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【格闘技】

八重樫に怪奇現象 激闘ロマゴン戦後遺症!?実は…

2014年12月21日 紙面から

WBCライトフライ級王座決定戦に向け、調整する八重樫東=横浜市の大橋ジムで

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 WBC世界ライトフライ級王座決定戦に出場する八重樫東(31)=大橋=が20日、横浜市内のジムで練習を公開。9月5日に行われた怪物ロマゴンことローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との激闘後は、一時、深刻な後遺症をうかがわせる怪奇現象に見舞われたが、それも解消。3階級制覇へ、軽快な動きを見せた。

 八重樫の身に“異変”が起きたのは、約1カ月前。世界戦に向け、家族と離れ横浜市内の賃貸マンションで一人暮らしを始めた直後だ。部屋でくつろいでいると、パキッ、パチンという奇妙な音に悩まされるようになり、揚げ句にリンリンリンと不気味な鈴の音まで聞こえるようになった。

 9月5日のロマゴン戦は9回TKO負けで4度目の防衛に失敗。試合中に鼓膜が破れるなど壮絶な殴り合いとなっただけに、大橋秀行会長は「後遺症が出たのか」と真剣に心配したが、すぐに「木材が乾燥して割れる音」と分かり、ひと安心。鈴の音に関しては、隣の部屋で犬を飼っていることが判明するという、オチまでついた。

 それより、心配は減量。ミニマムから2階級上のフライで世界2階級制覇。今度は、1階級下のライトフライ。1・8キロの減量がストレスになる。「最近、怒りっぽい。この前もキャッキャ笑っている高校生にイラッときた」とジョーク交じりの八重樫。

 しかし、専属の土居進トレーナーは「一度、フライのパワーをつくったから、ライトフライに落としても、パワーは落ちない」と強調する。ロマゴン戦は見せ場をつくって評価されたが、今回は結果が求められる。ある意味、八重樫の真価が問われる。 (竹下陽二)

 

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