスの目的は『無』の力を完全に取り込む事」
スコール「無って何?」
アルティミシア(おそらくその名の通り、全てを無に還す力だろう)
スコール「ああ!あの絵本の!」
イデア「彼の計画は順調でした。時の勇者を掻い潜り、無の封印を時後少しで解くと言う時に」
イデア「突然エクスデスは次元のはざまに封じられてしまいます。はざまに生じた歪みが生じた為です」
アルティミシア(時間圧縮・・・)
イデア「突然出れなくなったエクスデスは焦ります。しかし世に出る事は叶いません」
イデア「エクスデスは焦りました。突然の事態になすすべもなく封じられる自分が」
イデア「途方に暮れていたその時です。歪みから協力者となる者が現れました」
スコール(それって・・・)
イデア「その者は教えました。この『歪み』が魔女の力による物だと言う事」
イデア「そして同じく魔女の力を使えばこの『歪み』は解消されると言う事」
イデア「さらに、自分もその魔女の一人だという事を・・・」
スコール(リノアだ・・・)
アルティミシア(間違いないな。リノアが言っていた事と全て一致する)
イデア「その者はさらにこう説きます。協力する見返りに自分にも力を分け与えよ、と」
イデア「エクスデスはその者を鍛えます。自分の知る、ありとあらゆる魔法をその者に教え」
スコール(だからあんなに化け物みたいな強さになっていたのか・・・)
イデア「協力者は十分すぎるほど強くなりました。満足した協力者はいよいよ行動に映ります」
イデア「エクスデスは次元の狭間から出れないので、分身を協力者に憑依させます」
イデア「そして、再び世界に現れたその者達は・・・後はみなさんの知っての通りです」
全員「・・・」
イデア「私は魔女の魔力を全てエクスデスに吸い取られてしまいました。しかしそれでも封印は解けなかったようです」
アルティミシア(なるほどな。だからあんなに弱かったのか)
イデア「私一人の魔力では足らないと判断したエクスデスは次なるターゲットとして・・・」
アルティミシア(アデルか)
イデア「アデルは今宇宙にて封印されているようです。おそらくその封印を解くつもりでしょう」
ゼル「宇宙って、どうやって行くんだよ」
スコール「宇宙ステーションがあるんだよエスタには」
イデア「魔女の力の事はオダイン博士が詳しいでしょう。なのでまず彼に会いましょう」
スコール(でたよおじゃる丸・・・)
イデア「そしてエスタに向かい宇宙へ連れて行ってもらう許可を取りましょう。アデルを守りましょう」
イデア「アデルを取られない為に・・・アデルをゆりかごから起こさぬよう」
スコール(なんであんなゴリマを守るハメに・・・)
アルティミシア(守られる様なキャラじゃないだろあいつは)
スコール(パパに言って守るよう言ってもらうか・・・)
アルティミシア(アデルは敵だろ。説得できるだろうか)
スコール(確か次がラストだ・・・ここで全部教えるっきゃねえ)
スコール(でもパパだしなぁ・・・全然理解しなさそう)
アルティミシア(アデルに直接話しては?)
スコール(パパ以上に話通じねえだろ。下手するとパパ捕えられてなんか解剖とかされるかもしれないじゃん)
アルティミシア(アデルだもんな・・・)
スコール(アデルだもんよ・・・)
スコール・アルティミシア(めんどくせえ・・・)
イデア「さて、ではエスタへと参りましょうか・・・」
アーヴァイン「北と南には何もなかったから~、東だね~」
スコール「大塩湖か。あそこは何気にレアダンジョンだからな」
アルティミシア(何故?)
スコール「エスタ着いたらもう行けなくなるから。用済み的な感じで」
アルティミシア(勿体ないな)
イデア「では参りましょう、私のかわいい子供達・・・」
アルティミシア(えっイデアも来るのか?)
スコール(当たり前だろ。まま先生いなかったらどうやってエスタ行くんだよ)
イデア「久々に張り切ってしまいましょう」ゴキゴキ
アルティミシア(バ、バトルメンバーなのか!?)
スコール(やる気は十分だな)
アルティミシア(大丈夫なのか・・・?)
スコール(まぁ、シャドウみたいなもん)
アルティミシア(それだとどこかへ行ってしまうではないか・・・)
・大塩湖
コォォォォォ・・・・・・
ゼル「すっげー!」
セルフィ「壮大~!」
スコール「なんかここ来ると終盤って感じがする」
アルティミシア(干上がった湖か)
セルフィ「でも街なんて見えないね~」
アルティミシア(見る限りエスタの影などなさそうだが)
スコール(しっかりあるんだなこれが)
アルティミシア(どこに?)
スコール(まぁ、行けばわかるさ)
イデア「思ったより長い旅になりそうですね」
スコール「そーだよったく、FHからここまでどれだけ歩いたと思ってるんだよ」
ゼル「お前が先先行っちまうからだろ」
スコール「はぁ~もうめんどくせ。足疲れたからちょっと休憩」ゴロン
キスティス「ええっ!」
アルティミシア(またか・・・)
スコール「いいじゃんここで雄大な景色見ながら弁当でも食おうせ。ほら、おやつはよ」
アルティミシア(遠足じゃないんだよ)
スコール「岩固い~シートみたいなのないの~」ゴロゴロ
スコール「のど渇いた~まませんせぇ~コーラ~キャップ付きのやつ~」ゴロゴロ
ゼル「ねえよ」
イデア「・・・」
アルティミシア(イデア。ガツンと言ってやれ)
イデア「・・・わかりました」スッ
イデア「スコール・・・」
スコール「足痛い~マッサージして~」ゴロゴロ
イデア「・・・よしよし、ここまでご苦労様でした」モミモミ
アルティミシア(おい!?)
スコール「のど渇いたって~、なんか炭酸的なのねーの~」
イデア「コーラはありませんがポーションで我慢してちょうだいな」チャポ
スコール「やだ~コーラ飲みたい~ゼル買ってこい~」
ゼル「なんで俺なんだよ」
イデア「あらあら、困りましたね。キスティス、自販機はありませんか?」
キスティス「ありませんよこんな荒野に・・・」
スコール「腹減った~岩固~いまませんせ~なんとかして~」
イデア「おうよしよしスコール、ちょっと待ってて下さいね」
イデア「ど、どうしましょう・・・」オロオロ
スコール「はやくしてくれ~限界だぁ~」ゴロゴロ
アルティミシア(やっぱり甘やかしてたんじゃないか!)
○数分後
スコール「元気百倍!」シャキ
イデア「FHの人に・・・コーラを分けてもらいました・・・」ゼエゼエ
アルティミシア(あそこまで戻ったのか・・・)
キスティス「もう、相変わらずワガママなんだから・・・」
スコール「うるせー俺がいなきゃエスタの道がわかんねーだろ」
アーヴァイン「とりあえず先進まない~?」
スコール「ここ同じ景色ばっかでつまんない」
アルティミシア(いいから行け!)
スタスタスタスタ・・・・・
セルフィ「おっきい化石だ~!」
ゼル「すっげー・・・」
スコール「発掘イベントとかないの?」
アルティミシア(チョコボでか?)
アーヴァイン「でっかい骨がいっぱいだね~」
キスティス「ここに住んでた生き物かしら」
スコール「なんか忘らるる都に似てるな」
アルティミシア(わす・・・何?)
スコール「エアリス探そうぜエアリス」
イデア「エアリスって何ですか」
スコール「古代種」
イデア「・・・魔女ですか?」
スコール「まぁ似たようなもん」
アルティミシア(いるわけないだろ・・・)
スタスタスタスタ・・・・
スコール「さて、と」ガチャン
アルティミシア(どうした?)
スコール「そろそろアバドンが出てくるから、準備」
アルティミシア(強敵なのか?)
スコール「いや全然。アンデッドだからやりたい放題だし」
スコール「でもフェニ尾が効かないしST攻撃がうざいからな。しっかりジャンクションしとかないと結構めんどい」
アルティミシア(ふむ・・・アバドンか)
スコール「まぁフェニ尾だめでもエクスポーションで瞬殺だけどな」
ドゴォォォォォォォ!!
セルフィ「わっ!」
アーヴァイン「何々~?」
スコール「早速来たか」
アルティミシア(さくっと倒してしまえ)
パラパラパラ・・・
イデア「誰かいますね」
スタスタスタ・・・・
「どちら様でしょうか」
全員「!!」
エアリス「この古代種の都に何かご用でしょうか・・・・」
スコール「 エ ア リ ス き ち ゃ っ た よ ! 」
アルティミシア(そんなバカな・・・)
キスティス「ど、どちら様?」
エアリス「・・・・・・」
スコール「ちゃっす!俺スコールって言います!先輩!いやぁお会いしたかったっす!」ガシ
エアリス「スコールさん・・・ですか?初めまして」ペコリ
スコール「いやぁ感激だなぁw白マテリアはいつ唱えてたんすか!?」
ゼル「何あのねーさんスコールの知り合い?」
アーヴァイン「食いつきがハンパないね~」
スコール「俺見てました!序盤で死んだ時はどうしようかと思ったんですけどちゃんと見守ってたんですね!」
エアリス「・・・・」
スコール「ん・・・あれ?じゃあなんで死んでるのにここにいるんすか?」
イデア「その者から離れなさいスコール」
スコール「えっ!」
アルティミシア(わかるだろもう・・・エアリスはとっくの昔に死んだだろ)
スコール「ここからライフストリームが湧いてるんじゃないの?)
アルティミシア(あるわけないだろそんなもの。そいつはな・・・・)
イデア「欺こうとしても無駄です。正体を現しなさい。魔の者よ」
スコール「えっ」
エアリス「・・・・・」
ガシッ
エアリス「・・・・この体は貰った!」
スコール「いいっ!?」
全員「スコール!」
エアリス「坊やの体はなじみがよさそうね」
スコール「いやぁ・・・原作通りのおしの強さですね・・・」ハハ
エアリス「寄こしなさい!」ズオッ!
スコール「いやああああ逆レ○プされちゃうううううううううう!」
バチィンッ!
エアリス「ッ!?」
アルティミシア(残念。この席はすでに予約済みだ)
エアリス「この男の中に、すでに誰かがいる・・・?」
イデア「無駄です。その者がいるかぎりスコールの体は乗っ取れません」
イデア「あきらめて正体を現しなさい」
エアリス「・・・・・・」
ゼル「おいおい何者なんだよこのねーさん」
セルフィ「なんかやな予感~!」
キスティス「魔物ですか?」
アーヴァイン「参ったね。ご婦人を撃つはめになるなんて」ジャキ
エアリス「・・・・・仕方がない」
エアリス「内部から崩そうと思ったけど・・・どうやら直接やったほうが速そうね」ブブブ
イデア「正体を現しますよ!」
アルティミシア(スコール離れろ!)
全員「!?」
【エンカウント】メリジューヌ
男性陣「 」ブッ
メリジューヌ「愚かな・・・私に操られれば。楽に死ねた物を」
全員「・・・・」
メリジューヌ「どうしたの?・・・・怖気着いたのかしら?」
スコール「ち・・・ち・・・」
メリジューヌ「?」
スコール「 痴 女 だ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! 」
メリジューヌ「!?」
スコール「痴女だァーーーー!痴女が出たぞーーーー!」
ゼル「な、なんちゅう格好してんだよ・・・」
キスティス「大胆ね・・・」
セルフィ「寒くないの?」
スコール「うわああああーーーー!痴女がーーーー!みんな逃げろーーーー!」
スコール「やーーーらーーーれーーーるーーーぞーーーーッ!」
アルティミシア(お前はうるさいんだよ!ちょっと黙れ!)
イデア「子供の前でそんな格好、恥を知りなさい」
メリジューヌ「な・・・」
アルティミシア(私もそこそこ露出はしてるけどな、お前はやりすぎだ)
ゼル「ほっとんどすっぽんぽんじゃねえか」
スコール「らめえええええええええ!犯されるうううううううううう!!」
メリジューヌ「・・・」ギリ
キスティス「みんなどいて!ここは私が!」ダッ
【たたかう】追加効果 ファイガ
メリジューヌ「!」
【バリアチェンジ】
チュドォォォォォォン!!
メリジューヌ「無駄よ・・・」ダメージ0
キスティス「な・・・・!」
アルティミシア(バリアチェンジか!)
スコール(なんそれ)
アルティミシア(バリアチェンジ・・・4つの属性のバリアを状況に応じて切り替え、弱点を変化させる古代魔法・・・)
スコール「ってー事は」
アルティミシア(あいつの配下だな)
スコール「ぐう・・・くそぉ・・・いいセンスしてるぜあのウド巨人」ガク
アルティミシア(どうした!?)
スコール「・・・○ッ○しちゃって動けない」
アルティミシア( バ カ か お 前 ! )
スコール「いやだってセブンティーンにあれはキツいって、ほら」
ゼル「おおふ・・・おおっ!・・・ちっくしょー!」ガクガク
スコール「プチ状態異常になってるじゃん」
アルティミシア(アホかお前等・・・ちゃんと沈めとけよ)
イデア「いいでしょう。どいていなさい。私の子供達」
全員「まま先生!」
イデア「子供の教育によろしくない格好は、保護者が責任もって駆逐しましょう」
メリジューヌ「ふふ、あなた一人で大丈夫なのかしら?」
イデア「魔女の力はもうありませんが、少しくらいなら魔力は残っています」
イデア「教育の名の元に、不適切な有害図書は排除します」
メリジューヌ「誰が有害図書だ!」
スコール「PTAみたいな事いいやがって・・・」
アルティミシア(イデアのお手並み拝見だな)
イデア「はぁっ!」
【アストラルパンチ】イデアのたたかう
メリジューヌ「ちっ、無属性か!」ダメージ424
スコール「微妙なダメージだな・・・」
【ファイガ】
イデア「うぐぅっ!」ダメージ1389
アルティミシア(やはり病み上がりにはキツイか)
スコール「まま先生は味方になってもそんなに強くないんだよな・・・」
アルティミシア(どうしてだ)
スコール「魔力は高いけどこの頃にはもう物理組が圧倒的に強くなってるから・・・」
アルティミシア(ああ・・・)
スコール「せめてベアトリクスくらい強ければ」
アルティミシア(誰だソイツは)
イデア「困りましたね・・・」
メリジューヌ「ふふ、その程度じゃ私は破れなくてよ」
アルティミシア(なぁ、やっぱり加勢した方がいいんじゃないか?)
スコール「えっここで抜くの?」
アルティミシア(誰が出せと言った。はやく沈めろよ)
スコール「ええ、んなもんどうすれば・・・」
アルティミシア(萎える事を考えろ)
スコール「え、ん~そうだな・・・ババアちょっと手伝って」
アルティミシア(ドルメン×トライエッジ)
スコール「・・・一発で萎えた」
アルティミシア(まだまだあるぞ。ニーダ×シド)
スコール「誰得だよそれ!身内を使うのはやめろ!」
アルティミシア(お前にBLはまだはやい)
スコール「はやいんじゃくて理解できないだろ。一生」
スコール「俺はゲイじゃねってんだよ・・・ん?」
アルティミシア(あ)
【キャニスターショット】
メリジューヌ「ぐああああああ!」ダメージ3819
アーヴァイン「悪いんだけどさ~、僕に色仕掛けは通用しないよ~」
スコール「 ホ モ ! 」
アーヴァイン「まま先生安心してよ~、僕は色気に惑わされる程ヤワじゃないよ~」
イデア「アーヴァイン・・・強くなりましたね。逞しくなりましたね」
スコール(強くなったんじゃなくて興味がないだけだ)
アーヴァイン「まま先生も病み上がりなんだから、あまり無茶しちゃダメだよ~」
イデア「ありがとう・・・アーヴァイン」
スコール(いちいちおいしい所を持っていくなこいつは・・・)
イデア「アーヴァイン。聞きなさい。この者はバリアチェンジで弱点属性を変化させます」
アーヴァイン「わお、それじゃあ僕と相性いいね。僕のショットはほとんど無属性だからさ~」
スコール「ホモォ!速射弾だ!速射弾を使え!」
アーヴァイン「お、いい案だスコール。ちょっと弱いけどあれならガンガンイケるね~」ジャキ
スコール(気付けホモ、それはお前の最強技だ)
アルティミシア(ハイパーショットじゃないのか?)
スコール(あれは攻撃力が高い代わりに連射が遅い。限界突破もないから合計ダメージは実はそんなに高くないんだ)
スコール(ある程度力が上がっているなら実は連射できるクイックショットの方が強いんだよ)
アルティミシア(なるほど・・・)
アーヴァイン「じゃあいくよ~」ジャキ
スコール「行け!早漏ショット!」
アルティミシア(なんて名前だ・・・)
【クイックショット】
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン・・・・・・・・
メリジューヌ「え、ちょ、はや(ry
イデア「よくやりましたアーヴァイン。トドメは私に任せなさい」キィィィィ
アルティミシア(ハッ!あれは!)
スコール(トドメに相応しいな)
【冷徹なる一撃】
メリジューヌ「ぐあああああああああ!」ボォン
テッテレレテーレーレテッテレー♪
イデア「ふう・・・」パンパン
アーヴァイン「色仕掛けでやられるほど僕は甘くないよ」キリ
スコール「だから興味ないだけだろって」
アルティミシア(別に色仕掛けがメインじゃないと思うんだが・・・)
スコール「んじゃまぁ痴女撃退した所で、行くか」
イデア「今のは・・・例の?」
アルティミシア(ああそうだ。古代の魔物。奴の配下だろう)
イデア「こんな所にまで・・・」
アーヴァイン「君達の方がよっぽど刺激的さ」
スコール「うるせえよ。ホモってないで行くぞ」
ジジッ ジジッ
キスティス「行けども行けども、白い風景ばかりね」
セルフィ「エスタどこなの~」
スコール(さすが科学大国って感じ)
アルティミシア(なにがだ)
スコール「おいゼル、道のりはまだ長い。良い機会だからここでジャンプしろ」
ゼル「ええっ!?」
スコール「いいだろ大して高くないんだから。お前ジャンプになったら途端にへたれるじゃねえか」
スコール「これを機に克服しろ」
ゼル「ま、まぁそうだけどよ・・・」
スコール「はよ」
ゼル「・・・」グッ
イデア「行くのですか?飛ぶのですか?」
スコール「はい助走をつけて~」
ゼル「・・・・」ザッ
スコール「ジャ~ンプ!」
ゼル「とおっ!」
ゴチーーーーーーン!!
ゼル「おおお!?」ドサ
アーヴァイン「あれ?今空中で止まったよ」
セルフィ「不思議~」
ゼル「おお・・・顔面モロ・・・」ヒリヒリ
スコール「wwwwww」
アルティミシア(笑ってないで説明しろ)
スコール(エスタの透過装置だよ。ほら、たしかこの辺・・・)サワサワ
スコール「セルフィたん見てて」サワサワ
ウイン
アーヴァイン「わっ!」
セルフィ「何もない所から穴があいたよ~!」
スコール「俺のハンドパワーで道を作ったよ!」キリ
セルフィ「すご~い」
アルティミシア(な、なるほど。壁に風景を映し出していたのか)
イデア「鏡のようなものですね」
スコール「さ、行こうか!」キリ
ゼル「鼻・・・鼻打った・・・・」
・通路
イデア「これは・・・」
キスティス「一気に機械仕掛けになったわね」
アルティミシア(まるでMD層のようだ)
スコール「「そう、これがエスタの科学力」
スコール「見つからない為にこうしてカモフラージュしてたのさ」
アーヴァイン「驚きだよ・・・」
セルフィ「どういう仕組みなのかな~」
スコール「簡単に言うとステルス迷彩みたいなもん」
セルフィ「なにそれ~」
ゼル「鼻血でちゃった。だれかティッシュ持ってない?」ポタポタ
スコール「こんな所でエロい事考えんなって」
アルティミシア(お前が激突さすからだろ)
スコール「まぁ、ここまできたらあとちょっとだから」
イデア「頼もしいです。スコール」ニッコリ
アルティミシア(こいつはほんと甘やかし放題だな)
・エレベーター
セルフィ「透明のエレベーターだ~」
スコール「これがさっきの壁の素材かな」
ゼル「あまりもん使ってんのか」
スコール「リサイクルも完璧だな。さすがエスタ」
イデア「動きますよ」
ガタン ウイーーーーーーーーーーーーン・・・・・・・・
~~上昇中~~
キスティス「柵がないからちょっと怖いわね」
アルティミシア(ふざけて誰かを突き落すなよ)
スコール「あの時リノアを放り投げてやればよかったよ」
イデア「・・・大分登りますね」
スコール「つかお前等どうやってきたの?こんな長い道のり」
アルティミシア(ガーデンはお前が持ってたもんな)
キスティス「船よ」
スコール「船?」
イデア「スコールがガーデンを持って行ってしまった為、急遽白いSeedに連絡を取り迎えに来てもらいました」
スコール「・・・ああ!」ポン
アルティミシア(白いSeed・・・エルオーネを引き取ったあの連中か)
スコール(イベント一個すっ飛ばしちまった)
イデア「彼らはセントラの入江に停泊してました。そこを我らは見つけました」
ゼル「くっそ遠かったけどな」
アーヴァイン「まぁFHからエスタまで歩くのよりかマシだし~」
スコール「見つけにくかったろ。よく探しあてたな」
イデア「そこは彼に協力してもらいました」ペカー
ギルガメッシュ「ちゃっす」ドロン
スコール「お前かい」
ギルガメッシュ「はーあ、しかしまたエクスデスの野郎の下で働く事になるとは思わなかったぜ」
アルティミシア(そうだ。リノアがギルガメッシュは色々詳しいと言っていた)
スコール「何お前、パシリだったの?」
ギルガメッシュ「俺、あいつの元片腕」
全員「 な に ぃ ! ? 」
イデア「ど、どういう事です・・・?」
ギルガメッシュ「今思い出しても腹が立つ・・・」ワナワナ
セルフィ「何があったの~」
ギルガメッシュ「バッツとの熱い死闘の最中にあの野郎がいきなり・・・」
ギルガメッシュ「役立たずめ!とか言いながら俺を次元の狭間に放りやがった・・・」
スコール「何お前サイファーポジだったの?」
アーヴァイン「苦戦してたの~?」
ギルガメッシュ「エクスカリバーを手に入れてこれで勝てる!と思ったら・・・偽もんでよ」
キスティス「ああ、エクスカリ「パー」の方ね」
ギルガメッシュ「これ手に入れたのあいつの城でだぜ!?俺のせいじゃねージャン!あいつにもちょっと責任あるじゃん!」
イデア「あの暗黒魔導士が偽者を・・・?」
ギルガメッシュ「あの野郎が4戦士を倒して来いとか言うから本気出してったのに・・・ちくしょ~~~!」ジタバタ
スコール「暴れるなよ。お前デカいんだから」
ゼル「じゃあなんでそんなもんまだ持ってんだよ」
ギルガメッシュ「かっこいいから」キリ
ゼル「ああ、そう・・・」
イデア「なるほど、あの魔導士は元片腕を再び利用したわけですか」
ギルガメッシュ「いや、あいつは俺の事気づいてなかった」
イデア「えっ」
ギルガメッシュ「あのねーさんがさ・・・その辺ばれない様にずっと匿ってくれてたんだよ」
スコール「 リ ノ ア が ! ? 」
ギルガメッシュ「エンギドゥ取られちまったけどな・・・」
スコール「完全にアンジェロになってるけどな」
アルティミシア(どどどどう言う事だ!?)
ギルガメッシュ「それは俺が聞きたいわ。アタシにジャンクションすればバレないようにしてやるっつって」
ギルガメッシュ「まぁ、半強制みたいなもんだったけど」
イデア「彼女の目的・・・ますますわかりませんね」
ギルガメッシュ「ゴーレム持ってるくせに俺を盾にすんなっての」
スコール「俺、数えきれないくらい切り刻んだわ」
ギルガメッシュ「・・・」
ゼル「リノア・・・じゃなくてあの魔女なんとかミシア、何考えてるんだろうな」
ギルガメッシュ「えっ」
セルフィ「世界征服とか言ってたね~」
ギルガメッシュ「え、いやいや、アルテねーさんここにいるじゃん」
キスティス「え?」
ギルガメッシュ「スコールのな(ry
【ラフティバイト】
スコール「この役立たずめ!」
ギルガメッシュ「あ~~~れ~~~」シュウウー
イデア「あ、戻ってきました」ガチャン
全員(なんで・・・)
アルティミシア(リノアめ・・・・)ビキビキ
スコール「まま先生その辺ごまかす用にあいつに言っといてよ・・・」ボソ
イデア「?」
アルティミシア(こいつがラスボスになってしまうだろうが)
イデア「ああっ」ポン
アーヴァイン「どうしたの~」
イデア「いえ・・・速く止めねばなりませんね。リノ・・・じゃなくて、アルテマミシディアを」
アルティミシア(アルティミシアだ)
ガチャーーーーーーン! ウイン
イデア「着いたようです」
キスティス「いよいよエスタ・・・かしら?」
セルフィ「止まったみたいだよ~」
イデア「スコール、どうしましょう」
スコール「行くしかないっしょ」
イデア「ですね」
ゼル「エスタ・・・どんな所だろうな」
セルフィ「楽しみ~」
アーヴァイン「科学大国だもんね~」
スコール「こっから先はちょっとすごい」
アルティミシア(ん?)
スコール「まぁ見てろって」
スタスタスタ・・・・・
・リフト
ゼル「またこれかよ」」
スコール「周り見ててみ」
ゼル「ん?」
シュゥゥゥゥゥ・・・・
ブワァァァァァァ・・・・・
全員「!?」
ボボボボボボボボボボボ・・・・!!
『エスタのまちなみみが すがたをあらわした!』
全員「すっげーーーーーーーーーーーー!」
イデア「こ、こうなっていたのですか」
アルティミシア(無駄に凝ってるな)
スコール「いつ見てもすげー街」
ガチャガチャガチャ ガコンガコンッ
全員「「!?」
ウイン
シュゴォォーーーーーーーーーーーーー!!
全員「うわーーーーーーーーーー!」
~~移動中~~
ゼル「なにこれ!はやっ!」ゴオオ
キスティス「まるで遊園地ね・・・」ゴオオ
セルフィ「わ!見て!チューブの中に車が~~!」ゴオオ
アーヴァイン「こ、こりゃたまげた・・・」ゴオオ
スコール「柵付けろよあぶねえな」ゴオオ
アルティミシア(これは・・・本当にすごいな・・・)
イデア「みなさん、慌てないように。落ちないように気を付けましょう」ゴオオ
アルティミシア(さすが保護者、動じてない)
スコール(ババア、わかってんな)
アルティミシア(ん?)
スコール(ここを抜ければ・・・最後のラグナ編だ)
アルティミシア(ああ・・・)
スコール(なんとかしてアデルを説得して・・・いいな?)
アルティミシア(あいつは正直苦手だが、仕方がない)
スコール(頼むぞババア!)
シュゴォーーーーーー・・・・・・・・・・
・リフト終着点
シュゥゥゥ・・・・ゴォン
ゼル「あーびっくりした」
セルフィ「すごかったね~」
アーヴァイン「こ、これが超大国エスタかい・・・」
キスティス「酔いそう・・・」
イデア「どうやら、着いたようですね」
スコール「んじゃまぁ、まま先生」
イデア「はい」
スコール「俺らここでしばらく寝るから」
イデア「え!?」
アルティミシア(エルオーネのジャンクションだよ)
イデア「ああ・・・」
スコール「ちょっとの間、面倒よろしく」
イデア「承りました。ラグナに会いに行くのですね」
スコール「話が速くて助かる」
アルティミシア(知ってたのか)
スコール「もうそろそろ・・・うっ!」
キィィィーーーーーーン・・・・・
スコール「き、きた・・・ちょっと・・・いってくるわ・・・」
アルティミシア(アデルか・・・はてさて、どうしたものか)
グニャァァァァ・・・・
スコール「・・・」ドサ
イデア「頼みましたよ、運命を背負った子よ」
アルティミシア(・・・?)
グニャァァァァ・・・・
警備兵「そこの細いのとでかいのはルナティックパンドラで働いてもらおう」
警備兵「残ったお前はここで手伝いだ。他の奴も早く作業に戻れ!」
スコール(おいすー)
ラグナ「・・・・」
スコール(あれ?今回「ぐあああああ!」ないの?)
ラグナ「しっ!バカ!今回は無駄に大声あげるとやばいんだよ!」
アルティミシア(?)
ラグナ「あの後エスタに乗り込んだはいいけどよぉ、とっつかまっちまって・・・」
スコール(で、ここで強制労働やらされてるって言う)
アルティミシア(捕まったのか・・・)
警備兵「そこ!私語は慎め!」
ラグナ「ほらな」
スコール(さくっとやっちまえばいいのに)
ラグナ「そういうわけにもいかねえよ。エルの居場所を聞き出すまではな」
スコール(ふーん)
アルティミシア(どうする?話できる状況じゃないが)
スコール(まぁ脱出まで待つか)
ラグナ「またなんかあんのかよ・・・」
グキュゥ・・・
ラグナ「腹減った・・・」
ムンバ「くぎゅぅ・・・」
アルティミシア(こいつもいたのか)
スコール(まぁそのうち出れるって。がんがれ)
ラグナ「はやくメシの時間にならねーかなぁ」
ピンポンパンポーン
ラグナ「やった!メシの時間だ!」
警備兵「お前は私語をした罰として作業が終わるまでメシ抜きだ!」
ラグナ「ええ!?」
警備兵「そこのケモノもだ!」
スコール(あーあ、サボるから)
ラグナ「お前が話しかけてくるからだろが!」
アルティミシア(ムンバはちゃんとやってただろ)
ラグナ「ちょっと待てよ!俺のは2,3時間で終わるけど、そいつのは1日2日で終わる仕事じゃねえだろ!?」
警備兵「だったら2,3日はメシ抜きだな。それがイヤなら速く作業を終わらせることだ」
スコール(超ブラック企業)
アルティミシア(なんとまぁ横暴な)
警備兵「根性が足らん!」
スコール(体育会系かっつの)
ラグナ「うう・・・まじか・・・」
作業員「・・・お先!」ウイン
○数分後
警備兵2「ちょっと来てくれ。俺一人だとでかい奴が手におえない」
警備兵「監視カメラが見ているからな。俺がいないからってバカなマネはするなよ」タッ
スコール(脱出チャンスじゃね)
アルティミシア(監視カメラがあるんだろ)
ムンバ「~~~~」フラフラ
ラグナ「大丈夫か?なんかふらふらしてるな」
ラグナ「ちゃんとメシ貰ってんのか?高い所怖いんじゃないのか?」
ムンバ「ぺこぺこ」
ラグナ「やっぱ腹減ってんのか」
スコール(それありがとうって意味)
ラグナ「えっそなの?」
スコール(ムンバ語があるらしい。よくわかんねーけど)
ラグナ「まぁ・・・大丈夫ならよかったぜ」
作業員「はっはっは!おもしろい事言うなあんた」
作業員「そいつの体を心配する奴ぁあんたが初めてだよ」
ラグナ「えっ」
スコール(パパ、よーく聞いといて。そいつこの先エスタ攻略のキーパーソンその1だから)
ラグナ「このおっさんが!?」
アルティミシア(とてもそうは見えんが・・・)
作業員「だいたいこいつらムンバは理由もなくメシは半分、睡眠も半分・・・・」
作業員「なくせに、俺達人間よりキツイ仕事させられてるのがふつうだからな」
スコール(シュミ族かわいそす)
アルティミシア(奴隷じゃないか・・・)
ラグナ「つらそうだなぁ・・・がんばれよ」
ラグナ「いつかここを出られたら俺んちでたらふくメシ食わしてやっからな!食い終わったらもちろん昼寝だ、な!」
ムンバ「ぺこぺこ」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
ラグナ「うわっ!なんだ!?」
作業員「また上の研究室で・・・オダイン博士が何かやり始めたらしいな」
作業員「博士・・・俺達がここにいる事忘れてるよな。絶体」
スコール(あのちょんまげは・・・ほんともう・・・)
アルティミシア(そう言えばオダイン博士とはどのような人物なのだ?)
スコール(ハッキリ言ってキチガイ)
アルティミシア(キチ・・・ええ!?)
スコール(マジ。研究の為なら人命とかどうでもイイマッドサイエンティストだから)
スコール(エル姉ちゃん攫ったのも、アデルじゃなくて本当はこいつ)
アルティミシア(黒幕ではないか・・・)
スコール(俺の人生はあのちょんまげに狂わされたと言っても過言ではない・・・)フルフル
スコール(パパ、、はやく脱出してちょんまげ切りに行こうよ!)
ラグナ「いや俺そいつに用はないんだけど」
ラグナ「つかどうやって脱出するんだよ。お前知ってるんだろ?はやく言えよ」
スコール(まぁ、そのうちくるから待つよろし)
ラグナ「はやく脱出したいんだけど・・・」
○数分後
ラグナ「ん?道具が足らないのか?」
ムンバ「きゅぅ~ん」
ラグナ「俺が取ってきてやるよ。えっとたしかこの辺に・・・」
警備兵「おい、そこのお前!」
ラグナ「え、オレ?」
警備兵「そうだ、そこのお前だ。上の研究所にいる警備兵を呼んで来い!」
警備兵「緊急事態だと報告するんだ!急げ!
スコール(はいきた)
アルティミシア(ここか)
ラグナ「了解了解っと」
ラグナ「緊急事態ねえ、あいつらまたな~んかやってんのか」
スコール(さっさと行っちまおうぜ)
ラグナ「おっと忘れてたぜ。ほら」ポイ
ムンバ「!?」ガクッ
ラグナ「おわっ!?」
スコール(い1?)
アルティミシア(おい!)
ムンバ「~~~~~~~~~~~~!」
ヒュゥゥゥゥ・・・・
スコール(・・・落ちちまった)
ラグナ「そ、そんな・・・」ガク
アルティミシア(じ、事故だ事故!気にするな!)
ラグナ「うう・・すまん・・・ほんっとすまん・・・こんな情けないヤツで・・・」
スコール(殺人、いや、殺獣か)
ラグナ「ほんとすまねえ~~~~~~~~~!」
アルティミシア(バカ。煽るな!)
作業員「お取込み中の所申し訳ないんだが」
ギコギコギコギコ
ムンバ「きゅぅ~ん!」
ラグナ「おわっ!オバケ!」
作業員「はっはっはオバケじゃないよ」
作業員「いくら危険度の高い作業だと言っても、ワイヤーを繋いでるから大丈夫さ」
ラグナ「それを・・・先に言ってくれよ・・・」
スコール(何この茶番)
アルティミシア(ほのぼのしてる暇があったら脱出しろよ)
作業員「あんたほんと、良いヤツだ。今時珍しいよ、ほんと・・・」
作業員「あんたなら俺達の計画・・・引っ張ってくれそうだ」
アルティミシア(計画?)
スコール(こいつクーデター起こそうとしてんの)
アルティミシア(なにぃ!?)
作業員「今エスタを支配しているアデル・・・・それに反感を持っている奴は多い」
作業員「俺達「反アデル」派は・・・・今はバラバラだけど、だた、いつか力を合わせてアデルを倒そうって計画があるんだ」
ラグナ「はぇ~・・・」
作業員「俺達は大半が技術屋だ。アデルを倒す研究は容易なんだが」
作業員「でも、実際に行動を起こそうとなると先頭に立つ者がいない・・・そういう状態なんだよ」
スコール(もうわかるっしょ。パパが率いるんだよ)
ラグナ「ええっ!?」
アルティミシア(なるほど、こうしてエスタはアデルの支配から逃れるわけか・・・)
作業員「俺達はアンタのような。損得なしに自分に正直に生きる・・・そんな指導者を・・・」
スコール(俺も自分に正直に生きてるけど)
アルティミシア(お前は損得しか考えないだろ)
ウィィィィーーーーン・・・ウイン
警備兵「お前等!何してる!」
ラグナ「・・・オラッ!」ガシ
警備兵「ぬおっ!」ドン
ラグナ「お前等!はやくこれ乗って逃げろ!」
作業員「・・・死ぬなよ!」ダッ
ムンバ「きゅぅーん!」ダッ
警備兵「ぬあっ!お前等!」
ラグナ「またやっちまった・・・こうなったもんは仕方がねえ」
ダダダダダッ!!
