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J SPORTSが誇るサッカープログラム「デイリーサッカーニュース Foot!」。
12月19日(金)はMC:倉敷保雄、ゲストに原博実専務理事をお迎えしました。
来年の日本サッカーの行方や、気になるアギーレ監督の八百長問題について語っていただきました。

番組の一部を、テキストでお送りします。それでは、今週のFoot! FRIDAY“ESPECIAL”をお楽しみください。どうぞ!

アギーレ監督について

――アギーレ監督になってここまで6試合、ゲームを戦いました。その評価と印象はいかがですか?

原:ブラジルのW杯が終わって就任したわけですからね。最初は特に国内組しか見ていなかったので、そっちで勢いのある選手やおもしろい選手を積極的に登用して、それに4試合を使ったと思うんです、今までもヨーロッパでも中心だった選手をある程度呼んだりしながら。そこでいろんな見極めをして、特にブラジル戦の起用に関しては今まで経験のない選手を思いっきり使い、最後の11月の2試合では今までいた選手とうまくそれを合流させてアジアカップに向けて準備しているんだなと思いますね。

――ザッケローニ監督の時には就任してアジアカップまでは間がなかったけど、厚前沈船で勝利を収めたことでぐっと固まった。マッチメイキングとしてブラジルを組んだのかな、といちファンとして思っていたんですけど。そこのブラジル戦の使い方というのが、メンバー選考で個人的には納得がいかなくて。だったらジャマイカとテレコじゃないのとか、最後にまたザッケローニさんの代表を呼んでくるんだったら、ちょっとちがうんじゃないかと思ったんですけど、そのへんは協会からサゼッションてあったんですか?

原:僕は今も専務理事の立場なので、試合は観に行きますけど、そこは全く言っていないです。いろんな議論をするとすれば、下田技術委員長の方がいろんな話をします。ただ、その4試合の使い方、考え方というのは当然下田技術委員長と話したりしてるでしょうけど、最終的には現場の監督がこの試合をこう使うというのは決断するべきだと思います。まあ、ブラジル戦のメンバーは正直ちょっと驚きましたよ。ただ、現場の監督をやった経験で言うと、あれをやる方が難しいだろうなと思います。ああいう風に言っていてもいざブラジル戦になったらやっぱりこのメンバーだよね、というのにしちゃうのを、あえてあのメンバーのまま行ったというのは驚きましたね。でもあれによって、柴崎がJリーグだったらミスで済むのが、あれで入れられちゃうんだ、という経験が今後に活きてくればいいんじゃないかと思います。現時点であの試合がどうだったというのは言えないし やっぱりアジアカップじゃないですか。現実的にアジアカップの1月を考えたら1、1月はああいう風に戦うんだろうと思いました。

――そこが大事ですよね。ここまで見ていると、ジーコの時だと何かあった時にジーコを守ろうとする人たちがたくさんいた。ザッケローニ監督の時もザック大好きって人がたくさんいた。残念ながらアギーレ監督はまだそこまでは愛されていない。愛されるためにはここから結果が大事になってきますよね

原:まあそうでしょうね。今はアジアでもそんなに簡単に勝てるわけではないですし、今度はオーストラリアでやるわけですから暑さもあったり。ただピッチは良いと思うんですよね。そういう中でヨーロッパの選手、あるいは国内組は1回休んでいるこのコンディションをどうやって持っていくかとか、そのへんの難しさはあると思いますけど、アジアカップはやっぱりタイトルを目指してどういう戦い方をするかということが本当に大事だと思います。

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◆Foot! FRIDAY“ESPECIAL”(12/19)再放送予定
12月22日(月)午前6:00〜 J SPORTS 2
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