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高山「花形スペシャル返し」で4冠王へ

ケビン山崎氏(後方左)が見守る中、シャドーボクシングを行う高山(撮影・田崎高広)
ケビン山崎氏(後方左)が見守る中、シャドーボクシングを行う高山(撮影・田崎高広)

 高山勝成(31=仲里)が「奥義返し」で4冠王になる。日本ミニマム級王者大平剛(30=花形)と争う31日のIBF&WBO世界ミニマム級王座決定戦(大阪ボディメーカーコロシアム)に向けて19日、大阪市内で練習を公開。国内初の世界主要4団体制覇へ「必ずものにして、来年につなげていく」と決意を示した。

 世界戦12度目の高山は、大一番を前にしても余裕があった。世界初挑戦の大平陣営は、花形進会長が引退後に考案した必殺フック「花形スペシャル」を予告。だが、経験豊富な高山は「もらったら大変なことになるんじゃないですか。でも、当たれば、でしょ」と笑って受け流した。

 人さし指の付け根付近で打つという相手の一撃必殺の武器に対し「(返し技は)何パターンもある。問題ない」と自信がある。その1つがカウンターの左フックだ。高山を指導する中出トレーナーも「当たったら、終わっちまうよ」と奥義返しでのKO勝利を予言した。練習終了後の体重は既にリミットまで約400グラムの48キロと、減量の心配もない。「大みそかは自分が4団体制覇する日になります」。高らかに勝利宣言した。【木村有三】

 ◆4団体制覇 主要4団体はWBA、WBC、WBO、IBF。海外では、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が11年2月にアジア勢初の4団体制覇を達成。バーナード・ホプキンス(米国)は04年9月にミドル級で4団体統一王者に。元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(米国)も4団体制覇している。

 [2014年12月20日9時15分 紙面から]

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