キロス「ラグナ!」
ウォード「・・・・・・」
ラグナ「キロス!ウォード!ちょうどいい所に!」
警備兵2「待てー!」
キロス「・・・ちょうど最悪な状況、とも言うな」
スコール(ほれ、ジャンクション)ガチャン
ラグナ「そう悪くもないぜ・・・一人より二人、二人より5人って言うだろ」
アルティミシア(我々も入ってるのか?)
キロス「二人多いだろ・・・」
ラグナ「いや、俺には見えるぜえ。俺の中には無駄に強いケダチクと黒いボンクラがいるってよ・・・」
スコール(ボンクラって・・・)
ウォード「・・・・・」チラ
キロス「はやくやっちまおう。だと」
ラグナ「うぉっしゃー!やってやるぜぇー!」
スコール(30秒以内ね)
アルティミシア(いけ!)
【エンカウント】エスタ兵×2
エスタ兵「ぐっはぁ・・・」ボォン
スコール(はやっ)
アルティミシア(いい加減慣れたようだな)
ラグナ「脱ぁぁぁぁッ出だァァァァァァァ!!」
ウィーーーーーーーーーーン・・・・・・
・ルナティックパンドラ研究所
ラグナ「ん?」
オダイン博士「~~~~~!」ピョンピョン
スコール(あーーーーーーーーーー!!)
ラグナ「うぉっ!なんだよ!」
スコール(あいつだよあいつ!あのちょんまげ!あれがオダインだよ!)
全員「なにぃーーーーーー!!」
キロス「ホントにちょんまげだ・・・・」
アルティミシア(イメージと違うな・・・もっとこう、博士っぽい容姿と思っていたが)
スコール(このキチガイおじゃる!ここで会ったが100年目!)
スコール(ここでそのちょんまげちょん切ってくれるわーーーー!)グイ
ラグナ「ちょ、ひっぱるなよ!うわったっとっと!」
オダイン博士「ん?」
バ キ ィ ッ !
オダイン博士「へぶぅーーーーーー!」ドンガラガッシャーン
ラグナ「・・・」
助手・補佐官「博士ぇーーーーーーーーー!!」
オダイン博士「~~~」ピクピク
全員「オイィィィィ!?」
ラグナ「あわ、あわわ、あわわわわ!」
助手「な、なんですかあなた達!」
補佐官「博士!?大丈夫ですか!?博士!?」
スコール(思い知ったかえりまきおじゃる!)
アルティミシア(ここでやるなよ!?)
ラグナ「あ、あの・・・すまねえ・・・足が滑って・・・」
オダイン博士「う、うう・・・」ムク
スコール(立てちょんまげゴルァ!ここでメテオストライク100連発だボケェ!)
アルティミシア(それはゼルの技だろ)
オダイン博士「い、いたいでおじゃる・・・」
全員「おじゃる!?」
オダイン博士「痛いでおじゃる!この世界最高峰の頭脳がスッカラカンになったらどうするでおじゃる!」ムキー
オダイン博士「この野蛮人!カス!ボケ!オダインはお前等とは違う世界の頭脳でおじゃるのに~~~!」
スコール(うるせえボケェ!てめえがエル姉ちゃん攫ったからこうなってんだろがボケが!!)
スコール(何年もしつこく追いかけまわしやがってこのストーカーが!身内の気持ちはどうなるんだ!?ええ!?)
ラグナ「あの・・・攫われた女の子の家族が心配するんじゃないっすかね・・・ハハ」
オダイン博士「そんなもの、研究の役に立てば親も喜ぶでおじゃる~~~~!」プンスカ
キロス「なんて発想だ・・・」
ウォード「・・・・・・・・」
アルティミシア(ホントに変人だな・・・)
スコール(表出ろおじゃるゴルァ!お前は自分の死体を研究してろ!)
アルティミシア(バカ!こいつをやったらまずいだろ!)
オダイン博士「警備は何してるでおじゃるか!?はやくこの狼藉者をひっとらえるでおじゃる!」
ラグナ「おいおいなんかやばくないか・・・」
キロス「また逆戻りか・・・?」
オダイン博士「アデルに言いつけてやるでおじゃる~~~~!」ムキー
助手「う・・・」
補佐官「困りましたね・・・」
アルティミシア(わかってると思うが、こいつらをここでやるなよ?未来がえらい事になるぞ)
ラグナ「ん、でもよぉ・・・」
オダイン博士「ムキ~~~~~~~~!」ピョンピョン
スコール(ボッコボコにしてえ・・・)イラ
キロス「ど、どうする?」
ラグナ「逃げるか・・・?でも」
ウォード「・・・・・・・」
キロス「オダイン博士を怒らしたら地の果てまで追ってくる。だと」
助手「もう、こうなった博士は手が付けられないんですからね!」
オダイン博士「この低知能共~~~~~!よくも、よくもオダインに向かって!」ムキー
ラグナ「ど、どうすんだよ!?」
スコール(はぁ・・・わかったよ)
スコール(バングルないか聞いて)
ラグナ「え、バングル?」
補佐官「あなた達!なぜあのバングルの事を・・・」
スコール(あるのね。じゃあそれ借りて。んでおもしろいもんみせてやるっつって)
ラグナ「なんかバングルがあればきっと博士も機嫌よくなる・・・らしい」
オダイン博士「あんな失敗作で何をしようってつもりでおじゃるか!」
助手「ど、どうぞ・・・」
【オダイン・パングル】
スコール(それはめて)
ラグナ「こ、こうか?」ガチャン
ポ ン ッ
全員「うわっ!?」
スコール(俺の代わりに説教してやれ)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・
アルティミシア「・・・・」
全員「ま、魔女!?」
オダイン博士「あわ、あわわわわ!」
ラグナ「これが・・・」
キロス「ラグナの中にいつもいた・・・」
ウォード「・・・・」
助手「そんなバカな!魔女がアデル以外にもいたなんて・・・」
アルティミシア「魔女は正体がバレるのを恐れて正体を隠す者も多くいる」
アルティミシア「お前の様な奴に好き放題やられないようにな・・・」ギロ
オダイン博士「・・・」
アルティミシア「やれやれ、興ざめだ。あのジャンクションマシーン・エルオーネの開発者がこんな変人だったとはな」
ラグナ「実物を見るとまたすっげーな・・・」
キロス「本当にものすごい格好だな・・・」
補佐官「・・・」
アルティミシア「お前、研究をするのはいいがいささか強引すぎないか?」
アルティミシア「無理矢理拉致してくるなど・・・さっきも作業中になにか危険な実験をしていただろう」
オダイン博士「・・・」
アルティミシア「お前ひとりで研究ができるわけではないだろう。大勢の人間の助けを借りてお前は研究に没頭できるのだ」
アルティミシア「少しは周りの事を考えたらどうだ?ええ?」
スコール(そうだそうだーーーー!)
ラグナ「・・・なんでお前はそこに残ったままなんだよ」
オダイン博士「・・・」
アルティミシア「不思議な物ばかり作りおって・・・まぁ、おかげで助かった部分もあるが」
アルティミシア「・・・いい加減なんとか言ったらどうだ?ええ?」
オダイン博士「・・・すごいでおじゃる!!」
アルティミシア「えっ」
オダイン博士「すごいでおじゃる!本物の魔女でおじゃる!アデル以外にもこんな魔女がいたなんて!!」
アルティミシア「・・・」
オダイン博士「その模様はなんでおじゃるか!?羽は!?衣装は!?魔女の装備でおじゃるか!?」
オダイン博士「すごいでおじゃる!アデルなんかよりもずっと「っぽい」でおじゃる!」
ラグナ「オイ・・・」
スコール(・・・)
補佐官「どうやら博士は新しいおもちゃを見つけたようです」
補佐官「おっき~いルナティックパンドラよりちっちゃなエルオーネより・・・」
補佐官「すっごい格好したお人形さんを、ね」
アルティミシア「誰がおもちゃだ!」
オダイン博士「なんで出てきたでおじゃるか!?バングルのせいでおじゃるか!?」
オダイン博士「あれは元々魔女の力を抑制する目的で作られたでおじゃる!でもアデルが全然協力してくれないから放置してたでおじゃる!」
オダイン博士「どういう原理でおじゃるか!?もっと調べさせるでおじゃる~~~~!」ダキ
アルティミシア「ッ!?ええい!?寄るな!触るな!じゃれつくな~~~~!!」
スコール(よかったじゃん。気に入られて)
キロス「変な格好同士お似合いだな」
オダイン博士「いいでおじゃろう!?研究させるでおじゃる~~~~~~~~!」
アルティミシア「ぬあっ!こいつ・・・しつこい!」
補佐官「博士のしつこさは折り紙つきですよ」
オダイン博士「なぁ~~~頼むでおじゃるよ~~~」ガシ
アルティミシア「あ~もううざったいな!ラグナ!」
スコール(パングル外してパパ)
ガチャン シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・
オダイン博士「消えたでおじゃる・・・」
アルティミシア(ゼエッ!ゼエッ!・・・・)
スコール(おかえり。いい旦那が見つかったな)
アルティミシア(何が旦那だ!単にしつこいだけじゃないか!)
スコール(あれがお前の時代も俺の時代もパパの時代も、全部の時代に影響を及ぼしてる、オダイン博士)
アルティミシア(とんでもない奴だな・・・)
オダイン博士「なんで消すでおじゃるか~~~~~!おいロンゲ!もっかい出すでおじゃる!!」
ラグナ「え?ちょ・・・ええ?」
オダイン博士「はやくするでおじゃる~~~~~~!」ジタバタ
アルティミシア(ラグナ出すな!そいつほんとしつこいんだよ・・・)
ラグナ「ど、どうすりゃいいの・・・」
スコール(パパ・・・ちょっと口貸して)ニヤ
ラグナ「え?・・・余計な事すんなよ?」
スコール「は~か~せ~」ズイ
オダイン博士「な、なんでおじゃるか!?」
スコール「・・・魔女の研究、したい?」
オダイン博士「もちろんでおじゃる!あんなすごいの見せられたら黙ってられないでおじゃる!」
オダイン博士「いいからはやく出すでおじゃる!」
スコール「アデルは研究させてくれないの?」
オダイン博士「アデルは・・・自分の事ばっかりでちっとも触らせてくれないでおじゃる」
オダイン博士「ちょっと注射しただけで怒り狂うし・・・最悪でおじゃる!」
オダイン博士「アデルのせいでオダインは全然興味ない物ばかり作らされているでおじゃる!正直つまんないでおじゃる!」
スコール「へえ・・・・」ニヤ
オダイン博士「でも、少ないデータで作ったあのバングルがこんな所で役に立つとは・・・人生何が起こるかわからんもんでおじゃる!
スコール「未完成のバングルだろ?」
オダイン博士「あの魔女が入ればもっともっとすごいのが作れるでおじゃる!」
スコール「ほぉほぉ・・・」
オダイン博士「もったいぶってないではやくするでおじゃる~~~~!」
スコール「・・・見返りは?」
オダイン博士「!?」
アルティミシア(またか・・・)
スコール「なんで見ず知らずの奴の為に、そこまで協力しないといけないのかな?」ニヤニヤ
オダイン博士「お、お前っ!研究の役に立つのがうれしくないのでおじゃるか~~~~!」
スコール「それ相応の見返りがあれば、ね」ニヤ
キロス「何を・・・」
ウォード「・・・・・・・・・」
オダイン博士「うぐぐ・・・な、何が望みでおじゃるか!?」
スコール「俺さぁ・・・・借金があるんだよね。10億ギルくらい」
ラグナ(それは関係ないだろ!?)
アルティミシア(また盛った・・・)
オダイン博士「金でおじゃるか・・・・?」
スコール「博士くらいになれば安いもんでしょ・・・ああ、利子が払えないからこのバングル売っちゃおうかな~」
オダイン博士「ややややめるでおじゃる~~~!それがないと魔女が出てこないでおじゃる~~~~!」
スコール「ほ~れほれほれ、バングル売っちゃうぞ~~~」フリフリ
オダイン博士「あああ~~~~!やめるでおじゃる~~~~~!」ピョンピョン
ラグナ(何を遊んでんだよ・・・)
スコール「俺から出す条件は2つ。まずは10億ギルの協力金。そして・・・」
スコール「反アデル派に寝返る事。これが絶対条件!」
全員「!?」
オダイン博士「アアア、アデルを敵に回すでおじゃるか!?」
スコール「いいじゃんどうせ協力してくれないんでしょ」
オダイン博士「うぐぐ・・・でもアデルは怒らすと怖いでおじゃる・・・」
スコール「大丈夫、さっきのババ・・・魔女の方が強いから」
オダイン博士「ほんとでおじゃるか!?」
スコール「ほんとでおじゃる!」
補佐官「は、博士を味方に引き込む気ですか・・・・?」
スコール「アルティミシア」
オダイン博士「!?」
スコール「魔女の名前はアルティミシア。協力してくれないならここまでしか言えないな」
オダイン博士「アルティ・・・ミシア?」
アルティミシア(それ言って大丈夫なのか?)
スコール「いいだろどうせ18年後にわかる事なんだから」
オダイン博士「うぐぐ・・・研究はしたい・・・でもアデル怖い・・・」
スコール「アルティミシアはすごいんだぞ博士」
オダイン博士「!?」
スコール「脳内の妄想を魔力でGFとして具現化できるんだ」
オダイン博士「なななんでおじゃるかーーーーーーーーーーーーーー!!」ガビーン
スコール「時間も操るんだぞ。過去も未来も全部同じにできるんだ」
オダイン博士「ファーーーーーwwwwwファーーーーファーーーーーwwww」
スコール「さらぁに!芸術センスも抜群だ!」
スコール「魔女アルティミシアが協力してくれた暁には国民全員ちょんまげにさせる事も可能だ!!」
オダイン博士「それはどうでもいいでおじゃる」
スコール「ちっ」
アルティミシア(ファッションに拘りはないタイプか)
助手「は、博士~!」
補佐官「どうしましょう・・・」
オダイン博士「うぐぐ・・・ひぐぅ・・・」
スコール「さあ、どうする!?今こそ決断する時だ!博士!」
スコール「このまま一生アデルのパシリになるか!アルティミシアを好き放題いじくるか!」
スコール「自分の心で感じたままに・・・博士!」
スコール「これは・・・お前の物語だ!!」
アルティミシア(大事な所パクった・・・)
オダイン博士「・・・え~~~い!わかった!わかったでおじゃるよ!」
オダイン博士「オダインも反アデル派に着くでおじゃる!これで問題ないでおじゃろう!?」
スコール「・・・本当だな?」
オダイン博士「まろは研究がしたいだけでおじゃる!アデルがさせてくれないならアルティミシアにさせてもらうでおじゃる!」
アルティミシア(言い方がなんかあれだな・・・)
スコール「よく言った!博士!これでお前は同志だ!!」
オダイン博士「じゃ、じゃあさっそくアルティミシアを・・・」
スコール「ダメ」
オダイン博士「なんで!?」
スコール「なんでってまだなんもやってねーだろちょんまげ。バカかお前」
スコール「研究はアデルを倒すまで、お預けだな」ニヤ
オダイン博士「そんなの何年かかるかわかんないでおじゃる~~~~~!」
スコール「さあ、行こうかみんな・・・帰ろ帰ろ」ニッコリ
オダイン博士「まままま、待つでおじゃる~~~~~!」
ラグナ(ほっといていいのか?)
スコール(どうせ俺ら本当に帰るじゃん)
ラグナ(あのおっさんを俺らがなだめるのか・・・)
オダイン博士「待つでおじゃる~~~~~!くそロンゲ~~~~!」
ラグナ(クソは余計だ!エリマキまげ野郎!)
・ルナティックパンドラ研究所前
ラグナ「お、わざわざ待っててくれたのか」
作業員「お前等!無事脱出できたんだな!」
ムンバ「ぺこぺこ」
スコール(さて、どうしたもんかね)
アルティミシア(アデルはどこだ)
補佐官「いやはや、驚きましたよ」
ラグナ「しまっ・・・!」
作業員「大丈夫、彼も反アデル派の仲間だ」
補佐官「よろしく。しかしなんというか・・・」
作業員「何かあったのか?」
補佐官「オダイン博士がね・・・我々に味方してくれるそうです」
補佐官「とある交換条件と引き換えに・・・ね」
作業員「 な に ぃ ! 」
補佐官「この方がね、オダイン博士と交渉して・・・」
作業員「味方に引き込んだのか!?や、やるなぁお前・・・」
スコール(ほぼ俺のおかげだけど)
アルティミシア(私のおかげだろ!イヤだぞあんなちょんまげにいじくりまわされるなんて!)
ラグナ「ま、まぁなんつうか、成り行きで・・・」
作業員「やっぱりあんたしかいない・・・あんたに引っ張ってもらいたい!」
ラグナ「これが大人のみりきってやつかぁ?」
スコール(だからお前何もしてないだろって)
アルティミシア(どうせ何の策もなく突っ込んだんだろ)
ラグナ「う・・・」
補佐官「しかしこの方、不思議な方ですね
作業員「ん?」
補佐官「とぼけた人物の印象でしたが、交渉中は人が変わったようになって・・・」
補佐官「おまけにこの方から魔女が出てきました。この方は一体・・・?」
作業員「魔女!?・・・お前、一体何者だよ」
ラグナ「えっと・・・」
ウォード「・・・・・・・・」
キロス「説明が難しい、な」
アルティミシア(さすがエスタの研究員、鋭い)
スコール(・・・はーあ、そろそろ潮時かぁ)
アルティミシア(だな)
ラグナ「えっ」
スコール(いや実はさぁ、俺らがジャンクションするのこれで最後なんだわ)
ラグナ「 え え っ ! ? 」
アルティミシア(今まで世話になった。いや、世話してやったと言うべきか)
ラグナ「え、ちょ、じゃああの博士どうすんだよ!?」
スコール(そこはまぁ、口から出まかせでなんとか(笑))
ラグナ「できるわきゃねーだろ!?」
キロス「どうした?」
作業員「さっきから誰と話してんだ?」
補佐官「・・・・・」
スコール(んじゃまぁ、今から未来で何が起こっているのか、説明すっから)
ラグナ「ちょっと待て!俺小難しい事は理解できないぞ!?」
スコール(大丈夫、その辺は織り込み済みだから)
スコール(てなわけでババア。後よろしく)
アルティミシア(パングルをはめろ)
ラグナ「・・・」ガッチャン
ポ ン ッ !
アルティミシア「・・・・・」シュウウウウウ
作業員「うわーーーーーーーーーー!!」
補佐官「さっきの魔女さん・・・」
スコール(今からババアに説明させっから)
アルティミシア「いいか貴様ら、事態はもはやエスタ国内だけに留まらん・・・」
全員「・・・」
『いままでのことを ぜんぶ せつめいした!』
スコール(というわけ)
全員「・・・」
ラグナ「何が何やらさっぱりわかんねえ・・・・」
キロス「ジュリアの娘が・・・そんな・・・」
ウォード「・・・・・・・・」
スコール(そう。世界ガチピンチ)
スコール(だからここで、パパにははやくアデルを封印してもらわないと)
補佐官「暗黒魔導士エクスデス・・・ですか」
作業員「じゃあなにかい?あんたらは逆にアデルを守らないといけないのかい?」
アルティミシア「皮肉な物だ」
ラグナ「ちょっまてっ!ええと・・・つまり・・・」
スコール(リノアにアデル取られるとヤヴァイ)
アルティミシア「どうやら魔女の力がカギのようだ」
キロス「何故あなたは無事なんだ?」
アルティミシア「私はスコールにジャンクションしていたおかげで襲撃を逃れられた」
アルティミシア「おかげで我が城が無き物になったがな・・・」フルフル
補佐官「・・・一大事ですね」
作業員「俺もう・・・ついてけねえ」
ラグナ「・・・なんでジュリアの娘がそんな事するんだよ」
スコール(それは俺らもわかんない)
作業員「アデルをただ封印するだけじゃ終わらねえって事、か」
アルティミシア「付け焼刃の封印はリノアに簡単に外されてしまう。アデルの封印が解かれれば・・・」
スコール(リノア曰く世界が消える、だとさ)
アルティミシア「恐怖支配どころじゃないぞ」
ウォード「・・・・・・・・・」
キロス「責任重大だな。だと」
補佐官「・・・博士に事情を説明するしかないですね」
補佐官「博士は魔女の研究を第一に考えてます。人格はあれですが、腕は確かですよ」
アルティミシア「こっちの時代でも名は轟いている」
スコール(絶対解けないようにガッチガチに封印しとけっつっとけ)
作業員「なんか・・・偉い事になったな」
ラグナ「ああ・・・」
スコール(18年経ったら俺らの言ってる意味わかるよ。だから)
スコール(18年後、エスタに非常事態宣言出しといて。俺らもそっちいくから)
ラグナ「・・・」
スコール(実はもう今到着してんだよね。入口で爆睡してるけど)
キロス「なぁラグナ。覚えているか?ウィンヒルで会ったあの目玉・・・」
キロス「あれってもしかしてさ、そいつらの魔物じゃないか?」
ラグナ「・・・・」
アルティミシア「エクスデスの目的は支配ではない。消滅だ」
アルティミシア「あれが解き放たれれば、草も木も全て無くなるぞ」
全員「・・・」
アルティミシア(知っているか?この世界は既に半分消えているんだ」
ラグナ「えっ」
アルティミシア「古代の地図をちょっとしたツテで見せてもらった。するとだな」
アルティミシア「かつてここの北にはもう一つ大陸があった。エスタがすっぽり覆われるような広い大陸が」
ラグナ「まじかよ・・・」
補佐官「どこかに文献は残っていないでしょうか・・・探してみましょう」
キロス「まずはアデルだな」
ウォード「・・・・・・・・・」コクコク
ラグナ「お前等は何?それを伝えにはるばる未来からやってきたの?」
アルティミシア「結果的にそうなるな」
スコール(当初はいじりに来ただけだったけど)
ラグナ「クソ息子・・・余計な事ばかりしやがって」
スコール(パパがいじられがいのある性格してるからじゃんw)
補佐官「あの、では・・・」
補佐官「アデル・・・会いますか?今」
スコール・アルティミシア「!?」
アルティミシア「いるのか!?」
スコール(よく考えたら俺アデルの事よくしらねー)
ラグナ「俺も・・・なんか横暴な奴ってのは聞いてるけど」
補佐官「今もいると思います。いつもの場所に・・・」
作業員「いつものあれか」ガクブル
スコール(な、何してんの?)
補佐官「口に出すのも恐ろしい・・・」
アルティミシア「大体想像つくがな」
スコール(そうそう俺らアデルにも話しとかねーと)
補佐官「アデルとですか・・・果たして話が通じるかどうか」
スコール(そこはババアに任せる)キリ
アルティミシア「人任せか。いや、しかし私しかいないな・・・」
ラグナ「なんか怖くなってきた。あっ足釣りそう・・・」プルプル
スコール(筋チョン切れようが無理矢理引っ張っていくからな)
キロス「アデル・・・一体なにを・・・」
ウォード「・・・・・・・・・」
補佐官「私が車で連れて行きましょう。お乗りください」
スコール(じゃあみなさん、18年後よろしくね)
全員「・・・・」
バタン ブロロロロロロロロ・・・・・・・
・車中
アルティミシア(ふう・・・)
スコール(よかったな。あのちょんまげに見つからなくて)
ラグナ「ちょんまげ博士は今何してんだ?」
補佐官「さっそく研究を開始しました。いつも以上にやる気十分です」
補佐官「非人道的な事をしなければ、立派な方なのですが・・・・」
キロス「アデルにどう説明する?」
ラグナ「まさか今封印しちまうわけにもいかねえだろ」
スコール(まぁ、そこは・・・ババアが)
アルティミシア(あいつ嫌いなんだよ・・・オラオラしてて・・・)
スコール(人種が全く違うもんな)
ラグナ「アデルってどんな奴なんだろうな・・・」
補佐官「・・・話が通じるかどうか、あやしいですよ」
スコール(一回見てるからわかる。なにあいつ。女の癖に胸隠してねージャン)
ラグナ「まじ!?」
スコール(マジ。どこの原住民だって言いたくなる格好してるわ)
ラグナ「・・・魔女ってアレな格好をする決まりがあるのか?」
アルティミシア(まぁ、別に服装はなんだっていいだろ)
スコール(ババアは芸術方面に。アデルはワイルドチックに)
スコール(問題はどっちもやりすぎって事だ)
ラグナ「・・・」
キロス「ところで、どこへ向かっている?」
補佐官「ティアーズポイントってご存知です?」
スコール(うお、そこって)
アルティミシア(月の涙の・・・)
補佐官「我々がいた場所はルナティックパンドラ研究所。その名の通りルナティックパンドラを研究する目的で作られた場所です」
補佐官「そこで我々は、ルナティックパンドラが月の涙と密接な関係がある事を突きとめました」
ラグナ「月の涙って、何?」
補佐官「月からモンスターが効果する現象です。そのあまりの量が・・・まるで月から零れ落ちる涙のよう」
補佐官「故に月の涙と呼ばれています」
スコール(セントラもそれで滅びたんだよ)
ラグナ「まじ!?」
補佐官「ティアーズポイントは次の月の涙の降下予測地点です」
キロス「エスタにあるって事は・・・」
ラグナ「次エスタかよ!?」
スコール(で、そのティアーズポイントになんでアデルがいるんだよ)
補佐官「我々は月の涙をなんとか防ごうとティアーズポイントに装置を建設しました」
補佐官「アデルは何故か妙にそこを気に入り、勝手に改造を施し、毎日のように『儀式』をしているのです」
アルティミシア(儀式・・・)
補佐官「本人には自覚なさげですがね。あれはハッキリ言って『拷問』ですよ」
補佐官「毎日エスタ市民を無差別に連れて来ては朝から晩まで苦しめるんです」
補佐官「その凄惨さたるやそれはもう・・・」ガクブル
ラグナ「・・・とんでもねえな」
キロス「魔女の恐怖支配、なるほどな。恐れられるわけだ」
スコール(まぁ、アデルだしな)
アルティミシア(アデルだもんな・・・)
スコール・アルティミシア(めんどくせえ・・・)
補佐官「同じ魔女としていかが思います?」
アルティミシア(えっ)
ラグナ「言ってやれよババア。魔女のイメージダウンだろ」
キロス「魔女はそんなのばかりではないと宣言してるとイイ」
ウォード「・・・・・」ウンウン
アルティミシア(・・・・)
スコール(待てお前等、このババアは未来でもっとトンデモナイ事を(ry
アルティミシア(くぉら黒ジャン!今そんなのどうでもいいだろ!黙ってろ!)
全員「・・・?」
アルティミシア(私は未来で城を作り、しもべ達とワインを飲んだり・・・)
アルティミシア(本を読んだりガーデニングをしたり、そんな毎日を繰り返して悠々自適な生活をしている)
スコール(ウソつけボケ。大体最初にアデルの封印解いたの(ry
アルティミシア(私は無害だ!アデルなんかと一緒にするなッ!!)
ラグナ「わかった。わかったから・・・」
補佐官「魔女にも色々いるんですねえ・・・」
アルティミシア(おいお前等、覚えておけ。魔女はアデルのような脳筋ばかりではない)
アルティミシア(むしろあいつだけがああなのだ。あいつはキチガイだ。あんな奴を魔女と思うな)
スコール(どれだけアデル嫌いなんだよ)
アルティミシア(今でも魔女はいっぱいいる。見かけは普通の人と変わらん)
アルティミシア(魔法さえなければ人と同じだ。偏見を持つな)
アルティミシア(もしそのような目で魔女を虐げれば、魔女は一度怒り出し、野を焼き払い残酷な儀式を始めるだろう)
アルティミシア(そうならぬように、努々忘れるな!いいな!)
スコール(ちょっと私怨入ってるだろ)
・ティアーズポイント
補佐官「着きましたよ」キキィ
ラグナ「ここにアデルが・・・」
スコール(パパ、悪いけどエル姉ちゃん救出はもうちょっと待ってね)
スコール(あれ終わっちゃうと俺ら消えちゃうから。それまでにどうしてもアデルと話さなきゃ)
ラグナ「しゃ~ね~な~」
キロス「むっ、何か聞こえる・・・」
うわーーーーー! うう・・・ もう勘弁してくれぇーーーーー!
キロス「一体何を・・・」
ウォード「・・・」
補佐官「アデルはいつもああです。あれを毎日行っているのです」
スコール(もうちょい近づいて。見えない)
全員「・・・」ソソクサ
も、もう無理だぁ・・・ や、休ませてくれ~~~
「この軟弱者共が!そんなんだからいつまで経ってももやしっ子なんだよ!!」
「科学ばかり頼っているから体がなまるのだ!もうちょっと根性見せろ!!」
「くぉらそこぉ!誰が休んでイイと言ったぁ!!罰としてグラウンド10週追加だ!!」
ひぃぃぃ~~~~~~!
「よーしお前等。トレーニングはそこまでにして試合をやるぞ!」
「今日はそうだな・・・サッカーだ!」
い、いやだぁ~~~~~~~~~~~~!!
全員「・・・」
「キックオフ!オルァァァァァァァァ!」ドゴーン
ラグナ「あれが・・・アデル・・・」
補佐官「あれが魔女アデルの儀式・・・」ガクブル
スコール(儀式っつかさぁ・・・)
アルティミシア(・・・)
アデル「ゴォォォォォォル!ゴールゴールゴールゴォォォォォル!!」ブンブン
スコール( た だ の ス ポ ー ツ バ カ じ ゃ ん ! ! )
アデル「おいおい今日もトリプルハットトリック達成か!?骨がないなお前等!」
市民「だってアデル様・・・パワー違いすぎるんですもん・・」
アデル「それはお前が鍛えてないからだろがぁ!ほら立て!立つんだ!」グイ
アデル「今日は最低でも10試合はやるからな!!」
市民達「ひえええええ~~~~~~~~!!」
補佐官「あれがアデルの儀式です・・・」
スコール(丹下○平かあいつは)
アルティミシア(だからあいつはヤなんだよ・・・)
ラグナ「ありゃあ話通じねーな」
補佐官「見てくださいよ。ティアーズポイントがすっかり運動場に・・・」
スコール(オリンピックでもやるのかっての)
アデル「行くぞ!!タイガーショットォ!!」ドバキィ!
市民「ぎええええええええ!」チュドーン
アデル「ゴォォォォォォル!ゴールゴールゴールゴォォォォォル!!」ブンブン
スコール(ババア、はよいけよ)
アルティミシア(今試合中だし・・・)
スコール(んな事言ってる場合か!?いつタイムリミットが来るかわかんねーんだぞ?!)
アデル「ハーフタイム!!」
ゼエ・・・ゼエ・・・ もう何点目だよ・・・・ これをあと10試合か・・・ 死ぬ・・・
アデル「ふふ、今日もエースストライカー決定だな」フキフキ
補佐官「あの~、アデル様、ちょっとよろしいですか?」
アデル「なんだ?サッカーに入りたいのか?」
補佐官「い、いえ!私は研究がありますので申し訳ありませんが・・・そうじゃなくてですね」
補佐官「今日はアデル様とお話したいと言う方がいらっしゃってまして」
アデル「なんだ?引き抜きか?」
補佐官「あちらをご覧くださいませ」
ラグナ「ほらババア、バングルはめるぞ」
アルティミシア(ちょ、ちょっと待て!まだ心の準備が・・・!)
スコール(エースストライカー様待たせんなって)
キロス「守りに来たのだろう?」
アルティミシア(まて!ちょっと待ってくれぇーーーーーー!)
ガッチャン
ポ ン ッ
アデル「!!」
アルティミシア「・・・・」シュウウウウ
アデル「お、お前は・・・」ワナワナ
アルティミシア「・・・」
アデル「わ、わわわ、私以外の魔女・・・初めて見た・・・」
アルティミシア「・・・」
スコール(夢のご対面だな)
ラグナ「ホントに大丈夫かぁ?」
キロス「緊張してないか」
ガシッ
アデル「よくぞ来てくれたァーーーーーーー!もう一人の魔女よォーーーー!」
アルティミシア「ッ!?」
アデル「おおおおついにこの日がァーーーーー!!私の、私の為に・・・」ギュー
アデル「 オ オ オ オ オ オ ! ! ! 」メキメキ
アルティミシア(い、痛い痛い力強いこいつ)
スコール(うるせえ奴だな・・・)
アデル「ようこそ、我がスタジアムへ!!遠路はるばるよく来てくれたッ!」
アルティミシア「・・・ちゃす」
全員(ちゃす!?)
アデル「何の目的か・・・ふふ、言われずともわかるぞ!もう一人の魔女よ!」
アルティミシア「・・・なんすか」
スコール(バ、ババアが敬語使ってる・・・)
キロス「せ、先輩だからじゃないか・・・?」
アデル「私と共に、世界をスポーツの楽園にしようと言うのだな!?」
アルティミシア「いや、私は話しをしに・・・」
アデル「 だ よ な ! ? 」クワッ!
アルティミシア「・・・はい」
スコール( 折 れ る な よ ! ! )
アルティミシア(スコール!やっぱ無理!こいつは話しが通じる相手じゃない!)
スコール(無理じゃねーだろ!?はやく説得しろよ!!)
アルティミシア(だ、だってだな・・・)
アデル「みよ魔女よ!この国の市民はどいつもこいつも軟弱な物ばかりで・・・」
アデル「私が毎日みっちり鍛えてやってるのに、一向に逞しくならんのだ!」
アデル「 ど う 思 う ! ? 」クワッ
アルティミシア「とりあえず顔近いです、はい」
アデル「もう一人の魔女よ、名を何と言う?」
アルティミシア「・・・・アルティミシアです」
アデル「アル・・・何?」
アルティミシア「ア・ル・ティ・ミ・シ・アです」
アデル「・・・アルテミシオンか!そうか!」
アルティミシア(違う・・・)
スコール(それモーグリだから)
アデル「共にエスタをスポーツ国家に仕立て上げよう!アルテミシオンよ!!」ガシ
スコール(おいババア!何やってんだよ!早くしろよ!)
