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【プロ野球】ソフトBの工藤監督、スロー調整OK2014年12月21日 紙面から
【ホノルル(米ハワイ州)石田泰隆】ソフトバンクの工藤公康監督(51)が、投手陣の「スロー調整」容認を打ち出した。名球会行事に参加した19日(日本時間20日)、来年2月の宮崎春季キャンプについて言及。投手出身らしく、チームではほぼ恒例となっているキャンプ初日のブルペン投球に否定的な見解を示すとともに、照準はあくまでも「開幕後」という考えを示した。 これも工藤流のチーム改革か。野手出身の王会長、秋山前監督の時代は、宮崎に球春到来を告げてきたキャンプ初日のブルペン投球。投手陣の恒例行事について、開幕までの調整法を熟知する工藤監督は個人的見解を示した。 「2月1日にピークを持ってくる必要はない。オープン戦初戦に合わせる必要もない。あくまでも、勝負は開幕してからだから。その前に急いで(肩を)つくってケガしたら元も子もない」 実働29年でプロ通算224勝(142敗)をマークした指揮官だからこそ、その言葉には重みがある。対象はあくまでも実績と経験を積んだ投手限定。アピールが必要な若手は従来通りの調整法で競争意識を促す。 もっとも、2月1日にブルペン入りしない投手も、調整のペースを大幅に落としていいというわけではない。指揮官は自主トレ段階での仕上がりの重要性を説く。 「(キャンプインまでに)7、8割は肩をつくり上げないと、うまくいかない。(キャンプを)低いところからスタートするとオーバーワークになり、力みが生まれ、故障につながる。自分もそういう時期があった」 先発陣の柱として期待されるエース摂津は来年33歳、大隣は31歳。新加入の松坂は35歳とベテランの域に入る。特に松坂は9年ぶりの日本球界復帰という不安要素も抱えている。 調整法について、工藤監督は「キャンプが始まっても遠投や立ち投げなど、やり方はいくらでもある」と多くの引き出しを持つ。松坂に関しても「投手陣では年齢も上の方かな。投げ込みをしたい、とかがあれば、現場の責任者としていくらでも話は聞く」。球団26年ぶりの投手出身監督らしく、チームの骨格づくりに全力投球する。 PR情報
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