【シリコンバレー=小川義也】カナダの通信機器大手、ブラックベリーが19日発表した2014年9~11月期決算は、最終損益が1億4800万ドル(約177億円)の赤字だった。スマートフォン(スマホ)の生産委託などのコスト削減策が奏功し、赤字幅は前年同期の44億100万ドルから大幅に減った。
スマホの販売は苦戦が続いており、売上高は7億9300万ドルと前年同期を34%下回った。スマホの販売台数は約190万台で、6~8月期(約240万台)より50万台減った。
同社は17日、キーボード付きの新機種「ブラックベリー・クラシック」を発売した。ジョン・チェン最高経営責任者(CEO)は、9月に発売したもう一つの新機種とともに販売に力を入れる考えを示した。
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