アルティミシア「・・・怖い」ボソ
スコール( ビ ビ っ て ん じ ゃ ね ー よ ! )
アデル「行こう魔女よ!体を動かし共にイイ汗をかこう!!」ガシ
アルティミシア「え、ちょ!?何するんですか!?」ズリズリ
アデル「メンバー交代!FWアルティミシオン!」
アルティミシア「サッカーって何!?ルール知らない!」
アルティミシア「ちょ、先輩!聞いてます!?先輩って!」
アデル「 キ ッ ク オ フ ! 」ピピー
アルティミシア「あああああーーーーーーーーー!!」
○一時間後
アルティミシア「・・・」ドサ
スコール(ババアがこんなにダメージを負うなんて)
アルティミシア「ボール・・・ぶつけられまくった・・・」ヒリヒリ
補佐官「サッカーはまだマシな方ですよ。野球になったら万本ノックとか平気でやりますから」
スコール(ジャボテンダーかよ・・・)
アデル「いやぁいい汗かいた!」キラキラ
スコール(なんだそのさわやかな顔は)
アデル「おや、アルテミシオンよ。もうへばったのか?」
アルティミシア「ルール・・・わかんないんで・・・何したらいいのかわかんないです・・・」
アデル「ハッハッハ!そんなものは気合いだ!気合いでなんとかなる!」
スコール(無茶言うなよ)
アルティミシア「いや・・・オフサイドとか・・・知らないんで・・・」
アデル「ふむ・・・それもそうか」ナットク
ラグナ「今更かよ」
アルティミシア「スコール・・・迎えはまだか・・・」
スコール(エルねーちゃん救出まで無理)
アルティミシア「か、帰りたい・・・」ガク
スコール(パパ~・・・)
ラグナ「えっと・・・アデル・・・様?」
アデル「む、なんだお前は。お前も混ざるか?」
ラグナ「いいいいや!それは結構です!そうじゃなくてですね!」
ラグナ「その魔女は・・・・ほら、アデル様に相談があってやってきたんっすよ」
アデル「相談?」
スコール(ナイスフォローパパ!ほらババア!口先でやりこめるチャンスだぞ!)
アルティミシア「本当か・・・?」
アデル「相談?ベンチプレスが伸びないのか?ダメだぞちゃんとプロテインは選ばないと」
アルティミシア「そうじゃなくてですね・・・その」
アルティミシア「実は私、未来から来まして・・・」
アデル「未来・・・?」
アルティミシア「そうです・・・未来で先輩に危険が迫っているので・・・こうして忠告に来たわけです」
アデル「ほぉ・・・おもしろい。詳しく話してみろ」
アルティミシア「えっと・・・未来では魔女の力を奪おうとしている奴がいてですね」
アルティミシア「その、先輩もターゲットに入ってるんです・・・」
アデル「ほほぉ・・・」
スコール(絶対わかってないと思う)
アルティミシア「だからですね・・・18年経ったら、その輩に対抗できるように」
アルティミシア「とりあえず支配は置いといて、力をためたり、封印されたりして用心しておいて欲しい。という事です。はい」
アデル「・・・」
ラグナ「ホントに大丈夫かよ・・・」
キロス「いささか不安だが」
ウォード「・・・・・・・・・・・」
アデル「わかった。つまりこういう事だな?」
アデル「魔女の力を奪われぬよう、より一層鍛錬を積め、と・・・」ニヤ
スコール(やっぱりわかってなかったァーーーーー!!)
アデル「ハッハッハ!そんな奴、この私がハットトリックにしてくれるわ!」グッ!
キロス「やっぱりな・・・」
アルティミシア(おいおいまさか封印されろとは言えないだろ)
スコール(このガチムチ脳筋女・・・これだからスポ根はやなんだよ!)
アデル「ご忠告ありがとう!では早速試合に戻ろうか!」
アルティミシア「え!?」
アデル「まだまだ後20試合はやるぞ!さあアルテミシオン、立て!」
スコール(増えた・・・)
アルティミシア「え、ちょ、私もう体中すでに痛(ry
アデル「 行 く ぞ ! 」ギュ
アルティミシア「ひぎぎぎぎぎ~~!」ズリズリ
ラグナ「ちょっと待ったァーーーーーー!」
アデル「・・・・何か用か?」
スコール(ちょっとパパ!?)
ラグナ「あんた!アデルだかなんだか知らねーけどよ!未来が大変なんだぞ!」
ラグナ「そんな時に悠長にスポーツやってる場合かよ!?」
アデル「だからこうして体を鍛えるんだろ」
ラグナ「そんなんで侵略者から守れんのかよ!大体なんだよ、20試合って!」
ラグナ「周りの連中を見ろ!もう疲れ切ってズタボロじゃねーか!!」
ひいひい・・・ ゼエ・・ゼエ・・ もう勘弁してくれ・・・
アデル「それはこやつらが軟弱だからだ」
ラグナ「ちっがーーーーう!魔女と人間は体の作りが違うだろ!」
ラグナ「あんたは体力有り余ってるかもしんねーけどなぁ!人間はそんなぶっとおしで動けるようにできてねーんだよ!」
ラグナ「ハラも減るし眠くなる!身体を動かせば疲れもたまる!あんた魔女の癖にそんな事もわかんねーのか!」
補佐官「ちょ・・・」
スコール(アデルに喧嘩売んなw)
アデル「じゃあどうしろと・・・」ピキピキ
スコール(ほら、ピキり出した)
ラグナ「エスタの人達とそのババアを解放しろ!」
ウォード「・・・・・・・・」
アルティミシア「・・・・」ピクピク
アデル「イヤだと言ったら?」ニヤ
ラグナ「いーや、言わせて見せるね!」
アデル「・・・どうやって?」
ラグナ「・・・・」
スコール(どうすんだよ。ここでバトルしても間違いなくやられちまうぞ)
ラグナ「・・・じゃあ」
ラグナ「 ス ポ ー ツ で 勝 負 だ ! ! 」
全員「ええ~~~~~~~!!」
スコール(プロアスリート相手に何言ってんの!?)
ラグナ「う・・・だぁ~~~~!言っちまったもんは仕方がねえ!」
ラグナ「俺とスポーツで勝負だ!俺が勝ったらエスタの人達を解放しろ!」
ラグナ「しばらくスポーツも禁止!それか試合は一日1試合、8時間以上の運動はナシ!」
ラグナ「体を動かしたいなら一人でやってろ!これでどうだッッ!!」ビシィ!
アデル「・・・おもしろい、受けてたとう!」
スコール(乗っちゃったよ・・・)
ラグナ「・・・トンデモナイ事言っちゃったかもしれない」ダラダラ
スコール(もうおせーよ。ハットトリック決められて来い)
ラグナ「うぐ・・・勝負の方法は!?PKか!?バッティングか!?」
アデル「ふふふ、ならば我らの決戦に相応しい物を用意しよう」
アデル「よもやこれをプレイできる日が来るとは・・・」ス
アデル「 む ん ! 」
ゴポ・・・ゴポゴポ・・・ゴポゴポゴポゴポ!!
全員「!?」
アデル「見よ、魔女が最も好む決戦の試合・・・」
『みずのかたまりが ふくれあがっていく!』
アルティミシア「ウォータ・・・?」
スコール(ん?これどこかで見たな)
補佐官「あれは・・・」
アデル「人間は呼吸を止める事すら満足にできん・・・ふふ、やはり軟弱な生き物だ」
アデル「お前は大丈夫なんだろうなぁ?あれだけタンカを切った物な・・・」ニヤ
ラグナ「う・・・う・・・」
アデル「いいか、聞け人間よ。我らの勝負はPKでもバッティングでもない、全く新しい画期的なスポーツだ」
アデル「ルールは簡単。ボールを奪いあい相手のゴールに入れるだけ。しかし」
アデル「ボールを奪うためならタックル、キック、何でもアリだ。しかしシュートのみ蹴りで行ってもらう」
ラグナ「ハンドボールみたいなもんかぁ?」
アデル「ふふ、しかしこのスポーツ最大の特長がこれ・・・ハァッ!」
『みずのかたまりが さらにふくれあがる!』
ゴポポポポポポ・・・・・・!!
アデル「コートは・・・この水の中だ!」ビシィ!
スコール( こ れ ブ リ ッ ツ ボ ー ル じ ゃ ね え か ! )
アデル「ふふふ・・・どうだ、この画期的なスポーツは!」
補佐官「あれですよあれ!アデルの儀式の中で最も凶悪なスポーツ!」
補佐官「あれに参加させられた物は息が続かず溺れかけ、みな水恐怖症になっていきました!」
スコール(・・・なんでアデルがブリッツ知ってるんだよ)
ラグナ「・・・お前が考えたのか?」
アデル「いや、教えてくれたのはオダインだ」
スコール(あのまげ野郎・・・)ピキピキ
アデル「果たして人間に、このスポーツができるかな!?」
ラグナ「そりゃお前魔女だから水中でも余裕だろうがよ・・・」
スコール(ジャンクションで多少はガマンできると思うけど・・・)
ウォード「・・・・・・・・・」ズイ
ラグナ「ウォード!」
キロス「ラグナの考えなしはいつもの事、だと」
スコール(考えなさすぎるだろ)
ラグナ「うう・・・面目ない」
キロス「アデルさん、一つ提案がある」
アデル「なんだ?」
キロス「あなたは魔女。身体能力は人間とは比べものにならない」
キロス「しかし我らはただの人間。しかもこのスポーツは初見だ」
キロス「明らかにラグナが不公平・・・よってここは一つ、我々にハンデをくれないだろうか」
アデル「ハンデ・・・?」
キロス「いくらなんでもラグナ一人じゃ勝ち目がなさすぎる。そこで」
キロス「我々3人をラグナチームに入れろ。これで対等だろう?」
ラグナ「き、キロス~~~!」
アデル「あれだけでかい口を叩いて仲間に泣きつくのか」
キロス「あなたこそ、魔女の癖に人間の群れに恐れをなすのか?」
アデル「・・・ふん、いいだろう!人間が何匹集まった所で私の敵ではないわ!」
スコール(意外と駆け引き上手)
ラグナ「キロス・・・ウォード・・・すまねえ・・・」
ウォード「・・・・・」
キロス「考え方によってはチャンスだ。ここで勝てばアデルを黙らせられる。だと」
スコール(あれ、でもおっさんとクロンボと・・・後一人誰?)
キロス「あいつに決まっているだろう」ス
アルティミシア「!?」
キロス「人間三人に魔女一人。これで実力差は埋まったと思うがね」
アルティミシア「ちょちょちょちょっと待て~~~!なんで私が!?スコールがやれよ!!」
スコール(いや俺ここからでれねーし)
ラグナ「大丈夫かぁ?あんた」
ウォード「・・・・・・・・」
キロス「魔女だから大丈夫だろう。だと」
アルティミシア「バカヤロウ!私はインドア派だぞ!?スポーツなどここ何百年もまともにやった事ないわ!!」
ラグナ「魔法でなんとかすりゃいいだろ」
アルティミシア「そんな魔法あるか!大体なんだブリッツボールって!?初めて聞いたわ!」
アルティミシア「イヤだね絶対!あんな所に入ったら羽がびしょびしょになってしまうではないか!」
スコール(アデル説得はお前の役目だろが。さっさと行けよ)
アデル「いざっ!」ドボン
ラグナ「ほら、アデル行ったぞ」
アルティミシア「はぁ!?知るか!私じゃなくていいだろ!他当たれよ!」
スコール(うっぜーなもう。パパ、パングル外して水中でもっかいつけよう)
ラグナ「それ採用」ポン
キロス「あなた意外に適任はいないのだよ」
ウォード「・・・・・・・」ウンウン
アルティミシア「い、いやだ!タックルだのなんだの、そんな怖いスポーツは絶対いやだ!」
キロス「先行くぞ」ドポン
ウォード「・・・・・・」ドポン
ラグナ「うるせーな、諦めろよ。ほれ」ガチャン
アルティミシア「ああああああああああ!!」シュウウウウウウ
ラグナ「んじゃま、いくか!」
スコール(がんばれー!)キャッキャ
アデル「ふふふ・・・さあ、こい!」
ド ポ ン ッ !
【ブリッツボールアデル杯inエスタ】
【アデルチーム】アデル
【ラグナチーム】ラグナ キロス ウォード アルティミシア (監督)スコール
・水中
ラグナ(息はジャンクションで何とかなりそうだな・・・)ゴポポ
キロス(全て泳ぎか。少し動きづらそうだが)ゴポポ
アルティミシア「なんで私がこんな・・・」
スコール(はいじゃあ貴様ら集合)
ゴポポッ
スコール(アデルはチート級の選手だけど、一人しかいないのが狙い目だな)
スコール(これはバトルではなくあくまでスポーツだから、いかにアデルがスポ根バカでもチームワークで何とかなると思うわけ)
キロス(ふむ・・・)ゴポポ
スコール(簡単に言うとサッカーとハンドボールとラグビーを混ぜて2で割ったもん。これならイメージしやすいっしょ)
ラグナ(ちょっと激しくなりそうだな)ゴポポ
スコール(ポジションは・・・とりあえずおっさんKP(キーパー)ね。見た目的に)
ウォード(・・・・・・)コク
スコール(おそらく水の中でも制限なく動けるババアがカギだと思う)
アルティミシア「風邪引いたらどうしよう・・・」
ラグナ(ほんと大丈夫か?こいつ)ゴポポ
スコール(なのでパス回し中心で行こう。アデルが奪いに来たら即パス。これを心がける事)
スコール(相手は一人だからアデルさえ躱せば後はゴールし放題。それがこっちの強みだな)
キロス(スポーツなら勝ち目はありそうだ)ゴポポ
スコール(ホントは6人いるんだけど、人数の都合もあるから・・・よし、こうしよう)
【フォーメーション】0-1-2
(GK)ウォード (DF)なし (MF)キロス (FW)ラグナ、アルティミシア
キロス(妥当だな)ゴポポ
スコール(DFいないから全体的に下がり気味で行こう。ちとおっさんの負担がキツいけど)
ラグナ(頼むぜ!ウォード)ゴポポ
ウォード(・・・・・)グッ
スコール(さて、そいだら・・・)チラ
アデル「いつまで待たせるつもりだ?はやくしろよ。どうせ負けるんだから」ニヤニヤ
スコール(余裕かましてられんのも今の内だ、ガチムチが!)
ラグナ(エスタの自由を勝ち取ってやるぜ!)ゴポポ
アルティミシア「はやく帰りたい・・・」ボソ
【ブリッツ オフ】
ピーーーーーーーーーーッ
アデル「ぬおるァァァァァ!!」ガシッ!
ラグナ(イッ!?)
スコール(いきなりかよ!!)
アデル「おおおおおおおおおおおおおお!!」ゴポポポポポ!
『先攻はアデル選手!ボールキャッチと同時ににものすごいスピードでゴールへと向かいます!』
ラグナ(キロス!)ゴポ
キロス(いや、はやッ・・・!)ゴポポ!
アデル「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」
『アデル選手のシュート!』
スコール(さっそくかよ!来るぞ!)
ラグナ(ウォードォーーーーーーーーーーーー!!)ゴポポ
ウォード(・・・・)グッ
アデル「ぬどるぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブオンッ!
ドポポポポポポポポ!!
ウォード「ッ!?」
バァーーーーーーーン!!
『ウォード選手、取れないーーーーッ!』
ピーーーーーーーーーーーーーーッ!
『ゴール!先制点はアデル選手!試合開始わずか数秒の先制点!!」』
アデル「うおっしゃああああああああああああああ!」バシャバシャバシャ
ラグナ(なんて勢いのシュートだよ・・・)
キロス(あんな物放たれては・・・)
ウォード(・・・・・・・)ガックシ
【ラ】0-1【ア】
スコール(パパ、次はこっちボールからだから)
ラグナ(くっそー、すぐ取り返してやるぜ!)
【ブリッツ オフ】
ピーーーーーーーーーーーーーッ!
ラグナ(うおっしゃあ!)ガシ
アデル「オオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
ラグナ(い!?もう!?)
スコール(パパ!パス!)
ラグナ(キロス!)ブン
『ラグナ選手、アデル選手の猛攻にたまらずパス!』
キロス(おし!)パシ
アデル「ボールよこせえええええええええええ!!」ドボボボボボボ!
キロス(ちょ、はや!)
スコール(クロンボ!ババアにパスだ!)
キロス(お・・・魔女ォーーーーーーー!!)ブオン
『ここでキロス選手、アルティミシア選手にパス!パスを繋いでいく作戦かぁ!?』
シュルルルルル・・・・
スコール(ババアいいな?水中で自在に動けるのはお前だけだ。キャッチしたら全力でゴールまで走れ!)
アルティミシア「・・・・」
シュルルルルル・・・・
バシッ
アルティミシア「あうっ」
『アルティミシア選手、ボールを取りこぼしたァーーーーー!』
スコール(何やってんだババァーーーーーーーーーッ!!)
アルティミシア「だって・・・」
スコール(パスを繋いでいく作戦だっつったろ!?取らなきゃ話にならねーだろが!!)
アデル「チャァァァァァァァンス!」キラン
『アデル選手!こぼれ球を逃さずキャッチ!』
スコール(まっずーーーーーい!とめろ!ディフィンス!ディフィンス!)
ラグナ(行かせるかァ!)
キロス(ここで止めねば・・・!)
『アデル選手に対する執拗なマーク!さあアデル選手、どうする!?』
アデル「 邪 魔 だ ! 」グワッ!
ドガァーーーーーン!!
『意に介さなァーーーーーい!アデル選手、ディフィンスを全く意に介さない猛攻です!』
ラグナ(まじかよ・・・)ズキズキ
キロス(なんて当たりだ・・・)ズキズキ
アデル「おるァァァァァァァ!!」ブオン
ドポポポポポポポポ!!
バァーーーーーーーン!!
『入ったァーーーーー!アデル選手、連続点!これはアデルチームの一人勝ちかぁ!?』
アデル「イヤッフーーーーーーーーーーーーーー!!」バシャバシャバシャ
ラグナ(ぜえ・・・ぜえ・・・)
キロス(キ、キツイなこれは・・・)
ウォード「・・・・・・・」ガックシ
【ラ】0-2【ア】
スコール(タイーーーーーーーム!タイムタイムタイーーーーーーム!)
アデル「認める!」
スコール(ババァゴルァッ!何ボールこぼしてんだよ!!)
アルティミシア「だって・・・怖い」
スコール(怖いじゃねえだろ!?バトルの時はあんなに活き活きとしてる癖に!)
スコール(今更乙女ぶってんじゃねえぞラスボスゴルァ!!)
ラグナ「まぁ・・・しゃあねえよ。初見だし」ポリポリ
キロス「元々スポーツはあまりしないのだろう?」
アルティミシア「・・・・」
スコール(くっそ!攻撃の要がまさかの運痴かよ!)
スコール(・・・作戦ねりなおーし!!)
【フォーメーション】1-0-2
(GK)ウォード (DF)アルティミシア (MFなし) (FW)ラグナ、キロス
スコール(クロンボとパパは前気味に!ババア、お前はゴール前でアデルを止めろ!)
アルティミシア「ええ・・・」
スコール(バトルと思えばいいだろが!ボールは無理でもこっちは得意分野だろ!?)
アルティミシア「自信ないし・・・」イジイジ
スコール(次なんかとちったら・・・お前はKPに回すからな!)ギロ
アルティミシア「・・・」
ラグナ「こき使われてんなぁ」
【ブリッツ オフ】
ラグナ(俺らボールだよな?)
スコール(そう。もうドリブルはほとんどいいから。ボール取ったら3秒以内にパスを心がけて)
ラグナ(あんなのに体当たりされたら体がもたねえよ)
ピッーーーーーーーーーーーーー!!
ラグナ(3秒以内・・・)ガシ
アデル「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
ラグナ(ホント鬼の形相だな・・・キロス!)ブン
キロス(ほいさ!)サシ
アデル「そっちか!オオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
キロス(ラグナ!)ブン
アデル「くっ!オオオオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
ラグナ(キロス!)ブン
『ラグナ選手キロス選手、絶妙なコンビネーションです!息の合ったパス回しでアデル選手を翻弄しています!』
スコール(この実況はどこから湧いてきたんだよ・・・)
アデル「オオオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
キロス(そろそろゴールが近いぞ!ラグナ!)ブン
ラグナ(おっしゃあ!任せろ!)ガシ
ラグナ(シュートは蹴り足で・・・だったな!)
『ラグナ選手、シュート体制に入ったァ!』
アデル「まずい!」
ラグナ「いっけぇーーーーーーーーーー!!」バシィ!
『撃ったァーーーーー!ラグナ選手のシュート!ゴールはガラ空き、絶好のチャンスだぁーーー!』
ラグナ「はいれーーーーーーーーーー!!」
アデル「させ・・・・・る か ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! 」
全員「!?」
アデル「 オ オ オ オ オ ! 」グワッ!
ガ シ ッ
『インターセプト!アデル選手、ギリギリの所でシュートを阻止しました!』
スコール(まじかよ・・・)
ラグナ(ちっきしょ~~~~~~~!後もうちょっとだったのに!!)
キロス(ラグナ!くるぞ!)
スコール(ディフィンス!ディフィンス!)
アデル「ワーーーーーーハハハハハハ!」
ドカドカァッ!
『止まらないーーーーー!またもやアデル選手、ディフィンスを全く問題にしないーーーーーーッ!』
ラグナ(あててて・・・)
キロス(2人掛かりでも無理か・・・)
スコール(ババアーーー!止めろォーーーーー!)
アルティミシア「!!」
アデル「どけぇーーーーーーーー!」ググ
『アデル選手、アルティミシア選手にタックルだァーーーーー!』
アルティミシア「ひぃぃぃぃい~~~~~~!」
アデル「ぬおりゃあああああああああ!」ブオッ!
【プロテス】
アルティミシア「ふう・・・」バイーン
スコール( 逃 げ て ん じ ゃ ね え よ ! )
ウォード「!?」
バァーーーーーーーン!!
ピピィーーーーーーーッ!!
『入ったァーーーー!アデル選手、まだ前半にもかかわらずハットトリック達成~~~~~~~ッ!!』
アデル「イヤーーーーッス!イヤス!イヤスイヤスイヤスッッ!」バシャバシャバシャ
【ラ】0-3【ア】
スコール(ババア・・・)
アルティミシア「な、なんでだよ!ちゃんと防ごうとしてたろ!?」
スコール(どこがだよ!プロテス使って明らかに身の安全を優先してたじゃねえか!)
アルティミシア「それが・・・どうしたァーーーーー!!スポーツは安全第一だろがァーーーーー!!」
スコール(逆切れか!?点取ってナンボなんだよボケェーーーーーーーーー!!)
ラグナ(喧嘩すんなよもう)
キロス(どうする?監督さん)
スコール(クッソ~~~~!あのガチムチ原住民がぁ・・・!)
アデル「フォォォォォォォ!」ブンブンブン
ピッピッピーーーーーー!!
『ここで前半終了の笛が鳴りました!ハーフタイムです。後半はどのような試合運びになるか、楽しみですね!』
スコール(何が楽しみだ・・・俺らただの晒し者じゃねえか)
ラグナ(泳ぎっぱなしは疲れるな・・・休もうぜ)
アルティミシア「そろそろ限界なのだが」
スコール(お前は何もしてねーだろが!)
ウォード「・・・・・・」
キロス(作戦の練り直し、だと)
~~休憩中~~
スコール(ガッデム!まさかババアがこんな使い物にならないとは・・・!)
アルティミシア「ええいクソ監督!私は一生懸命やってるだろ!もっと褒めて伸ばせよ!」
スコール(うるせーーーボケェェェッ!ここで俺らが負けたら未来が変わっちまうだろがァーーーー!)
ラグナ「でもよぉ・・・アデルの攻撃は正直きっついぜえ」
キロス「二人掛かりでも簡単に吹き飛ばされてしまうし・・・」
ウォード「・・・・・・・」
キロス「あんなすざましいシュート、目で追うのがやっと。だと」
スコール(ああもうどうすりゃいいんだよぉぉぉぉぉ!!)
キロス「ところでこのスポーツ、魔法の使用はOKなのか?」
スコール(えっ)
ラグナ「そう言えばさっきこいつ魔法使ってたな」
アルティミシア「だって怖かったし・・・」
スコール(いや、そんなルールは・・・)
ウォード「・・・・・・・・・」
キロス「魔女だから魔法が当たり前すぎて気づかなかったんじゃないか。だと」
ラグナ「そういやそうだな」
アルティミシア「我々魔女は人間のように個数を消費したりはしない。いつだって出したい時に出したい物が出せる」
キロス「だからアデルにとっては魔法と言う存在が当たり前すぎて、魔法が反則という事に気づかなかったんじゃないか?」
スコール(・・・)
ラグナ「あのバカみてーな身体能力も魔女ならではだしな」
キロス「人間は水の中であんな何十分も呼吸を止めれんよ」
アルティミシア「貴様らはGFを使ってやっとだものな」
ウォード「・・・・・・」ウンウン
ラグナ「羽生やしたりあんな巨大になったり、魔女の中では当たり前なんかな」
キロス「魔法を使えば我々もなんとか善戦できるのでは?」
ウォード「・・・・・・・」
アルティミシア「しかし魔法をどうやって・・・ヘイストで動きを速めるか?」
キロス「それとか、プロテスでタックルに耐えるとか」
ラグナ「サンダー使ったら水で感電するんじゃねーか」
キロス「それは我々も危ないからやめろ」
スコール(・・・)
ラグナ「どうするよ。監督さんよ」
スコール(・・・)ニヤ
【後半戦】
『さあ、ハーフタイムも終わり後半戦!現在はアデルチームが3点のリードです!』
『ラグナチームは絶体絶命!このまま終わってしまうのか!?それとも奇跡の大逆転劇、なるか!?』
アデル「ふっふっふ、目標はトリプルハットトリックだ」ニヤ
スコール(今の内に吹かしてやがれ・・・クソゴリマめ)
ラグナ(本当に大丈夫なんだろうな?)
スコール(見ろよあの脳筋丸出しの顔。あのアホはそんな細かい事まで気づかねって)
キロス(そろそろ始まるぞ)
【ブリッツ オフ】
ピーーーーーーーーーーーーッ!!
アデル「ぬおるああああああああああ!!」ガシ!
『やはり先攻はアデル選手!このまま怒涛の勢いでトリプルハットトリックなるか!?』
アデル「ぬおおおおおおおおお!!」ドボボボボボボ!
アデル「!?」
【フォーメーション】3-0-0
(DF)ラグナ キロス アルティミシア
『あっとラグナチーム!攻撃を捨てて守備に全てを割いたァーーーーーーーー!』
アデル「何のマネだ・・・」
ラグナ(きやがれ!アデル!)
アルティミシア(こっちに来ませんように)
アデル「ふふふ、3人いれば止められると言う腹か・・・だがしかし!」
アデル「甘いわ人間!それしきの事でこの私が止められるカァァァァァ!!」ドボボボボボボ!
キロス(来たぞ!)
スコール(手筈通りに!)
ラグナ(うおっしゃぁ!)
『アデル選手、懇親のシュート!!』
ドッゴォォォォォォォォ!!
アデル「いただきぃ!」
キロス(むん!)
グググググ・・・・
『あっと、どうした事でしょう!アデル選手のシュートがあらぬ方向へと曲がっていきます!!』
アデル「何故!?」
キロス(なるほど、考えたな。悪魔くん)
【グラビデ】
『アデル選手のシュートがあさっての方向へ曲がっていくゥーーーーーーーーー!!』
アデル「な・・・」
ラグナ「おっとぉ!」ガシ
『ラグナ選手インターセプト!偶然に助けられました!』
スコール(偶然じゃねえよ)
ラグナ(キロス!)ブン
キロス(ほいさ!)ガシ
『おおっこれは!前半で見せた両選手の息の合ったパス回し!』
アデル「させるかァァァァァァ!!」ドボボボボボボ!
『しかしこれをさせまいとアデル選手!ゴールまではまだまだ遠いぞ!どうするラグナチーム!』
キロス(ラグナ!)ブン
ラグナ(おっしゃあ!)ガシ
アデル「ボールをよこせえええええええええええ!!」ドボボボボボボ!
【トルネド】
シュゴゴゴゴゴゴォォォォォォ!!
アデル「うわっぷ!?」
『これはどうした事でしょう!?スフィアプール内が突然洗濯機の様に渦を巻いてうねりを上げています!!』
キロス(水中だからものすごい水流になっているな・・・)
スコール(パパ決めてよね!チャンス!!)
ラグナ(ちゃ~んす!)
『ラグナ選手、シュート!』
シュゴォォォォ・・・・
バァーーーーーン!!
ピピーーーーーーーッ!!
『ゴォーーーーーーール!ラグナチーム!不意の事故に助けられ1点を取り返しましたぁ!!』
アデル「そんなバカな・・・」
【ラ】1-3【ア】
ラグナ(うおっしゃーーーーーー!やったぜェーーーーー!)
キロス(ラグナ!ナイスシュート!)パシ
スコール(ハッハッハ!これぞ我が戦法!名将の作戦だ!)
アルティミシア「ズルくないか・・・」
【ブリッツ オフ】
アデル「ぐ・・・たかが一点如きでいい気になるなよ!!」
スコール(今度はもういきなり・・・)ゴニョゴニョ
ラグナ(卑怯の王様だな、お前)
ピーーーーーーーーーーーーーッ!
アデル「オオオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
『アデル選手、奪われた1点を取り返そうと必死の猛突進!!』
アデル「オオオオオオオオ!!」ドボボボボボボ!
『しかしどういう事でしょう?!アデル選手、全く進みません!!』
アデル「!?」
スゴォォォォォォォ・・・
アデル「な、なぜ・・・私はこんなに動いているのに!?」
スコール(水中ルールで助かったわ)
【暴風圏突入】
『ななななんだこいつはァーーーーーー!!突然プール外から巨大なモンスターが!!』
シュゴォォォォォォォォォォォォ!!
『す、吸っている!?プールの水を吸っています!』
アデル「パ、パンデモニウム!?なんでこんな所に・・・」
シ ュ ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! !
スコール(水と風って相性いいよね)
アデル「 オ オ オ オ オ オ オ ! ? 」シュゴゴゴゴゴ
バァーーーーーーーーーーーーーーーン!!
ピピーーーーーーーーーーッ!!
『おっとォ!なんという事でしょう!謎の巨人に吸われたアデル選手、まさかの自殺てぇーーーーーーーん!!』
【ラ】2-3【ア】
アデル「うっがああああああああ!パンデモニウム!!試合の邪魔をするな!!」
スコール(いい感じにゆだってきたね)
キロス(まさかあいつも我々が魔法を使うとは思うまい)
アルティミシア「私の出番はなさそうだな」ホッ
アデル「ぐがあああああああ!!ふざけるなよ人間!こんな事が・・・あってたまるかァーーーーーーー!!」
メキメキメキ・・・
『な、なんだぁ!?アデル選手の体が膨れ上がっていきます!!』
ラグナ(うげ・・・なんだあいつ・・・)
キロス(本気モード、と言う事か)
アデル「ハァァァァァ・・・・」メキメキィ
スコール(ルナパンの時のあれかな)
アルティミシア(ホントに魔女か?こいつ)
『一回り大きくなったアデル選手!これはどうなる!?目が離せませーーーーん!!』
【ブリッツ オフ】
ピーーーーーーーーーーッ
ガシッ
アデル「ハァァァァ・・・・・」グググ
『アデル選手!?まさかの中央からいきなりシュートを放つ気です!!』
ラグナ(そんなのありかよ!)
アデル「 」
ボ ッ
ド ゴ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! !
バシャバシャ・・・
全員「・・・・」
『ゴゴゴ、ゴーール・・・なんという威力、なんという速度・・・スフィアプールに穴が開いております・・・!』
『やはりアデル選手に叶う物はいないのか!?すざましい一撃です!!』
ラグナ(もはや必殺技だろ・・・)
スコール(食らったらダメージ4桁コースだな)
キロス(ハッ!ウォード!ウォードは無事か!?)
ウォード「・・・・・・・」プカーン
全員「 食 ら っ て る よ ! 」
【ラ】2-4【ア】
『ただいまアデル選手がプールの修復中です。少々お待ちください』
スコール(自分で直すんかい)
アデル「・・・」ゴポゴポ
ラグナ(そらあいつしかこんなの作れねーだろ)
キロス(にしても・・・)チラ
『そしてウォード選手、負傷により一時退場です。ラグナチームは残り3人となりました』
ウォード「・・・・」プカーン
スコール(うーん、KP抜けたのは痛いな・・・)
ラグナ(どうすんだよ。ゴールがら空きじゃねえか)
スコール(・・・どうせあいつのシュートは誰も防げない。KPはなしにしよう)
ラグナ(まじかよ!)
キロス(大丈夫か・・・?)
スコール(魔法でなんとか可能性が出てきたでしょ。こうなりゃ点取りゲームだよ)
スコール(1点取られたら2点取り返す!これで勝つる!)
ラグナ(無茶言うなよ・・・けど)
キロス(やりがいはあるか?)ニヤ
スコール(だからフォーメーションはこう)
【フォーメーション】0-0-3
(FW)ラグナ キロス アルティミシア
キロス(総攻撃か・・・)
ラグナ(なんか決戦って感じだな)
スコール(2点取って流れは来てるでしょ。某ザナルカンドが言ってた)
スコール(流れが来てる時は流れに乗る!これ、ブリッツの鉄則!)
ラグナ(・・・燃えてきたぜ!)
キロス(精一杯がんばろう!)
スコール(ノンノン、クロンボ。こういう時はこういうの)
スコール(優勝だ!優勝優勝優勝だ!)
ラグナ・キロス(優勝だ!優勝優勝優勝だ!)
スコール・ラグナ・キロス(オオ~~~~~~~!)
アルティミシア「私が全く気にかけられてない・・・」
アデル「ふふふ、やはり私はエースストライカー」
スコール(究極召喚みたいになりやがって)
キロス(監督、作戦は?)
スコール(次はこっちボールだからまず開始前にヘイスト。プロテスで強化)
スコール(パス回し作戦は変わらず。しかしボールを持ってない方は魔法でアデルを妨害しまくれ!)
ラグナ(おっけぃ!)
アルティミシア「本来は反則だからな?」
【ブリッツ オフ】
ピピーーーーーーーーッ!
ラグナ(さーてっと)ガシ
アデル「オオオオオオオオ!!」グワッ
ラグナ(相変わらずはええ!けど!)ブン
キロス(よし!)ガシ
アデル「!?」
ブンブンブンブンブンブンブン・・・・・・
『は、はやい!なんとはやい高速パス回し!これにはアデル選手もついていけませーーん!』
アデル「く、なんだこの動きは!?」
スコール(皆さんおなじみの魔法、ヘイストだよ)
アデル「しかし・・・取って見せる!」
ブンブンブンブンブンブンブン・・・・・・
ラグナ(おっしゃ!ゴール前!)ブン
キロス(アデルが追ってこないのが不気味だが)ガシ
アデル「・・・」スゥー
アデル「 ハ ァ ッ ! 」ズアッ!
バシッ
『アデル選手!パスを弾きました!あの高速パスを捕え切りました!』
ラグナ(しまっ!)
キロス(ボールがこぼれた!)
アデル「取ったァァーーーーーーー!」ドポポポポ!
『ボールの行方は・・・』
ガ シ
アルティミシア「や、やった!取った!ボールが取れたぞ!」キャッキャ
全員「 お 前 か よ !
アルティミシア「見よスコール!今度はちゃんとボールが取れたぞ!」
スコール(ババア前!)
アルティミシア「!?」
アデル「 ア ア ア ア ア ア ! ! 」
アルティミシア「う、うわーーーーーー!」
ラグナ(オラ!)ガシ
キロス(ふん!)
『ラグナ選手・キロス選手、アデル選手を抑えにかかった!』
アデル「ぐぐ・・・この!離せ!」ブンブン
ラグナ(すげえパワー、今にも振りほどかれそうだ!)
スコール(ババアーーーー!シュートだ!シュートを撃て!)
アルティミシア「えっえっ」
アデル「させるかァーーーーーーーーー!!」
キロス(は、はやく・・・もう持たない!)
スコール(ババア速く!)
アルティミシア「どどど、どうやるんだっけ・・・」
スコール(足で蹴るんだよ!いいから速くしろ!)
『アルティミシア選手、シュートの体制に入りました!』
アルティミシア「あれに入れればいいんだっけ・・・」
ラグナ(ちょ、マジではやく!)
キロス(だ、だめだ!)
アデル「ウッガァァァァァァ!」
バァーーーーン!!
