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福島第一原発4号機 核燃料の取り出し終わる
12月20日 16時06分

福島第一原発4号機 核燃料の取り出し終わる
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東京電力福島第一原子力発電所4号機で去年から行われていた燃料プールに保管されている核燃料の取り出しが、20日ですべて終わりました。
廃炉に向けて一歩前進ですが、メルトダウンした1号機から3号機の取り出しは高い放射線量などが障害となっていて、今後も難しい作業が続くことになります。

20日行われた4号機の燃料プールからの核燃料の取り出しは、報道機関に公開されました。
危険性の高い使用済み核燃料1331体と、未使用の核燃料204体のうち200体の取り出しを19日までに終え、20日は残る4体の取り出しが行われました。
作業は水中で行われ、燃料が納められた5メートル余りの「キャスク」と呼ばれる輸送用の容器がクレーンでゆっくりとつり上げられ、作業台の上に置かれました。
このあとキャスクの表面を除染し、6号機の原子炉建屋まで運んで燃料をプールに移し替えると、すべての作業が完了するということです。
福島第一原発の小野明所長は「廃炉の工程を一歩進めることができて感慨深い。作業はまだまだ続くので気を緩めずにしっかりやっていきたい」と話しました。
福島第一原発の中で、核燃料がすべて取り出されたのは4号機が初めてで、廃炉に向けて一歩前進となります。
しかし、メルトダウンした1号機から3号機は、高い放射線量などが障害となっていて、今後も難しい作業が続くことになります。

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