【ヤンキース田中のガチ予想:朝日杯フューチュリティS】2014年暮れのGⅠ戦線もいよいよ大詰め。ヤンキース・田中将大投手(26)のガチ予想も残り2戦となった。今週は2歳王者決定戦・第66回GⅠ朝日杯フューチュリティステークス(21日=阪神11R)。ここでビシッと決めて、次週の大一番・有馬記念へ景気をつけたいところだ。このレースは今年から中山→阪神と舞台変更…頭を悩ませた右腕がひねり出した本命馬は――。 先週の阪神JFでは、ディープインパクト産駒のショウナンアデラが見事な末脚で勝利。このレースでも唯一のディープ産駒(2)ダノンプラチナの注目度が高まっている。
しかし、田中は「阪神の外回りでディープ産駒が有利というのはありますけど、人気がかぶっているなら…あまり買いたくないですね」。馬柱に目を凝らし、より妙味のある馬を探した結果、本命に挙げたのは、(14)クラリティスカイだった。
「未勝利戦ですけど、前々走阪神外回りを勝ってますし、(前走の)いちょうSもレコードで勝ってますから。本命にしておかしくない馬で、必ず馬券には絡んでくるだろうと。あと、2歳のクロフネ産駒はこの手の条件が合っています。クロフネ産駒は総合的にはダート型ですけども、今の時期の芝1600メートルは走りますから」
対抗には(16)ブライトエンブレムを推した。
「これが本命でもいいかなと思ったんですけど、休み明け(3か月半)というのでちょっと割り引きました。札幌2歳Sでは、洋芝の札幌競馬場の1800メートルで強い勝ち方をしている。パワーがいる阪神の馬場でも問題なくいけるんじゃないかなと。あと、早めに栗東に入って調整しているみたいなので、輸送で消耗する心配もない。現地でじっくりとできている、とのことなので」
前出(2)ダノンプラチナは▲。
「ディープ産駒ということもあって走るのは走るんでしょうけど、信頼性で考えれば、◎○の2頭の方がいいかなと思ったので3番手。先週(阪神JF)のロカもそうですけど、キャリアが1戦しかないのに1番人気になっていた(8着)。ダノンプラチナは3戦2勝ですけど、他にも重賞を勝っている馬、好走している馬はいますからね」
以下、△は(1)ネオルミエール、(3)コスモナインボール、(4)ケツァルテナンゴ、(8)ナヴィオン、(9)アッシュゴールド、(13)ペプチドウォヘッド、(15)タガノエスプレッソをピックアップ。中でも田中みずから「★マークで」と“爆穴”に強調したのが、ペプチドウォヘッドだ。
「ダートしか走ってないですからね。でも、去年のアジアエクスプレスは“ダート馬”と言われながらも勝ちました。パワーのいる阪神の芝で、当日の馬場状態がパンパンの良でなければ、ダートを走っている馬にもチャンスがあるんじゃないかなと。それに鞍上もムーア騎手ですからね。面白いんじゃないかなと思います」
土曜(20日)阪神は雨予報(※予想時点=19日)。前記の馬場状態の条件を満たせば絡んでくるのでは、と読んだ。
買い目は「(14)クラリティスカイ、(16)ブライトエンブレムの軸2頭マルチで。(1)(2)(3)(4)(8)(9)(13)(15)の8頭流しにします。2頭軸で目数は多いですけど、48点でいきます」。“タナカ・タイム”炸裂で有馬記念への弾みにしたいところだ。
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