『やはりダメだぁーーー!アデル選手、ディフィンスをもろともしません!!』
スコール(二人が振りほどかれた!はやく!)
アルティミシア「えっと、え~っと・・・」ポーイ
アルティミシア「・・・てぇ~~い!」
『アルティミシア選手、撃ったァーーーーーーー!』
ス カ ッ
アルティミシア「あっ」
ラグナ(空・・・)
キロス(振り・・・)
スコール(何やってんだババァーーーーーーーーーーーーー!!)ビキビキビキ
『アルティミシア選手まさかの空振り!これは痛い、痛恨のミスです!』
スコール(オイィィィィ!?何やってんだ!お前うんちもいい加減にしろ!)
アルティミシア「ううううるさいんだよッ!お前が急かすから手元が狂っただろうが!」
アデル「 ハ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ! 」
『アデル選手、好機です!すかさずボールを奪いに行きます!』
ラグナ(終わった・・・)
キロス(・・・)ペチ
スコール(あああ未来の運命がババアの手でェーーーーーーーーーーー!!)
アルティミシア「・・・さっきからうるさいんだよボケェッ!」
アルティミシア「やれ蹴り足だのタックルだのフォーメーションだの・・・そんなややこいい事一度に覚えられるか!」
アルティミシア「用は・・・ボールをゴールに入れればいいんだろ!」
『おや?アルティミシア選手が手をかざし始めましたが・・・』
アルティミシア「 ハ ァ ッ ! 」
【メイルシュトローム】
グニャァァァァァァァ・・・・・・・
『な、なんだぁ!?ゴールの方からボールに近づいて・・・』
アルティミシア「さすがにここまで目の前にあれば私も・・・」
ゲシッ
コロコロ・・・コロン
全員「・・・・」
ピピーーーーーーーーーーーーッ!!
『ゴゴゴ、ゴーーーーーール!!一体どうなっているのでしょう!ゴールが自らアルティミシア選手にすり寄ってきました!』
『これはまさに奇跡!ゴールに愛されし選手です!まさにゴール前は戦場だァーーーーーーーーーー!』
【ラ】3-4【ア】
アデル「な・・・」
スコール(今までで最大級の反則だな)
アルティミシア「魔法ありなんだろ。だったら反則じゃない」
ラグナ(お、追いついた・・・)
どよどよ・・・ざわざわ・・・
キロス(おや?いつの間にか観客が)
あれ、もしかしてこれ勝てるんじゃね? アデル相手に一点差・・・ アデルが負けたらエスタを解放してくれるらしいぜ!
ラグナ(いつの間に来たんだよ)
どよどよ・・・ざわ・・・ざわ・・・
がんばれーーーー! 外の人ーーーーーー! 後一点だァーーーーーー! 俺達を解放してくれーーーー!
『おっとここで、ラグナチームの奮闘に場内が沸きあがるッッ!』
ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ!
『ラグナコール!場内割れんばかりのラグナコールです!』
キロス(人気者じゃないか)
ラグナ(でへへ・・・なんか照れるぜ)
『さあラグナチーム、前半の圧倒的敗北から一転!じわりじわりとアデルチームを追い込んでいます!』
『この試合、果たしてどうなってしまうのでしょうかァーーーーーーーー!!』
ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ! ラッグッナ!
スコール(パパぱねえ)
アルティミシア(お前とは大違いだな)
スコール(俺だって一周目の時は・・・くそぉ)
アデル「ぐぐ・・・おのれ軟弱者の集まりめ・・・」
ラグナ(もうちょっとだぜ!)
キロス(なんとしても追い付くぞ!)
【ブリッツ オフ】
ピピィーーーーーーーーーーーーー!!
ラグナ(オラァーーーーーーーーーー!)
アデル「させるかぁーーーーーーーーーー!」
ワァァァァァァァァ!
ワァァァァァァァァァ・・・・
ァァァァァァァァァァァ・・・・
ァァァァァァ・・・・・・・
ピッピッピーーーーーーーーーーーッ!!
『試合終了~~~~~~~!』
ラグナ(ぜえ・・・ぜえ・・・)
キロス(お、終わった・・・)
アデル「ハァッ!ハァ・・・・ッ!」
アルティミシア「キ、キツ・・・」ガク
スコール(やっぱババアはスポーツ無理だわ)
『ブリッツボールアデル杯inエスタ!両者一歩も譲らない白熱した試合でした!』
『さて、エスタの未来を賭けた気になる勝敗の行方は・・・』
【ラ】7-7【ア】
『ななななぁんと!同点です!両者一歩も譲らなかった結果、引き分けという結末に終わりましたァーーーーーーーーー!』
ワァァァァァァァァァァァ!
アデル「こ、この私が・・・引き分け・・・?」
ラグナ(あれ、この場合どうなんだ?)
キロス(さあ・・・)
『観客の皆様、お下がり下さい。スフィアプールが解除されます。お下がりください』
ドッパァーーーーーーーーン! ポタポタポタポタ・・・
ラグナ「あう・・・耳に水が・・・」トントン
キロス「セントラ大脱出を思い出すな」
ウォード「・・・・・・・・」
キロス「そう心配そうな顔をするんじゃない。ウォード君」
ラグナ「俺らアデル相手に引き分けだぜ」
ウォード「・・・・・・・」グッ!
スコール(で?この場合どうなんの?)
ラグナ「それを今から本人に聞く」
アデル「・・・・・」スタスタスタ
アルティミシア「~~~~~」ヘップシ!
『両チーム代表者同士による試合終了のあいさつが交わされます!』
アデル「・・・・」
ラグナ「引き分け・・・この場合約束はどうなるんだ?」
スコール(あく言えよゴリマ)
アデル「まさか、人間如きがここまでやるとは・・・」
スコール(一人魔女がいたけど)
アデル「人間でも・・・やる時はやるんだな・・・」
ラグナ「見直したか?」エッヘン
アデル「軟弱者だと思っていたが・・・どうやら、貴様らは私が思った以上に強かったようだ」
アデル「ま、まだまだ私には適わんがな!」
ラグナ(つかジャンクションなかったら死んでたわ)
アデル「どうやら・・・鍛えなおしてやる必要もなさそうだ」
ラグナ「ん?」
アデル「いいだろう。訓練は・・・明日からナシだ!」
ラグナ「おおっ!」
スコール(ってー事は)
アデル「お前等はもう・・・自由だ!」
ラグナ「マジ!?」
おい聞いたか? アデルが訓練やめるってよ・・・ じゃあもうあの地獄の特訓も・・・
ラグナ「聞いたかお前等!お前等はもう、自由だぜ!!」
やったぜーーーーーーーーーーー! 解放された! これでもうあの辛い練習をする事もないんだ!
ワァァァァァァーーーーーー!
スコール(おお、沸いてる沸いてる)
アデル「また一人で鍛錬するか・・・」
ラグナ「一人で何やるんだよ」
アデル「何って、一人だからな。リフティングとか、筋トレとかマラソンとか、そんなのだな」
ラグナ「一人でやって楽しいのかよ」
アデル「・・・何が言いたい」
ラグナ「お前は無理矢理やらせるからダメなんだよ。スポーツってほんとはもっと楽しいもんだろ?」
ラグナ「毎日は無理だけど、暇なときとか・・・ま、気が向いたら、試合してやってもいいぜ」
アデル「ホントか!?」
ラグナ「ああ。強制じゃなくて、みんなが楽しくできるように心がけろよ?」
スコール(そん代わりブリッツ禁止な。どざえもんが大量発生するから)
アデル「オオオオオオ~~~~~~~~!!」ガシ
ラグナ「ちょちょちょ、いでえ!いでええええええええ!」
アデル「うれしい・・・・うれしいぞォーーーーーーーーーーー!!」ギュー
スコール(心の友よとか言い出しそうだなこいつ。なぁパパ)
スコール(あっ)
ラグナ「~~~~~~」ベキバキボキ
スコール(パパが死ぬ!全身複雑骨折して死ぬから!)
ラグナ「 」(戦闘不能)
スコール(あーあ)
キロス「おーい、大丈夫か?」
アデル「やはり人間は軟弱だな」
スコール(力配分考えろゴリマ)
アルティミシア「・・・」
アデル「アルテミシオンよ。中々よい試合であったぞ」
アデル「この名試合を未来まで語り伝えてくれ。頼んだぞ」
アルティミシア(お断りです)キッパリ
スコール(さて、後はエル姉ちゃん救出が残ってるわ)
アルティミシア(ふむ・・・長居は無用のようだな)
ラグナー! ありがとー! ワーーー!
スコール(嫉妬で頭がおかしくなりそうだから速く行こう)
アデル「なんだ?もう行くのか」
アルティミシア「え、ええ・・・もう用はないので・・・」
アデル「折角会えたのに、すこし寂しいな」
アルティミシア(私はもう二度と会いたくない)
アデル「わかっておる。18年後に私が狙われるんだろう?」
アデル「私が一人で返り討ちに・・・と言いたい所だが、この試合に免じて人間の力も借りよう」
アルティミシア(はやく封印されろ)
スコール(どんだけ嫌いなんだよw)
アデル「時にアルティミシオンよ、その魔女の力を狙う輩とは、一体何者だ?」
アルティミシア「・・・エクスデスとかいう奴です」
スコール(またの名をウド巨人)
アデル「エクスデス・・・だと?」
アデル「その名は聞いたことがある・・・」
アルティミシア(え!?)
スコール(知ってんの?)
アデル「私が若い頃・・・まだエスタを支配する前の話だ」
アデル「当時の私は世界横断マラソンを実践中でな」
スコール(ウルトラクイズかって)
アデル「そこで立ち寄った王を名乗る者がいる場所でその名を聞いた・・・」
アルティミシア「王を名乗る者?」
アデル「ええと、どこだったかな。何分昔の話で・・・」
アデル「・・・そうだ!確かガルバディア大陸を横断してた時だ」
アデル「あそこにある水路をランニングマシン代わりに使っていたよ」ハハハ
スコール(それって・・・)
アルティミシア(まさか)
アデル「あの王、元気にしているだろうか。いや、すでに死んでいたな」ハッハッハ
スコール・アルティミシア(名も無き王の墓・・・)
アデル「あの頃の私は若かった・・・」ウンウン
スコール(ちょ、それ詳しく!)
アルティミシア「・・・詳細をお聞かせ願えますか?」
アデル「えっ?え~っと・・・なんて言ってたっけ・・・」
アデル「・・・すまん。正直全然覚えてない。あの王の話は全然おもしろくなくてだな」
アデル「無視してトレーニングばかりやっていたよ」ハッハッハ
スコール(肝心な所でこいつはもう・・・)
アルティミシア(体育会系め)
アデル「過去の人物の下らんおとぎ話だと思っていたがな。まさか本当に実在していたとは」
アルティミシア「・・・その者は『無』の力を操るそうです。何もかもを無に帰す力・・・」
アルティミシア「その封印が解かれれば、いかに魔女と言えど太刀打ちできないでしょう」
アデル「無か・・・よくわからんが、ゴリ押しでどうにかなる物ではなさそうだな。名前的に」
アルティミシア「連中が動き出すのは今から18年後です。努々お忘れなきよう・・・」
アデル「わかった。オダインに相談してみよう」
スコール(注射イヤがんなよ)
ラグナ「あてて・・・・」ムク
キロス「起きたか」
アデル「外の物よ、18年後私は『無』に狙われるらしい」
アデル「アルティミシオン曰く自力ではどうにもならなさそうだ。しっかり守ってくれよ?」
ラグナ「お、なんか話が進展してんじゃん」
ウォード「・・・・・・・」
キロス「意外と話が通じる奴、だと」
アデル「どんな奴だろうなぁ・・・楽しみだな!」
スコール(封印される癖に)
グニャアアアアア・・・・・・
スコール(あれ!?もうタイムリミット!?)
アルティミシア「少し長くいすぎたようだな」
ラグナ「え、お前等もう帰んの?」
キロス「エルオーネ救出までじゃないのか」
スコール(なんだけどその辺はよくわかんない。多分長くいすぎたからだろ思う)
アルティミシア(お、実体化が解けた)ガチャン
ラグナ「ちょちょちょ待てよ!エルオーネの居場所がわかんねーって!」
スコール(エル姉ちゃんの居場所はちょんまげの研究所!エスタ市街の中にある!)
スコール(それからそれから・・・え~っと・・・)
アルティミシア(最後だ。言いたい事全部言っておけ)
ラグナ「・・・」
スコール(え~っと、まずあのちょんまげ!あいつはマジ気を付けろ!)
スコール(エルねーちゃん追ってマジしつけーから!エスタの外、目の届かない場所に避難させとけ!)
スコール(それから・・・そうだ!エルねーちゃんが言ってた!エスタ救出もいいけどたまにはウィンヒルに帰れ!)
スコール(まじで一生後悔する事になっから!手遅れになる前に一旦戻っとけ!)
ラグナ「手遅れって何がだよ・・・」
スコール(それからそれから・・・え~っとぉ・・・)
グニャァァァァァ・・・・・
アルティミシア(時間だ。戻るぞ)
スコール(18年経ったら俺らもエスタ行くから!VIP待遇で待ち構えてろ!)
スコール(後いい加減漢字を覚えろ!みりきじゃなくて魅力だ!)
スコール(えっと・・・えっとぉ・・・)
ラグナ「・・・」
スコール(パパ・・・)
ラグナ「バカ息子・・・」
スコール(・・・セルフィたんは俺の物だからな!!)
ラグナ「はぁ?」
アルティミシア(最後の最後でそれか・・・)
グニャァァァァァ・・・・・
ァァァァァァァ・・・
ァァァ・・・・・・・
・・・・・・
キロス「帰ったか」
ラグナ「セルフィって誰だっつぅんだよな」
ウォード「・・・・・・」
キロス「まだ見ぬラグナの息子の顔が楽しみだ、と」
ラグナ「はぁ?俺の息子があんな風になるわけねーだろ」
ラグナ「ありゃきっと友達の中島くんだ。そうだ。きっとそうに違いない」
キロス「誰だよ」
ウォード「・・・・・・」
キロス「ん?ああ、そう言えばそうだな。所でお前、母親は誰だ?」
ラグナ「えっ」
キロス「いつ母親となる者に出会った?ずっと我々と一緒にいたのに」
ウォード「・・・・・・」
ラグナ「・・・まぁ、そのへんはいっじゃねえかよ~」
キロス「心当たりあるんだな・・・・」
ウォード「・・・・・・」
キロス「ラグナも隅に置けないな。だと」
ラグナ「さ~て!愛しのエルを救出しに行きますか!」ダッ
キロス「待てよラグナ!母親は誰だ!教えろ!」ダッ
ウォード「・・・・・・・・・・」ダッ
ざわざわ・・・ 帰るか・・・ いいもん見れた~ ざわざわ・・・
『おっとラグナ選手、ヒーローインタビューも受けずに颯爽と会場を去っていきました!』
『飛ぶ鳥跡を濁さずと言った所でしょうか!クールです!実にクールです!』
『では仕方がないのでアデル選手に伺いましょう!アデル選手こちらへ!今日の試合はいかがでしたか!?』
市民「あんたあんた、アデルももう帰ったよ」
『へっ?』
市民「いつのまに実況し始めたのか知んないけど、俺ら後片付けすっから」
市民「邪魔だからどいて。そのマイクも片付けといてよ」
『なんだぁ・・・帰っちゃったのかぁ・・・』
『アデルとすこーしお話したかったのに・・・残念だなぁ~』
市民「また明日もここにいると思うよ。ほら、どいたどいた」
『ごめんごめん。あっと、マイクオフにしてと・・・』カチ
「ふう・・・」
リノア「最後の親子交流・・・無事終われてよかったね、スコール」ニヤ
スコール「ハッ!」
・???
スコール「あれ・・・ここどこだ」
アルティミシア(起きたら突然これだ。私にもわからん)
スコール「真っ暗で何も見えない」
ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・
アルティミシア(何やら話し声が聞こえるが)
スコール「???」
(ええ、その女の子なら来ましたよ)
(やはり・・・)
スコール「まま先生と・・・後は誰だ?」
(やっぱりアデルの元へ?)
(はやく後を追わなきゃ~)
アルティミシア(キスティスとアーヴァインの声だ)
(しかしルナティックパンドラがエスタに近づいているのも事実で・・・)
(あそこにはオダイン博士がいます。彼の研究を邪魔させるわけにはいきません)
スコール「もうルナパン来てんのか。展開はええなぁ」
(あれもシャレになんねーしな・・・しゃーねーけど、宇宙にはスコール一人で行ってもらうか)
(アタシらは先生の護衛~)
(わかりました。宇宙へ向かうのは彼一人ですね?)
スコール「オイ待て。まさか」
(距離的にはかなりありますが時間はすぐです。これから彼にコールドスリープ処理を行い)
(そしてカプセルを射出機から装填、発射。簡単に言うと眠っている間に空に弾丸を撃ちこむと言う事です)
スコール「 俺 一 人 ! ? 」
・ルナゲート
スコール「ちょっと待てぇ~~~~~~~!なんで俺一人なんだよ!!ここは俺と後一人だろ!?」
アーヴァイン「あ、起きた」
イデア「あなたが眠ってる間に迎えが来て、案内人によってここまで運ばれてきました」
アルティミシア(彼らはちゃんと約束を守ったのだな)
スコール「いやだから!なんで俺一人!?」
キスティス「エスタに未知の巨大物質が近づいてるのよ」
ゼル「そこにはオダイン博士がいるしよぉ」
イデア「スコールが眠っている間にオダイン博士に事情を説明しました。彼は私達がここへ来るのを知っていたようです」
アルティミシア(そらついさっき言いつけといたもんな。奴らにとっては長い時間だったろうが)
イデア「オダイン博士は私とスコール、あなたの細胞を搾取、そして今必死に解読中です」
イデア「彼は要です。彼の研究の邪魔をするわけにはいかないのです」
スコール「いやお前等そんなにいたら十分だろ!?なんで俺だけハミるんだよ!!」
イデア「リノアはまだ宇宙へと行ってないようなのです」
スコール「へ!?」
イデア「彼女は確かにここにきました。しかし宇宙へ行くのを断られた為まだ地上に残っているようなのです」
アーヴァイン「だから僕らで探すんだよ~」
スコール「あ、あれ?あいつアデルの元へ行くんじゃないの?」
研究員「さすがに部外者を宇宙へ送ったりはしませんよ」
キスティス「まだエスタのどこかにいるのよ」
アルティミシア(なるほど、地上の捜索班に人員を割くと言う訳か)
キスティス「それに、ねえ」
セルフィ「親子水入らずの邪魔しちゃ悪いし~」
スコール「へ?」
ゼル「お前の親父が宇宙にいるらしいぜ。会って来いよ」
アーヴァイン「失礼のない用にね~」
アルティミシア(その辺はもう手遅れだ)
スコール「・・・」
イデア「そうそう、オダイン博士からこれを預かりました」
アルティミシア(あっ)
【オダイン・バングル(改)】
イデア「よくわかりませんが、あなたに、と」
アルティミシア(改良したのか。しかしあの博士の事だ。一体どんな効果があるやら)
イデア「それと言伝を授かりました)
スコール「?」
(この!この!協力すればアルティミシアを調べさせてくれると約束したでおじゃろうに!)ゲシゲシ
(18年も待たすなんて、どこまでオダインをバカにすれば気が済むでおじゃるか!このペテンコートめ!)ゲシゲシ
イデア「だそうです」
スコール「あのちょんまげ・・・」イラ
アルティミシア(それは、な・・・)
研究員「そろそろ行きますか」
イデア「お願いします」ペコ
スコール「ちょっと待ってよ!俺一人でなんて心寂しいじゃん!せめてセルフィたんをセットで・・・」
セルフィ「あたしは宇宙に用事なんてないし~」
スコール「セルフィたん一緒に宇宙の景色を楽しもう!星々が煌めいてキレイだよ!」
セルフィ「それどころじゃないよ~」
イデア「あなたは一人じゃないでしょう」
スコール「は!?」
イデア「ほら・・・」チラ
アルティミシア(宇宙か・・・楽しみだな)キラキラ
スコール「な ん で こ い つ と 宇 宙 に 行 か な い と 行 け な い ん だ よ ! 」
スコール「お前はラスボスだろがァァァァ!アデルの代わりにお前が封印されろ!」
アルティミシア(人間の文明は軒並み破壊してしまったからな・・・ここだけ残しておけばよかったよ)
研究員「ルナティックパンドラが間もなくエスタ上陸だそうです」
ゼル「まま先生!はやく戻ろうぜ!」
イデア「ええ、守りましょう。文明の極みまで発展した大都市を」
キスティス「あの巨大な石・・・一体何が目的かしら」
セルフィ「いっそげ~!」
アーヴァイン「宇宙みやげ、よろしくね」
スコール「観光に行くんじゃねえんだよ!じゃあ代われ!お前が宇宙のチリになれ!」
アルティミシア(ルナティックパンドラか・・・月の涙を起こす目的か?)
イデア「ではスコール、アデルを頼みました」
スコール「なんで俺があんなゴリマッ!ヤダーーーー!セルフィたんと一緒に行きたい~~~!」
イデア「私のかわいい子供達、行きますよ!」ダッ
全員「おっけい!」ダッ
研究員「コールドスリープ開始しますね。ちょっと冷たいですよ」
スコール「までゴルァ!出せや!ここから出しやがれ!!」ガンガン!
アルティミシア(コラ!カプセルが壊れるだろ!)
シュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・
スコール「ぐっ!ち、ちくしょう・・・」ズル
研究員「暴れないで下さいよ・・・打ち上げ失敗したらどうするんです」
アルティミシア(眠らされてばっかりだなお前は)
スコール「くそが・・・さっき起きたばかりなのに・・・」ズルズル
アルティミシア(猛獣のように暴れるからだ)
スコール「・・・・」zzz
「全カプセル、装填しました。カプセル内に異常ありません」
「射出機に異常ありません。各機関、正常です」
「射出誤差修正プラス2、軌道修正マイナス1、修正完了です」
「射出せよ!」
「了解!」
ガコン ウィーーン
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
アルティミシア(お、打ち上げ開始か)
キュィィィィィン・・・・・・
ボ ッ !
シ ュ ゴ ォ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ! !
アルティミシア(おおおおおお、これは中々・・・)
・・・・・・・キランッ
・ルナゲート正面入り口
ゼル「うひゃ~、あれスコールか」
セルフィ「どっ派手~!」
アーヴァイン「ありゃすごい。僕も乗せてもらえばよかったかな?」
イデア「みなさん、もたもたしてる場合ではありません。一刻も早くエスタへ戻りましょう」
ゼル「だな!急ぐぜ~~~~~~~~~ッ!」ダダッ!
ド ン ッ !
職員「きゃっ」ドサ
ゼル「あてて・・・す、すまねえ!急いでたもんだからよ・・・」
キスティス「廊下を走ってはダメよ、ゼル」
イデア「相変わらずですね。ゼル」
職員「こちらこそすいません・・・そんなに急いでどうなさったんです?」
ゼル「エスタにでっかい石柱が近づいてるんだよ!なんとかしないと・・・」
職員「あれを・・・ですか。どのようにしてです?」
ゼル「・・・どうやって!?」
イデア「まずはオダイン博士の元へ。博士ならきっと解決策を示してくれるでしょう」
ゼル「という訳だ!」
アーヴァイン「落ち着きなよ~」
職員「・・・事情はわかりました。邪魔してすいません」
ゼル「という訳だから!ごめんよっ!」ダッ
キスティス「ああ、またもう先へ行く・・・」
イデア「ゼル・・・大きくなりましたね。強くなりましたね」ニッコリ
セルフィ「また甘やかしてる~・・・」
キスティス「車に乗りましょう。全速力でエスタへ!」
タッタッタッタッタ・・・・・
職員「・・・」ムク
職員「・・・へえ、スコールだけ別行動なんだぁ・・・」ニヤ
ゴォォォォォォ・・・・・
アルティミシア(遠いな・・・)
ゴォォォォォォ・・・・・
アルティミシア(窓を付けろよ。外が見えないだろ)
ゴォォォォォォ・・・・・
アルティミシア(むっ!)
ピリピリピリ・・・
アルティミシア(感じる・・・壮大な魔力が近づいてる・・・)
アルティミシア(そうか・・・月に近づいているのか・・・)
ゴォォォォォォ・・・・・
・ルナサイドベース
管制官A「カプセルが接近しています。回収しますか?」
宇宙服の男「しないわけにはいかねーだろ」
管制官A「そりゃそうですね」
宇宙服の男「な~んか面倒な事おこらなけりゃいいけどなぁ」
管制官B「兵を配置します?」
宇宙服の男「俺のカンじゃあいらねえなぁ」
管制官A「じゃあ配置しましょう」
管制官A「カプセル回収班、回収プロセスをスタートせよ」
管制官A「整備班、非常事態に備えて待機せよ」
宇宙服の男「お前らなぁ~、普通そういう事するか?オレを誰だと思ってるんだ?」
宇宙服の男「んじゃ、俺はアデルを見てくるから、後は頼んだぜ」
管制官A・B「了解」
・宇宙
ボッボッボッボッボッ・・・・
アルティミシア(おおっ)
スィー・・・
アルティミシア(着いた・・・のか?)
アルティミシア(ここにラグナがいるのか・・・)
・ルナサイドベース カプセル回収場所
解凍作業員「はい、急速解凍。ちょっとかゆいけどガマンガマン」
プシャーーーーーーーーーーーー
解凍作業員「はい終わり~」
フワー・・・
スコール「かい~~~~!かいかいかいかいかい~~~~!」ボリボリ
アルティミシア(そ、そんなにかゆいのか?)
スコール「くっそー、人をカップ麺みたいに扱いやがって!」
「ロック完了。人工重力発生」
ズーン スタ
アルティミシア(しかしすごい設備だな)
スコール「なんで横方向に重力出してんだよ」
アルティミシア(おもしろいな。歩き回れスコール)
スコール「視点が見づらいからイヤだ」
ピエット「君がアデルを守りに来た人間か」ウイン
スコール「でたなぽっと出」
アルティミシア(失礼だろ)
ピエット「話は聞いている。さ、こちらへ・・・」
・ルナサイドベース 廊下
キラキラキラキラ・・・・・
アルティミシア(お、おおお・・・)
スコール「なんでここだけガラス張りなんだよ」
ピエット「ガラスじゃない。透明の特殊素材だ」
アルティミシア(すごいな・・・)
スコール「はやく観光地化しろよ」
アルティミシア(壁の向こうは宇宙空間なのか・・・)
スコール「ガン○ムみたいなもん作りやがって・・・ったく」
スコール「はーあ、なんでこんなババアと宇宙に二人きりにならないといけないんだか」
アルティミシア(写真写真!記念撮影をしろ!)
スコール「おばはんか」
アルティミシア(アデルは封印されているのか)
スコール「みたいだな」
アルティミシア(一体どうやって・・・)
スコール「それを今からこいつが解説してくれる」
クルー「エスタのパッキング技術は完璧さ」
クルー「パッキングされたアデルは自分の力を封じ込められているのと同時に外からのジャンクションも受け付けない」
アルティミシア(パッキング・・・?)
スコール「つまりジップロックされて冷蔵庫に入れられてるんだな。腐らない様に」
アルティミシア(的確な例えだが、何か違和感がある)
クルー「あまりに強いWeve妨害処理を行っているから。地上の電波にも影響を及ぼしているようだな」
スコール(それ何気に国際問題だと思うんだけど)
・管制室
アルティミシア(すごい!こんなに月の近くに!)
スコール「はしゃぐなよもう。俺は二回目だから新鮮さはないな」
管制官「そんなに驚いてばかりもいられないんだ。そこのモニターを見て見ろよ」
スコール(あーあのグロ映像ね)
アルティミシア(何が映っているのだろうなぁ)ワクワク
ウゾウゾ・・・ウゾウゾ・・・
アルティミシア(・・・)
スコール(正解は月の一点に集まったモンスターの群れでした)
スコール(上空から見るとそれはさながら蓮コラの用)
アルティミシア(もっと神秘的な物をイメージしていたのだが・・・)
スコール(フースーヤいないかな)
管制官「月はモンスターの世界だ。習った事あるだろう?」
管制官「そのモンスターたちが月の一点に集まってきてるんだ」
アルティミシア(月の涙の予兆か・・・)
スコール(そゆこと)
管制官「歴史は繰り返される・・・・」
スコール(涙って言うか微生物だよな)
アルティミシア(名前のイメージって大事だろ)
スコール「つかラグナどこ?」
ピエット「大統領は今アデルセメタリーだ。毎回大統領自ら調整を行っている」
スコール「意外とマメだな」
アルティミシア(どうせ宇宙に行けるからとかそんな理由だろ)
スコール「俺もアデルの所いかなきゃ」
ピエット「ここのスタッフが案内しよう。向こうの部屋に宇宙服がある」
ピエット「間違ってもアデルの封印は解かないでくれよ?えらい事になる」
スコール「するか。宇宙の彼方へ消し飛ばしてくれるわ」
・廊下
スコール「あっあれ」
スイー・・・・・・
スコール「あれパパだ」
アルティミシア(その向こうは・・・)
ジジジジジジ・・・・
アルティミシア(アデル・・・)
スコール「ちゃんと封印してるんじゃん。よかった」
スコール「この先にはエル姉ちゃんがいるんだよな」
アルティミシア(今回は用事ないな)
スコール「どうにかしてここのランダムハンドルールをなんとかしないとな・・・」
アルティミシア(カードばかりだな。お前の頭の中は)
・部屋
エルオーネ「あっ」
スコール「よっ。エル姉ちゃん」
エルオーネ「久しぶりね。スコール」
スコール「ちゃす」
エルオーネ「ごめんね。あなた達を巻き込んで」
スコール「まぁ慣れてるし」
エルオーネ「そう・・・」
アルティミシア(こいつは何故ジャンクションをしていたのだ?)
エルオーネ「ケダチクのおばさんもお久しぶり」
アルティミシア(いい加減それから離れろよ・・・)
スコール「で、どうだった?結構はっちゃけてたけど役に立った?」
アルティミシア(ひどいもんだったな)
エルオーネ「もちろん。あなたは私の目になってくれた」
エルオーネ「あなた達のおかげで私がどれだけ愛されていたかわかった」
エルオーネ「過去は変えられなかったけど、それがわかっただけで十分。ありがとう」
アルティミシア(過去を変えたかったのか)
エルオーネ「そう。過去を変えてラグナおじさんをウィンヒルに留まらせるために」
エルオーネ「でも・・・過去は変えられない。私わかったの」
エルオーネ「この力は過去を変える為ではなく、過去を覗いてそれまでと違った今が見えてくる」
エルオーネ「それをわからせてくれる為にあるのだと思うの」
スコール「へーふーんあっそ」ホジホジ
アルティミシア(真面目に聞けよ・・・つまり、過去を変えたかったと言う事だな?)
エルオーネ「ええ・・・」
スコール「じゃあさぁ。謎のウド巨人の話は聞いたよね」
エルオーネ「聞いたわ。世界を無に帰す力・・・そんなおそろしい物が復活しようとしているなんて」
スコール「どやってアデル封印したの?あのゴリマ、暴れまくってしゃーなかっただろ」
エルオーネ「それはね・・・さっき職員の人に聞いたんだけど・・・」
エルオーネ「気が付いたら石になってたらしいの・・・ある日突然、なんの脈絡もなく」
スコール「え・・・」
アルティミシア(どういう事だ!?)
エルオーネ「本当よ。ラグナおじさん達はエスタで来たるべき脅威に備えてちゃんと準備してたの」
エルオーネ「オダイン博士も、そしでアデル本人もね」
スコール「じゃあなんで・・・」
エルオーネ「原因不明なのよ。何しても解けなかったって」
エルオーネ「仕方がないからパッキングして宇宙に打ち上げたの。ここならそう簡単に来れないだろうからって」
スコール「おいおいおい・・・」
アルティミシア(ど、どうなっているのだ・・・・)
エルオーネ「ごめんね。役に立てなくて」
スコール「いや・・・エル姉ちゃんのせいじゃない・・・せいじゃない・・・けど・・・」
スコール(アデルはちゃんとブリッツで和解しただろ?それが突然石に?どういう事だ・・・)
アルティミシア(・・・ラグナはどこだ)
エルオーネ「アデルセメタリーよ。ラグナおじさんは封印してると同時に封印の解除方法も探しているのよ」
エルオーネ「定期的に自分から宇宙に行ってね。封印が解けたらいつかまたブリッツしようって・・・」
スコール「アデル相手に、どれだけお人よしだ」
アルティミシア(ラグナに会わねばな・・・スコール、行こうか)
エルオーネ「私が案内するわ。着いて来て」
・管制室
管制官「・・・あれ?」
ピエット「どうした?」
管制官「カプセルがもう一つ・・・聞いてました?」
ピエット「来客はあの男だけだと聞いてたが・・・はて?」
管制官「一応ルナゲートからは発射許可出てますね。どうします?」
ピエット「放置しておくわけにもいくまい。回収しろ」
ピエット「念のために兵を配備しておこう。カプセル回収地点へ急げ」
管制官「了解。各員カプセル回収地点へ。警備兵も同様。迅速に配置せよ」ザザ
ボッボッボッボッボッボ・・・ スゥーー・・・・・・
・カプセル回収場所
クルー「やれやれ、今日はお客さんの多い日だな」
クルー「解凍するぞ。ちょっとかゆいけどガマンガマン」
ブシューーーーーーーー・・・・
フワァー・・・
クルー「はいお疲れさん。所で2人目の来客は聞いてないけど、説明願えないかい?」
クルー「・・・もしも~し、聞いてますか~?」
スゥー・・・・・
ガ シ
・・・・・・・・・・・・
ゴ キ ッ !
ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!
スコール「な、なんだぁ!?」
『緊急事態発生。緊急事態発生。カプセル回収地点にて異常事態発生』
『付近のクルーは武装しただちに現場へ急行せよ』
エルオーネ「ど、どうしたの!?」
アルティミシア(リノアだ・・・リノアがきたんだ・・・)
スコール「ええっ!?どうやってだよ!?」
アルティミシア(私にもわからん・・・しかし、感じるのだ)
アルティミシア(間違いない・・・リノアはここにいる!!)
『緊急事態発生。緊急事態発生。カプセル回収地点にて異常事態発生』
『付近のクルーは武装しただちに現場へ急行せよ』
ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!
スコール「ど、どうすんだよ!?」
アルティミシア(行くしかないだろう!)
スコール「エル姉ちゃん連れてくわけにはいかなくね!?」
アルティミシア(エルオーネ。ここは危険だ。どこかへ隠れてろ!)
エルオーネ「は、はい!」ダッ
スコール「リノアァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!」ダダダダダ
アルティミシア(急げ!近いぞ!)
・カプセル回収場所
スコール「オルァァァァ!」バァーン!
アルティミシア(リノアはどこだ!?)
スコール「ハッ!」
クルー「 」
警備兵「ダメです・・・もう死んでいます」
スコール「あ、あの野郎!また一人殺しやがったな!!」
アルティミシア(一体どこへ・・・)
警備兵「侵入者はここを出て医務室の方へ向かいました!」
アルティミシア(医務室?何故そんな場所へ)
スコール「くっそ、そういえば確かあそこもそこそこ設備が整っていたな・・・」
アルティミシア(急げスコール!食い止めろ!)
スコール「オルァァァァァァァァ!!」ダダダダダダ!!
ダダダダダダダダダ・・・・・・・・・・
警備兵「・・・」
警備兵「ちょろっ」プッ
スコール「ちえりゃぁぁぁぁぁ」バゴーン!
・医務室
スコール「リノアァァァァァ!どこだァァァァ!」
アルティミシア(確か私はここでリノアを動かしたっけ)
スコール「ここから侵入したのか!?一体どうやって!?」
シーーーーーーーーーン・・・・・・
スコール「いねえじゃねえか!」
アルティミシア(い、一体どこに・・・)
「うわーーーーーーーーーーーーーー!!」
スコール「!?」
アルティミシア(制御室の方だ!いつの間に・・・ハッ!)
(侵入者はここを出て医務室の方へ向かいました!)
スコール「 あ い つ か ! 」
アルティミシア(変装だと!?くそッ!こんな初歩的な罠にひっかかるなんて!!)
スコール「忍者かあいつは・・・でぇい!じゃあ今度は制御室だ!」
スコール「チエエエエエエエエエエエエエエエ!」
ダダダダダダダ!!
ビーーーーーーーーーーーッ!! ビーーーーーーーーーーーッ!!
・制御室
スコール「リノァァァァァァァ!!」
スコール「!?」
ピエット「う・・・」
クルー「 」
スコール「おっさぁぁぁん!大丈夫か!?」ガシ
ピエット「かはっ!やられた・・・アデルセメタリーの封印を・・・一つ解除された・・・」
アルティミシア(一体何があった!?)
スコール「リノアか!?」
ピエット「若い女が押し入ってきて・・・いきなり・・・うぐっ!」
ピエット「あいつは・・・アデルの封印を解くつもりだ・・・」ゲフ
スコール「くっそ、じゃあ次は宇宙か!」
アルティミシア(どういう事だ!?)
スコール「アデルの封印は2つあるんだよ!一つはココ!そしてもう一つは・・・」チラ
アルティミシア(装置に直接か!)
スコール「リノアはどこへ!?」
ピエット「向こうの・・・部屋・・・宇宙服がある部屋・・・」
アルティミシア(エルオーネは!?)
ピエット「彼女も・・・同じ場所に・・・ひな・・・ゴフッ!」
スコール「 エ ル 姉 ち ゃ ん が ヤ ヴ ァ イ ! 」
アルティミシア(くっそ、次から次へと・・・)
スコール「行かせるかぁぁぁ!リノアァァァァァ!」
ピエット「待て・・・」ガシ
スコール「!? なんだよおっさん!はやくいかねーとアデルが奪われちまうだろが!」
ピエット「モニターを見て見ろ・・・」
スコール「!?」
ウゾウゾ・・・・ウゾウゾ・・・
『つきのひょうめんに モンスターのむれが みっしゅうする!』
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
ピエット「月の涙が・・・始まるんだ・・・ルナティックパンドラがティアーズポイントに・・・ゲフッ」
ピエット「今宇宙に出れば・・・お前も巻き込まれる・・・外に出るのは危険だ・・・」
スコール「お前はアホかッ!あのガイキチ女を放置しとく方がよっぽど危険だろ!」
アルティミシア(エルオーネがいなくなると未来の私も困る!)
ピエット「よせ・・・いくな・・・」
スコール「リノアゴルァァァァァァア!待ちやがれカスがァァァァァァ!」ダダダダ!
ピエット「や・・・めろ・・・い・・・くな・・・」
・廊下
ビーーーーッ! ビーーーーーッ!
スコール「キエエエエエエエエエエ!」ダダダダダッ
アルティミシア(見ろ!月が!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
ギャワーーーーーーー!! ガウゥーーーーーーーーー!! グルルルルルル・・・・
アルティミシア(始まる!月の涙が・・・)
アルティミシア(ハッそうだ!ここもまずくないか!?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
ゴポッゴポッ ゴポポポポポポポポポポ!!
スコール「ゼル達は何してんだよ!ルナパン止めろよ!!」
アルティミシア(あれはダメだ!どちらにしろ到達してしまう!)
スコール「うぐぐ・・・カスがぁ・・・」ピキピキ
クルー「あんた何やってんの!?月の涙が迫ってるよ!はやく脱出ポッドへ脱出しな!」
スコール「 そ の 手 に の る か ! 」バキィ!
クルー「ふぁぶーるっ!」ドサ
アルティミシア(待て!そいつは本物だ・・・)
クルー「いったぁ・・・」
スコール「ここを松た○子似の女が通らなかったか?」
クルー「その前に何か言う事があるんじゃないか?」
スコール「言ってる場合じゃねえだろゴルァ!早く言えよ!」
スコール「お前のまっぱで宇宙船に放り出してやろうか!?ええ!?」ギュー
クルー「くるじい~~~~!そ、そこのロッカールームに誰かが入ってた気が・・・」
スコール「シャラッ!」ジャーマンスープレックス
クルー「ばろんっ!」ゴンッ!
スコール「フアアアアアアアアアアアア!!」ブンブン
アルティミシア(気合い入ってるな)
スコール「リノアーーーーーーーーーーッ!」ダダダッ
・ロッカールーム
スコール「ハッ!」
エルオーネ「スコール!」
宇宙服「・・・」ガシ
エルオーネ「は、はなしてよ!」グイ
スコール「リノアァ・・・・・やっと会えたなぁ・・・」ジャキ
宇宙服「・・・」ピース
スコール「この期に及んで余裕じゃねえか・・・ええ?」ビキビキィ
宇宙服「・・・」ボソボソ
エルオーネ「え?何!?・・・ウソ!?」
スコール「何だよ!?」
エルオーネ「月の涙が・・・落ちる・・・」
宇宙服「・・・・」ウンウン
スコール「知っとるわボケェ!その前にお前を殺す!」ジャキ
スコール「そしてお前の死体を月の涙の一部にしてくれるわぁ!」
宇宙服「・・・・・」ワーオ
エルオーネ「くっこの!離しなさい・・・!」グイグイ
宇宙服「・・・・」ボソボソ
スコール「あんだよ!?」
(リ・ノ・ア レディ)
(ミッションスタート)
パチ
全員「!?」
シュゴォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!
『くうきが 外へ ほうしゅつされる!』
エルオーネ「きゃああああああああああああ!!」
スコール「あの野郎ォーーーーーーーー!こんな場所でハッチを開けやがった!」
宇宙服「・・・・」ナームー
アルティミシア(宇宙空間に吸い込まれる・・・!)
スコール「ちょ、まだ宇宙服来てねえよ!!」
シュゴォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!
スコール「ォォォォォォォォォオ!」
エルオーネ「きゃああああああああああ!」
シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!
宇宙服「・・・・」スイー
スコール「エル姉ちゃん!」ガシ!
エルオーネ「うぐぐ・・・・」シュゴォー!
スコール「もがっ!もががが・・・く、空気が・・・」
アルティミシア(おのれリノア・・・むん!)
【メイルシュトローム】
グイイイイイイイイイイイイ!!
・廊下
ズドォォォォォォン!
スコール「ぷはっ!」
エルオーネ「ぜえ・・・ぜえ・・・」ガク
アルティミシア(ハッチを閉めろォーーーーーー!はやく!!)
ガコンッ
スコール「あ、あの野郎・・・」ゼエゼエ
エルオーネ「間一髪ね・・・」
スコール「クッソーーーーーーーー!リノアがアデルの元へ行っちまう!!」
エルオーネ「あの子は確か・・・スコールがガーデンに戻ってきた時にいた・・・」
スコール「ちっきしょーーーーー!ババア!どうすればいい!?」
アルティミシア(どうって・・・アデルにジャンクションしてみるのは!?)
スコール「エル姉ちゃん!」
エルオーネ「・・・ダメ!アデルはパッキングされてるからジャンクションできない!」
スコール「ぐぎぎ・・・ちっくしょォーーーーーーーーーーー!!」グッ!
エルオーネ「きゃぁっ!」ダダダダダッ
スコール「宇宙服!宇宙服の残りはどこだ!?」
エルオーネ「ロッカールームに一着あったけど・・・もう入れないし・・・」
「どうなってんだよ!これじゃまるで誰かが仕組んだ見てぇじゃねえか!」
スコール「ハッ!」
宇宙服をの男「くっそ~!これがボンクラの言ってた襲撃かよ!」
護衛1「このままじゃここも危ないです!ルナサイドベースを放棄しましょう!」
護衛2「はやく!脱出ポッドへ!」
ガシ
宇宙服の男「ん?」
スコール「お~ま~え~・・・」
宇宙服の男「な、なんだお前!?」
スコール「宇宙服寄こせやぁああああああああああ!!」ガバッ!
宇宙服「のあっ!」
護衛1「ちょ、あんた何だ!?」
ゲシゲシッ ガシガシッ シャカシャカシャカ・・・
【入手】宇宙服
スコール「おっしゃあ!」シュコー
アルティミシア(奪うなよ!)
エルオーネ「あ・・・」
大統領「てめえェーーーーーー!何しやがんだ!」
スコール「キエエエエエエエエエエエエ!」ダダダダダッ!
大統領「てめぇ待てゴルァーーーーーーーッ!俺の宇宙服返せ!!」
エルオーネ「ラグナ・・・おじさん・・・?」
・ロッカールーム
シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!
アルティミシア(くっ!空気の放出がすごい・・・)
スコール「とぉっ!」バッ!
シュゴゴゴゴゴゴゴォーーーーーーーーーーーーーッ!!
スコール「オルァァァァァ!」スイスイスイー
・作業用ハッチ
スコール「いた!」
宇宙服「・・・・・・」スイー
スコール「までやゴルァァァァァァ!リノア!何がリ・ノ・アレディだボケッ!」
スコール「それをやっていいのはリュックたんのみだ!お前如きがそれを使うんじゃねえッ!!」
アルティミシア(ファンなのか?)
宇宙服「・・・・・」パチ
ゴウンッ!
スコール「のあっ!」
アルティミシア(しまった!ハッチが閉められた!)
『ハッチが しめられた!』
スコール「開けろよオイ!?くっそーーーー!ここまで来て逃がしてたまるかよ!!」ガンガン!
スコール「この・・・GFで吹き飛ばす!!」キュイーン
アルティミシア(オイ待て!?まだ脱出してない奴も大勢いるんだぞ!!)
アルティミシア(ここでGFを使ったらこの基地ごと壊滅してしまうだろうが!)
スコール「じゃあどうしろってんだよ!!」
アルティミシア(何か別の手を・・・何か!何かを・・・!)
スコール「・・・・・・・・くっそォーーーーーーーーーッ!!」
ジタバタジタバタ・・・・!
・廊下
スコール「ぜえ・・・ぜえ・・・」
アルティミシア(戻ってどうするつもりだ?!)
スコール「こうなりゃ最終手段だ・・・」
アルティミシア(何を・・・)
ピエット「君!まだこんな所にいたのか!」
スコール「来た!」
ピエット「脱出ポッドはこっちだ!急げ!」ダッ
スコール「オラァァァァァァァ!!」ダダダダダッ!
・脱出ポッド
エルオーネ「スコール!」
スコール「エル姉ちゃん頼む!俺をリノアにジャンクションしてくれ!」
エルオーネ「えっ」
スコール「最後のチャンスだ・・・俺をリノアに・・・!」バッ
アルティミシア(リノアにジャンクションする気か!)
エルオーネ「・・・」
スコール「エル姉ちゃん!はやく!!」
エルオーネ「・・・わかった」
エルオーネ「でもうまく行かないかもしれない・・・それでもいい?」
スコール「・・・」コク
ピエット「射出するぞ!位置に着くんだ!」
ガチャン
スコール「・・・」
エルオーネ「・・・行くわよ」
ピエット「射出する!」
ボ ッ
シュゴォーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ォォォォーーー・・・・・・・・・・・
・宇宙空間
宇宙服「・・・・」チラ
シュゴォーーーーーーー・・・・
宇宙服「・・・・・・」ジー
フヨフヨ フヨフヨ
スイーーー・・・・・・
宇宙服「・・・・・」スタ
ジジジジジジジジジ・・・・・
・アデルセメタリー
アデル「 」
宇宙服「・・・久しぶり、アデル」ボソ
宇宙服「約束通り・・・迎えに来たよ・・・」
ゴポポポポポポポ・・・・
ムズムズムズムズムズ・・・・
グググググググ・・・・
宇宙服「月の涙がもう間もなく落ちる・・・」コーホー
宇宙服「あれに乗って・・・帰ろう、エスタへ」ニヤ
グググググググ・・・・・
ギャワーーーー!! グオオオオオオ!! キュロロロロロロ!!
宇宙服「お月さま・・・つらいのね・・・苦しいのね・・・」
宇宙服「つらい時は・・・無理せず泣いてもいいんだよ」
宇宙服「一人じゃないから・・・ね?」
ボ ッ
『つきのなみだが、ちきゅうへおちた!』
~~脱出中~~
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
スコール「ゼエッ!ゼエッ!」
ピエット「ルナサイドベースはもうだめだな・・・」
アルティミシア(この反応・・・ついに始まったか!)
アルティミシア(月の涙に巻き込まれる前に脱出できたのは幸いだな。とりあえずは一安心・・・か?)
スコール「くっそ~、まさか前回と同じ手段を使うハメになるとは・・・」
アルティミシア(そう言えば私がリノアを宇宙に放置したっけ・・・)
スコール「え、エルねーちゃん・・・」チラ
エルオーネ「わかってる・・・」
エルオーネ「行くよ、スコール・・・」
キィィィィィィン・・・・・・
スコール「うぐ・・・」ドサ
アルティミシア(あいつの何がどうなってああなったのか、じっくり見せてもらおうじゃないか)
スコール「んなもん・・・どうでもイイわ・・・とりあえず・・・リノアの居場所を・・・」
キィィィィィィン・・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・???
スコール(・・・)
アルティミシア(リノアの中・・・なのか・・・?)
ゴォォォォォ!!
アルティミシア(うわっ!なんだココは!?)
スコール(火の海・・・?)
ゴォォォォォォォ!! ボオウッ! ボゥンッ!
『あたりを はげしい火が おおいつくす!』
スコール(どこだよ・・・ここ・・・)
ガシ
スコール(!?)
男「あ、あんたぁ・・・たたた、助けてくれぇ・・・」ズル
スコール(なんだこいつ!?)
リノア「どうしたのおじさん?そんなに辛そうな顔をして」
スコール(リノア!?)
男「いきなり爆発して・・・火が・・・逃げ遅れた人も何人もいるんだぁ・・・」
リノア「へぇ~~~」
男「たのむぅ・・・無事なら・・・みんなを助けてやってくれぇ・・・」
リノア「なんで?」
男「なんでって・・・村の大惨事だぞ・・・!」
アルティミシア(村?)
リノア「大惨事っすねぇ・・・ニブルヘイムみたーい」キャッキャ
男「だから・・・はやくしてくれ・・・」
リノア「・・・なんで命令口調なの?」
男「え?いや、そんなつもりは・・・」
ガシ
リノア「頼んできてる分際で、なんでそんなに偉そうなのかな?ん?」ギュ
リノア「口の聞き方もロクにわからないくらい・・・おバカさんなのかな?」
男「い、いや、そんなつもりじゃ・・・」
リノア「つもりもへったくれもねーだろ・・・あ?」
スコール(おいまさか!)
アルティミシア(や、やめろッ!)
リノア「ぷっ・・・くくく・・・ひゃひゃひゃひゃ・・・」
リノア「お前バカ!?こんな火の海でなんで一人だけピンピンしてるかホントにわかんないの!?」グワッ
男「!?」
リノア「ねえわかんない!?ホントにわかんない!?ねえ!?バカ!?」
リノア「アタシが火をつけたからに決まってんじゃーーーーーん!!ねえーーーーーーわかるぅーーーーー!?」ゲラゲラゲラ
男「な・・・」
リノア「バカかよwwなんで張本人のアタシが助けないといけないわけ!?バカ!?アホ!?知的障害!?ゴミ!?クズ!?」
リノア「そんな事もわからないお前はさぁーーーーー!やっぱりここで死ぬ運命なんだと思うわけぇーーーーーーーーー!!」メキメキメキメキ
男「ひぎぃぃいぃぃぃい!!!」
リノア「助けるわけねえだろボケwwww何が村の大惨事だよwwwwwアタシここに何の思い入れもないんすけど!」ガン!
リノア「大体お前だれ!?いきなりやってきて何!?ソッコー頼み事!?しかも命令口調!?」ガン!
リノア「ふざけてんのかオラァーーーーーーー!!まず名を名乗れやぁーーーーーーーーーー!!」ガンガンガン!
男「ああああああああああああ!!」
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン・・・・・・・・・・・
リノア「ギャハハハハハwwwwはやく死ねよカスwww低知能なんだろ!?生きる能力がないんだろ!?」ガンガンガン!
リノア「昔から言うだろ!?バカは死ななきゃ直らないってさぁ!!」ガンガンガン!
リノア「だからあたしが治療してやるよぉぉぉーーーーーーー!!バカに付ける薬をさぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!」
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン・・・・・・・・・・・
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン
ジュゥゥゥゥゥゥ・・・!!
リノア「火葬の手間がはぶけるねェーーーーーーーー!!よかったねぇーーーーーーーー!」ゲラゲラゲラ
男「ああああああああーーーーーーーーーーーーーッ!」
アルティミシア(・・・ッ!)サッ
スコール(なに・・・してんだよ・・・)
リノア「ヒャッハハハハハハハハwwwwwwwwそれ何ダンスなわけ!?wwwwwwwww」
リノア「ウケ狙いはいいから速く燃えろよwwwwwww村と一緒に燃えれて本望だろwwwwww」
リノア「ゴミ!クズ!池沼!汚物!ハエ!クソ!人間の形した糞!その他大勢!ストレス発散器具!」
リノア「いい加減気づけよオラァーーーーー!!発言する権利がないんだよお前等にはよぉーーーーーーーーーーー!!!!」
アァァァァァァァァーーーーーー・・・・・・・・
ザザッ
アルティミシア(ノイズ!?)
スコール(場面が・・・)
リノア「ねえどうちて~~?なんでそんなに苦しそうな顔してるの~~!?ねえ~~!?どうちてなんでちゅか~~~~!?」バキバキバキ
リノア「なんか言えよオラァーーーーーーー!!耳ついてねえのかよぉーーーーーーーーーー!!」ゴリュゴリュゴリュ!
ザザッ
リノア「ねえいまどんな気持ち?故郷が灰になるってどんな気持ち?ねえどうなの?ねえ?ねえ?ねえ?」ジュゥゥゥゥゥ
リノア「・・・ん?なに?うんうん・・・息が臭え」
リノア「 し ゃ べ ん な や ! ! 」ボワァッ!
ザザッ
リノア「僕ごめんね~、パパとママが焼肉になっちゃった~」ゲラゲラゲラ
リノア「ほら、ごんがりやけたよ!食べる?」ベチャァ
リノア「・・・なに?好き嫌いするわけ?ダメじゃん僕、御残しはダメって教わらなかった?」
リノア「じゃあ君将来ロクな大人にならないね。そんな悪い子はこの世にいてはいけません」
リノア「ヒャハハハハハハーーーーーーーーーwww悪い子はおしおきだぁーーーーーーー!!」ジュゥゥゥゥッゥ!!
スコール(もう・・・やめろ!!)
アルティミシア(は、吐き気が・・・)ウップ
リノア「ギャハハハハハハハハwwwwいくら潰しても蛆虫はいくらでも湧いてくるねぇぇぇぇぇぇぇwwwww」
リノア「オラオラオラ白アリ共ーーーーー!!お前等みぃぃぃぃぃぃんんなまとめて駆除だぁぁぁぁぁぁwwwwww」ゲラゲラゲラ
ザザッ
スコール(いつまで続くんだよ・・・)
アルティミシア(今度はなんだ!?)
リノア「あっここって」
スコール(!?)
・パブ
アルティミシア(ここは・・・・!)
スコール(じゃあここって・・・)
画家「な、なんなのよあんた・・・一体どういうつもり!?」
リノア「あんたこそどういうつもりなわけ?ここ、彼氏の実家なんですけど~」
リノア「不法侵入で~す!逮捕しちゃうぞ☆」
画家「ひぃぃ~~~!よ、よるな化け物!あっちいけ!」ブン
リノア「あ、ひど~い!アタシまだ青春の真っただ中なのに~!」
リノア「ほんともう・・・失礼しちゃうなぁ・・・」ガシ
画家「ああああああーーーーー!」メキメキメキ
リノア「・・・イイ事思いついた。この出来事を絵に描いてよ」
リノア「そしたらあなただけは生かしてあげる。どぉ?悪くない条件じゃない?」
画家「ななな、何を描けば・・・」
リノア「モデルはいっぱいいるよ。ほら」ドサ
『しょうしたいのむれが はこびこまれる』
画家「!!??・・・オェェーーーーーー!」ベチャベチャベチャ
リノア「もう、アーティストの癖にだらしないなぁ。芸術家はこういうのからインスピレーションを受ける物なんだよっ」
リノア「ここにも火の手が上がる前に・・・はやく描いた方がいいんじゃないかな~」
ゴォォォォォォォッ!
画家「ハァ・・・ハァ・・・うう・・・なんてこと・・・」
リノア「ほらはやくしなよ。アタシ待つのきらいなんだけどー」
アルティミシア(こいつ・・・こちらからなんとかできねーのか!!)
スコール(リノアァァァァ!!いい加減やめろボケェェェェェェ!!)
リノア「・・・・」
スコール(てめえゴルァ!いい加減にしとけカス!ウィンヒルが消えたのはお前の仕業だったんだな!)
リノア「・・・・・」
スコール(殺してやる・・・絶対に殺してやる・・・死ね・・・死ね!死ね!死ね!死ねェーーーーーーーーーーーー!!)
リノア「・・・描けた?」
画家「うう・・・はい・・・」
リノア「おおっ!中々いい感じィ!」ガコ
リノア「タイトルはそうだなぁ・・・IGUNUS(火)なんてどうかな?」
アルティミシア(これは・・・)
画家「なんでもいいから・・・はやく返して・・・」
リノア「ん?あぁ、帰りたい?」
画家「うう・・・はやく逃げなきゃ・・・」フラ
リノア「はいストーップ」ガシ
画家「ッ!?なんで・・・」
リノア「なんでってアタシが逃がすわけないじゃんって言う」
画家「約束が・・・違う・・・絵を描けば解放してくれるって言ったじゃないッ!」
リノア「・・・はぁ?」
リノア「なんでお前如きとの約束を、バカ正直に守らないといけないのかな?」グイ
画家「い、いやーーーーーーーー!!」
リノア「守るわけねえだろお前みたいなゴミとの約束・・・アホ?」
リノア「お前を生かしてなんのメリットがあるわけ?アタシにさぁ。ちょっとは考えなよ?」
リノア「何おまえ?自分が偉いと思ってるの?アタシ対等だと思っているの?」
リノア「ふざけてんじゃねえよカスが。なわけねーだろ大地に蔓延るハエ風情がよ」
リノア「目の前をぶんぶんうっとーしいんだよ・・・オラッ!!」ガシャァッ!
画家「ああーーーーーーーーーーーーッ!」ドガッ
リノア「クソにたかるハエがよぉーーーーー!対等なクチ効いてんじゃねえよオラーーーーーーーーッ!」
リノア「何お前!?アホなの!?ゴミなの!?お前等ハエは口を開けば不快な発言ばっかりでさぁ!」
リノア「自分が困った時だけ助けてって虫よすぎなんだよ!!ああ!?」
リノア「ヒヒ・・・お前も、この村も、人間全員も、みーんな!ハエ!みーんな汚物!積み重なったクソ!」
リノア「クソに人権があると思うなよおおおおおおおおお!ああああああああああああああ!?」
バキッ・・・
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
リノア「なんで黙る事ができないのかなぁお前等はあああああああああああああッ!口を開ければ不快な臭いばかり放って!」
リノア「それただの有害物質じゃん!腐った生ごみじゃん!誰が片付けるの!?誰が掃除すんの!?」
リノア「アタシだよぉぉぉぉぉぉお!!アタシが駆除するんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
リノア「オラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアア!!燃えるゴミの一斉消去だぁあああああああああああ!!」
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
グシャウグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャ
アルティミシア(く、狂ってる・・・)
スコール(殺・・・す・・・絶対・・・・殺す・・・・)
ザザッ
リノア「人権がない!発言する権利がない!生きる権利がない!」
リノア「はやく気付けゴミ共がああああああああああああ!!燃えろオラァァァァァァァ!!」
ゴォォォォォォ!! バキバキッ!! ゴォォォォォォォ・・・・
ザザッ
リノア「ヒヒッヒヒヒヒヒ・・・・・・・・ヒッヒハハッハハハハッハッハwwwwwwww」
リノア「気ん持ぢイイーーーーーーーーーーーーッッッ!!溜まったゴミを一気に除去ってすがすがしいねェーーーーーーーーーーーーー!!」
リノア「 ヒ ャ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ w w w w 」
ザザッ
リノア「ハァァァァ・・・・・まだまだ暴れたりない・・・・」
ガラッ
リノア「!?」
スコール(生き残り・・・・!)
アルティミシア(は、はやく逃げろ!)
リノア「・・・」ニヤァ
ガシ
リノア「ん・・・チョコボ注意?ああ、看板かァ・・・」カラン
リノア「これをフルスイングしたら・・・どうなるかなぁ・・・」ニタァ
生き残り「うぐ・・・ひぐ・・・」ズルズル
ザッ
リノア「・・・・」カラン
生き残り「あ・・・・あ・・・・」
リノア「・・・・天国へ連れてってあげる」ニヤ
スコール(や、やめ・・・)
リノア「ハァァァァァ・・・・・あああああああああああああああああああああああ!」ググググ!
アルティミシア(ッ!?)グッ
リノア「心配しないで・・・すぐにみんな・・・消してあげるから・・・」ケケケ
リノア「お前等に未来はない・・・あってはいけない・・・アタシが許さない・・・・」
リノア「お前等みんな・・・・無に返れェ・・・・」ニタァァァ
生き残り「許して・・・」
リノア「今更遅いよ・・・もうアタシは止まらない・・・」
リノア「あの世で・・・アタシを崇めろ・・・・」
リノア「永」
リノア「遠」
リノア「に ッ ! 」
ブンッ
ゴ キ ャ ッ
スコール「うああああああああああああああああ!!」
エルオーネ「スコール!?」
・脱出ポッド
スコール「う、うぐ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・」ガク
エルオーネ「どうしたのスコール!?何をみたの!?」
スコール「あいつ・・・くそぉ・・・くそぉくそぉくそぉーーーーーーーーーーーーーー!!」
エルオーネ「スコール!落ち着いてスコール!」
アルティミシア(あいつは・・・人じゃない・・・)
スコール「ちくしょぉーーーーーーーーー!!」ガン!!
エルオーネ「・・・スコール、もう一度、行ける?」
アルティミシア(な、何を!?)
エルオーネ「何を見たのかわからないけど、スコール、恐ろしい物を見たんでしょ」
エルオーネ「スコール、それを止めれるのはあなただけよ・・・あの子は絶対止めなきゃ!」
スコール「ハァ・・・ハァ・・・・」
アルティミシア(もう一度・・・耐えれるか?)
スコール「・・・・行く」
スコール「あいつは止めないと・・・あいつは絶対に抹殺しないと・・・!」
エルオーネ「ごめんね、辛い思いばかりさせて」
アルティミシア(エルオーネ!まだだ!もっと遠い過去へ・・・)
アルティミシア(あれは私の知ってるリノアじゃない・・・何がどうなってあんな風になったのか・・・)
アルティミシア(こいつは知っておかないといけない・・・わかるな!?)
エルオーネ「・・・・うん!」
スコール「リノアァ・・・・うぐ・・・」
エルオーネ「あなたの頭の中はリノアでいっぱい。あなたはリノアを呼び続けている」
エルオーネ「もっと遠い過去へ・・・リノアの原点へ・・・」
スコール「・・・」
エルオーネ「行くわよ・・・スコール!」
アルティミシア(リノアめ・・・くそ・・・!)
エルオーネ「・・・」グッ!
キィィィィィィン・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スコール(・・・)
スコール(ど・・・こだ・・・)
タッタッタッタッタ・・・・・
スコール(・・・・・?)
スコール(ここは・・・・そうだ・・・・確か時間圧縮の・・・・)
アルティミシア(そう、ここはよーく知っている。お前と私、因縁の始まりの地だ)
ザザッ
スコール「くっ」ガク
アルティミシア「フフフフフ・・・seedとはその程度の物か」
スコール「み、みんな・・・」チラ
スコール(俺と・・・ババアだ・・・)
アルティミシア(そう、ここは・・・・)
・アルティミシア城
アルティミシア「フフ・・・時間圧縮のアルゴリズムに溶け込むがいい」
スコール「!」
ゼルは時間の流れに吸い込まれていった
アーヴァインは時間の流れに吸い込まれていった
キスティスは時間の流れに吸い込まれていった
リノア「 」(戦闘不能)
スコール(そうだ、ここでババアに負けてみんなが時間圧縮に・・・)
スコール「俺はずっと自分を殺して生きてきた・・・誰かに期待しなければ、裏切られる事もないからだ」
スコール「リノアと付き合いだしたのも、その、なんかいい雰囲気になって流されるままに・・・」
スコール「周りがもてはやすし、俺達の為にコンサートとかなんかやり始めるし、断りにくい空気と言うか・・・」
スコール(・・・)
アルティミシア(自分で見てて恥ずかしくないのか?)
スコール「こんなわかりやすいフラグを何本も立てて起きながら、なんでこんなスパッツ履いた女と付き合わないけないんだ!」
スコール「こいつ、全然パンチラしないんだぞ!電波ばっか飛ばしやがって、一緒にいても全然楽しくねーよ!!」
ザザ
スコール「頼む!俺を過去に戻してくれ!」
スコール「この通りだ!」(土下座)
アルティミシア「!?」
スコール「この戦いお前の勝ちだ!時間でもなんでも破壊するとイイ!」
スコール「だがせめて!その前にもう一度、過去に戻って人生を・・・」
スコール「俺に、セルフィたんルートを歩ませてくれエエエエエエ!!」
ザザ
スコール「頼む!俺を過去に戻してくれ!」
スコール「この通りだ!」(土下座)
スコール(勘弁してくれないかな)
アルティミシア(自業自得だ)
ザザ
アルティミシア「しかしその女がお前になびくとは限らんと思うが。過去へ戻ってどうするつもりだ?」
スコール「今度は・・・自分に正直に生きる!」
アルティミシア「そうか・・・」
グニャアアアアアア
アルティミシア(そうだ。ここでお前は過去へと旅立つのだ)
スコール(飛んだおまけが付いてきたがな)
グニャアアアアアアアアア!!!
ァァァァァァ・・・
スコール(行っちまった・・・)
アルティミシア(そう言えばまだセルフィとリノアが残っていたな)
スコール(リノアの奴・・・何してんだ?)
リノア「・・・・・・・・・・・・・」(戦闘不能)
アルティミシア(我々がいなくなった所でこのまま放置しておけば時間圧縮に溶け込まれるはずだが)
リノア「・・・・・ひど・・・・いよ」
スコール(!?)
リノア「スコール・・・私といても・・・・楽しくない・・・の?」
リノア「私よりセルフィの方がよかったの・・・・?」
リノア「じゃあ・・・あの約束は・・・あの思い出の日々は・・・」
リノア「一体何だったの・・・・」
アルティミシア(聞こえていたのか・・・)
スコール(なんてこった!)
リノア「世界を譲る・・・アルティミシアに?」
リノア「なんで?どうして?」
キラキラキラキラ・・・・
セルフィは時間の流れに吸い込まれていった
リノア「私も・・・もうじきああなる・・・の?」
リノア「・・・・・・いやだよぉ」
リノア「スコール・・・アタシを置いて行かないで・・・・」
リノア「スコール・・・・スコール・・・・!」
アルティミシア(お前さあ・・・)チラ
スコール(今になって罪悪感がヤヴァイ)
キラキラキラキラ・・・
リノア「う・・・」
スコール(リノアが消える!)
アルティミシア(さあここからだ。我々が去った後何がどうなってああなったのか・・・)
スコール(・・・)
アルティミシア(もう何が起こっても驚かん。スコール、覚悟はイイか)
キラキラキラキラ・・・
リノア「やだよぉ・・・消えたくないよォ・・・・」
リノア「スコール・・・ヒック・・・グス・・・・」
スコール(・・・)
キラキラキラキラ・・・・
リノアは時間の流れに吸い込まれていった
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
・???
(わたし・・・生きられるのかしら・・・)
(どうやって?)
(自分ではどうする事も出来ない)
(ただ、流されるまま・・・)
スコール(リノアの声だ・・・)
アルティミシア(意識が・・・消えかかっている)
(自分だけではどうにもならない)
(生きられる?)
(わたし・・・・・・)
(生きられない?)
スコール(思考が極限まで薄められるんだっけ?)
アルティミシア(激しい痛みと共にな)
(このまま・・・・・)
(私・・・このまま・・・もうだめなのね)
アルティミシア(・・・・)
(もうだめ・・・もう・・・・・)
(このまま・・・・時間の流れの塵になって・・・)
スコール(・・・・)
ム オ ” ン
スコール(!?)
アルティミシア(これは!)
(・・・?)
ムオ”ーーーーン・・・
(何・・・これ?黒い塊・・・・?)
(近づいてくる・・・怖い、怖いよ)
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
スコール(あのウド巨人の・・・)
アルティミシア(あいつの仕業か!)
(いや・・・やめて・・・近寄らないで・・・)
バチッバチッバチッ
ムオ”ォォォォォォン!
(吸い込まれる・・・流されるままに・・・)
スコール(一体どこに・・・?)
アルティミシア(あいつの本体がいる場所か・・・!)
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
・???
リノア「・・・・?」ムク
リノア「ここ・・・どこ?」
リノア「暗い・・・宇宙?いや、でも・・・」
リノア「水晶みたいなのがいっぱいある・・・キレイ・・・」
リノア「・・・・」
リノア(私・・・助かった・・・?)
「そうだ。お前は助かった」
リノア「ッ!?」
スコール(出やがったな・・・!)
アルティミシア(こいつが本体か!)
エクスデス「ようこそ、次元の狭間へ」
リノア「だ、だれ!?」
エクスデス「それはこちらのセリフだ・・・貴様、どうやってこの場所へ?」
エクスデス「ここは次元の狭間。わけあって出入りは出来ぬはずだが・・・」
グニャァァァァァ・・・・
リノア「!?」
エクスデス「そう、その歪みがこの空間を封じている原因の一つ・・・これのせいで私はここから出られぬ」
エクスデス「しかし貴様はその歪みから現れた・・・今一度問おう」
エクスデス「貴様、何者だ」
リノア「・・・・リノア」
エクスデス「リノア?はて、聞かぬ名だ」
エクスデス「もしや貴様はクリスタルの戦士か?」
リノア「クリスタル・・・?なんですか、それ」
エクスデス「クリスタルの戦士じゃないのか?ではここへどうやって・・・」
リノア「あのっ!ここはどこですか!?私は一体どうなってしまうのですか!?」
エクスデス「次元の狭間を知らないのか・・・?貴様、本当に何者だ」
エクスデス「ただの人間・・・にしては膨大な魔力に溢れている。もしや、魔物?」
リノア「私は魔物なんかじゃありません!人間です!」
リノア「いや、人間じゃなかった・・・私はそう」
リノア「魔女・・・魔女リノアです」
エクスデス「魔女?クリスタルにそのようなジョブがあったのだろうか」
リノア「と言ってもまだなりたててあまり実感はなくて・・・」
エクスデス「ふむ・・・少し興味が沸いた。女、詳しく話してみろ」
リノア「・・・」
ザザッ ザーーーーーー・・・・・
エクスデス「なんとまぁ・・・男に捨てられたのか」
リノア「・・・」ヒック
エクスデス「やれやれ、これだから人間は・・・しかし私に取ってはそんな事より魔女の話の方が有益だ」
エクスデス「この不可解な現象・・・貴様と同じ『魔女』が引き起こした物である。そう言うのか」
リノア「はい・・・」
エクスデス「時間圧縮・・・なるほど、確かにここは狭間の世界。時の流れと密接に関係している・・・」
エクスデス「時間が無理矢理圧縮された余波がこんな所まで・・・その魔女やらはとんでもない奴のようだな」
ザザッ
エクスデス「これが無の力だ」バチバチバチバチ
リノア「すご・・・」
エクスデス「と言っても時間圧縮とやらのせいで自由に扱えぬが」
リノア「どうして?」
エクスデス「無が圧縮された時を永遠に飲みこみ続けるのだ。これでは使いたい分だけ使えない」
エクスデス「今はこのように小さい球を作るので精いっぱいよ・・・」ファファファ
リノア「・・・」
ザザッ
エクスデス「悪いが魔女よ、貴様の元いた世界へ帰る術は私にもわからん」
エクスデス「つらいのなら、一思いにこの『無』で苦しまず消してやるが・・・どうだ?」
リノア「・・・」
エクスデス「悩むか。まぁそれもよい。決心が付いたらいつでも言ってくれ」
ザザッ
リノア「すっご!これ全部古代の本?」
エクスデス「貴様の時代にはない古の書物・・・興味があるなら読んでみるとよい」
リノア「ってこれ全部古代文字じゃんw読めるようになる魔法とかないの?」
エクスデス「・・・ほら」ペカー
リノア「おおっ!現代語訳にルビが・・・」
エクスデス「手間のかかる奴よの」ファファファ
リノア「さすがっすw」
リノア「何々・・・12の勇者と・・・暗黒魔導士・・・エヌ・オー・・・?」パラパラ
リノア「へえ・・・先生の他にも無を操ろうとした奴がいたんだぁ」パラパラ
リノア「ん?何これ・・・外界との・・・通信器具・・・?」
リノア「・・・・」
ザザッ
エクスデス「なんだと!?時間圧縮を解除できる方法があるだと!?」
リノア「うん、時間圧縮は魔女アルティミシアがやったの。全ての時間を圧縮して自分しか存在できない用にする為に」
リノア「仕組みはよくわかるよ。実は私、一時期そいつにジャンクションされてたんだよね」
エクスデス「ジャンクション・・・?」
リノア「ああ、よくわかんないかwまぁ簡単に言うと・・・憑依?その辺」
エクスデス「ふむ・・・」
リノア「・・・だからさぁ、その、封印を解く手伝いをするから!」
エクスデス「む・・・?」
リノア「私を・・・弟子にして下さい!」
エクスデス「・・・正気か?」
ザザッ
リノア「はぁッ!!」ペカー
エクスデス「魔女の力、大分使いこなせるようになってきたな」
リノア「おかげさまで~w」
エクスデス「お前は飲みこみが速い。どうだ?ここの魔物は強いだろう」
リノア「うん、経験値めっちゃ入るねw」
エクスデス「優秀だな。私の配下の中でも一番だ・・・お前は」ファファファ
リノア「またまた~、先生の教えてくれた魔法のおかげだよw」
リノア「特にこれすごいね。めっちゃ使いやすい」
リノア「2回行動できる魔法なんて初めて知ったわ。じゃあトリプルと併用したら飛んでもない事に・・・」
エクスデス「れんぞくまと言う奴だな」ファファファ
エクスデス「レベルが上がる度に褒美の魔法をやろう。精進するのだぞ」
リノア「は~いw」
ザザッ
リノア「時間圧縮は魔女の力に寄る者。よって解除できるのは魔女の力のみ」
リノア「でも残念ながら私の魔力ではすべてを取り除く事は不可能ね。やはり仕掛けた本人に解除させないと」
エクスデス「アルティミシアとかいう魔女か」
リノア「そ。そこでね」
リノア「理論上は、この歪みから全ての時代にジャンクションできるはず。私と先生の力を使えば」
リノア「時間圧縮は全ての時間が圧縮された空間・・・歪みに乗る事ができれば、どこへでも」
エクスデス「少し手間取りそうだな」
リノア「実験・・・してみる?」
ザザッ
リノア「できた!できたよ先生!」
エクスデス「本当か!」
リノア「試しにアタシが小さい頃の時間に戻ってみた。ちゃーんと戻れたよ」
リノア「若いダディにあいさつまでしてきちゃったよw」
エクスデス「ならばいよいよ・・・」
リノア「でも先生本体はあっちにいけないね。先生は時間圧縮に穴を開ける『無』を発して貰わないといけないから」
エクスデス「そうか・・・」
リノア「凹まないでよw私ひとりで言ってくるからw」
エクスデス「いや、私も行こう」
リノア「えっ?」
ブブブブブブ・・・
エクスデスソウル「こういう事だ」
リノア「GF化・・・」
エクスデスソウル「これならば問題あるまい」
エクスデスソウル「よし・・・いでよ我が配下の魔物よ!」
エクスデスソウル「久々の出陣だ・・・存分に暴れるがよい!」
ザザッ
エクスデスソウル「アルティミシアがいないが・・・」
リノア「まさか・・・スコール!」
エクスデスソウル「スコール?」
リノア「アタシの彼氏」
エクスデスソウル「ああ、例のチャランポラン・・・・」
リノア「あのおばさん、まさかスコールに・・・?」
エクスデスソウル「簡単に手に入らぬという訳か」
リノア「・・・今気づいた」
リノア「スコールの戻った過去には・・・アルティミシアの他に、強力な魔女がいっぱいいる」
エクスデスソウル「なんだと!?」
リノア「私でしょ、アルティミシアでしょ」
リノア「それに加えてイデアとアデルってのがいるの。この二人はかなり強力な魔女」
エクスデスソウル「魔女が一挙に集う時代・・・か」
リノア「作戦変更?」
エクスデスソウル「その魔女の力を抜き出せば・・・アルティミシアがいなくとも何とかなるかもしれぬな」
リノア「希望が湧いてきた~~~~!」
エクスデスソウル「ファファファ・・・無の復活は近い!」
ザザッ
リノア「あーあ、折角鍛えたのに、私魔女じゃなくなっちゃった」
エクスデス「恩に着る、リノアよ」
リノア「いいっていいってwどうせまた継承するしねー」
リノア「それに、先生もはやく復活しないとね!」
エクスデス「リノアの魔力だけでは全て取り除くには不足しているか・・・」
リノア「でも私の分だけでも結構キレイになったね」
エクスデス「ああ、この調子ならば後魔女が数人いれば・・・・」
リノア「完全に除去できる!」
エクスデス「ゆくか、リノアよ・・・」
リノア「オッケ、先生はイデア。私はスコール」
リノア「イデアを乗っ取れたらティンバーって所に来て。そこで一旦合流しましょ」
エクスデス「了承した」
ザザッ
エクスデス「準備はいいか」
リノア「え~っと、英雄の薬に、エクスポーションに・・・」ガサゴソ
エクスデス「そんなにいらんだろ」
リノア「備えあれば憂いなし!」ビシッ
エクスデス「はやくしろ・・・」
リノア「・・・ところでさぁ、せんせぇ」
エクスデス「なんだ」
リノア「その『無』の力って・・・アタシにも使えんの?」
エクスデス「・・・使えば術者共々無に飲み込まれる。私ですら神経を使わねば飲みこまれそうになるシロモノだ」
エクスデス「万年を生きた私だからできる事だ・・・悪い事は言わん。やめておけ」
リノア「なんだ。ちょっと試してみたかったのに」
エクスデス「それだけはダメだ。それよりも過去に戻ったら・・・どうする?」
リノア「復讐・・・」ボソ
エクスデス「ん?」
リノア「いや、なんでもwじゃあいこっか!」
リノア「え~っとアタシはまず・・・そうだ、森のフクロウに・・・」
・・・・・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
スコール「ハッ!」
・脱出ポッド
スコール「・・・」
エルオーネ「どうだった?」
アルティミシア(リノアの強さの秘密。わかったよ)
アルティミシア(あいつがやはり裏で手を引いていた・・・)
エルオーネ「リノアちゃんが?」
アルティミシア(所々途切れ途切れだったが・・・)
スコール「・・・まだだ」
エルオーネ「えっ」
スコール「リノアが変貌していく様子が見えなかった・・・まだだ!」
アルティミシア(スコール・・・)
スコール「俺が見たかったのはこんな過去じゃない!エル姉ちゃん!もう一度だ!」
アルティミシア(そこまで・・・)
スコール「所々途切れていたが、絶対あいつには裏がある!俺には分かる!」
スコール「あのアマがおとなしく人の言う事を聞くタマか!そこを見なければ・・・俺は・・・」
アルティミシア(エルオーネよ、スコールが珍しくやる気だ。姉としてどうしてやるべきだと思う?)
エルオーネ「最後の一回よ・・・連続で送って少し息切れしそうなの」
スコール「わかった!ラスチャンワンモア!」
アルティミシア(リノアはあの魔導士と結託した過程ははわかった・・・しかしそれは本人も言っていた事)
アルティミシア(そのさらに奥・・・リノアが何を考えているのか・・・)
エルオーネ「それが世界の危機を救う手がかりになるのね」
スコール「世界とかどうでもイイんだよ!頼むエル姉ちゃん!」
スコール「エルオーネお願いだ!俺は自分でこんなに考えて何かをしたいと思った事は初めてなんだ!」
エルオーネ「・・・わかってるわね?最後の一回よ?」
スコール「頼む!!」
アルティミシア(さすが彼氏だな。いや、元か)
エルオーネ「スコールが知りたい過去に送れるように・・・全身全力を使って見る・・・」グッ
キィィィィィィン・・・・
スコール「ウッ・・・・」フラ
エルオーネ「まだよスコール!強くイメージして!」
エルオーネ「知りたい過去、知りたい人、知りたい気持ち・・・」
スコール「リ・・・ノア・・・」
エルオーネ「・・・」ハァハァ
アルティミシア(エルオーネ、踏ん張れ!)
エルオーネ「・・・限界よ!送るわ!」
スコール「 オ オ オ オ オ オ オ ! ! 」
シュゥゥゥゥゥゥーーーーーー!
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
シュン・・・シュン・・・シュン・・・・
アルティミシア(今度はどこへ・・・)
スコール(どこだ・・・リノア!)
シュン・・・シュン・・・シュン・・・・
ゴォォォォォォォォ・・・・・・・・!
ブ ワ ッ !
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
スコール(・・・?)
アルティミシア(どうやら着いたようだが・・・)
スコール(ここは・・・見覚えがある・・・そう・・・)
ピコンッ
スコール(・・・)
ピコンッ
ピピピピピピピピピコンッ!
スコール(この増殖するセーブポイント・・・そう・・・ここは・・・)
「やっぱり来たね、スコール」
スコール(!?)
・はじまりの部屋
リノア「おハロー」ヒラヒラ
スコール(リノア・・・)
リノア「ひっさびさの再会がまさか頭の中なんてねえ、ホント、変わった出会いだよね」
アルティミシア(我々に気づいていたのか)
リノア「あっおばさんやっぱりスコールにジャンクションしてたのね」
アルティミシア(何を今更?)
リノア「ああごめんごめん。今の私はまだ出発前」
リノア「スコール達はどの未来からやってきたのかな?ガーデン戦の後くらい?」
アルティミシア(当たらずとも遠からずと言っておこう・・・)
リノア「ほぉほぉ・・・じゃあアタシがアデルの封印を解きに行くあたりかぁ」
リノア「あの時は大変だったなぁ・・・体を乗っ取られたあげく宇宙に放浪されてさあw」
アルティミシア(あのまま月の涙に巻き込ませればよかったと後悔している所だ)
リノア「どいひ~」
スコール(・・・)
リノア「なんかおばさんに会ってから、ずっと頭の中がざわざわするなぁって思ってたんだけど」
リノア「あれ、スコール達だったのね。気づいたの最近だったわw」
スコール「・・・」
リノア「その様子だと・・・未来の私はちゃんと仕事してるって事だね」
リノア「えらいっアタシえらいっ!」エッヘン
アルティミシア(悪いが覗かせてもらったぞ。お前があの魔導士と結託する様子をな)
リノア「うん、知ってた。てか今気づいた」
リノア「アタシの修行期間はどうだった?優秀だったでしょー」
アルティミシア(そんな物はどうだってイイ。私達のが知りたいのは・・・)
スコール(・・・なんなんだよお前のその変貌っぷりは)
リノア「なんでって言われても・・・ねえ?」
リノア「世界の声を聞いたから?かなぁ」
スコール(意味わかんねえよ)
リノア「確信したね。こいつらウゼエ、害虫と同じだから根絶やしにしなきゃって」
リノア「生きてても毒にしかならない害悪は駆除が正解でしょ。やられっぱなしで終わるわけないじゃーん」
スコール(ハァ・・・?)
リノア「人間の分際で自分が神か何かと勘違いしてるみたい。何万年も殺し合いばっかしてるアホの癖にw」
リノア「ああやって潰しあって生きてる連中なの。だから生きてる価値がないの。遅かれ早かれ滅びる運命なの」
リノア「その役を務めるのは・・・アタシしかいないじゃん?」
スコール(なんでお前にそんな事が決めれるんだよ!)
アルティミシア(何様だお前!)
リノア「何様って魔女様ですけど」
リノア「人間の上位互換、魔女。選ばれし者のみに与えられる力」
リノア「その起源たるや人類の始まりを作った大いなるハイン。つまり私は人間を管理する存在なわけだね」
スコール(神にでもなったつもりかてめーは!)
リノア「さすがにそこまでいかないけどwまぁ、中間くらい」
リノア「神と人間の間。さしずめ天使って所かな?羽生えてるしw」
スコール(お前の様な天使がいるか!ボケ!)
アルティミシア(天の使いは嬉々として人間を苦しめたりはせん・・・お前は悪魔だ!)
リノア「おーおー好き勝手言ってくれちゃって・・・でも」
リノア「なんか勘違いしてるようだけど、私はまだ誰も殺してないってw」
リノア「今の私はこれから過去へと飛び立つ所。まぁ、戻ったらどっちにしろ殺しまくる予定だけどw」
スコール(やりすぎなんだよお前は!せめて普通に殺せよ!)
スコール(いちいちねちっこく拷問する必要があるのか!明らかに趣味でやってるだろ!)
リノア「因果応報自業自得。それだけの事をやったのさ」
リノア「ホント、罪深い生き物・・・」フゥ
スコール(・・・何を聞いたんだよお前は)
リノア「秘密」
スコール(言えよ!)
リノア「なんでお前の言う事を聞かないといけないんだよ中古ジャンバー野郎」プッ
スコール(この・・・)ビキビキ
リノア「指図すんなよ。童貞の癖にw」
スコール(ころぉーーーーーす!殺す殺すころぉーーーーす!)ブチブチブチ
アルティミシア(何故そこまで隠す・・・?)
リノア「・・・これは復讐。罪を重ねすぎた人類に対する天誅」
リノア「世界を『無』に返す。私はその意志を継ぐ者・・・この場所はその第一歩となる『はじまりの場所』」
リノア「『無』に返る記念すべき第一号は・・・やはり、この連中だと思うの」
スコール・アルティミシア(!?)
ズズズズズズ・・・・
グニャァ・・・・・・
ドサッ ドサドサドサドサッ
リノア「久しぶりの再会だねぇ・・・みんな」
ゼル「 」(戦闘不能)
アーヴァイン「 」(戦闘不能)
キスティス「 」(戦闘不能)
セルフィ「 」(戦闘不能)
アルティミシア(こ、こいつら!何故ここに!?)
スコール(いや、こいつらはおそらく・・・)
リノア「そ。おばさんに倒された一周目のパーティーメンバー」
リノア「おーおー、みんなレベル高いねえ。ここまで色々あったもんねぇ」
スコール(な、なんでここに・・・)
リノア「時間の流れに溶け込んでた所をね、拾い集めて再構築したの」
リノア「ちょっと雑にしたからさすがに意識までは戻んなかったけどねー」
アルティミシア(取りだしたのか!?時間圧縮の中から!?)
リノア「先生に協力してもらったけどね~」
スコール(おいみんな!起きろ!オィ!オイ!)
リノア「ムダムダ、しばらく意識は戻らないよ」
アルティミシア(こいつらを呼び出して一体何を・・・)
リノア「わかってるくせに・・・」ボソ
リノア「ん~そうだなぁ。まずは誰からにしようかな・・・」
アルティミシア(一体何を!?)
リノア「・・・決めた。まずはこいつから」
ガシ
キスティス「 」(戦闘不能)
スコール(オイ!何をする気だ!?)
リノア「このモルボルにはクソみたいなお説教させられたからね~・・・内心ちょっとムカついてたんだわ」
リノア「息が臭いくせにファンクラブまで作っちゃって・・・あ~憎たらしい」
キスティス「 」プラーン
リノア「うぜえんだよメンヘラ女が・・・教官じゃなくなった癖にいつまでも偉そうにしてんじゃねえよ・・・」ジュウウウウウ
スコール(なッ・・・おいまさか!)
リノア「死ねよオラァーーーーーーーー!!ちょっと顔が整ってるからって調子こいてんじゃねェーーーーーーーーーー!」
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
スコール( や め ろ ォ ー ー ー ー ー ー ー ! ! )
リノア「ギャハハハハハハハwwwwwww顔面を化粧いらずにしてやるよぉおおおおおおおおおおおwwwww」ジュウウウウ
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
リノア「ひゃーーーーーーーーーははははははw臭い息にはゾンビがお似合いだよぉぉぉぉぉぉwwwww」
ドサッ ビクビクッ・・・・
スコール(~~~~~~~~!!)
リノア「さあ乗ってきたぁ!次言ってみようか!!」ガシ
リノア「次はダブルでいってみよー!さあ!お次はチキンとヘタレのご両名!」ガシ
ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!
リノア「ヒャハハハハハハハハハwwwwww皮脂のせい?火の回りが早いけど皮脂のせい?ww」ジュウウウウウ!
リノア「お前等オナニーしすぎだってぇーーーーwwwwwwちょっとはガマンしろよッ!!wwwww」
ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!
リノア「ねえ見てスコールwwww時々ビクッってなるのwwwwほら!今ビクってなった!」ジュウウウウウウ!
リノア「何これおもしろぉぉぉぉぉぃwwwwww電動なの!?電動式なの!?」
リノア「速く中身が見て見たいね~~~~~~~~~~wwwwwwキャーーーーーーハハハハハwwwwww」
ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
ドサドサッ ヒクッ ヒクッ
リノア「あらら残念。サイボーグかと思ったのに」ゲシ
スコール(うぐ・・・やめ・・・ろ・・・)
アルティミシア(・・・)
リノア「さーて最後は・・・ややっ!?このきゃわいいおにゃのこは!!」ガシ
セルフィ「 」(戦闘不能)
リノア「みんな大好きセルフィちゃんで~~~~すっ!ほらほら!寝顔がかわいいねえ~~~!」
スコール(ああ・・・・!)
アルティミシア(・・・・ッ!)サッ
リノア「かわいいよね~ほんと。この隙ににぺろぺろしちゃえ~w」チュッチュ
リノア「ああ~ほっぺたやらかい~いい匂い~」クンカクンカ
スコール(あああああああああ!!)
リノア「パンツみる?ほら、純白~)ピラ
リノア「みんなセルフィちゃん好きだよね~、うんうん、かわゆいもんねっ!納得納得!」
リノア「そんなに好きならさぁ・・・何があっても・・・愛せるよね?」ガシ
ジュウウウウウウ・・・・・・・
スコール( あ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ー ! ! )
リノア「いつも以上に気合い入れていくよぉぉぉぉぉぉぉほらぁぁぁぁぁぁぁ!!」ググググ
リノア「おおおおおおおお!肉の焦げるにおいがすごいよぉぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉおおwwwwwww」
ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !
リノア「ギャーーーーーーーーーーーーーーハハハハハハハwwwwwwwwwwwww」
リノア「かわいいお顔がどうなっちゃうのかたんのしみだぬえええええwwwwwwww」
ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !
リノア「おっおおっおおおっぽっおおおっおおっwwwwwwwww」
ジ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ !
スコール( う あ あ あ あ あ あ !!
スコール(リノアァァァァァァァァァ!!)
ジュウウウウウウ・・・・・・・
リノア「・・・スコールさぁ、セルフィちゃんラブなんだよねぇ」
リノア「アタシよりも好きなんだよね。深い愛で結ばれてるんだもんね」
リノア「だったらさぁ・・・何があっても・・・大好きだよね?」
グイ
リノア「ほら」
『みるに たえない!』
アルティミシア(ウプッ!)
スコール(あ・・・あ・・・)
リノア「ほらほらほら~~~愛しのセルフィちゃんだよ~~~」ユサユサ
リノア「ハグハグ、ギュー」ギュ
リノア「あ、なんか落ちたw」
アルティミシア(ひどすぎる・・・ひどすぎるぞ!お前!)
リノア「お前のせいだろ」ギロ
アルティミシア(!?)
リノア「スコールがおばさんに屈して仲間を放置するからさぁ・・・言ってたじゃん」
リノア「激しい痛みと共に極限まで薄められる?だっけ」
アルティミシア(だからって・・・こんな・・・)ワナワナ
リノア「スコールが旅立った時点でアタシら捨てられたも同然なんだよね」
リノア「だからあの時私ら死んだも同然なわけ。次元の狭間に迷い込んだのは偶然。わかる?」
スコール(・・・)
リノア「スコールのせいでみんなが死んだ。お前のエゴで世界が死んだ」
リノア「身を持って思い知れ。因果応報って奴を」
スコール(・・・)
リノア「さて、一発気持ちよくやった所で・・・次はいよいよスコールのいる時代に飛ぶよ~!」
リノア「速く会いたいなぁ・・・あのダンス会場で」ニヤ
グニャァァァァァァ・・・・
リノア「おっと、そろそろ時間かな?じゃあ最後にみんなで並ぼうか」
リノア「はいみんな立ってー!我らのリーダーにピース!」
ドロォ・・・グチャァ・・・・
アルティミシア(直視できん・・・!)
リノア「裏切りの代償はでかいよ。スコール」
リノア「あなたが全力で逃げるなら、こっちもどんな手を使っても追いかけるから」
リノア「この顔面ゾンビとアタシ、どっちを選ぶのさ」
スコール(・・・)
リノア「お前だけは・・・逃がさない」ニヤ
リノア「再び会える時が楽しみだぁ・・・」ニタァ
グニャァァァァ・・・・
アルティミシア(ジャンクションが切れる・・・)
リノア「バイバイおふたりさ~ん、ダンス会場で会おうね~」ヒラヒラ
スコール(・・・)
リノア「ああそうだ。最後に」
リノア「~~~~~~~」ボソボソ
スコール(・・・・・)
(・・・・・・・・・・・・・やる)
スコール(・・・・)
グニャァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
(・・・・ル・・・・・スコ・・・・!)
(スコール・・・スコール!)
スコール「ハッ!」
エルオーネ「スコール大丈夫!?かなりうなされてたわよ!?」
・脱出ポッド
スコール「・・・」
エルオーネ「ねえどうしたの!?一体何を見たの!?」
スコール「・・・・ウプッ!」ガチャ
スコール「オエエエエエエーーーーーーッ!ゴハッ・・・・オオオオオオーーーーーーー!!」ベチャベチャ
エルオーネ「スコール・・・スコール!?」
スコール「ハァ・・・ハァ・・・オエエエエエーーーーーーーッ!!」ベチャベチャベチャ
エルオーネ「しっかりして!スコール!!」
アルティミシア(・・・)
エルオーネ「おばさん!どうしたの!?一体何があったの!?」
アルティミシア(・・・見てはいけない物を見た。それだけだ)
エルオーネ「一体何を・・・ハッ」
スコール「カハッ!・・・オエ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
スコール「ちっくしょぉ・・・リノア・・・リノアァ・・・・」
アルティミシア(よく耐えたな・・・私はもう見れなかったよ)
スコール「ダ・・・メだ・・・絶対・・・あいつを放置・・・したら・・・」
フラフラフラ・・・・
エルオーネ「スコール!一体どこへ!?」
スコール「リノアを探す・・・まだそう遠くにはいないはず・・・」フラフラ
エルオーネ「今から!?危険よ!今から外に出るのは!」
ピエット「ばかな!?どうやって戻るつもりだ!?」
ピエット「結局パック噴射の燃料も尽き、生命維持装置も切れて二人とも死ぬのがオチだぞ!」
スコール「・・・・」ガシ
アルティミシア(スコール安心しろ。リノアの場所は大まかだが感じれる)
アルティミシア(手伝うぞ・・・私も)
ウイーーー・・・・・ン
スコール「・・・・」ピッピッピ
ウイン
アルティミシア(さあここからだ。ここを出れば宇宙空間だ)
アルティミシア(無限に広がる暗黒の世界・・・それでも行くのだな?)
スコール「・・・」
アルティミシア(行ってこい)
フワァ・・・・・・
・宇宙空間
スコール「・・・」フヨフヨ
アルティミシア(無重力に気を付けろ。姿勢制御を誤れば永遠に宇宙の放浪者になるぞ)
スコール「・・・」フヨフヨ
アルティミシア(向こうだ・・・アデルセメタリーのあった方角・・・)
スコール「・・・」フヨフヨ
フワァ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
アルティミシア(あれは・・・月の涙か・・・こちらに流れてくるかもしれん。気を付けろ)
フワァ・・・
スイー・・・
スコール「・・・?」
アルティミシア(あれ・・・か?)
宇宙服「 」フワァ
スコール「・・・!」ギリ
アルティミシア(落ち着け、焦るな。ゆっくりでいい。近づいていけ)
宇宙服「 」フワフワ
スコール「・・・」
アルティミシア(そうだ。ゆっくりでイイ。確実に視界の真ん中を捕えろ)
宇宙服「 」フワフワ
スコール「・・・」
アルティミシア(少しズレた・・・軌道修正をして・・・)
宇宙服「 」フワフワ
アルティミシア(後少し・・・)
スコール「・・・」
宇宙服「 」フワフワ
宇宙服「・・・・・・」フワフワ
スコール「・・・・」スイー
アルティミシア(今だ、手を伸ばせ・・・!)
フワフワ・・・ スイー・・・
ガ シ
スコール「リノア・・・」
アルティミシア(長かったな・・・)
スコール「リノア・・・聞いてるか?」
スコール「なぁ・・・悪かったよ・・・俺が悪かった」
スコール「お前の言う通り、確かに俺が悪い。全部俺の自業自得だ」
スコール「けど・・・俺が何かされるならイイ。けど、関係ないヤツを巻き込むな・・・」
スコール「苦しむのは俺じゃなくて無関係なそいつらだ。お前の目的は俺だろう?だったら回りくどいマネをするな」
スコール「頼む・・・世界を消すなんて・・・言うな・・・」ガシ
宇宙服「・・・・・・」
アルティミシア(アデルはもう復活したのだろうか)
スコール「もうわかんねーな・・・けど、月の涙に巻き込まれて地上に落ちたのは確かだ」
アルティミシア(イデアが回収してくれているといいが)
スコール「ルナパンもなんとかしないと・・・」
アルティミシア(所でスコール、どうやって帰る?脱出ポッドはもうないぞ)
スコール「ラグナロク・・・飛空艇ラグナロク」
スコール「確かすぐ近くにあったはずだ・・・前回はそれに乗って帰還した」
アルティミシア(飛空艇ラグナロク?ラグナみたいな名前だな)
スコール「パパが名付けたんだろうな・・・ノリで」
フワァ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
アルティミシア(月の涙・・・あんなものに巻き込まれたらひとたまりもないな」
スコール「ルナサイドベースも破壊されちまったしな・・・クソ、折角のレアダンジョンが」
アルティミシア(観光地にでもすればよかったのだ。月が近くにあるのは中々壮大な景色だと言うのに・・・)
スコール(ラグナロク・・・どこだ?)
アルティミシア(この辺にあるのか。どれ、少し引き寄せてみよう)ググ
アルティミシア(無重力はこういう時に楽だからいいな)ハハ
スコール「隕石引き寄せんなよババア」
グオン・・・グオン・・・
アルティミシア(あれか・・・)
スコール「ラグナロク・・・役目を終え宇宙に放浪された飛空艇・・・」
アルティミシア(バハムートみたいな形だな・・・)
スコール「参考にしたんじゃねえの・・・知らんけど」
グオン・・・グオン・・・グオン・・・
アルティミシア(真正面から衝突して弾き飛ばされるなよ」
スコール「二回目だっつの・・・よっと」ガシ
グォォォォォォォ・・・・・・
アルティミシア(どこから入るのだ?)
スコール「ええと、確かこの辺にハッチが・・・あった」ガチャ
宇宙服「・・・・・」
スコール「帰ろうリノア・・・地上へ・・・みんなのいる場所へ・・・」
スコール「もう置いて行かないから・・・頼む・・・やめてくれ・・・・」
宇宙服「・・・・・・・」
チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・
アルティミシア(ん・・・何だこの音は)
スコール「時計か・・・?」
チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・
アルティミシア(その宇宙服から聞こえるな・・・)
スコール「何が鳴っている・・・ハッ!」
宇宙服「・・・・・・・・」チッチッチッチッチッチ
スコール「こいつ・・・リノアじゃない!」
アルティミシア(なんだと!?じゃあ誰だそいつは!?)
スコール「くっそ・・・お前は誰だ!」ガバ!
スコール・アルティミシア(!?)
クルー「・・・・・・・・・・・」グラ
アルティミシア(こいつは・・・あの基地にいた職員!)
スコール「すり替えやがったのか!クッソ・・・」
チッチッチッチッチッチッチ・・・・・・
アルティミシア(ハッ!スコール!宇宙服の中!」
スコール「うわ!」
アルティミシア( 爆 弾 だ ! )
カ ッ
スコール「うおおおおおおおおお!!」
ドドォォォォォォォ!!
スコール「あああああああーーーーーーーーッ!」ブワァァァ!
アルティミシア(まずい!スコールが宇宙へ放り出される・・・!)
スコール「おああああああああ!!」ブオオオオオ!!
アルティミシア(この!止まれ・・・はぁ!)
ググッ! ガグンッ
スコール「あ、あぶね・・・」ハァハァ
アルティミシア(リノアめ!じゃあどこにいるのだ!)
スコール「ああ!ラグナロクが!」
『ラグナロクが ばくはつで たいきけんになげだされる!』
スコール「ババアーーーーー!あれ無くなったら俺ら地球へ帰れねえぞ!!」
アルティミシア(もう一度引き寄せる!・・・・ハァ!)
ググググ!
アルティミシア(くそ・・・無重力だから勢いが止まらん!)グググ
アルティミシア(速く乗り込め!燃え尽きるぞ!)
スコール「 オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! 」ジタバタ
シャカシャカシャカシャカ・・・・ガシ!
スコール「くそ・・・リノアめ!」
アルティミシア(はやく中へ!)
ウィン ササッ!
スィー・・・・・・
・飛空艇ラグナロク
スコール「ハァ・・・ハァ・・・間一髪・・・」
アルティミシア(リノアは一体どこに・・・)
スコール「あの野郎・・・・次から次へと殺しやがって・・・!」
スコール「でも・・・それは・・・俺が・・・」ボソボソ
アルティミシア(・・・中に空気が残っているようだな。ハッチを閉めるといい)
ポチ
フワァー・・・
スコール「ハァ・・・ハァ・・・なんとかなったな・・・」
アルティミシア(ここからどうする?)
スコール「コクピットへ向かわないといけないんだが・・・けど」
アルティミシア(何か問題が?)
スコール「・・・ちょっときてみ」ウィン
・飛空艇ラグナロク 2F通路
シーーーーン・・・・
スコール「・・・あれ?」
アルティミシア(何もないではないか。どうした?)
スコール「いやさ・・・プロパゲーターとか言うエイリアンが住みついてるんだけど」
スコール「どこいった・・・?さっきの爆発で気絶したか?」
ブブー
アルティミシア(こっちはロックがかかっているのか)
スコール「・・・とりあえず下から行くか」
・飛空艇ラグナロク 1F ハンガー
ベチャァ・・・・・
スコール(これは・・・)
アルティミシア(血だまり・・・だな)
『たいりょうの けっこんが のこっている!』
スコール「血がどこかに繋がっている・・・」
アルティミシア(辿ってみろ)
・飛空艇ラグナロク 1F 通路
スコール「うわっ!」
プロパゲーター「 」
『プロパゲーターの しがいが たいりょうにおちている!』
アルティミシア(死んでる・・・誰かにやられたようだ)
スコール(リノア・・・ここにいるのか?)
ウイン
ベチャァ・・・
スコール(そこかしこ血まみれだな・・・)キョロキョロ
アルティミシア(楽になったと言えばそれまでだが)
スコール「コクピットへのリフトは・・・セーフティが解除されてるな」
アルティミシア(いよいよ帰還か)
ウイーーン・・・・ ガチャン
・コクピット
スコール「・・・・」
アルティミシア(動かし方は覚えているか?)
スコール「え~と確か右の座席でコードを撃ちこんで・・・」カタカタカタ
アルティミシア(タッチパネルか)
スコール「時代を先取りしすぎだ。やるなエスタ」
カタカタカタ
スコール「WJHEIE/・・・・・だったか?」カタカタカタ
スコール「んで・・・ええっと、2872/HD-IEUっと・・・」カタカタ
アルティミシア(何かの暗号か?)
スコール「意味ありげでなかったなこれ。てっきり何かの伏線だと思ってたんだけど」
スコール「まぁそこはどうでもいい。人工重力を解除してっと・・・」ポチ
スコール「最後に座標データの入力だな・・・ちっ、セントラの北東しかえらべねー」カタカタ
アルティミシア(それで終わりか?)
スコール「一応は、な・・・」フワ
スコール「そう言えば前はここでなんか賛辞の言葉を贈られたっけ・・・」
アルティミシア(誰から?)
スコール「エスタのエアステーション。ラグナロクは17年ぶりらしい」
スコール「通信が繋がった事に喜んでたな・・・何か知らんけどテンション高めで」
アルティミシア(じゃあ何故宇宙に放置していたのだ)
スコール「元々アデルを宇宙に打ち上げる為に作られた物らしい・・・他に後2機同じのがあるんだと」
スコール「使い捨ての割には武装してたり燃料が残ってたり妙にいい環境だがな」
アルティミシア(その辺はさすがエスタと言った所だろう)
スコール「どーでもいーわ・・・もう・・・」フワァ
アルティミシア(シートベルトしろよ。大気圏に入るんだろ)
スコール「めんどくせえ・・・大気圏入りそうになったらよんで・・・」フワァ
アルティミシア(リノアは・・・何しているんだろうな)
スコール「しらね・・・このまま宇宙に放浪されてくれてたらありがたいわ」ハァ
アルティミシア(リノアの変貌・・・完全にお前のせいみたいだな)
スコール「・・・」
アルティミシア(どうするんだよお前。もうそろそろ時間圧縮が近い時期だぞ)
アルティミシア(ちゅっちゅ以前の問題だな。だから言ったんだ)
アルティミシア(あの女がお前になびくとは限らないって)
スコール「完全に・・・ポイント0だわ・・・」
アルティミシア(少しはあるだろ。8くらい)
スコール「上限いくつなんだよ・・・)フワァ
スコール「もう・・・まじめんどくせえ・・・」
アルティミシア(鬱々としてるな・・・)
スコール「もうほんと勘弁してくれないかな・・・まじで」
スコール「世界が消えるとか・・・リノアの変貌とか・・・ほんとめんどくせえ・・・」
スコール「俺はただルートを変更したかっただけなのに・・・なんなのマジ・・・」
アルティミシア(悪い方のスイッチ入ったな)
スコール「大体なんだよ運命って・・・どいつもこいつもさぁ・・・」グチグチ
スコール「復活するならババアの時代で蘇れよウド野郎・・・俺を巻き込むな・・・」グチグチ
アルティミシア(あいつに時代は関係なさそうだが)
スコール「折角自分に正直になれたのに・・・こんなのってねーよ・・・」グチグチ
アルティミシア(自由と好き勝手は違うからな?)
チカチカチカチカ・・・・
アルティミシア(なにか光ってるぞ)
スコール「なんだこれ・・・音声トラックだ」
アルティミシア(再生してみろ)
スコール「・・・・・」ポチ
【 アイズ オン ミー 】
スコール「アイズオンミーだ・・・・」
アルティミシア(ほぉ、この船の操縦者が入れたのかもな)
アルティミシア(う~ん、イイ曲だ)
スコール「そうだ・・・前はここで・・・リノアと・・・」
(なあ、どうしてこうくっつきたがるんだ?)
(両親に触れたり、触れられたり、だっこされたり・・・安心しなかった?)
スコール「・・・・」
アルティミシア(なんだ?何を思い出している?)
スコール「触れるどころか脳みそに直接寄生されてるよ・・・リノア・・・」
アルティミシア(なんだ突然。しょうがないだろジャンクションなんだから)
アルティミシア(私だってはやく解放されたいわ。私には時間圧縮の続きがあるんだよ)
スコール「圧縮して一人になって、何がしたかったんだよ」
アルティミシア(なんだったっけな・・・もう覚えてない)
スコール「またそれかよ・・・すぐ忘れる程度の事だったのかよ」
アルティミシア(お前らがやたらめったら邪魔してきた事だけは覚えている)
スコール「邪魔するに決まってるだろ。ボケ。暗躍ばかりしやがってコノヤロー」
アルティミシア(過去に戻ってなんやかんやしている内に・・・当初の目的を忘れてしまったな)
スコール「一人になりたいならあのくっさい城で引きこもってればいいだろが・・・白いSeedが可哀想だ」
アルティミシア(出かけたい時もあるだろが)
スコール「うっさいボケ。ヒキるか旅するかどっちかにしろ」
アルティミシア(煩わしいのがいない世界じゃないと安心して旅行ができないだろ?)
アルティミシア(しもべが悪ガキに石とか投げられたらどうするのだ!)
スコール「団体旅行かよ・・・」
(安らぎ・・・ぬくもり・・・それがこわいんだ)
(そうやってたくさんうれしいことや楽しい事を逃して来たんだね)
スコール「安心・・・ね」
アルティミシア(もう少しだと言う時に・・・はぁ、お前に憑いてすっごく損したと思う今日この頃だ)
(それってきっと、すっごく損したと思うな)
スコール「・・・」
アルティミシア(お前の倒したあのしもべ共はな、ああ見えて手間のかかる奴等なのだ)
アルティミシア(すぐサボったりシャンデリアを壊したり、カギを橋に落としてしまったり・・・)
アルティミシア(私が見てないとジリジリとなることばかりだ)
(ま、がっかりも腹立ったりもジリジリさせられるのも多いんだけどねえ)
アルティミシア(しもべの再生、結構しんどいんだぞ?またイチからやり直しだ。わかっているのか?ええ?)
スコール「・・・悪かったな」
(悪かったな)
アルティミシア(帰ったら・・・しもべも再生して、ああそうだ。城の修復が先だ)
アルティミシア(本もワインも集め直しだ・・・ああ、考えるだけで億劫だ)
(帰ったら・・・・一緒にいられなくなるね)
スコール「・・・帰ってからの事は帰ってから考えればいいだろが」
アルティミシア(とりあえずあの魔導士は抹殺する。これは確定事項だ)
(魔女は帰還次第封印する、回収部隊の指示に従え)
アルティミシア(思い出したらまたイラついてきた・・・イラつくぞ、スコール!)ピキピキ
(こわいよ、スコール!)
アルティミシア(二度となめたマネができぬよう、あいつの未来を『無』にしてくれるわ!)
(未来なんか欲しくない。今が・・・ずっと続いてほしい)
アルティミシア(無は私が引き継ごう。私以外が存在できない無の世界は私がつくってやる!)
(誰もわたしに触れてくれなくなる・・・・)
アルティミシア(聞いているのか!スコール!)
スコール「・・・・・・・帰りたくねえ~・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
スコール「あで!」ガン!
アルティミシア(大気圏に突入したようだな)
スコール「お、おお・・・」ヒリヒリ
アルティミシア(だからシートベルトをしろと言ったろうが)
ゴォォォォォォォォォォォ・・・・・・・
・大気圏
サァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・
アルティミシア(おお、これは中々壮大な・・・)
スコール「やっと帰ってきたか」
アルティミシア(すごいな!地球が丸いのがわかるぞ!)
アルティミシア(地平線があんなにも長く・・・やはり地球は青いな!)キャッキャ
スコール「はしゃぐなよもううぜえな・・・」
ゴォォォォォォォォォォ・・・・・・・
アルティミシア(所でどこに着陸するつもりだ?)
スコール「セントラの北東の端。これはこっちから操作できない」
アルティミシア(いつになったら操作できるんだよ)
スコール「とりあえず着陸してからだな・・・前は確かここでリノアが封印されるんだよな」
アルティミシア(なぜだ!?)
スコール「お前のせいだよババア・・・アルティミシアの好きにさせないっつって自分から封印されにいったんだよ」
アルティミシア(へえ、そんな事があったのか)
スコール「お前リノアにジャンクションしてただろうが!」
アルティミシア(あの後はしばらく暇だったからな・・・城に帰ってしもべと戯れていたよ)
スコール「お前のせいで大変だったんだぞ・・・優雅に遊んでんじゃねえよ」
アルティミシア(ちなみに用水路のカギを無くしたのはその時だ)キリ
スコール「どうでもいいわ。死ね」
ザザーーーーーーッ ザッ ザザッ
スコール「ん?」
アルティミシア「通信が・・・」
『こ・・・・応答・・・・ラグナ・・・・・聞こえ・・・・・・』
スコール「今更かよ。おせえよ。自力でコード入力しちゃったっつうの」
アルティミシア(エスタからか?)
『ラグ・・・・ロク・・・・・・えるか?・・・・・・・応答・・・・・・・せよ・・・・・・・』
アルティミシア(出ろよ)
スコール「はいはいこちらラグナロク。なんっすか」ポチ
『Wow・・・・・やっと・・・・・・・・繋がった・・・・!』
スコール「ノイズがひどくて聞き取りにくい。なんとかしろ」
『ああ・・・・・ごめんごめん・・・・ザザッ・・・これでどうかな?』
スコール「良好だ。で、どちらさん?」
『ひどいなぁ。アタシの声を忘れるなんて』
スコール「!?」
アルティミシア(こいつは!)
『おハローw宇宙の旅は楽しかった?』
スコール・アルティミシア(リノア!?)
リノア『いやはや、大変だったわぁ~。危うく永遠に宇宙の放浪者になるところだったw』
スコール「お、おまえ!?どうやって地上に降りた!?」
リノア『簡単な話だよ。アデルセメタリーに入って月の涙で降りてきたの』
アルティミシア(という事は・・・アデルは・・・)
リノア『いやでも結構ピンチだったんだよ?アデルセメタリーって封印装置だからさぁ』
リノア『中に入ったら魔女の力が薄れていくの。後ちょっと地上に着くのが遅かったらヤヴァかったね。うん』
スコール「ちくしょう・・・アデルが・・・」
リノア『ここでいいニュースと悪いニュースがありま~す!聞きたい?聞きたい?』
スコール「いいから速く言えゴルァ!」
リノア『じゃあまずいいニュースから。無事アデルを奪還できたリノアちゃんでしたが・・・』
リノア『封印が強固すぎて簡単に解けませーん!これめっちゃ時間かかりまーす!』
アルティミシア(ラグナ・・・ちゃんと対策してくれてたんだな)
リノア『おまけになんと、パッと見アデルの魔力でも足りなさげな感じですっ!これはいよいよリノアちゃんピンチ!?』
スコール「アデルの力でも足らないのか・・・・?」
リノア『計算上はギリ足らない感じかな。いやぁ、惜しい!さすがアデル!』
リノア『でもまぁ封印解くまでどうなるかわかんないんだけどね。神のみぞ知るって感じかなぁ』
アルティミシア(大体アデルがそう簡単に魔力を奪われるわけないだろ)
リノア『そこも問題点だよね~』ウンウン
スコール「なんでそんなに・・・余裕なんだよ」
リノア『奇跡はうちらの得意技だ!』キリ
スコール「パクんなや・・・死ね!」
リノア『希望沸いたでしょ?じゃあ次悪い方ね』
リノア『実はさぁ・・・先生に内緒で無の力とやら、こっそり持ち込んできたの』
アルティミシア(なんだと!?)
リノア『これ内緒ね。バレたらやばいからw』
リノア『でもさすがと言うかなんとかいうか・・・ほんのちょびーっとなのにすっごい制御が大変で・・・』
リノア『しまいには意識まで乗っ取られそうになってさ。いやもうこれマジ大変だわ』
スコール「ハッ!そう言えばこいつ!」
アルティミシア(ノーグの時の暴走の原因はそれか!)
リノア『いやはや、あの時はどうもご迷惑をおかけしました』ペコリ
リノア『でももう大丈夫!通常状態ならなんとか制御できるようになったから!』
スコール「・・・それが何なんだよ」
リノア『スコール今高度どれくらい?』
スコール「大気圏を抜けた直後だからな・・・10万mくらいか」
リノア『じゃあそこから一望できるね』
アルティミシア(一体何を・・・)
スコール「何をする気だ!?」
リノア『制御の難しい無の力・・・使いこなすには練習がいる。そう思わない?』
スコール「おまえっまさか!」
リノア『古から続く・・・全てを飲みこむその力』
リノア『今こそ我に見せてみよ!』
ムオ”ォン・・・・
リノア『うぎぎ・・・やっぱり制御が効難しいなぁ・・・』グググ
スコール「それをやって何になるんだよ!やめろ!!」
リノア『いちいち火をつけるのは・・・効率悪いから・・・これで一気に・・・と思ったんだけど・・・』バチバチバチ
リノア『だ、だめ・・・狙いが定まんない・・・』ググググ
ムオ”ォン!
アルティミシア(うわっ!おい前!)
スコール「黒い球が・・・」
『ちじょうに 無が ふくれあがる!』
アルティミシア(おいよせ!それはお前自信も危険なシロモノだろう!?)
リノア『だから・・・練習するんじゃん・・・でも、ああッ!・・・キツ・・・だめ・・・』バチバチバチ
リノア『もぉ・・・限界ッ!』バァン!
スコール・アルティミシア(!?)
ム オ” オ” オ” オ” オ” ン !
バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!
リノア『さあ!どこに行った!?』
リノア『おおっ!あそこは・・・』
うわーーーーーーーー!!なんだぁーーー!?吸い込まれるーーーーーーッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!
リノア『記念すべき第一投は【ドール】だねッ!』
『ドールのまちを 無が つつみこむ!』
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン!!
バチッバチッバチッバチッバチッバチッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・!!
リノア『すっご~~~い!壮観壮観!』
助けてくれェーーーーー!うわーーーーー!
アルティミシア(ドールが・・・)
スコール「バカ何やってんだよ!止めろ!」
リノア『え?ムリムリ。一度放ったら止められないよアレ』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
ゴゴゴゴ・・・・・・
ォォォ・・・・・・
スコール「・・・」
アルティミシア「・・・」
『ドールが せかいから きえた!』
リノア『さっすが、すごい威力。街一つ全部消しちゃったw』
リノア『先生はお試し発射で何個か消したらしいんだけど、さすがにそこまでは無理だったか~』
リノア『ほんと扱いが難しいなぁ・・・まぁ、練習あるのみだねっ!』
リノア『・・・・・・・聞いてる?スコール』
スコール「・・・・・」ガク
アルティミシア(おいスコール!?)
リノア『ヒャハハハハハハwwwwこの調子でどんどん消して行こうねぇーーーーーーーwwww』
ヒャハハハハハ・・・・ ヒャハハ・・・・ ハハ・・・
アルティミシア(おいスコール!?どうした!?スコール!?)
アルティミシア( ス コ ー ル ! )
スコール「・・・・」
(・・・・・もう、限界だった)
前に誰かが言っていた通り・・・・・・
俺の前に伸びていた何本かの道
その中から俺は正しいと思った道を選んできた
・・・・・そう思いたいんだ
自分に正直になって選んだこの道は・・・正しかったのか?
リノア・・・
ここまで歩いて来て・・・・世界を天秤にかけなきゃならない・・・
俺が好き放題すればするほど世界は破滅へと近づいている・・・
だから・・・もう・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・セントラ北東 着陸地点
エスタ執政官「バラムガーデンのSeed、スコールよ」
スコール「はい」
エスタ執政官「その身に大いなるハインの末裔を宿している・・・本当か」
スコール「はい」
エスタ執政官「ならば問う。汝その魔の力、いかように扱うか」
スコール「敵の手に落ちないようにします」
エスタ執政官「その魔の力、我らに放たぬ事を乞い願う」
スコール「はい」
エスタ執政官「さらに乞い願う。我らの招きを受け入れ、魔の力を封印せし部屋で眠らんことを」
アルティミシア(おい・・・本当にいいのか?)
スコール「・・・・はい」
エスタ執政官「話のわかる奴でよかった・・・仲間と話すことは?」
スコール「・・・・特にないです」
スコール(合す顔がない)
エスタ執政官「では魔女記念館へご案内しましょう・・・こちらへ」
スコール(リノアの目的はあの暗黒魔導士の封印を完全に解く事。その為に魔女の力がいる)
スコール(しかしリノア、イデア、アデル。この3名の力を使っててでも封印は解けない。それほど強力な物らしい)
スコール(だったら残りは・・・こいつ)
アルティミシア(まぁ・・・理屈はわかるけどだな)
スコール(アデルを奪いそれでもダメなら、次はいよいよ本腰入れてババアを奪いに来るだろう)
スコール(ババアが奪われればおそらく封印は解除される。なんてったって封印した張本人だからな)
スコール(ご丁寧にリノアがデモンストレーションまでやってくれた。あの無の力)
スコール(あれが完全に解き放たれれば世界は本当に消える。そう理解させられるのに十分な威力だった)
スコール(世界は今てんやわんやだ。月の涙にドールの消失。世界中がパニックだ)
スコール(俺一人の決断でそれが止められるなら・・・ああ、そうか)
スコール(これがリノアの言っていた因果応報と言う奴か)
スコール(歴史は繰り返す・・・まさか、封印させられるのが俺自身だとは思わなかったが)
スコール(仕方がない事だ・・・・そう、仕方がない・・・)
スコール(世界が消える原因になる前に。リノアの暴走を食い止める前に)
スコール(俺自身が望んだ事だ・・・仕方ないよな?)
・魔女記念館
スコール「Ipod持ち込んでいい?」
職員「アイ・・・何?」
スコール「いや多分暇だろうし」
職員「君、今から眠りにつくんだけど・・・」
スコール「なんだよつまんねーな。伝統のプレリュード長そうと思ったのに」
アルティミシア(それは・・・)
スコール「GAMEOVERだろ。どう考えても」
アルティミシア(・・・)
スコール「まぁちょっとやり方は変則的だけど、今から寝て何百年か知らないけど、それくらい経って」
スコール「それでお前の時代までくれば、お前だけここを出ればイイ。これで帰れるだろ」
アルティミシア(リノアと魔導士はどうするんだよ)
スコール「お前がやれ。お前が完全復活したらあんな連中瞬殺だろ」
アルティミシア(無の力とやらさえなければ・・・だが)
スコール「あ?宿賃代わりだ。俺の仇を取れ」
スコール「リノアが言ってただろ。時間圧縮の歪みの中を通って来たって。じゃあお前も同じ事ができるはずだ」
スコール「んであのウド巨人の根城に乗り込んで、大暴れしてこい。俺が許す」
アルティミシア(しかしだな)
スコール「うるせえなもう・・・じゃあお前も寝ろ。ためるしながら寝ろ」
スコール「起きる頃には魔力倍増だ。それの方が魔女っぽいだろが」
アルティミシア(それモンク僧の技だろ)
研究員「そろそろ準備はいいか?」
スコール「痛くしないでね」
研究員「・・・一応説明しておくが、今から君を君の中にいる魔女事封印する」
研究員「君はコールドスリープ状態になってもらう。装置の劣化か何かで解除されるまで、何年も何年も・・・」
スコール「明晰夢の練習しとくわ」
研究員「そうする事で魔女を狙う脅威から魔女を奪われなくなるのだ。君には申し訳ないが・・・」
スコール「俺も電波障害出せるかな」
アルティミシア(どうせエロい動画でも流すつもりだろ)
研究員「・・・本当に、いいんだな?」
スコール「はよしろカス」
研究員「・・・わかった」
カチ
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
アルティミシア(まさかこんな結末とはな)
スコール(ホント眠ってばっかだな俺)
アルティミシア(ダラダラしているから癖付いてしまったのだ。一度癖になれば抜けるのは大変だぞ)
スコール(一周目で俺、 どんだけランボーしたと思ってんだよ。ちょっとくらい休ませろ)
アルティミシア(まぁもう、起きる事もあるまい・・・)
スコール(お・・・きた)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
スコール(・・・エル姉ちゃんのと違ってじわじわくるな)
アルティミシア(まああいつは特別だろ)
スコール(出そうで出ないくしゃみみたいで気持ちが悪い)
アルティミシア(羊でも数えてやろうか?)
スコール(途中でガーゴイルになりそうだからいい)
アルティミシア(ちっ)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
スコール(き・・・・た・・・そろそろ・・・寝る・・・・ワ・・・・)
アルティミシア(ここはまるで庭園だな)
スコール(は・・・・・・・?)
アルティミシア(お前は私の使者だった。さしずめ、そう)
アルティミシア(庭園で眠る使者。いや、死者か?)
スコール(趣味の・・・・悪いダジャレ・・・・言ってんじゃねえぞ・・・・・・)
スコール(大体あの仕掛け・・・あんなもん初見でわかるわけないだろ・・・難易度高すぎだ・・・・)
スコール(次はもっと・・・せめて・・・ヒントを散りばめろ・・・・)
アルティミシア(わかったわかった)
スコール(・・・・・・・・・)
アルティミシア(・・・スコール?)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
スコール(・・・・・・・)zzz
アルティミシア(・・・・寝たか)
シュゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
(・・・・・・・おやすみ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ザァァァァァァァァ・・・・・・・・
「・・・・・おねえちゃん」
「ぼく・・・ひとりぼっちだよ」
「でも・・・がんばってるんだよ」
スコール(・・・なんこれ)
「おねえちゃになくてもだいじょうぶだよ」
「なんでもひとりでできるようになるよ」
スコール(こんな恥ずかしすぎる夢もういいから)
スコール(はやくセルフィちゃそとちゅっちゅさせろよ)
「・・・・エルおねえちゃん」
スコール(もうわかったって・・・)
「いいや君はは今一度見つめなおさねばならない」
スコール(!?)
「自分の生い立ち、いかように育ち、いかようにそうなったのか、を」
スコール(誰だお前!?)
「私にもお前くらいの年頃の娘がいてな・・・ふふ。思い出す・・・」
スコール(・・・最悪だ。エロい夢どころかロリコンのおっさんがブヒブヒやってる夢だなんて)
スコール(仕切り直しだろこんなもん。どけ。消えろカス)
「そういう訳にも行くまい・・・そう、子供は迷う物」
「そうやって切磋琢磨して成長していくのだ。違うか?」
スコール(いやお前の子育て論とかしらないから。まじで邪魔だから)
「光の戦士の後をを継ぐのは・・・時を経て再び舞い戻った君しかいない。私はそう思うがね」
スコール(またそれかよ・・・今更すぎるんだよもう)
スコール(おっさん、俺今からエロい夢みないといけないの。邪魔だからどっかいってくんない?)
「おまえは選ばれた戦士・・・闇を断ち切る、光の戦士」
スコール(うるせーな。変な格好でんな事言われても何の説得力もないわ)
スコール(ほんとなんちゅう格好してるんだよおっさん。それ、どうやって前見るんだよ)
「お姉ちゃん・・・」
スコール(お前もいい加減メソメソすんな!我ながらぶん殴りたくなるわ!)
「スコール~!」
スコール(あっ)
「なにやってんだ~?はやく戻らないとまま先生に叱られるんだぞ~!」
「濡れちゃうよ~!はやく戻ってくるんだよ~!」
スコール(あいつら・・・)
「おい早くしろよ!全員揃わないとメシが食えないだろが!」
「うえ~ん痛いよ~!サイファーがぶつよ~!」
「こらこら、やめなさい・・・スコール、戻っておいで」
「呼んでるぞ」
スコール(俺をじゃないだろ)
「・・・・」グス
スコール(はやく行けよもう・・・なんで自分にこんなイラつかなきゃならないんだ)
「いいや、行くのはこの子じゃない。君だ」
スコール(どこへだよ・・・)
「彼らは君を必要としている。だから呼ぶのだ」
「そして世界も、君達を必要としている・・・聞こえないか?」
「君を呼ぶ声が」
スコール(声・・・?)
ス コ ー ー ー ー ー ー ル ! !
スコール(!?)
「獅子の心を宿した者よ、眠りにつくのはまだはやい」
「世界は、お前たちをひつようとしている!」
「お前たちにはまだやらねばならぬことがある。世界を無にしてはならぬ…」
スコール(・・・・)
「獅子の心を持つ者よ、その心を取り戻せ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スコール(ハッ!)
オラァーーーー!! ドゴォ! バン!バン!バン!
アルティミシア(おはよう。短い別れだったな)
スコール(なんだ!?何が起こっている!?)
侵入者だーーーー!止めろォーーーーー!
アルティミシア(眠れる獅子を起こしに来たんだと)
スコール!どこだァーーーー!
チュドォォォォォン!
ぐわぁーーーーー!
スコール(ぐっクソ!体が動かねえ!)グイ
アルティミシア(お前の体は今凍結中だ。無理に動かさない方がいいとここに研究員が言っていたぞ)
スコール(目が・・・ひらかねえ!)ググ
ドゴォォォォォ!! チュドォォォォォ!
スコールはどこ!? あ~あそこ~! 援護は僕に任せてよっ!
スコール(あいつら・・・)
アルティミシア(よかったな。お前が必要だと言う変わった連中がまだこの世にいたらしい)
これか!これを押せばいいのか!?
テキトーにやっちゃダメだよ~!こういうときはこうやって・・・・ガン!
お前が一番テキトーじゃねえか!
カカタカタカタカタ・・・・・・・
スコール(・・・・)
貴様ら!何してるーーーー!
おっと、ここから先は進ませないよ~
どっからでもかかってらっしゃい!
えっとぉ、え~~~とぉ~~~~
おい急げよ!警備がわんさか集まって来てんぜ!
スコール(・・・・)
アルティミシア(大丈夫か?あいつら)
スコール(マイク切れよ・・・)
バンバン! ダダダダダッ! ボォォォォン!
スコール(ぐだぐだじゃねえか・・・)
アルティミシア(文句を垂れるな文句を)
バンバンバン! カタカタカタカタ・・・
きゃっ! ちょっとぉ~、なんか壊れたっぽい~~!
ええっ!?どうすんだよ!!
スコール(・・・)ハァ
アルティミシア(やはりやらかしたか)
ピンチな感じ~?
こうなったら直接!
バンバンバン! ダダダダダダッ ドォォォオォン! ボォォォォォンン!
待てーーーー!止まれーーーーー!
スコール(逆に追い詰められてんじゃねえよ)
アルティミシア(さあ、あの連中は無事眠れる獅子を救えるのか)
バンバンバン! ダダダダダダッ
ドォォォオォン! ボォォォォォンン!
・・・・・・・・・・・
スコール(・・・)
・・・・・・・・・
シーーーーーーーーーーン・・・・・・・・
スコール(・・・あれ?なんだ?)
アルティミシア(急に静かになったな・・・)
ゴキッ! バキッ! メキメキッ! ガン! ガン! ガン!
スコール(!?)
カツ カツ カツ カツ・・・・
アルティミシア(誰か近寄ってくる・・・)
スコール(誰?俺、今目開けられないんだけど)
カツ カツ カツ カツ・・・・ピタ
「おハロー」
アルティミシア(!?)
スコール(その声は・・・)
「ごめんごめんw悪かったって!ちょっと悪ふざけしすぎた!ごめん!」
リノア「だからそんなにすねないでよ~~、機嫌直してよ~~~!」
スコール・アルティミシア(リノア!?)
リノア「今解凍するからね~、ちょっとかゆいけどガマンガマン」バキッ
ブュシュゥゥゥゥゥゥ・・・・・ ヒュイーーーーーーーーーン・・・・
スコール「う・・・・」
リノア「もう目開けても大丈夫だよん」
スコール「リ・・・・ノア・・・?」パチ
リノア「やっと会えたね」
スコール「まさかお前の方からくるとは思わなったよ・・・」
リノア「こっちこそ、まさか私が助ける事になるとは思わなかった」
リノア「あの時とは立場が逆になっちゃったねえ・・・」
スコール「・・・・」
アルティミシア(あの時?)
リノア「せっかくだからロゴ再現イっとく?」
スコール「・・・」
リノア「おっけ、じゃあいきますかぁ~~~~!」ガシ
アルティミシア(何を・・・)
リノア「せ~の!」
グオッ!
リノア「オラッシャァーーーーーーーーーー!!」ブン!
ガキンッ
ブシューーーーーーーーーーーーーッ!!
モァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・
ブワァァァァァァァァァァァ・・・・・・・
スコール「・・・」グラァ
アルティミシア(あ、おい!?倒れるぞ!)
フワァ・・・・
ガ シ
スコール「・・・・」
リノア「はいタイロルロゴ」
ギュー
スコール「・・・」
リノア「いやはや、あの甘いシーンを思い出しますな」
アルティミシア(スコール・・・)
リノア「おうよしよしw」
スコール「・・・」ガシ
リノア「ん?」
スコール「・・・・・・・・・・」
ググッ
スコール「 シ ャ ラ ッ ! 」
リノア「い!?」フワ
【ジャーマンスープレックス(逆))】
ド ゴ ォ ッ !
リノア「お、おお・・・」ヒリヒリ
スコール「ハッハッハーーーー!リノアこの野郎!俺の封印を解かれた今!俺を止める者はもはや誰もいない!」バッ!
リノア「感動のシーンぶちこわし・・・」ヒリヒリ
スコール「うるせえボケッ!好き勝手やりやがってこの野郎!いいか!聞け!」
スコール「好き勝手やるのは俺の方だ!お前じゃない!」
スコール「身の程をしれッ!この電波野郎!」
リノア「鼻いたぁ・・・」ヒリヒリ
アルティミシア(起きた途端これか)
スコール「ふん!アホ共が迎えに来てるからな。しょうがないから迎えに行ってやるか!」
リノア「いつつ・・・なんだ。鬱々としてるって聞いてたのに元気じゃん」
リノア「ちょっとやりすぎて反省してたとこなんだけどなぁ~」
スコール「アホが!ちょっと疲れたからコールドスリープで休憩してただけだ!」
アルティミシア(随分ダイナミックな休憩だな)
スコール「お前を抹殺する為にパワーを溜めていたにすぎん!勘違いするな!」ビシッ
リノア「ツンデレっすか・・・さすがっす」ヒリヒリ
スコール「・・・・で、なんでお前まで助けに来てんだよ」
リノア「だ~か~ら~、ちょっとやりすぎたと思って反省してんだって」
リノア「あの無の力、ほんと制御が難しくってさあ・・・大丈夫、もうしないから!」
スコール「たりめーだボケッ!だったらハナから余計なマネすんな!」
リノア「まじさーせんっす」
スコール「・・・ここでぶち殺してやりたい所だが、助けられた事に免じて見逃してやる」
スコール「とっとと消え失せいッ!」
リノア「ちょちょちょ待った!こっちも用事があってきたんだよ!」
スコール「なんだよ」
リノア「スコール、これからどうすんの?」
スコール「どうするって、パパと感動の親子対面してだな」
スコール「そこからルナパン突入してアデル奪還。前と一緒だ」
リノア「やっぱりね、それだけじゃあ無理だよ」
スコール「なんでだよ」
リノア「ギルガメッシュから話聞いたっしょ?」
スコール「なんのだよ」
リノア「いや、かつてのなんとか戦士がいる場所」
スコール「なにそれ」
リノア「聞いてないの?」
スコール「うん」
リノア「言えよ・・・あのアホ」
アルティミシア(ギルガメッシュが伝説の武器の一つを所持していたが、それと関係が?)
リノア「あるようなないような・・・まぁ、無関係ではないかな」
リノア「かつてのそのなんとか戦士ってのが、先生攻略のヒント知ってるからさぁ」
アルティミシア(なに!)
リノア「ギルガメッシュに聞いてそいつに会いに行って欲しかったんだけど・・・もう、段取り悪いなぁ」
スコール「それってさぁ、もしかして『名も無き王の墓』?」
リノア「えっ、知ってんの?」
アルティミシア(アデルが言ってたな・・・あの魔導士を知る者がいたと)
リノア「アデルが?なんで?」
スコール「昔あそこで筋トレしてたんだとよ」
リノア「・・・ああ、そう」
リノア「まあ何にせよ、決戦の前にいろいろ準備しないといけないって事よ」ポンポン
リノア「スコールも前に色々寄ったでしょ?大海のよどみとかモルドレッド平原とか」
リノア「サブイベ全部こなしなさいって事よ」ウンウン
スコール「・・・なんで俺にそんな事教えるんだよ」
リノア「教えてほしければ」
スコール「力付くで聞け、か?」
リノア「わかってんじゃん」
スコール「あのさぁ・・・リノア」
リノア「はい?」
スコール「あの、その・・・悪かったよ。置き去りにして」
アルティミシア(・・・)
スコール「さすがに勝手すぎた。俺もそこは反省してる。自業自得、まさにその通りだ」
リノア「・・・・」
スコール「だから、その、なんだ・・・」
スコール「世界消すなんて、やめろよ。俺らの所戻ってこいよ」
スコール「今度は置き去りになんてしないから、さ・・・」
リノア「デレた・・・」
アルティミシア(お前の変貌を見て反省したんだよ。さすがのこいつもな)
リノア「ああ、そう・・・」
スコール「戻ってきて・・・くれるか?」
リノア「・・・考えとく」
警備兵「封印装置が解除されたぞォーーーーー!」
警備兵「捕まえろ!!」
リノア「そろそろ帰らなきゃ」
アルティミシア(やはり・・・)
リノア「自分ごとおばさんを封印して守るって発想、中々よかったけど」
リノア「さすがにそれ時間かかりすぎ。しかも無駄だよ」
スコール「なんでだよ」
リノア「おばさんは知ってるでしょ。魔女は・・・」
アルティミシア(力の継承をするまで死ねない・・・)
リノア「だからおばさんの時代まで寝てても、アタシ普通にいるよ。もちろん先生も」
リノア「それにその間にも魔法技術とか進歩してるだろうしさぁ・・・ちょっと穴があるね。その作戦」
スコール「・・・」
リノア「なんにせよ、思い留まらせれてよかったよかった!」
警備兵「いたぞ!あそこだ!」
警備兵「撃てーーーーーッ!」
リノア「詳しい話はギルガメッシュに聞きなよ。あいつ詳しいから」
リノア「でもアホだからこっちから話振らないと何も言わないかもね。あいつ剣オタだし」
スコール「・・・」
リノア「名も無き王の墓、ちゃんと行ってね。タイミングは任せるけど」
スコール「・・・さっき夢の中に変な格好のおやじが出てきたぞ」
リノア「ん?」
スコール「俺の事をそのなんとか戦士とか言ってた・・・あれもお前の差し金か?」
リノア「いや、それは知らないなぁ・・・」
スコール「・・・」
リノア「なんだろそれ。気になるね。後で先生に聞いとくわ」
ドガガガガガガガガ!!
リノア「おっと!じゃあそろそろ帰るわ!」
リノア「次はルナパンで会おうね!じゃ!」ダダダッ
警備兵「片方が逃げたぞ!」
警備兵「追えェーーーーーーーーーー!!」
ダダダダダダッ
スコール「あ、おい!」
アルティミシア(スコール、そろそろ我々も!)
ドガガガガガガ! バン! バン! ドゴォォォォォォ!!
スコール「愉快なしもべどもに助太刀してくるか」ジャキ
アルティミシア(仲間と言ってやれよ)
バン!バン! ドガガガガガ!
ゼル「くっそー!キリがないぜ!」
キスティス「前も後ろも敵だらけね・・・」
アーヴァイン「ちょっと厳しいかも~」
セルフィ「動いてよ~!」カタカタカタ
警備兵「畳み掛けろッ!」ダダダダダッ
ゼル「くそ・・・仲間を助けるのがそんなにいけない事なのかよ!」
アーヴァイン「自分から行ったみたいだからね~」
セルフィ「そんなの関係ないよ~!」
キスティス「私達は自分が正しいと思った事をやるだけよ!」
ダダダダダダッ バン! バン!
ゼル「オラァーーーー!くるならこいや!!」グッ!
かしこまりぃーーーーーーーーーーーー!
ゼル「!?」
【フェイデットサークル】
ボボボボボォォォン!
警備兵「ぐああああああああああああ!!
ゼル「ギエエエエエエエエエ!!」
シュルルルルル スタ
スコール「ただいま」
全員「スコール!」
ゼル「 」(戦闘不能)
スコール「やられたのかこいつ。ほんとよええなぁ」
キスティス「いやどう見てもあなたが」
スコール「いやこいって言うから」
警備兵「だ、脱走者だァーーーーーー!」
スコール「すいませんここIpodダメなんでやっぱやめます」
警備兵「なッ・・・」
アーヴァイン「いやぁびっくりしたよ~、自分から封印されに行ったって聞いたからさぁ」
スコール「お前に掘られるのが怖くて緊急避難してたんだよ」
セルフィ「よかったよぉ~!」
スコール「セルフィたん!セルフィたんに会う為に戻って来たよ!」
キスティス「どういう心境の変化かしら」
スコール「エロい明晰夢みようとしてたのにキモい格好のおっさんが出てきたから萎えた。それだけだ」キリ
警備兵「ふざけるな!何を今更・・・」
スコール「魔女呼んじゃおっかな~」チラチラ
【オダイン・バングル(改)】
警備兵「うぐ・・・」
スコール「うぐッ!俺の左手に宿る魔の力が・・・ぐああああああ!」
警備兵「ひ、ひぐ・・・」タジ
スコール「お、抑えきれない!みんな速く逃げろォーーーーー!」
警備兵「うわぁーーーーーーーーーー!」(逃走)
キスティス「だ、大丈夫なの!?」
スコール「いや嘘に決まってんだろ」
キスティス「・・・そう」
スコール「アデル支配が長かったからか魔女への恐怖ハンパないな」
アルティミシア(科学大国に体育会系のノリは合わんだろ)
セルフィ「スコール~」
スコール「なんだいセルフィたん!」
アーヴァイン「いろいろ積る話しもあるけどさぁ~」
キスティス「とりあえず今はここを脱出しましょ!」
スコール「おっけ!」
ダダダダダダダッ
アルティミシア(何か忘れてないか)
スコール「あっ」
ゼル「 」(戦闘不能)
・魔女記念館 入口
『けいびへいたちが ゆくえをはばむ!』
警備兵「ここは通さんぞ!」
スコール「なんだよここでザックスごっこでもやれってか」ジャキ
アルティミシア(誰に託すんだよ)
セルフィ「邪魔だよ~!」
アーヴァイン「強行突破させてもらおうかな」
キスティス「そこを通しなさい!」
ゼル「 」(戦闘不能)
警備兵達「~~~~」ジャキ!
スタスタスタスタ・・・・・・
警備兵達「!!」
大統領側近「・・・・・・」
キスティス「だ、誰?」
スコール「おせーぞ、おっさん」
セルフィ「知り合い~?」
大統領側近「・・・・・・・」
スコール「行ってイイよな?」
大統領側近「・・・・・・・・」コク
警備兵「いや、しかし!」
大統領側近「・・・・・・・」ジロ
警備兵「・・・失礼しました」
スコール「道開けろオラ!」ブンブン
警備兵「・・・どうぞ」サ
アルティミシア(一体どういう・・・)
スコール「ババアめ。お前もよく知ってるだろ。気付けボケ」
アルティミシア(???)
大統領側近「・・・・・・・」
・エスタ大平原
スコール「今日も陰気だ空気がくさい!」ウーン
アルティミシア(空が・・・)
コォォォォォォォ・・・・・・・
スコール「夕日だな。年中無休で」
セルフィ「月の涙が~落ちてきたから~」
キスティス「エスタ市街にもかなりのモンスターが降り注いでるのよ。はやく戻らないと」
アーヴァイン「いろいろ報告あるけど~、ちょっと我慢してね~」
スコール「ま、とりまパパ救出が優先か」
キスティス「行きましょ!」
ゼル「 」(戦闘不能)
スコール「誰か回復してやれよw」
アルティミシア(なんでこいつはいつもこんな役回りなのだ)
「お前たちにはまだやらねばならぬことがある。世界を無にしてはならぬ…」
スコール「ん?」
アルティミシア(どうした?)
スコール「・・・気のせいか」
キスティス「急ぎましょ、スコール」
・エスタ市街
うわーーーーー! きゃーーーーーー! ひいぃーーーーー!
アルティミシア(しばらく見ぬ間に大事になってるではないか・・・)
スコール「月の涙が直撃したからな・・・むしろよく持ってる方だわ」
ギャワワーーーーー!!
ゼル「モンスターだ!」
スコール「でも実はそんなに強いモンスターでないっていう」
アルティミシア(ゼルいつ起きた)
【エンカウント】クアール
クアール「ギャワーーーーー!!」ボォン
スコール「な?」ブン
アルティミシア(お前、モンスター相手だとめっぽう強いな)
スコール「エンカウントなし付けるの忘れてたわ」ガチャン
キスティス「官邸は大丈夫かしら・・・」
セルフィ「あっ」
モゾモゾ・・・モゾモゾ・・・
セルフィ「ねえねえ大丈夫~?ケガしたの~?」
スコール「ちょ、セルフィたんそいつは!」
「くけけけけけけけ」
【エンカウント】エルノーイル
セルフィ「きゃああっ!」
スコール「ちょちょちょ!そぉーーーーい!」ズバッ!
エルノーイル「ギャワワーーーーーー!」ボォン
セルフィ「びっくりしたぁ~」ドテ
スコール「これはまぁ・・・やっぱみんな引っかかるよな」
アルティミシア(人間に化けてたのか?)
スコール「どう見ても人間じゃねーけど。セフィロスコピーみたいになってるし」
スコール「まぁこいつエネルギー結晶体持ってるから悪い事ばかりじゃないけどさ」ブン
うわーーーーー! 助けてくれェーーーーーーー!
ダダダダダダダッ! フラフラ・・・・
スコール「にしても・・・」
アルティミシア(本当に大丈夫か?ここ)
スコール「時間圧縮の後ここがどうなったのかが知りたい。すごく知りたい」
アーヴァイン「エスタは科学大国だから~きっと大丈夫だよ~」
スコール「お前が答えんなホモ」
キスティス「はやく官邸へ急ぎましょ!」
・大統領官邸前
警備兵「みなさん!よくご無事で!」
スコール「デッデッデレーデッデデレー デレッデレッデレッデレッ」
警備兵「な、なんですか?」
スコール「いややる気出るかなって思って」
キスティス「下らない事やってないではやく行くわよ!」ダッ
ゼル「急ぐぜ!」ダッ
スコール「ああちょ、デッデデデーレレーデッデーデデーレレー・・・・」
アルティミシア(さっきからなんだ?)
スコール(元気が出る鼻歌)
・官邸内
秘書「こちらです。許可は出しております。さあ、急いで!」
スコール「・・・」ドキドキ
アルティミシア(どうした?)
スコール「今からパパと会うんだ・・・」
アルティミシア(ああ、そうだな・・・)
スコール「感動の再会だぜ・・・涙なしでは語れないだろ・・・」ドキドキ
アルティミシア(我々がさんざ介入したものな)
スコール「どどど、どうすればいい?」
アルティミシア(とうさーん!って言いながらハグでもすればイイ)
スコール「よし・・・」ドキドキ
・大統領の部屋
全員「・・・・」
側近1「・・・」
側近2「・・・」
アルティミシア(あの二人は・・・)
スコール(キロス・・・ウォード・・・)
アルティミシア(魔女記念館にいたのはウォードだったのか)
スコール(気づくのおせえよ)
大統領「・・・・・・」
スコール(そしてあの後ろ姿は・・・)
スコール「・・・・・・・・・・・パパ?」
クル
大統領「スコール・・・・お前・・・スコールか?」
スコール「パパ・・・・」
アルティミシア(エスタ大統領、ラグナ・レウァール・・・)
ラグナ「スコール・・・だよな?」
スコール「パパ・・・・パパ・・・・」
ラグナ「スコール・・・スコール!」
ダッ!
スコール「パパ~~~~~~~~~~!」
ラグナ「スコ~~~~ル~~~~~~!」
アルティミシア(感動モノだな)グス
スコール「パ~~~パ~~~~~!」
ラグナ「 」スッ
スコール「!?」
キロス「そら!」ポーン
ウォード「・・・・・・・・」
『ボールが ラグナのまえを まう!』
スコール「!!??」
ラグナ「オラァーーーーーーーーーーーーー!!」
【エース・オブ・ザ・ブリッツ】
ズ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ !
スコール「ぎにゃあああああああああああああああ!!」
アルティミシア(・・・・感動が)
ラグナ「会いたかったぜクソ息子!てめーにはさんざ好き放題されたからなぁ!」ビシッ!
ラグナ「これは俺からの選別だ!オラッ!」ブン
スコール「あで!」ガン!
コロコロコロ・・・・
キスティス「ボール・・・?」
ゼル「てか何やってんのお前ら?」
アルティミシア(これは・・・ブリッツの・・・)
セルフィ「なんでいきなりボールぶつけられてるの?」
アーヴァイン「なにかしたのかな~」
スコール「ひどいよパパ・・・」
ラグナ「お前がやってきた事の方がよっぽどひどいわボケェ!会ったら絶対一発は食らわそうと思ってたんだ!」
ラグナ「この!この!どうしてそうなった!このバカ息子!ジュリアの恨み思い知れ!」バシバシ
スコール「ひぎぃぃぃいい!ごごごごめんなさーーーーい!」ピギー
キロス「今雷オヤジがバカ息子をしつけ中だ。もう少し待ってくれ」
全員「はぁ・・・」
アルティミシア(まぁ当然といえば当然か)
○数分後
スコール「・・・」ボロ
ラグナ「ぜえ・・・ぜえ・・・ったく・・・」
キロス「もういいか?」
ラグナ「あ、ああ・・・」
キスティス「あ、あの・・・」
ラグナ「・・・会いたかったぜ~妖精さん達!」
ラグナ「と、ボンクラ息子」チラ
スコール「もうしませ~ん・・・ヒック」
アルティミシア(泣くな)
ラグナ「お前らが俺らの頭の中に入ってきてたんだろ?エルオーネからきいたぞ!」
ラグナ「ジャンクションってーのか?バトルになるとすげーパワーが溢れて来てよ」
ラグナ「いやぁあの時は世話になったぜ!」ポリポリ
ゼル「じゃあこいつが・・・」
セルフィ「ラグナ様~!」
ラグナ「・・・てわけで俺がラグナだ。エスタ大統領ラグナ・レウァールだ。仲良くしようぜ!」キリ
ラグナ「でよ、でよ、こんな大変な時じゃなけりゃあもっとゆっくり話すんだけどよ」
ラグナ「ああ、まぁ、ちょっとくらいいいか」
ラグナ「で、どっから話せばいいんだ?」
キロス「ラグナ大統領にしゃべらせとくと君達はいつまで経っても動けない」
キロス「というわけで君達が質問したまえ。ラグナ大統領が質問に答える」
ゼル「俺、なんかボーっとしちまってる・・・」
ウォード「・・・・・・・・・・」
キロス「ゆっくりして行けと言っている」
アルティミシア(何を聞く?)
スコール「すでに色々知ってるから・・・そうだな」
1 アデルの事
2 大統領になるまでの事
ラグナ「どっちから話そうか」
安価↓
1
アルティミシア(アデルの事が気になるな・・・)
スコール「アデルはどうしてああなったんだよ。突然石になったって聞いたぞ」
ラグナ「ああ、アデルか・・・あいつはさぁ・・・」
(ハッハッハーーーー!またもやハットトリック、やはりエースは私だな!)
(おえ”~、溺れ死ぬ~・・・)
(情けないぞ貴様!私と接戦した男だとはとても思えん!)
(あの時の奮闘はどうした!?もう一度だ!)
(だってあんときゃバカ息子がジャンクションしてくれてたから・・・)
(みよ!私が編み出した渾身の必殺技!エースオブザブリッツぅ!!)
(ひぎゃあああああああああ!!)
ラグナ「あの後ひたすらブリッツに付き合わされてよ・・・」
スコール「ああ、だからエースオブザブリッツ使えんの・・・」
キロス「アデル直々に食らいつづけたからな」
ラグナ「ラーニングしちまったよ」ハハ
アルティミシア(結局付き合ったのか)
スコール「よく身が持ったな」
ラグナ「だってあいつ一人で寂しそうだったし・・・」
スコール「・・・せめて三角ベースとかにしとけよ」
ラグナ「アデルがイヤがるんだよ。ブリッツ以外したくないって」
スコール「エボンジュに乗り移られてもしらねーぞ」
ラグナ「でよぉ、ある日いつもの様にブリッツに付き合おうとしたら・・・」
(ラグナ殿!大変です!)
(なんだよ騒がしいな・・・どうした?)
(アデルが!アデルが・・・)
(アデ・・・ル?)
ラグナ「これはほんと突然だった。ある日なんの脈絡もなく、いきなりだった」
ラグナ「エスタ総力を挙げて原因の解明に挑んだんだけどよ、オダインのじーさんですらお手上げでよ・・・」
全員「・・・」
ラグナ「結局、俺らは俺らで18年後の脅威に備えなくちゃならなかったし・・・かわいそうだけど、遠い所へ、な」
アルティミシア(どういう事だ・・・)
ラグナ「一つだけわかるのは、オダインですらお手上げの超強力な封印だぜ?そんな事ができるのは・・・」
キロス「我々は魔女の仕業だと睨んでいる」
スコール「それって・・・」
アルティミシア(リノア・・・・?)
スコール「そんなバカな!リノアはあの時代まだ生まれてないだろ!?」
ラグナ「別にリノアだって言ってねーだろ。でも、魔女の仕業という事は確実だな」
アルティミシア(いや、ありうる。あいつは時間圧縮の歪みを通ってどの時代にもいけると言っていた)
スコール「・・・・・・」
ラグナ「けどよ、自慢じゃねーけど俺らのパッキング技術も相当なもんだぜ。ありゃあちょっとやそっとじゃ解けねーよ」
キロス「あれはアデルの石化を研究して作られた物だからな」
ラグナ「だからよぉ、俺は毎回宇宙に行って直接・・・・」
(アデルわりぃな。こんな所に閉じ込めちまってよ)
(俺らもなんとか今、解放できるように研究中だから、まぁなんだ)
(もちっとガマンしてくれな?お前が帰ってくる頃にはブリッツのエースになってるからよ)
ラグナ「その、だから、アデルは奪われちまったけど」
ラグナ「まだ猶予はあるぜ・・・奪われたアデルを奪還だ!」
スコール「なるほどね・・・」
スコール「で、なんで1ガ兵がエスタの大統領にまで出世してんだよ」
アルティミシア(まるでシンデレラじゃないか。一体何があった?)
ラグナ「大統領になるまで・・・ねえ。そいつは話せば長くなると言うか・・・」
キロス「手短に言うと担ぎ上げられた。だな」
ラグナ「一言で終わらしてるんじゃねーよ」
アルティミシア(まぁ、大体想像がつく)
キロス「アデルを変えた男。エスタの救世主ともてはやされてな」
ラグナ「だってあいつら、俺が興味ないっつってんのにガンガンと・・・」
スコール「まぁ知ってたけど」
ラグナ「なら聞くなよ」
スコール「そうじゃなくて俺が聞きたいのは・・・ウィンヒルは?」
ラグナ「・・・戻らなかった。いや、戻れなかった」
ラグナ「支配者のいなくなったエスタで内政はガタガタ。国内は混乱してたしな」
ラグナ「お前がわざわざ未来から教えてくれてたのに、結局なんにもできなかったな・・・」
スコール「俺じゃねーよ。エルオーネだよ」
ラグナ「・・・」
スコール「エル姉ちゃんはパパがレインのそばから離れないようにって俺を送ったんだよ」
スコール「過去を変えたかった。っつってたぞ」
ラグナ「・・・」
アルティミシア(同時に過去は変えられえない、とな)
スコール「飽きれるくらいのお人よしだな。俺なら2秒でバックレてるのに」
ラグナ「それはそれでどうなんだよ」
アルティミシア(ラグナのこの責任感を受け継がなかったのか?お前は)
ラグナ「俺はここに残ってあれこれあれこれ考えてるうちにな~んかわけわかんねうちにこんな時間が経っちまった」
ラグナ「・・・・まぁ全部俺がやって来た事だ。良かったのも悪かったのも俺だからな」
スコール「ふーん・・・」
アルティミシア(リノアに滅ぼされたとは言わない方がいいな)
スコール(だな。エスタがまた武装国家になっちまうよ)
ラグナ「さて、と・・・」
スコール「今後どうすんの?もうぼちぼち崖っぷちだと思うんだけど」
ラグナ「ふふ、俺らがどれだけ前準備してきたと思ってんだ」
スコール「ん?」
キロス「ちゃーんと計画を練ってたって事さ」
スコール「???」
キロス「その辺は彼が説明する」
「おじゃじゃじゃじゃじゃじゃ!」
スコール「あーてめー!」
オダイン博士「出番でおじゃるか?ここから先はこのオダインが説明するでおじゃる!」
ラグナ「手短にな」
オダイン博士「オダインはしゃべりたいようにしゃべるでおじゃる!」
スコール「このおっさんだけはもう・・・」
アルティミシア(出たよ・・・)
オダイン博士「オダインはお前に未来の事を教えられた後、必死で研究したでおじゃる!」
オダイン博士「それもこれもアルティミシアを研究させてもらう為・・・なのにお前は!!」
キロス「博士、話が逸れてる」
スコール「うっさいボケ。しねっ!」
オダイン博士「ぐぐ・・・お前だけはでおじゃる・・・でもしかぁし!そのおかげで貴重な文化遺産を発掘する事が出来たでおじゃる!!」
アルティミシア(文化遺産?)
オダイン博士「古代、この土地にあった書物を発見したでおじゃる!」
オダイン博士「当然すべて古代文字で書かれていたでおじゃる!オダインはそれらを何年もかけて解読したでおじゃる!」
オダイン博士「すると驚くべき記述が載ってたでおじゃる!」
スコール「なんだよ」
オダイン博士「今のテクノロジーでは到底解明できない魔法技術、古代文明工業技術、それにその文化体系でおじゃる!」
オダイン博士「GFを解した疑似魔法技術も、実はそれらを参考にして作ったでおじゃる!」
ラグナ「この辺実は俺もよくわかってねえんだよなぁ」
オダイン博士「その魔法技術は現代科学をはるかに上回っていたでおじゃる!」
オダイン博士「どうやらその古代の戦士はある特定のエネルギー体の力を得て超人的なパワーを発揮していたようでおじゃる!」
オダイン博士「これは何かに似てるでおじゃろ?おじゃろ?」
アルティミシア(GF・・・)
スコール「古代人がGF使ってたってのかよ」
オダイン博士「GFよりもっとすごいでおじゃる!そのエネルギーの名は・・・」
オダイン博士「【クリスタル】そう書かれていたでおじゃる!」
アルティミシア(クリスタル・・・?)
オダイン博士「クリスタルにはどうやらジャンクションと似たような性質があった用でおじゃる!、歴戦の記憶をそれに封じ込める事ができたでおじゃる!」
オダイン博士「その力を借りた物は、その記憶のカケラにより様々な力を扱う事ができたでおじゃる!」
オダイン博士「GFなんかとは比べものにならん力でおじゃる!魔法だけでなく達人の剣技や魔物を操る力等が身に着いたそうでおじゃる!」
オダイン博士「しかもGFと違って記憶障害なしでおじゃる!」
スコール「パネェ・・・」
オダイン博士「オダインはこのクリスタルを必死に調査したでおじゃる!でも現物がない以上情報以外の事は何もわからなかったでおじゃる!」
オダイン博士「その代わりこんな事がわかったでおじゃる!」
スコール「なんだよ」
オダイン博士「かつて古代。このエスタは風の加護を受け繁栄した王国だったでおじゃる!」
オダイン博士「その名は・・・【タイクーン】と呼ばれる国だったでおじゃる!」
スコール「タイクーン・・・?」
オダイン博士「タイクーンは風の加護を受け、竜を使役する国だったそうでおじゃる!」
オダイン博士「タイクーンの戦士は竜を操り戦った事から、【竜騎士】と呼ばれていたそうでおじゃる!」
アルティミシア(竜騎士・・・)
スコール「ガリ?」
オダイン博士「飛竜と呼ばれる竜が物流の要だったようでおじゃる!」
スコール「す、すごいな古代の物流業者は」
ラグナ「実はよぉ、ラグナロクもそれにあやかってデザインしたんだぜ」ヘヘ
キロス「竜の国だから竜っぽいデザインがいいだろうと大統領が言う物だからな」
スコール(バハムートだと思ってた・・・)
オダイン博士「この辺はものすごい興味深い話でいっぱいでおじゃる!話は逸れるでおじゃるが・・・」
オダイン博士「聞きたいでおじゃるか?」
1 聞かせろカス
2 話進めろカス
安価↓
1
オダイン博士「おじゃじゃじゃじゃじゃ!」
オダイン博士「タイクーンを治めていた王はそれはそれは名君でおじゃったでおじゃる!」
オダイン博士「だがしかぁし!ある日どこかへ出かけたっきり、行方不明になったでおじゃる!」
スコール「なんで?」
オダイン博士「操られていたのでじゃる!」
スコール「誰にだよ」
キロス「君の言っていた復活した魔導士さ」
アルティミシア(なんだと!?)
オダイン博士「調査の結果、ある事がわかったでおじゃる!」
オダイン博士「その暗黒魔導士は当時もやはり封印されていたでおじゃる!」
オダイン博士「しかしその魔導士は、封印されてもなぉ、思念だけを飛ばし人間を操る事ができたでおじゃる!」
オダイン博士「その操られていたのがこのタイクーン王でおじゃる!」
ラグナ「アデルみてーな奴だな」
スコール(というよりババアに似てると思うけど)
アルティミシア(操りたい放題だったあの頃・・・)シミジミ
オダイン博士「そして操られたタイクーン王は暗黒魔導士の封印を解いてしまうのでおじゃる!」
オダイン博士「これが約数万年ほど前の話でおじゃる!」
全員「 」ブッ
ゼル「まん・・・」
セルフィ「かぞえきれな~い」
オダイン博士「本当でおじゃる!その封印されていた土地の地質を調査した結果、推定一万年以上前の地層が出てきたでおじゃる!」
スコール「その土地ってどこだよ」
オダイン博士「この辺でおじゃる」
【シュミ族の村】
スコール「ここ・・・」
オダイン博士「そうでおじゃる!シュミ族の村でおじゃる!」
オダイン博士「ここに魔導士は封印されていたのでおじゃる!」
アルティミシア(伝説の武器があった・・・)
スコール「そうだ。ここでなんか12の武器の一つとやらを手に入れたぞ」
オダイン博士「すでに立ち寄ったのでおじゃるか?ほぉほぉ、ならば話ははやいでおじゃる」
オダイン博士「シュミ族は石の扱いに長けていたでおじゃろ?」
スコール「ああ・・・」
オダイン博士「おそらく当時の封印装置の名残でおじゃる!当時の封印方法は特殊な魔法力をしみこませた石で封じていた用でおじゃる!」
オダイン博士「そ・し・て」
全員「・・・・」
オダイン博士「この行方不明のタイクーン王を探すべく旅立った娘こそ」
オダイン博士「この暗黒魔導士と戦った【光の戦士】の一人なのでおじゃる!」
シーーーーン・・・・
オダイン博士「なんかリアクションが薄いでおじゃる」
ゼル「ちょっと待て、俺もうついてけねえ・・・」
セルフィ「あたしも~・・・」
キスティス「数万年前とか、光の戦士とか、急に言われてもわかんないわ・・・」
アーヴァイン「ちょっと幻想的すぎるね」
ラグナ「ハハ、俺と同じ事言ってら」
ウォード「・・・・・・・・・・」
キロス「お前はわかっておけよと言っている」
オダイン博士「全く、これだから低脳共は・・・」フゥ
スコール「介錯していいか?」イラ
アルティミシア(落ち着け)
オダイン博士「少し前置きが長くなったでおじゃる。ここからが本題でおじゃる」
スコール「なげーなもぅ」
オダイン博士「オダインが何故こんなに詳しいのか知りたいでおじゃるか?おじゃるか?」
スコール「どうせ断っても話すんだろうが」
オダイン博士「もちろんでおじゃる!オダインは話したいように話すでおじゃる!」
スコール「早く言えよ・・・」
オダイン博士「オダインは世界中を調査したでおじゃる!しかしただやみくもに探っていたわけではないでおじゃる!」
オダイン博士「先人はちゃーんと導を残してくれていたでおじゃる!ご先祖様に感謝でおじゃる!」
オダイン博士「それがこれでおじゃる!」バーン
スコール「・・・・さっき言ってた文献か?」
キスティス「と言うより・・・日記っぽいわね」
セルフィ「読めないよ~」
オダイン博士「それを現代語訳したのがこっちでおじゃる」
ゼル「あるのかよ」
日記1
風が止まった・・・海は静まり帰り木々のせせらぎも聞こえなくなった
まるで風が死んでしまったかのよう
お父様が原因調査の為に旅立ってからもう数日が経った。お父様はまだ戻ってこない
お父様・・・一体どこへ
日記2
決めた。私、お父様を探しに行く。これだけの期間何の連絡もないなんておかしいもの
お父様の身に何かあったのかもしれない・・・先日振ってきた隕石。あれが何か関係あるかも
まずはここから行ってみようと思う
日記5
海賊の方々の力を借り、私達は風の神殿へと向かう
風もなくどうやって船を動かすのか心配だったけど、シルドラと言う海獣がひっぱってくれるみたい
でもこの女船長さん、どこかで会った気が・・・
スコール「・・・日記だな」
オダイン博士「そんな部分はどうでもいいでおじゃる!本題はこっちでおじゃる!」
日記12
全てのクリスタルが散ってしまった・・・風も、火も、土も、、水も
それと同時にエクスデスが目を覚ます。復活の為にお父様を利用していたなんて・・・
エクスデスが無の力を手に入れると言っていた。全てがこのまま死に絶えていくのだろうか・・・?
日記40
分裂した世界が再び一つになった。それによって次元の狭間に封じられた『無』が目を覚ます
エクスデスが『無』を使い街を、森を、みんなを飲みこみ始めた。
エクスデスが完全に『無』を手に入れたら・・・想像したくない
そんな事はさせない。クリスタルの戦士として、無念の内に散ったお父様の為にも・・・!
ゼル「こんな時代からあの野郎・・・」
アーヴァイン「続きが気になるね~」
日記53
エクスデスが次々と世界を消していく。あんなに広大だった大陸も穴だらけの何もない場所になってしまった
飛空艇のエンジン音がうめき声をあげる。エクスデスを止めないと行けないのに・・・
一体どこなの!?次元の狭間ってどこにあるの!?
日記120
次元の狭間の入口が見つかららないまま時間だけが無駄に過ぎて行った
世界はもう半分しか無くなってしまった
エクスデスの『無』もとんと止まった。何故?諦めた?いいやそんなはずはない
私は諦めない。次元の狭間、絶対に見つけて見せる!
アルティミシア(おいおいおいおい)
セルフィ「見つからなかったって言ってるよ~」
キスティス「何故・・・・?」
日記445
結局次元の狭間の入口は見つからないまま、私たちは歳だけを重ねていった
あの日を境にエクスデスの攻撃は止み、人々も復興を目指して歩み始めた
『無』の痕も消えた。消えた街は戻らなかったけど・・・
平和が戻った・・・?そう思いたい。けど・・・何故なの?この胸騒ぎは・・・
日記732
生き残った学者さん達が総力を挙げて調べてくれている。
ここしばらく進展が見られなかったが、ついに今日一つ、発見があったそうだ
聞けば『無』の痕から時間的な歪みが発見されたそう。
『無』の痕が消えたのはそれのせい?じゃあエクスデスは・・・?
スコール「おいババア・・・これって」
アルティミシア(時間圧縮・・・)
日記1578
体はやせ細り、腰は曲がり、皺が増え、歩くのも辛くなってきた今日この頃
この日記もよくこの歳まで持ったものだ。自分で自分をほめてあげたいわ
今思えばあの青春の日々が嘘のよう・・・目を瞑れば蘇る、あの冒険の日々
私は夢を見ていたのかしら?あれから平和な日々が続いている
もう『無』はこない。エクスデスもいない。
でもせめて・・・仇はこの手で取りたかった・・・ガラフ・・・お父様・・・
日記1823
寿命が近い人間には天からの使いが舞い降りて、魂を導くように傍らで待ち伏せている
そんな言い伝えがあるけど、今日の今日まで信じてなかった
でもいたわ。いいや、幻覚なんかじゃない。今でも覚えている
白い羽をはやした少女・・・その人は光と共に舞い降りてきて、私にこうささやくの
「あなたの残した全てを後世に伝えなさい。さすればあなたは天の祝福を受けられるでしょう」 と
こんなおばあちゃんに何を残せって言うのかしら?冗談キツイわ
ああ、でも・・・今でも大事に持っているこのカケラ。このカケラに私の心が・・・宿るかしら?
なんてね
日記1954
信じられない・・・嘘よ。信じたくない!天の使いがまた降りてきた
私は彼女に聞くの。
「私は天寿を全うできますか?」
天の使いはこう答えるの。
「お前はやるべきことをやらなかった。祝福は受けられない」
もちろん即座に聞き返したわ。なぜ?すると使いはこういうの
「エクスデスはまだ生きている。光の戦士の役目を全うできなかったお前等の負けだ」
そんな・・・なんで・・・じゃあ、なんで今更そんな事を伝えるの?!
あいつは天使なんかじゃない!死神だ!
死神は最後にこう言い残して去って行った。
「無念を晴らしたくば、獅子の心を宿す物に全てを委ねなさい」
白い羽がドス黒く染まっていくのが見えた
日記1998
ここまで続いた日記も今日で最後。私は今日、寿命を迎えます
自分でもわかるの。体はいう事を聞かず、呼吸は浅く息苦しい。でもなぜか妙に安らかな気分
ああ、これが『死』なんだなぁ、って
バッツや姉さん、クルルの元にあの死神は現れたのだろうか。
エクスデスはまだ生きている。あいつは確かにそういった
じゃあなぜあの時忽然と姿を消した?何故?私達が死ぬのを待っていたの?
くやしい・・・くやしいよ・・・バッツ・・・姉さん・・・クルル・・・ガラフ・・・お父様・・・
全てが遅すぎた。できる事ならば過去へ戻りたい・・・戻りたい!過去へ!
あの時あの時間で一体何があったの!?教えて!誰か教えて!
スコール「まて・・・この天使って・・・」
アルティミシア(リ・・・ノア・・・?)
日記1999
おそらく これが さいご からだ ぺん にぎれな
これ よむ きづいて たおす えくsでス
カケラ ねむ る あた し わた し いし つ いで
だれ か(これ以降は文字化が擦れてよめない)
オダイン博士「最後のページにはこうかかれていたでおじゃる」
【著】タイクーン王国 第二王女 レナ・シャルロット・タイクーン
オダイン博士「古代の戦士の貴重な遺産と言えるでおじゃる」
スコール「なんだこれ・・・」
アルティミシア(無念に・・・溢れている・・・)
オダイン博士「このレナと言う人物は魔導士を倒す事が出来なかったのでおじゃる」
オダイン博士「理由はなんらかの原因で魔導士の元へ行けなかったからでおじゃる」
スコール「これでに出てきた天使ってさ」
スコール「リノア・・・だよな?」
オダイン博士「それはわかんないでおじゃる。しかし」
オダイン博士「この日記に書いてあるクリスタルとやらがあの魔導士を倒すカギとなるのは確かでおじゃる」
スコール「・・・」
オダイン博士「オダインは長年の調査でそのありかを突き止めたでおじゃる」
アルティミシア(なんだと!?)
スコール「どこだよ」
キロス「正確にはあるかもしれない場所、だろ」
オダイン博士「オダインはオダインの話したいように話すでおじゃる!
スコール「・・・どこなんだよ」
オダイン博士「ここを見るでおじゃる」ペラ
日記80
つかの間の平和の中、私はサーゲイトのお城からの御呼出しでサーゲイト城に向かう事になった
聞けば国王の葬儀をここの所のドタバタで行えなかったので、この機会に葬ってあげたい。との事だった
あの塔で彼の遺体は散ってしまった。なので生前彼が身に着けていた防具や兜、剣、そして好きだった本などを添えた
国王の為に大きなお墓が建てられていた。とてもとても広い石のお墓。これならあの方も窮屈しなさそう
・・・ひとつお城の人達に謝らないといけない事がある。棺に書かれた王の名前、私が隙を見て消してしまった
悪意があったわけではない。ただ、頭の片隅であの方がまだ生きていると思っていたから
棺に名前を印すと、あの方が本当に死んでしまったと認めてしまいそうなのが嫌で・・・
「心配するな、またいつでも助けに行くさ…」あの方は確かにそういった。私はその言葉、今でも信じてる
キスティス「名前を消された国王?」
オダイン博士「身に覚えあるでおじゃろ?」
スコール「・・・」
ラグナ「アデルも確かそんな事言ってたっけ」
スコール「名も無き王の墓・・・名も無き王の墓だ!」
ラグナ「カーウェイのおっさんがテストに使っているんだってな」
アルティミシア(リノアも名も無き王の墓に行けと言っていた)
スコール「そうだ!リノアも言ってた!名も無き王の墓にウド巨人攻略のヒントがあるって!」
キロス「何故魔導士側の人間がこちらに肩入れするのだろう」
ラグナ「ほんと何考えてるかわかんねーな・・・ジュリアの娘はよ」
オダイン博士「オダインが提示する条件は3つ!」
オダイン博士「1つ、クリスタルをオダインの所まで持ち帰る事!1つ、有効な情報を聞き出す事!」
オダイン博士「そして1つ、世界を消滅させない事!でおじゃる!」
ラグナ「ほんとに世界の為かァ?」
オダイン博士「オダインはクリスタルの研究がしたいのでおじゃる!はやく持ってくるでおじゃる~!」
ラグナ「やっぱりな」
オダイン博士「一応コピーしといたでおじゃる。持っとくといいでおじゃる」
【レナの日記】
スコール「陰気な内容だからあまり持ち運びたくないんだが」
キロス「ラグナロクはエアステーションの方に回しておいた。いつでも発進できるぞ」
セルフィ「操縦はあたしがやりま~す!」ハーイ
ゼル「ホントに大丈夫かぁ?」
セルフィ「アタシこう見えて機械関係は強いんで~す!」
スコール「まじなんだなこれが」
アルティミシア(そういえば元情報班だったか)
ゼル「目的地は決まったな!」
アーヴァイン「名も無き王の墓、レッツゴ~!」
タッタッタッタ・・・・
スコール「さて、と」
ラグナ「気を付けろよ」
スコール「エスタは大丈夫なのか?」
キロス「モンスターは問題ない。博士がついでにすごい兵器を開発してくれてたからな」
オダイン博士「古代のセキュリティ装置でおじゃる!月の涙がこの程度で済んだのはオダインのおかげでおじゃる!」
オダイン博士「見たいでおじゃるか?見たいでおじゃるか?」
アルティミシア(どれどれ・・・?)
【ソルカノン】
スコール「・・・なにこれ、陽電子砲?」
オダイン博士「古代兵器のレプリカでおじゃる!海中に沈んでたのをオダインが引き上げたでおじゃる!」
オダイン博士「オダインはちゃ~んと仕事してたでおじゃる!世界中を調査し回ってたでおじゃる!」
スコール「やるじゃんちょんまげ」
オダイン博士「・・・エルオーネ探しのついでに」ボソ
アルティミシア(おい)
ラグナ「とかくよぉ、エスタは大丈夫だから。行こうぜ!」
・エスタ市街
ガキョン! ガキョン! ガキョン!
全員「うわっ!」
【魔導アーマー】
スコール「ちょw」
アルティミシア(これも古代兵器?)
オダイン博士「いや、これはオダインのオリジナルでおじゃる」エッヘン
スコール「ウソつけ。パクっただろ」
オダイン博士「・・・シャドウが見つからないのでおじゃる」
スコール「やっぱりパクリじゃねえか!」
オダイン博士「うっさいでおじゃる!ボケ!カス!さっさといけでおじゃる!」
スコール「お前はどちらかと言うと宝条だよ。このマッドちょんマゲニスト」
ビィーーーーーー! チュドォォォォォォン! ギャワワーーーーー!!
アーヴァイン「な~んか、問題なさそうだね~」
キスティス「さすがエスタだわ・・・」
ラグナ「エアステーションまで見送ってやるよ。よし、突撃だ~~~!」
ガキョン ガキョン ガキョン・・・・!
・エスタエアステーション
警備兵「ハッ!」ビシッ!
ラグナ「ご苦労さん」ポン
警備兵「ラグナロクはいつでも発進できます!」
ラグナ「さんきゅー、恩に着るぜ」
ラグナ「今オダインの防衛装置が動き出したから、これで大分楽になるぜ」
ラグナ「後ちょっとの辛抱だ。がんばれ!」
警備兵「ハッ!」ビシッ
・ラグナロク
セルフィ「えっと、え~っとぉ・・・」カタカタカタ
セルフィ「発進準備完了~!みんな、いくよぉ~~~~~~!」
全員「 オ ウ ッ !」
ラグナ「・・・・」グッ!
セルフィ「飛空艇ラグナロク、発進しま~~~~~す!」
キュィィィィ・・・・・ ボッフォォォォォォォォォーーーーーーーーーー!!
ゴォォォォォォ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ キランッ
リノア「・・・・スコール達はちゃんと光の戦士に会えたかなぁ~」
リノア「失礼な事言って顰蹙買ってなければイイけどw」
リノア「ね~、アデル?」
アデル「 」
リノア「・・・ま、気長に待ちますか~~~~」ゴロン
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC3】【その2】
転載元
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC3】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415471579/
スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」【DISC3】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415471579/
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